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  • [100]
  • 四条金吾 ほんじゃく、しゅだつそうたい

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 6日(土)01時39分43秒
 
しじょうきんごどのごへんじ
  ほんじゃく、しゅだつそうたい
    しっぴつ けんじさんねん。ごじゅうろくさい。
         p1170
 ほけきょう、ほんじゃく、そうたいして、ろんずるに、しゃくもんは、なお、しじょうしょうかくのむねを、あかす。ゆえにいまだ、るなんかかれり、ほんもんは、かかるるなんをさりたり。
  しかりといえども、だいもくのごじに、そうたいするときは、まっぽうのきに、かなはざるほうなり。
しんじついっさいしゅじょう、しきしんのるなんを、とどむる、ひじゅつは、ただなむみょうほうれんげききょうなり。
                           にちれん
  しじょうきんごどのごへんじ

  • [99]
  • 四条金吾編 せっこしょうぐんごしょ 石虎将軍御書

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 5日(金)01時57分34秒
 
しじょうきんごどのごへんじ  せっこしょうぐんごしょ
 しっぴつ こうあんがんねん、うるう、かんなずき、にじゅうににち。ごじゅうしちさい。   p1185
 こんげつ、にじゅうににち、しなのより、おくられそうらいしもののにっき、ぜにさんかんもん、はくまいの、こめだわら、ひとつ、もちい、ごじゅうまい、さけ、おおづつ、ひとつ、こづつ、ひとつ、くしがき、ごわ、ざくろ、じゅうなど、それ、おうは、たみをじきとし たみは、おうをじきとす きぬは、かんおんを、ふせぎじきは、しんみょうをたすく。
 たとえばあぶらのひをつぎ、みずのさかなを、たすくるがごとし、とりは、ひとのがいせんことをおそれて、こずえにすくふ、しかれどもじきのために ちに、をりて、わなにかかる、さかなは、ふちのそこにすみて あさきことを、かなしみて、あなをみずのそこにほりて、すめどもえさにばかされて、はりをのむ、おんじきと、ころも、くすりとに すぎたる、ひとのたからや、そうらうべき。
 しかるににちれんは たにんにことなるうえ、さんりんのすみか、なかんずくことしは、えきれい けかちに、はるなつはすごし、あきふゆは、またさきにもすぎたり、またみにあたりて、しょろうだいじになりて、そうらいつるを、かたがたの、おんくすりともうし、こそで、かのしなじなの、ごぢほうにやうやう、しるしそうらいて、いましょろう へいゆし、もとよりも、いさぎよくなりてそうらう、みろくぼさつのゆがろん、りゅうじゅぼさつのだいろんをみそうらへば じょうごうのものは、くすりへんじてどくとなる、ほけきょうはどくへんじてくすりとなると、みえてそうらう、にちれんふしょうのみに ほけきょうをひろめんとしそうらへば、てんま、きそひて、じきをうばはんとするかとおもいて なげかずそうらいつるに、このたびのいのちたすかりそうらうは、ひとえにしゃかぶつのきへんの みにいりかわらせたまいて おんたすけそうらうか。
 これはさてをきぬ、このたびのおかえりは、たましいをうしないて、なげきそうらいつるに じこなく、かまくらに、おかえりそうらうこと よろこび、いくそばくぞ、あまりの、おぼつかなさに、かまくらより、きたるものごとに、とい、そうらいつれば あるひとは、ゆもとにて、いきあわせたもうといい あるひとは、こふづ、にと あるひとは、かまくらにと、もうしそうらいしにこそ、こころ、おちいてそうらへ、これよりのちは おぼろげならずば、おわたりあるべからず、だいじの、おんこと、そうらはば、おつかいにてうけたまわり、そうらうべし、かえすがえす、このたびのみちは、あまりに、おぼつかなくそうらいつるなり、
p1186
てきともうすものは わすれさせて ねらふ ものなり、これよりのちに、もしやの おんたびには、おんうまをおしませたもふべからず、よきうまにのらせたまへ、またとものものども、せんに、あひぬべからんもの、また、どうまろもちあげぬべからん、おんうまにのりたもべし。
 まかしかん、だいはちに、いわく、ぐけつだいはちにいわく「かならずこころのかたきによって、かみのまもりすなわちつよし」うんぬん、かみのまもるともうすも ひとのこころつよきによると、みえてそうらう、ほけきょうはよきつるぎ なれども、つかうひとによりて、ものをきり そうらうか。
 されば、まっぽうに、このきょうを、ひろめんひとびと、しゃりほつと、かしょうと、かんのんと、みょうおんと、もんじゅと、やくおうと、これらほどの、ひとやは、そうらうべき、にじょうは、けんじをだんじて、ろくどうを、いでていそうらう、ぼさつは、しじゅういちほんのむみょうをだんじて、じゅうしやの、つきのごとし、しかれども、これらのひとびとには、ゆずりたまはずして じゆのぼさつにゆずりたまへり、さればよくよくこころを、きたはせたもうにや、りこうしょうぐんともうせし、つはものは、とらにははを、くわれて、とらににたるいしをいしかば、そのや、はねぶくらまでせめぬ、のちに、いしとみえては、たつことなし、のちには、せっこしょうぐんと、もうしき、きへんもまた、かくのごとく、てきは、ねらふらめども ほけきょうのごしんじんごうじょうなれば、だいなんも、かねて、きえそうらうか、これにつけても、よくよくごしんじんあるべし、くわしく、かみにはつくしがたし、きょうきょうきんげん。
 こうあんがんねん つちのえとら のちじゅうがつにじゅうににち        にちれん かおう
  しじょうさえもんどのごへんじ

  • [98]
  • 四条金吾編 ようかごしょ 八日御書

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 5日(金)01時55分37秒
 
しじょうきんごどのごへんじ
  ようかごしょ
    しっぴつ こうあんごねんしょうがつなのか。
     ろくじゅういちさい。          p1198
 まんげつの、ごとくなるもちゐ、にじゅう、かんろのごとくなる、せいす  ひとつつ、たびそうらい、おわんぬ、はるのはじめの、およろこびは、つきのみつるがごとく、しをのさすがごとく、くさのかこむがごとく、あめのふるがごとしとおぼしめすべし。
 そもそもようかは、おのおののおんちち、しゃかぶつのうまれさせたまい、そうらいし、ひなり。
 かのひに、さんじゅうにのふしぎあり、ひとつには、いっさいのそうもくに、はなさき、みなる、ふたつには、だいちより、いっさいのたから、わきいづ、みっつには、いっさいのでんばたに、あめふらずして、みずわきいづ、よっつには、よるへんじてひるのごとし、いつつには、さんぜんせかいになげきのこゑなし、。かくのごとく、きちずいのそうのみにて、そうらいし、これより、このかたいまにいたるまで、にせんにひゃくさんじゅうよねんがあいだ、きちじには、ようかをつかひたまいそうらうなり。
 しかるに、にほんこく、みなしゃかぶつを、すてさせたまいてそうらいに、いかなる、かこのぜんこんにてや、ほけきょうと、しゃかぶつとを、ごしんじんありて、おのおの、あつまらせたまいて、ようかをくやうもうさせたもうのみならず、さんちゅうの、にちれんに、はな、かうを、をくらせそうやらん、たうとし、たうとし、きょうきょう。
  しょうがつ なのか         にちれん かおう
   ひとびとごへんじ

  • [97]
  • 四条金吾編 はっぷうしょう 八風抄

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 5日(金)01時52分53秒
 
しじょうきんごどのごへんじ
     はっぷうしょう
    しっぴつ けんじさんねん ろくがつ。ごじゅうろくさい。    p1150
 はるかに、もうし、うけたまわり、そうらはざりつれば、いぶせく、そうらいつるに、かたがたの、ものともうし、おつかいともうし、よろこびいって、そうらう、またまほり、まいらせそうらう、しょりょうのあいだの、おんことは かみよりの、おんふみならびに、ごしょうそく、ひきあわせて、み、そうらいおわんぬ、このことは、おんふみなき、さきにすいしてそうらう、かみには、さいだいじと、をぼしめされてそうらへども、ごきんずの、ひとびとの、ざんそうにて、あまりに、しょりょうをきらい、かみをかろしめ、たてまつりそうらう。
 ぢうあうのにんこそ、ををく、そうらいに、かくまでそうらへば、しばらく、ごおんをば、おさへさせ、たもうべくや、そうやらんともうしぬらんと、すいして、そうらうなり、それにつけては、おこころえあるべし、ごよういあるべし、わがみともうし、をや、るいしんと、もうし、かたがた、みうちに、ふびんといわれまいらせて、そうらう、だいおんのあるじなるうえ、すぎにし、にちれんが、おかんきのとき、。にほん、いちどうに、にくむことなれば、でしたちも、あるいは、しょりょうを、ををかたより、めされしかば、またほうぼうのひとびとも、あるいは、ごないないをいだし、しょりょうをおい、なんどせしに、そのみうちに、なにこともなかりしは、おんみには、ゆゆしきだいおんと、みへそうらう。  p1151
 このうへは、たとひ、いちぶんのごおんなくとも、うらみまいらせ、たもうべき、あるじにはあらず、それに、かさねたる、ごおんを、もうし、しょりょうを、きらはせたもうこと、おんとがに、あらずや、けんじんは、はっぷうともうして やつのかぜに、をかされぬを、けんじんともうすなり、うるおい、おとろえ、やぶれ、ほまれ、たたえ、そしり、くるしみ、たのしみなり、ををむねは、りあるに、よろこばず、をとろうるに、なげかずなどの、ことなり、このはっぷうに、をかされぬひとをば、かならず、てんは、まほらせたもうなり しかるを、ひりに、しゅを、うらみなんど、しそうらへば、いかに、もうせども、てんまほり、たもうことなし、そしょうを、もうせど、かないぬべき、こともあり、もうさぬに、かなうべきを、もうせば、かなわぬことも、そうらう、よめぐりの、とのばらの、そしょうは、もうすは、かないぬべきよしを、かんがへてそうらいしに、あながちに、なげかれしうえ、にちれんがゆへに、めされて、そうらへば、いかでか、ふびんに、そうらはざるべき、ただしそしょうだにも、もうし、たまはずば、いのりてみ、そうらはんともうせしかば、さ、うけたまわりそうらいぬと、やくそくありて、また、をりかみを、しきりにかき、ひとびと、そしょうろん、なんど、ありと、もうせしときに、このそしょう、よもかなわじと、をもひそうらいしが、いままで、のびてそうらう。
 だいがくどの、ゑもんのたいうどのの、ことどもは、もうすままにて、そうらうあいだ、いのり、かないたるやうに、みえてそうろう、はきり、どののことは、ほうもんの、ごしんよう、あるやうに、そうらへども、このそしょうは、もうすままには、おんもちい、なかりしかば、いかんがと、ぞんじて、そうらいしほどに、さりとては、ともうして、そうらいし、ゆへにやそうらいけん、すこし、しるし、そうらうか、これに、をもうほど、なかりしゆへに、また、をもうほどなし、だんなとしと、。をもひ、あわぬいのりは、みずのうえに、ひをたくがごとし、また、だんなと、しとをもひ、あひて、そうらへども、だいほうを、しょうほうをもつて、をかして、としひさしき ひとびとの、おんいのりは、かないそうらはぬうえ、わがみも、だんなも、ほろび、そうらうなり。
 てんだいの、ざす、みょううんと、もうせしひとは、だいごじゅうだいのざすなり、いぬる、あんげん、にねんごがつに、いんかんを、かほりて、いずのくにへ、はいる、さんそう、おおつより、うばいかへす、しかれども、また、かへりて、ざすとなりぬ、また、すぎにし、じゅえい、にねん、じゅういちがつに、よしなかに、からめとられし、うえ、くびうちきられぬ、
p1152
 これは、ながされ、くびきらるるを、とがとは、もうさず、けんじん、しょうにんも、かかること、そうらう、ただし、げんじのよりともと、へいけのきよもりとの、かっせんの、おこりし、とき、きよもりが、いちるい、にじゅうよにん、きしょうをかき、れんぱんをして、がんをたてて、へいけの、うじでらと、えいざんを、たのむべし。
 さんぜんにんは、ふぼのごとし、やまのなげきは、われらがなげき、やまのよろこびは、われらがよろこびと、もうして、おうみのくに、にじゅうよんぐんを、いっこうによせてそうらいしかば、たいしゅうと、ざすと、いちどうに、うちには、しんごんの、だいほうをつくし、そとには、あくそうどもを、もつて、げんじを、いさせしかども、よしなかが、ろうとう、ひぐちともうせし、をのこ、よしなかと、ただ、ごろくにんばかり、えいざんちゅうどうに、はせのぼり、ちょうぶくの、だんのうえに、ありしを、ひきだして、なわをつけ、にしざかを、おおいしを、まろばすやうに、ひきおろして、くびをうちきり、たりき、かかること、あれども、にほんのひとびと、しんごんを、うとむことなし、また、たづぬる、こともなし。
 いぬる、じょうきゅうさんねん、かのとみ ごろくしちの、さんかげつがあいだ、きょう、えびすの、かっせんありき、ときに、にほんこく、だいいちのひほうどもを、つくして、えいざん、とうじ、しちだいじ、おんじょうじなど、てんしょうだいじん、しょうはちまん、さんのうなどに、いちいちに、おんいのりありき、そのなかに、にほんだいいちの、そうよんじゅういちにんなり いわゆる、さきのざす、じえんだいそうじょう、とうじ、おむろ、みいでらの、じょうじゅういんの、そうじょうなどは、たびたび、よしときを、ちょうぶくありしうえ、おむろは、ししんでんにして、ろくがつ、ようかより、ごちょうぶくありしに、なのかと、もうせしに、おなじく、じゅうよっかに、いくさに、まけ、せたかが、くびきられ、おむろ をもひじに、ししぬ、かかる、ことそうらへども、しんごんは、いかなるとがとも、あやしむる、ひと、そうらはず、をよそ、しんごんの、だいほうを、つくすこと、みょううん、だいいちど、じえん、だいにどに、にほんこくの、おうほうほろび、そうらいおわんぬ、このたび、だいさんどに、なりそうらう、とうじの、もうこ、ちょうぶく、これなり、かかることも、そうらうぞ、これは、ひめごとなり、ひとにいはずして、こころに、ぞんじせさせ、たまへ。
 されば、このこと、ごそしょうなくて、また、うらむることなく、みうちをば、いでず、われ、かまくらに、うちいて、さきざきよりも、しゅっし、とをきやうにて、ときどき、さしいでて、おはするならばかなうことも、そうらいなん、あながちに、わるびれて、みへさせうたもべからず、よくと、みょうもん、いかりとの。



  • [96]
  • 四条金吾編 どうしょうどうみょうごしょ 同生同名御書

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 5日(金)01時50分48秒
 
どうしょうどうみょうごしょ
    しっぴつ けんじにねんしがつ。ごじゅうごさい。
      たいごう しじょうきんごのつま。
     。  p1114   22
      このごもんは とうしろうどのの にょうぼうと つねによりあひて ごらんあるべく そうらう。
 おおやみをば にちりん やぶる にょにんのこころは おおやみのごとし ほけきょうは にちりんのごとし、おさなごは ははをしらず ははは おさなごをわすれず、しゃかぶつは ははのごとし にょにんは おさなごのごとし、ふたり たがひにおもへば、すべて はなれず ひとりはおもへども ひとりおもはざれば、あるときはあひ、あるときはあわず、ほとけは、をもふものの、ごとしにょにんは、をもはざるものの、ごとし、われらほとけを、をもはば、いかでかしゃかぶつ、えみたまはざるべき、いしを たまといへども たまとならず たまをいしといへども いしとならず、ごんきょうの とうせのねんぶつなどは いしのごとし、ねんぶつは ほけきょうぞと もうすともほけきょうとうにあらず、また ほけきょうを そしるともたまのいしと ならざるがごとし。
 むかし もろこしに きそうこうていと もうせしあくおうあり、どうしと もうすものにすかされて ぶつぞう、きょうかんを うしなひ そう にを みな げんぞくせしめしに ひとりとして げんぞくせざるものなかりき、
p1115
そのなかに ほうどうさんぞうと もうせし ひとこそ ちょくせんをおそれずして おもてに かなやきを、やかれて こうなんと もうせしところへ ながされて そうらいしが、いまのよの ぜんしゅうともうす どうしのほうもんの やうなる あくほうをごしんよう あるよにうまれて、にちれんが だいなんにあうことは ほうどうにたり。
 おのおの、わずかのおんみとうまれて かまくらに ゐながらひとめをも、はばからずいのちをも、おしまず ほけきょうをごしんようあること ただこととも、おぼえず、ただ おしはかるしるに じょくすいに たまをいれぬれば みずのすむがごとし、しらざることを、よきひとに、おしえられて そのままにしんようせば どうりに、きこゆるがごとし、しゃかぶつ、ふげんぼさつ、やくおうぼさつ、しゅくおうけぼさつなどの おのおのの ごしんちゅうにはいり たまへるか。
ほけきょうのもんに えんぶだいに このきょうを しんぜんひとは ふげんぼさつのおちからなりと もうすこれなるべし、にょにんは、たとへばふじのごとし、をとこは まつのごとし しゅゆも、はなれぬれば たちあがることなし。
 はかばかしき げにんもなきに、かかるみだれたる よに このとのを、つかはされたるこころざし だいちよりも、あつし ちじんさだめて しりぬらん、こくうよりも、たかし ぼんてん たいしゃくも しらせいたまぬらん、ひとのみには どうしょう どうみょうと もうす ふたりのつかいひをてん うまるるときより つけさせたまいて かげのみに、したうがふがごとく しゅゆも、はなれず、だいざい、しょうざい、だいくどく、しょうくどく すこしも、おとさず、かはる、かはる てんにのぼて もうしそうろうと ほとけときたもう、このことは はや てんも、しろしめし  ぬらん、たのもしし、たのもしし。
              にちれん かおう
   しじょうきんごどのにょうぼうごへんじ

  • [95]
  • 四条金吾編かしゃく、ほうぼう、めつざいしょう、呵責謗法滅罪抄

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 5日(金)01時47分45秒
 
  しじょう、きんご、
 かしゃく、ほうぼう、めつざいしょう、
しっぴつ、 ぶんえい、じゅうねん。ごじゅうにさい、p1125。
   おんふみ、くわしく、うけたまわりそうらう、ほけきょうの、おんゆへに、いぜんに、いずのくにに、ながされそうらいしも、かうもうせばへらぬ、くちと、ひとは、おぼす、べけれども、こころばかりは、よろこびいって、そうらいき、むしより、このかた、ほけきょうの、おんゆへに、まことにても、そらごとにても、とがに、あたるならば、いかでか、かかる、つたなき、ぼんぶとは、うまれそうらうべき。
 いったんは、わびしきしようなれども、ほけきょうの、おんためなれば、うれしと、おもいそうらいしに、すこしせんしょうの、つみは、きえぬらんとおぼしかども、むしより、このかたの、じゅうあく、しじゅう、ろくじゅう、はちじゅう、じゅうじゅう、ごむげん、ひぼうしょうほう、いっせんだいの、しゅじゅの、じゅうざい、たいざんよりたかく、たいかいより、ふかくこそ、そうやらめ、ごぎゃくざいと、もうすは、いちぎゃくをつくる、なお、いちこう、むげんのかを、かんず。
 いちこうと、もうすは、にんじゅはちまんさいより、ひゃくねんに、いちをへらし、かくのごとく、ないし、じゅっさいになりぬ、また、じゅっさいより、ひゃくねんに、いちをくわうれば、しだいに、まして、はちまんさいに、なるを、いちこうともうす、おやを、ころすもの、これほどの、むげんじごくに、おちて、すきもなく、だいくを、うくるなり、ほけきょうひぼうの、ものは、こころには、おもはざれども、いろにも、ねたみたわむれにも、そしるほどならば、きょうにて、なけれども、ほけきょうに、なを、よせたるひとを、かろしめぬれば、かみの、いちこうを、かさねて、むすうこう、むげんじごくにおちそうらうと、みえてそうらう、 ふきょうぼさつを、のりうちし、ひとは、はじめこそ、さありしかども、のちには、しんぷくずいじゅうして、ふきょうぼさつを、あおぎとうとぶこと、しょてんの、たいしゃくを、うやまひ、われらが、にちがつを、おそるるが、ごとくせしかども、はじめそしりし、 だいじゅうざい、きえかねて、せんこう、だいあびじごくに、はいって、にひゃくおっこう、さんぼうに、すてられたてまつりたりき。 p1126
 ごぎゃくと、ほうぼうとを、やまいにたいすれば、ごぎゃくは、かくらんのごとくして、きゅうに、ことをきる、ほうぼうは、びゃくらいびょうのごとし、はじめは、ゆるやかに、のち、ぜんぜんに、だいじなり、ほうぼうのものは、おおくは、むげんじごくに、しょうじ、すこしは、ろくどうに、しょうをうく、にんげんに、しょうずるときは、びんぐ、げせんなど、びゃくらいびょうなどと、みえたり。
 にちれんは、ほけきょうの、めいきょうを、もって、じしんに、ひきむかかへたるに、すべて、くもりなし、かこの、ほうぼうの、わがみに、あること、うたがいなし、このつみを、こんじょうに、けさずば、みらいに、いかでか、じごくの、くをば、まぬかるべき、かこおんのんの、じゅうざいをば、いかにしてか、みなあつめて、こんじょうに、しょうめつして、みらいの、だいくを、まぬがれんと、かんがえしに、とうせ、ときに、あたって、ほうぼうの、ひとびと、くにぐにに、じゅうまんせり、そのうえ、こくしゅ、すでに、だいいちのひぼうの、ひとたり、このとき、このじゅうざいを、けさずば、いつのときをか、ごすごべき、にちれんが、しょうしんを、にほんこくに、うちおおうて、ののしらば、むりょうむへんの、じゃほうの、ししゅうなど、むりょうむへんの、くちをもっていちどきに、そしるべし、そのときに、こくしゅは、ほうぼうの、そうらが、かたうどとして、にちれんを、あだみ、あるいは、くびを、はね、あるいは、るざいに、おこなふべし、たびたび、かかること、しゅったいせばむりょうこうの、じゅうざい、いっしょうのうちに、きえなんと、くわだてたるたいじゅつ、すこしも、たがふことなく、かかるみとなれば、しょがんも、まんぞくなるべし。
 しかれれども、ぼんぷなれば、ややもすれば、くゆるりこころありぬべし、にちれんだにも、かくのごとく、はべるに、ぜんごもわきまへざる、にょにんなんどの、おのおのぶっぽうを、みほどかせ、たまわぬが、いかほどか、にちれんに、ついて、くやしと、おぼすらんと、こころくるし、かりしに、あんに、そういして、にちれんよりも、ごうじょうの、おんこころざしども、ありときこへそうらうは、ひとえに、ただごとに、あらず、きょうしゅしゃくそんの、おのおののみこころに、いりかわらせ、たもうかと、おもへば、かんるい、おさえがたし。
 みょうらくだいしの、しゃくにいわく、きのなな、 「ゆえにしんぬ、まつだい、いちどきも、きくことを、えききおわって、しんを、しょうずること、しゅくしゅなるべし」、とううんぬん、また、いわく、ぐのに、「うんぞうまつに、あって、この、しんもんを、みる、むかしに、みょういんを、ううるに、あらざれば、じつに、あいかたしと、なす」とううんぬん。
 みょうほうれんげきょうの、ごじをば、よんじゅうよねん、これをひしたもふのみにあらず、しゃくもん、じゅうよんほんに、なお、これをおさへさせたまひ、じゅりょうほんにして、ほんが、ほんいんの、れんげのにじを、ときあらわしたもふ。
 このごじをば、ほとけ、もんじゅ、ふげん、みろく、やくおうなどにも、ふぞくせさせたまはず、じゆのじょうぎょうぼさつ、むへんぎょうぼさつ、じょうぎょうぼさつ、あんりゅうぎょうぼさつなどを、じゃっこうのだいちより、めしいだして、これをふぞくしたもふ。
p1127
 ぎしき、ただごとならず、ほうじょうせかいの、たほうにょらい、だいちより、しっぽうのとうにじょうじて、ゆげんせさせたもふ。
 さんぜんだいせんせかいの、ほかに、よんひゃくまんのく、なゆたの、こくどをめきよめ、たかさごひゃく、ゆじゅんの、ほうじゅをことごとく、いっせんどうに、うえ、ならべて、ほうじゅいっぽんのもとに、ごゆじゅんの、ししのざを、きべしきならべ、じっぽうぶんしんの、ほとけ、ことごとくきたりざしたもふ。
 また、しゃかにょらいは、くえをぬいで、ほうとうをひらきたほうにょらいに、びならびたもふ、えたとば、せいてんに、にちがつのならべるがごとし。
 たいしゃくと、ちょうしょうおうとの、ぜんぽうどうに、おわすがごとし、このかいの、もんじゅなど、たほうのかんのんなど、じっぽうのこくうに、うんじゅうせること、ほしのこくうに、じゅうまんするがごとし。
 このとき、このどには、けごんきょうの、ひちしょはちえ、じっぽうせかいの、だいじょうの、るしゃなぶつのでし、ほうえ、くどくりん、こんごうどう、こんごうぞうなどの、じっぽうせつど、じんてんすうのだいぼさつうんじゅうせり。
 ほうどうの、、たいほうぼう、うんじゅうの、ほとけ、ぼさつ、はんにゃきょうの、せんぶつ、しゅぼだい、たいしゃくなど、だいにちきょうの、はちよう、きゅうそんのしぶつ、しぼさつ、こんごうちょうきょうの、さんじゅうしちそんなど。
 ねはんぎょうの、くしなじょうへ、しゅうえ、せさせたまいし、じっぽうほうかいの、ぶつぼさつをば、もんじゅ、みろくなど、たがいに、みしりして、おんものかたり、これありしかば、これらの、だいぼさつはしゅっしに、ものなれたりとみえそうらう。
 いま、このしぼさつ、いでさせたもうてのち、しゃかにょらいには、くだいのほんし、さんぜのほとけの、おんははにて、おはする、もんじゅしりぼさつも、いっしょうふしょと、ののしらせたもふ、みろくなども、このぼさつに、あいぬれば、ものともみえさせたまはず。
 たとえば、やまがつが、げっけいにまじわり、えんこうが、ししのざに、つらなるが、ごとし、このひとびとを、めして、、みょうほうれんげきょうの、ごじを、ふせぞくさせいたまき。
 ふぞくも、ただならず、じゅうじんりきをげんじたもふ、しゃかは、こうちょうぜつを、しきかいのいただきに、つけたまへば、しょぶつも、またまた、かくのごとく、よんひゃくまんのく、なゆたのこくどの、こくうに、しょぶつのおんした、しゃっこうを、ひゃくせんまんのく、ならべたるがくごとじゅうまんせしかばおびただしかりしことなり。
 かくのごとく、ふしぎの、じゅうじんりきをげんじて、けっちょうふぞくと、もうして、ほけきょうのかんじんを、ぬきいだして、しぼさつに、ゆずり、わがめつごに、じっぽうのしゅじょうに、あたへよと、おんごんに、ふぞくして、そののち、また、ひとつのじんりきをげんじて、もんじゅなどの、じかい、たほうのぼさつ、にじょう、てんにん、りゅうじんなどには、いちきょうないし、いちだいしょうきょうをば、ふぞくせられしなり。
 もとより、かげのみにしたがって、そうらうように、つかせたまひたりし、かしょう、しゃりほつなどにも、このごじを、ゆずりたまはず、これは、さてをきぬ。
 もんじゅ、みろくなどには、いかでか、おしみたもうべききりょうなくとも、きらいうたもべからず、かたがた、ふしんなるを、あるいは、たほうのぼさつは、このどに、えんすくなしときらひ、あるいは、このどの、ぼさつなれども、しゃばせかいに、けちえんのひあさし。
  あるいは、わがでしなれども、しょほっしんのでしにあらずと、きらはれさせたもふほどに。
p1128
 よんじゅうよねん、ならびに、しゃくもん、じゅうよんほんのあいだは、ひとりも、しょほっしんのみでしなし。
 この、しぼさつこそ、ごひゃくじんでんごうより、このかた、きょうしゅしゃくそんの、みでしとして、しょほっしんより、また、たぶつにつかずして、にもんをも、ふまざるひとびとなりと、みえてそうらう。
 てんだいのいわく、「ただかほうの、ほっせいを、みる」とう、うんぬん、く、「これ、わがでしなり、まさに、わがほうを、ひろむべし」とう、うんぬん。
 みょうらくの、いわく、「しふのほうを、ひろむ」とう、うんぬん、どうせん、いわく、「ほうこれ、くじょうのほうなるによるがゆえに、くじょうのひとに、ふす」とう、うんぬん。
 この、みょうほうれんげきょうの、ごじをば、このよにんに、ゆずられそうらう。
 しかるに、ほとけのめつご、しょうほういっせんねん、ぞうほういっせんねん、まっぽうにはいって、にひゃく、にじゅうよねんが、あいだ、がっし、かんど、にほん、いちえんぶだいのうちに、いまだいちども、いでさせたまはざるは、いかなることにて、あるらん。
 まさしくも、ゆずらせたまはざりし、もんじゅしりぼさつは、ほとけの、めつご、よんひゃくごじゅうねんまで、このどにおはして、だいじょうきょうを、ひろめさせたまひ、そののちも、こうせん、しょうりょうせんより、たびたびきたって、だいそうなどとなって、ほうをひろめ、やくおうぼさつは、てんだいだいしとなり、かんぜおんは、なんがくだいしとなり、みろくぼさつは、ふだいしとなれり。
 かしょう、あなんなどは、ほとけのめつご、にじゅうねん、よんじゅうねん、ほうをひろめたもふ、ちゃくしとして、ゆずられさせ、たまへるひとの、いまだみえさせ、たまはず、にせん、にひゃくよねんが、あいだ、きょうしゅしゃくそんのえぞう、もくぞうを、けんのう、しょうしゅは、ほんぞんとす。
 しかれども、ただ、しょうじょう、だいじょう、けごん、ねはん、かんぎょう、ほけきょうの、しゃくもん、ふげんぎょうなどの、ほとけ、しんごん、だいにちきょうなどの、ほとけ、ほうとうほんの、しゃか、たほうなどをば、かけども、いまだ、じゅりょうほんの、しゃくそんは、さんじしょうじゃに、ましまさず、いかなることともはかりがたし。
 しゃかにょらいは、のちのごひゃくさいと、しるしたまひ、しょうぞうにせんねんをば、ほけきょうるふのときとは、おおせられず、てんだいだいしは、「のちのごひゃくさい、とおくみょうどうに、うるおわん」と、みらいにゆずり。
 でんきょうだいしは、「しょうぞう、ややすぎおわって、まっぽう、はなはだ、ちかきにあり」などと、かきたまいて、ぞうほうの、まつは、いまだ、ほけきょうるふの、ときならずと、われと、ときをきらひたもふ。
 されば、をしはかるに、ぢゆせんがいの、だいぼさつは、しゃか、たほう、じっぽうのしょぶつの、おんゆずりおんやくそくを、むなしくもだして、はてさせたもうべきか。
 げてんの、けんじんすら、ときをまつ、ほととぎすともうす、ちくちょうは、うづき、さつきにかぎる、この、だいぼさつも、まっぽうにいずべしと、みえてそうらう。
 いかんと、そうらうべきぞ、ずいそうと、もうすことは、ないてん、げてんについてかならずあるべきこと、さきにげんずるをいうなり。
p1129
  くも、かかってよろこびりごと、きたり、かんじゃくないて、まろうどきたるともうして、しょうじすら、しるし、さきにげんず、いかにいわんやだいじをや、されば、ほけきょう、じょぼんの、ろくずいは、いちだいちょうかの、だいずいなり。
 ゆじゅつほんは、また、これには、にるべくもなき、だいずいなり、ゆえに、てんだいのいわく、「あめの、たけきをみては、りゅうの、おおきなることをしり、はなのさかんなるをみては、いけの、ふかきことをしる」と、かかれてそうらう。
 みょうらく、いわく、「ちじんは、きをしり、じゃは、みずから、じゃをしる」と、うんぬん、いま、にちれんも、これをおして、ちじんの、いちぶんとならん。
 いぬる、しょうか、がんねん、たいさい、ひのと、みはつきにじゅう、さんにち、いぬいのこくの、だいじしんと、ぶんえいがんねん、たいさい、きのえ、ね、ふみつき、よっかの、だいすいせい、これらは、ぶつめつご、にせん、にひゃくよねんのあいだ、いまだ、しゅつげんせざる、だいずいなり。
 このだいぼさつのこのだいほうをたもちてしゅつげんしうたもべきせんずいなるか、しゃくのいけにはじょうのなみたたずろ、ぎんずるにかぜ、らずな、にほんこくのまつりごとれみだばんみんくなげによつてはこのだいずいじがたしげん、だれからんしほけきょうのめつふめつのだいずいなりと。
 にせんよねんの、あいだ、あくおうの、ばんにんに、そしらるる、むほんのものの、しょにんに、あだまるるなど、にちれんが、とがもなきに、たかきにも、ひくきにも、めり、きにく、とうじょう、がりゃくなど、ひまなきこと、にじゅうよねんなり。
 ただごとにはあらず、かこの、ふきょうぼさつの、いおんのうぶつの、まつに、たねんのあいだ、めりせられしに、あいにたり。
 しかもほとけ、かの、れいをひいて、いわく、わがめつごの、まっぽうにも、しかるべしなどと、きせられてそうろうに、ちかくはにほん、とおくは、かんどなどにも、ほけきょうのゆえに、かかることありとは、いまだきかず、ひとは、にくんで、これをいわはず。
 われと、これをいわはば、じさんににたり、いわずば、ぶつごを、むなしくなす、とがあり、みをかろんじて、ほうを、おもんずるは、けんじんにて、そうろうなれば、もうす。
 にちれんは、かの、ふきょうぼさつに、にたり、こくおうのふぼをころすも、たみが、ちち、ははを、がいするも、じょうげ、ことなれども、いちいんなれば、むげんにおつ。
 にちれんと、ふきょうぼさつとは、くらいのじょうげはあれども、どうごうなれば、かのふきょうぼさつ、じょうぶつし、たまはば、にちれんが、ぶっかうたがうべきや。
 かれは、にひゃく、ごじゅっかいの、、じょうまんのび くに、のられたり、にちれんは、じかい、だいいちの、りょうかんに、ざんそせられたり。
 かれは、きえせしかども、せんごう、あびごくにおつ、これは、いまだ、かつごうせず、しらず、むすうこうをや、へんずらん、ふびんなり、ふびんなり。
 うたがって、いわく、しょうかの、だいじしんなどの、ことは、いぬる、ぶんのう、がんねん、たいさい、かのえ、さる、ふみつき、じゅうろくにち、やどやのにゅうどうに、つけて、こ、さいみょうじ、にゅうどうどのへ、たてまつるところの、かんもん、りっしょうあんこくろんには、ほうねんが、せんちゃくに、ついて、にほんこくの、ぶっぽうを、うしなふゆえに、てんち、いかりをなし、じかいほんぎゃくなんと、たこくしんぴつなん、おこるべしとかんがへたり。
p1130
これには、ほけきょうの、るふすべき、ずいなりと、もうすせんごの、そうい、これあるか、いかん。
 こたえていわく、なんじ、よくこれを、とえり、ほけきょうの、だいしにいわく、「しかも、このきょうは、にょらいげんざいすら、なお、おんしつ、おおし、いわんや、、めつどののちをや」とう、うんぬん。
 どうだいしちに、きょうめつどごを、かさねてといて、いわく、「わが、めつどの、のち、のちの、ごひゃくさいのなかに、えんぶだいに、こうせんるふせん」とう、うんぬん。
 ほとけめつごの、たおんは、のち、ごひゃくさいに、みょうほうれんげきょうの、るふせんときと、みえてそうらう。
 つぎしもに、またいわく、「あくま、まみん、しょてんりゅう、やしゃ、くはんだ」とう、うんぬん、ぎょうまんざす、でんきょうだいしをみていわく、「せいご、くちずいま、このひとにあえり、われ、ひえつするところのほうもん、にほんこくの、あじゃりに、じゅよす」とう、うんぬん。
 いまも、また、かくのごとし、まっぽうの、はじめに、みょうほうれんげきょうの、ごじを、るふして、にほんこくの、いっさいしゅじょうが、ほとけのげしゅを、かいにんすべきときなり。
 れいせば、げじょが、おうしゅを、かいにんすれば、しょにょ、いかりを、なすがごとし、げせんのものに、おうちょうの、たまを、じゅよせんに、だいなん、きたらざるべしや。
 いっさい、せけん、たおん、なんしんの、きょうもんこれなり、ねはんぎょうにいわく、「しょうにんに、なんをいたせば、たこくより、そのくにをおそう」と、うんぬん。
 にんのうきょうも、またまた、かくのごとし、しゅい。
 にちれんを、せめて、いよいよ、てんち、しほうより、たいさい、あめのごとくふり、いずみのごとくわき、なみのごとく、よせくるべし。
 くにの、おおいなむしたる、しょそうなど、きんしんなどが、にちれんを、ざんそする、いよいよ、さかんならば、だいなん、ますますきたるべし。
 たいしゃくを、いるしゅらは、や、かえって、おのれが、まなこに、たち、あなばだった、りゅうを、おかさんとする、こんじちょうは、みずからひをいだして、じしんをやく。
 ほけきょうを、たもつぎょうじゃは、たいしゃく、あ なばだった、りゅうに、おとるべきや。
 しょうあんだいしの、いわく、「ぶっぽうを、えらんするは、ぶっぽうのなかの、あだなり、じなくして、いつわり、したしむは、すなわちこれ、かれが、あだなり」とう、うんぬん。
 またいわく、「かれがために、あくをのぞくは、すなわちこれ、かれが、おやなり」とう、うんぬん。
 にほんこくの、いっさいしゅじょうは、ほうねんが、しゃへいかくほうと、ぜんしゅうが、きょうげべつでんとの、おうげんに、たぼらかされて、ひとりもなく、むげんだいじょうに、おつべしと、かんがへて、こくしゅ、ばんみんを、はばかからず、だいおんじょうをいだして、にじゅうよねんがあいだ、よばはりつるは、りゅうほうと、ひかんとの、じきしんにも、おとるべきや。
 だいひ、せんじゅかんのんの、いちじに、、むげんじごくのしゅじょうを、とりいだすににたるか、ひのなかの、すうしを、ふぼが、いちどきに、とりいださんと、おもふに、て、すくなければ、じひ、ぜんごあるににたり。
 ゆえに、せんじゅ、まんしゅ、おくしゅある、ふぼにて、いますなり、にぜんの、きょうきょうは、いっしゅ、にしゅとうに、にたり、ほけきょうは、「いっさいしゅじょうを、けして、みな、ぶつどうにはいらしむ」と、むすうしゅの、ぼさつこれなり。
  p1131
  にちれんは、ほけきょう、ならびに、しょうあんの、しゃくのごとくならば、にほんこくの、いっさいしゅじょうの、じひの、ふぼなり。
 てん、たかけれども、みみとければ、きかせきたもうらん、ち、あつけれども、まなこはやければ、ごらんあるらん、てんちすでに、しろしめしぬ。
 また、いっさいしゅじょうの、ふぼを、めりするなり、ふぼを、るざいするなり、このくに、この、りょうさんねんが、あいだのらんせいは、せんだいにも、きかず、ほうにすぎぎてこそ、そうらへ。
 そもそも、ひものこうようのこと、おおせつかわされそうらう、かんるい、おさへがたし。
 むかし、もとしげなどの、ごどうは、ごぐんの、いせいの、たにんなり、きょうだいのちぎりをなして、たがいに、あいそむかざりしかば、たからさんぜんを、かさねたり。
 われら、おやというものなしと、なげきて、とちゅうに、ろうじょを、もうけて、ははと、あがめて、いちぶんも、こころに、たがはずして、にじゅうよねんなり。
 はは、たちまちに、やまいにしずんで、ものいはず、ごしてんに、あおいでいわく、われらこうようの、かんなくして、ははものいわざる、やまいあり、ねがわくは、、てん、こうのこころを、うけたまはば、このははに、ものいはせ、たまへともうす。
 そのときに、はは、ごしにかたっていわく、われは
もと、これ、たいげんの、ようもうというものの、むすめなり、どうぐんの、ちょうぶんけんに、かす、ぶんけん、しにき、われに、ひとりのこあり、なをば、ういと、いいき、かれが、ななさいのとき、らんに、あうて、いくところをしらず、なんじら、ごしに、やしなはれて、にじゅうよねん、このことを、かたらず。
 わがこは、むねに、ひちせいの、もんあり、みぎの、あしのしたに、ほくろありと、かたり、おわってしす。
 ごし、ほうむりを、なすとちゅうにして、こくれいのいくにあひぬ、かのひと、ものきする、ふくろを、おとせり、この、ごどうが、とれるになして、いましめ、おかれたり。
 れい、きたって、とうていわく、なんだちは、いずくのものぞ、ごどう、こたえていわく、かみに、いえるがごとし、そのときに、れい、うえより、まろびおりて、てんに、あおぎ、ちになく、ごにんの、なわをゆるして、わがざにひきのぼせて、ものがたりして、いわく。
 われは、これ、ういなり、なんだちは、わがおやを、やしないけるなり、この、にじゅうよねんのあいだ、おおくの、たのしみに、あへども、ひものことをのみ、おもいいでて、たのしみも、たのしみならず。
 ないし、だいおうの、けんざんにいれて、ごけんの、あるじとなせりき、たにん、あつまって、たの、おやを、やしなふに、かくのごとし、いかに、いわんや、どうふ、どうぼの、おと、いもうとらが、いういうたるを、かえりみば、てんも、いかでか、ごのうじゅなからんや。
 じょうぞう、じょうげんは、ほけきょうをもって、じゃけんの、じふを、みちびき、だいばだったは、ほとけのおんてき、よんじゅう、よねんのきょうきょうにて、すてられ、りんじゅうあしくして、だいちやぶれて、むげんじごくに、ゆきしかども、ほけきょうにて、めしかえして、てんのうにょらいと、しるせらる。
 あじゃせおうは、ちちをころせども、ほとけ、ねはんのとき、ほけきょうをきいて、あびのだいくを、まぬがれき。  p1132
 れいせば、この、さどのくには、ちくしょうのごとくなり、また、ほうねんが、でし、じゅうまんせり、かまくらに、にちれんを、にくみしより、ひゃくせんまん、おくばいにてそうらう。
 いちにちも、いのちあるべしとも、みえねども、おのおの、おこころざしあるゆえに、いままで、いのちを、ささへたり、これをもってはかるに、ほけきょうをば、しゃか、たほう、じっぽうのしょぶつ、だいぼさつ、くようきょうせけい、させたまへば、このほとけ、ぼさつは、おのおのの、ちち、ははに、ひび、よよ、じゅうにときにこそ、つげさせたまはめ。
 とうじ、あるじの、おんおぼえの、いみじく、おはするも、ちち、ははの、かごにやあるらん、きょうだいも、きょうだいと、おぼすべからず、ただ、ことおぼせ、こなりとも、きょうちょうと、もうすとりは、ははをくらふ、はけいともうすけものの、ちちを、くわんと、うかがふ。
 わがこ、しろうは、ふぼを、やしなふこなれども、くあしくば、なにかせん、たにんなれども、かたらひぬれば、いのちにも、かわるぞかし、しゃていらを、ことせられたらば、こんじょうのかとうど、ひとめ、もうすばかりなし、いもうとなどを、むすめとおもはば、などか、こうようせられざるべき。
 これへ、ながされしには、ひとりも、とうひともあらじとこそ、おぼせしかども、どうこう、しちはちにんよりは、すくなからず、じょうげのくわても、おのおのの、おはからひなくば、いかがせん。
 これひとえに、ほけきょうの、もんじの、おのおのの、おんみに、はいりかわらせたまいて、おんたすけあるとこそ、おぼゆれ。
 いかなる、よのみだれにも、おのおのをば、ほけきょう、じゅうらせつ、たすけたまへと、しめれるきより、ひをいだし、かあける、つちより、みずをもうけんがごとく、ごうじょうに、もうすなり、ことしげければ、とどめそうらう。
               にちれん、 かおう、
  しじょう、きんごどの、ごへんじ、




  • [94]
  • 四条金吾 日眼女造立釈迦仏供養事 にちげんにょ、ぞうりゅう、しゃかぶつくようのこと、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 4日(木)02時35分46秒
 
にちげんにょ、ぞうりゅう、しゃかぶつくようのこと、
 しっぴつ 、こうあん、さんねん、きさらぎ、ふつか。59さい、p1187。

 おんまもり、かきてまいらせ、そうらう、さんがいのあるじ、きょうしゅしゃくそん、いったい、さんずんの、もくぞうぞうりゅうの、だんな、にちげんにょ、ごくようの、おふせ、さきに、にかん、いまいっかんうんぬん。
 ほけきょうの、じゅりょうほんに、いわく、「あるいは、こしんを、とき、あるいはたしんをとく」とううんぬん、とうほうの、ぜんとくぶつ、ちゅうおうのだいにちにょらい、じっぽうのしょぶつ、かこのしちぶつ、さんぜのしょぶつ。
 じょうぎょうぼさつなど、もんじゅしり、しゃりほつなど、だいぼんてんおう、だいろくてんの、まおう、しゃくだい、かんにんおう、にってん、がってん、みょうじょうてん、ほくとしちせい、にじゅうはちしゅく。
 ごせい、しちせい、はちまん、よんせんの、むりょうのしょせい、あしゅらおう、てんじん、ぢじん、さんじん、かいじん、たくじん、りじん、いっさい、せけんのくにぐにの、あるじとあるひと、いずれか、きょうしゅしゃくそんならざる。
 てんしょう、だいじん、はちまん、だいぼさつも、その、ほんちは、きょうしゅしゃくそんなり、れいせば、しゃくそんは、てんのいちげつ、しょぶつ、ぼさつなどはばんすいに、うかべるかげなり。
 しゃくそん、いったいを、ぞうりゅうするひとは、じっぽうせかいの、しょぶつを、つくりたてまつるひとなり、たとへば、こうべをふれば、かみゆるぐ、こころはたらけば、みうごく、おおかぜふけば、そうもくしづかならず。
 だいち、うごけば、たいかいさはがし、きょうしゅ、しゃくそんを、うごかしたてまつれば、ゆるがぬ、そうもくやあるべき、さわがぬ、みずやあるべき。
 いまの、にちげんにょは、さんじゅうしちの、やくとうんぬん、やくともうすは、たとえば、さいにはかど、ますにはすみ、ひとには、つぎふし、かたには、よすみのごとし、かぜは、ほうよりふけば、よはく、かどよりふけばつよし、やまいは、にくよりおこれば、なおしやすし、ふしよりおこればなおしがたし。
 いえには、かきなければ、ぬすびといる、ひとには、とがあれば、てき、たよりをうく、やくと、もうすは、ふしぶしのごとし、いえに、かきなく、ひとにとがあるがごとし、よき、ひやうしをもって、まほらすれば、ぬすびとをからめとる、ふしのやまいを、かぬて、ちすれば、いのちながし。
 いま、きょうしゅ、しゃくそんを、ぞうりりゅう、したてまつれば、げじょが、たいしを、うめるがごとし、、こくおうなお、このおんなを、うやまひ、たもふ、いかにいわんや、だいじんいかをや。
 、だいぼん、てんのう、しゃくだい、かんにんおう、にちがつなど、このにょにんを、まもりたもう、いわんや、だいしょうのじんぎをや。
 むかし、うでんだいおう、しゃかぶつを、ぞうりゅうしたてまつりしかば、だいぼんてんのう、にちがつなど、もくぞうを、らいしに、まいりたまいしかば、もくぞう、といていわく、「われを、くようせんよりは、うでんだいおうを、くようすべし」とう、うんぬん、ようげんおうの、がぞうのしゃくそんを、かきたてまつりしも、またまた、かくのごとし、ほけきょうにいわく、「もし、ひと、ほとけのためのゆえに、もろもろの、ぎょうぞうを、こんりゅうす、かくのごとき、しょにんなど、みな、すでに、ぶつどうをじょうじき」うんぬん。
p1188
 もんのこころは、いっさいの、にょにん、しゃかぶつを、つくりたてまつれば、げんざいには、ひび、つきづきの、だいしょうのなんを、はらひ、ごしょうには、かならずほとけに、なるべしと、もうすもんなり。
 そもそも、にょにんは、いちだい、ごせん、しちせんよかんの、きょうきょうに、ほとけにならずと、きらはれまします、ただ、ほけきょうばかりに、にょにん、ほとけになると、とかれてそうらう。
 てんだい、ちしゃだいしの、しゃくにいわく、「おんなにきせず」とう、うんぬん、しゃくのこころは、いっさいきょうには、にょにん、ほとけにならずとうんぬん、つぎしもにいわく、「こんきょうは、みなきす」と、うんぬん。
 いまの、ほけきょうにこそ、りゅうにょ、ほとけになれりと、うんぬん、てんだい、ちしゃだいしと、もうせしひとは、ほとけ、めつどののち、いっせん、ごひゃくねんに、かんどともうす、くにに、いでさせたまいて、いっさいきょうを、じゅうごへんまで、ごらんあそばして、そうらいしが、ほけきょうより、ほかのきょうには、にょにん、ほとけにならずとうんぬん。
 みょうらくだいしと、もうせしひとの、しゃくに、いわく、「いちだいに、たえたるところなり」とう、うんぬん、しゃくの、こころは、いっさいきょうに、たえたる、ほうもんなり。
 ほけきょうと、もうすは、ほしのなかのつきぞかし、ひとのなかのおうぞかし、やまのなかの、しゅみせん、みずのなかの、たいかいのごとし、これほど、いみじきみきょうに、にょにん、ほとけになると、とかれぬれば、いっさいきょうに、きらはれたるに、なにか、くるしかるべき。
 たとえば、、ぬすびと、ようち、ごうとう、こつじき、かつたいに、きらはれ、たらんと、くにの、だいおうに、ほめられたらんと、いずれか、うれしかるべき。
 にほんこくと、もうすは、にょにんのくにと、もうす、くになり、あまてらす、おおみかみと、もうせし、めがみのつきいだし、たまえるしまなり。
 この、にほんには、おとこ、じゅうきゅうおく、きゅうまん、よんせんはっぴゃく、にじゅうはちにん、めは、にじゅうきゅうおく、きゅうまん、よんせん、はっぴゃくさんじゅうにんなり。
 この、なんにょは、みな、ねんぶつしゃにて、そうらうぞ、みなねんぶつ、なるがゆえに、あみだぶつを、ほんぞんとす、げんせの、いのりも、また、かくのごとし。
 たとい、しゃかぶつを、つくりかけども、あみだぶつの、じょうどへ、ゆかんとおもいて、ほんいのようには、おもいそうらはぬぞ、なかなか、つくりかかぬには、をとりそうらうなり。
 いま、にちげんにょは、こんじょうの、いのりのやうなれども、きょうしゅ、しゃくそんを、つくりまいらせ、たまいそうらへば、ごしょうも、うたがいなし。
 にじゅうきゅうおく、きゅうまん、よんせんはっぴゃく、さんじゅうにんのにょにんのなかの、だいいちなりと、おぼしめすべし、くわしくは、またまた、もうすべくそうらう、きょうきょうきんげん。
  こうあん、にねん、つちのと、う、きさらぎ、ふつか、                にちれん、かおう、
    にちげんにょ、ごへんじ
 たいごう 、しじょう、きんごのつま。


  • [93]
  • 四条金吾 安楽産福子御書 しじょうきんご、にょうぼうごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 4日(木)02時33分11秒
 
四条金吾。 しじょうきんご、にょうぼうごしょ
あんらく、さんふくしごしょ
    しっぴつ ぶんえいはちねん、さつきなぬか。ごじゅっさい。p1109

 かいたいのよし、うけたまわり、そうらい、おわんぬ、それについては、ふのこと、おおせそうらう、にちれん、そうじょうのなかより、えらみだしてそうらう、よくよく、しんじんあるべくそうらう、たとへば、ひやくなりとも、どくを、いれぬれば、くすりのゆうすくなし、つるぎなれども、わるびれたる、ひとのためには、なにかせん、なかにも、ふうふともに、ほっけのじしゃなり、ほけきょうるふ、あるべきたねを、つぐところのたまのこ、いでうまれん、めでたく、おぼえそうらうぞ、しきしんにほうを、つぐひとなり、いかでか、をそなはり、そうらうべき、とくとくこそ、うまれそうらはむずれ。
 このくすりを、のませ、たまはば、うたがい、なかるべきなり、やみなれども、ともしび、はいりぬれば、あきらかなり、じょくすいにも、つき、はいりぬれば、すめり、あきらかなること、にちがつに、すぎんや、きよきこと、れんげに、まさるべきや、ほけきょうは、にちがつと、れんげとなり、ゆえに、みょうほうれんげきょうと、なずく、にちれん、また、にちがつと、れんげとのごとくなり、しんじんの、みずすまば、りしょうの、つき、かならず、おうをたれ、しゅごしたもうべし、とくとく、うまれそうらうべし、ほけきょうに、いわく 「にょぜみょうほう」また、いわく「あんらくさんふくし」うんぬん、くでん、そうじょうのことは、このべんこうに、くはしく、もうしふくめて、そうらう、そくにょらいのつかいなるべし、かえすがえすも、しんじんそうらうべし。
 てんしょうだいじんは、たまを、そさのをのみことに、さづけて、たまの、ごとくのみこを、まふけたり、しかるあいだ、ひのかみ、わがこと、なづけたり、さてこそ、まさやあかつとは、なずけたれ、にちれん、うまるべき、たねを、さづけてそうらへばいかでか、わがこに、をとるべき、「ういち、ほうじゅけ、じきさんぜん」とう、「むじょうほうじゅ、ふぐじとく、しゃかにょらい、かいぜごし」とううんぬん、にちれん、あに、このぎに、かはるべきや、さちなり、さちなり、めでたし、めでたし、またまた、もうすべくそうらう、あなかしこ、あなかしこ。
  ぶんえいはちねん、さつきなのか、にちれん かおう
   しじょうきんごどの、にょうぼうごへんじ

  • [92]
  • 四条金吾 源遠流長御書 げんおん、りゅうちょうごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 4日(木)02時30分57秒
 
  げんおん、りゅうちょうごしょ
   しっぴつ こうあんにねん、はずきじゅうごにち ごじゅうはちさい。
または しっぴつ こうあんがんねん、はずき  ごじゅうしちさい。
 ぜに、いちかんもん、たまいて、よりもとが、まいらせ、そうらうとて、ほけきょうの、ごほうぜんに、もうしあげて、そうらう、さだめて、とおくは、きょうしゅしゃくそん、ならびに、たほう、じっぽうの、しょぶつ、ちかくは、にちがつの、きゅうでんに、わたらせ、たもうも、ごしょうらん、そうらいぬらん、さては、ひとのよに、すぐれんとするをば、けんじん、しょうにんと、をぼしきひとびとも、みなそねみ、ねたむことに、そうらう。
 いわうや、つねのひとをや、かんおうの、おうしょうくんをば、さんぜんのきさき、これをそねみ、たいしゃくの、きゅうじゅうきゅうおく、なゆたの、きさきは、きょうしかを、ねたむ、さきの、ちゅうしょおうをば、をののみやの、おとど、これを、ねたむ、 きたのの、てんじんをば、ときひらの、おとど、これをざんそうして、ながし、たてまつる、これらをもて、をぼしめせ、にゅうどうどのの、みうちは、ひろかりし、うちなれども、せばく、ならせたまい、きうだちはおおく、わたらせ、たもう、うちの、としごろの、ひとびと、あまたわたらせ、たまへば。
 いけの、みず、すくなくなれば、さかな、さわがしく、あきかぜ、たてば、とり、こずえを、あらそうように、そうらうことに、そうらへば、いくそばくぞ、みうちの、ひとびと、そねみ、そうやらんに、たびたびの、おおせをかへし、よりよりの、みこころに、たがはせ、たまへば、いくそばくの、ざんげんこそ、そうやらんに、たびたびの、ごしょりょうを、かへして、いま、また、しょりょう、たまはらせ、たもうと、うんぬん、これほどのふしぎは、そうらはず、これ、ひとえに、いんとくあれば、ようほうありとは、これなり。
 わがあるじに、ほけきょうを、しんじさせまいらせんと、をぼしめす、みこころの、ふかきゆえか、あじゃせおうは、ほとけの、おんあだなりしが、ぎばだいじんの、おすすめに、よって、ほけきょうを、ごしんじありて、だいを、たもちたもう、 みょうしょうごんのうは、ふたりのみこの、おすすめによって、じゃけんを、ひるがへし、たもう、これまた、しかるべし、きへんの、おすすめによって、いまは、みこころも、やわらがせたまいてや、そうやらん、これ、ひとえに、きへんの、ほけきょうの、ごしんじんの、ふかきゆえなり。
 ねふかければ、えださかへ、みなもと、とおければ、ながれながしと、もうして、いっさいの、きょうは、ねあさく、ながれちかく、ほけきょうは、ねふかく、みなもと、とをし、まつだい、あくせまでも、。つきず、さかうべしと、てんだいだいし、あそばしたまへり、このほうもんに、つきしひと、あまた、そうらいしかども、をほやけ、わたくしの、だいなん、たびたび、かさなり、そうらいしかば、いちねん、にねんこそ、つきそうらいしが、のちのちには、みな、はあるいはをち、あるいは、かへりやをいる、 あるいは、、みは、をちねども、こころをち、あるいは、こころは、をちねども、みは、をちぬ。 p1181――――――
 しゃかぶつは、じょうぼんおうの、ちゃくし、いちえんぶだいを、ちぎょうすること、はちまんよんせん、にひゃくじゅうの、だいおうなり、いちえんぶだいの、しょおう、こうべを、かたぶけんうえ、みうちに、めしつかいし、ひと、じゅうまんおくにん、なりしかども、じゅうくの、おんとし、じょうぼんおうきゅうを、いでさせたまいて、だんとくせんに、はいりて、じゅうにねん、そのあいだ、おとものひと、ごにんなり、いわゆる、くりんと、あびと、ばつだいと、じゅうりき、かしょうと、くりたいしとなり、この、ごにんも、ろくねんともうせしに、ふたりは、さりぬ、のこりの、さんにんも、のちの、ろくねんに、すてたてまつりて、さんぬ、 ただし、ひとり、のこりたもうて、こそ、ほとけには、ならせ、たまいしか、ほけきょうは、また、これにも、すぎて、ひと、しんじがたかるべし、なんしん、なんげ、これなり、また、ほとけのざいせよりも、まっぽうは、だいなんかさなるべし、これを、こらへん、ぎょうじゃは、わが、くどくには、すぐれたること、いちこうとこそ、とかれてそうらへ。
 ぶつめつどご、にせんにひゃく、さんじゅうよねんに、なりそうらうに、がっし、いっせん、よねんがあいだ、ぶっぽうを、ぐつうせるひと、でんきにのせて、かくれなし、 かんど、いっせんねん、にほんななひゃくねん、また、もくろくに、のせて、そうらいしかども、ほとけのごとく、だいなんに、あえるひとびと、すくなし、われも、しょうにん、われも、けんじんとは、もうせども、きょうめつどごの、きもんに、あえるひと、ひとりも、そうらはず、りゅうじゅぼさつ、てんだい、でんぎょうこそ、ぶっぽうの、だいなんに、あえるひとびとにては、そうらへども、これらも、ぶっせつには、およぶことなし、これすなわち、よのあがり、ほけきょうの、ときに、うまれ、あはせ、たまはざる、ゆえなり。
 いまは、ときすでに、のちのごひゃくさい、まっぽうの、はじめなり、ひには、さつきじゅうごにち、つきには、はつきじゅうごやに、にたり、てんだい、でんぎょうは、さきに、うまれたまへり、いまより、のちは、また、のちぐへなり、たいじん、すでにやぶれぬ、よとうは、もののかずならず、いまこそ、ほとけのしるし、をきたまいし、のちのごひゃくさい、まっぽうのはじめ、きょうめつどごの、ときにあたりて、そうらへば、ぶつご、むなしからずば、いちえんぶだいのうちに、さだめてしょうにん、しゅつげんして、そうやらん、しょうにんの、いずるしるしには、いちえんぶだい、だいいちの、かっせんをこるべしと、とかれて、そうらうに、すでに、かっせんも、おこりてそうらいに、すでに、しょうにんや、いちえんぶだいの、うちに、いでさせたまいて、そうやらん、きりんいでしかば、こうしを、しょうにんとしる、りしゃ、なって、しょうにん、いでたもうこと、うたがいなし、ほとけには、せんだんのきをひて、しょうにんとしる、ろうしは、にごのもんを、ふんでしょうにんとしる、まつだいの、ほけきょうの、しょうにんをば、なにを、もってか、しるべき、きょうに、いわく「のうせつ、しきょう、のうじ、しきょうのひと、すなわち、にょらいの、つかいなり」はちかん、いっかん、いっぽん、いちげのひと、ないし、だいもくを、となうるひと、にょらいの、つかいなり、 しちゅうじゅう、すてずして、だいなんを、とをすひと、にょらいの、つかいなり。 p1182 ――――――
 にちれんが、こころは、まったく、にょらいの、つかいにはあらず、ぼんぶなるゆえなり、ただし、さんるいの、だいおんてきに、あだまれて、にどの、るなんに、あへば、にょらいのおんつかいに、にたり、こころは、さんどくふかく、いっしんぼんぶにて、そうらへども、くちに、なむみょうほうれんげきょうと、もうせば、にょらいの、つかいに、にたり、かこをたずぬれば、ふきょうぼさつに、にたり、げんざいを、とぶらうに、かとうじょうがしゃくに、たがうことなし、みらいは、とうけいどうじょう、うたがいなからんか、これを、やしなはせ、たもうひとびとは、あに、じょうどに、どうこするのひとに、あらずや、ことおおしと、もうせども、とどめそうらうこころをもて、はからせたもうべし。
 ちごの、そらう、よくなりたり、よろこびそうらうぞ、また、だいしんあじゃりの、しきょのこと、まつだいの、ぎば、いかでか、これにすぐべきと、みなひと、したを、ふりそうらうなり、さにて、そうらいけるやらん、さんみぼうが、こと、さうしろうが、こと、このことは、あたかも、ふけい、ふけいと、もうしあひて、そうらう、にちれんが、ししょうをば、まかせ、まいらせてそうらう、まったくほかの、くすしをば、もちいまじく、そうらうなり。
      にちれん かおう  しじょうきんご、どの



  • [91]
  • 四条金吾編 聖人御難事 しょうにんごなんじ しゅっせほんかいしょう

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 3日(水)03時26分3秒
 
しじょうきんご、しょうにんごなんじ
しゅっせほんかいしょう
    しっぴつ こうあんにねん。。
      たいごう 、あたう、もんじん。p1189
 いぬる、けんちょうごねん、たいさい、みずのとうし、うづき、にじゅうはちにちに、あわのくに、ながさごおりの、うち、とうじょうのごう、いまは、こうりなり、てんしょうだいじんの、みくりや、うたいしょうけの、たてはじめたまいし、にほんだいにの、みくりや、いまは、にほんだいいちなり、このぐんのうち、せいちょうじともうすてらの、しょぶつぼうの、じぶつどうの、なんめんにして、うまのときに、このほうもんもうしはじめて、いまににじゅうしちねん、こうあんにねん たいさい、つちのと、うなり、ほとけは、しじゅうよねん、てんだいだいしは、さんじゅうよねん、でんきょうだいしは、にじゅうよねんに、しゅっせのほんかいを、とげたもう、そのなかの、だいなんもうすばかりなし、さきざきにもうすがごとし、よはにじゅうしちねんなり、そのあいだの、だいなんは、おのおの、かつ、しろしめせり。
 ほけきょうに、いわく 「しかも、このきょうは、にょらいの、げんざいにすら、なお、おんしつおおし、いわんや、めつどののちをや」うんぬん、しゃかにょらいの、だいなんは、かずをしらず、そのなかに、うまのむぎを、もって、きゅうじゅうにち、こゆびの、すいぶっしんけつ、おおいしの、いただきにかかりし、ぜんしょうびくらの、はちにんが、みは、ほとけのみでし、こころは、げどうに、ともないて、ちゅうや、じゅうにときに、ほとけのひまをねらいし、むりょうの、しゃくしの、はるりおうに、ころされし、むりょうの、でしたちが、あくぞうにふまれし、あじゃせおうの、だいなんを、なせしとう、これらは、にょらいげんざいの、しょうなんなり、きょうめつどごの、だいなんは、りゅうじゅ、てんじん、てんだい、でんぎょう、いまだ、あいたまはず。
 ほけきょうの、ぎょうじゃならずと、いわば、いかでか、ぎょうしゃにて、をはせざるべき、また、ぎょうじゃといはんとすれば、ほとけのごとく、みよりちをあやされず、いかに、、いわんや、ほとけにすぎたる、だいなんなし、きょうもん、むなしきがごとし、ぶっせつ、すでに、だいこもうとなりぬ。
 しかるに、にちれん、にじゅうしちねんがあいだ、こうちょうがんねん かのととり ごがつ、じゅうににちには、いずのくにへ、るざい、ぶんえいがんねん きのえね しもつきじゅういちにち こうべにきずをかほり、ひだりのてを、うちをらる、どう、ぶんえいはちねん かのと、ひつじ ながつき、じゅうににち、さどのくにへ、はいる、また、くびのざに、のぞむ、そのほかに、でしをころされ、きられ、おいだし、くわれうなど、かずをしらず、ほとけの、だいなんには、およぶかすぐれたるか、それは、しらず、りゅうじゅ、てんじん、てんだい、でんぎょうは、よにかたを、ならべがたし。
p1190
 にちれん、まっぽうに、いでずば、ほとけは、だいもうごのひと、たほう、じっぽうの、しょぶつは、だいこもうの、しょうみょうなり、ほとけめつご、にせんにひゃくさんじゅうよねんが、あいだ、いちえんぶだいの、うちに、ほとけの、みことばを、たすけたるひと、ただ、にちれんいちにんなり、かこげんざいの、まっぽうの、ほけきょうの、ぎょうじゃを、きょうせんする、おうしん、ばんみんはじめは、ことなきやうにて、ついにほろびざるは、そうらはず、にちれん、また、かくのごとし、はじめは、しるし、なきやうなれども、いま、にじゅうしちねんがあいだ、ほけきょうしゅごの、ぼんしゃく、にちがつ、してんなど、さのみしゅごせずば、ぶつぜんの、おんちかい、むなしくて、むげんだいじょうにおつべしと、おそろしく、おもうあいだ、いまは、おのおのはげむらむ、おおたのちかまさ、ながさきじろうひょうえのじょう、ときつな、だいしんぼうが、らくばなどは、ほけきょうのばちのあらわるるか、ばちは、そうばち、べちばち、けんばち、みょうばち、よっつ、そうらう、にほんこくの、だいえきびょうと、だいけかちと、どしうちと、たこくより、せめらるるは、そうばちなり、やくびやうは、みょうばちなり、おおたなどは、げんばちなり、べちばちなり、おのおの、ししおうのここ、ろをとりいだして、いかに、ひとをどすとも、をづる ことなかれ、ししおうは、ひゃくじゅうに、をぢず、ししのこ、また、かくのごとし、かれらは、やかんのほうるなり、、にちれんがいちもんは、ししの、ほうるなり、こ、さいみょうじどのの、にちれんをゆるししと、このとのの、ゆるしは、とがなかりけるを、ひとのざんげんとしりて、ゆるししなり、いまは、いかに、ひともうすとも、ききほどかずしては、ひとのざんげんは、もちいたもうべからず、たとい、だいきじんの、つけるひとなりとも、にちれんをば、ぼんしゃく、にちがつ、してんなど、てんしょうだいじん、はちまんのしゅごしたもうゆへに、ばつしがたかるべしと、ぞんじたもうべし、つきづき、ひびに、つよりたまへ、すこしも、たゆむこころあらば、ま、たよりを、うべし。
 われら、ぼんぷの、つたなさは、きょうろんにあることと、とおきことは、おそるるこころなし、いちじょうとして、へいらも、じょうらも、いかりて、このいちもんを、さんざんとなすことも、しゅったいせば、まなこをひさいで、かんねんせよ、とうじの、ひとびとの、つくしへか、さされんずらむ、また、ゆくひと、また、かしこに、むかえるひとびとを、わがみに、ひきあてよ、とうじまでは、この、いちもんに、このなげきなし、かれらはげんは、かくのごとし、ころされば、また、じごくへゆくべし、われら、げんには、このだいなんに、あうとも、ごしょうは、ほとけになりなん、たとえば、やいとのごとし、とうじはいたけれども、のちの、くすりなれば、いたくていたからず。
 かの、あつわらの、ぐちのものども、いゐはげまして、をどすことなかれ、かれらには、ただいちえんに、おもいきれ、よからんは、ふしぎ、わるからんは、いちじょうとをもへ、
p1191
 ひだるしと、をもわば、がきどうを、をしへよ、さむしといわば、はちかんじごくを、をしへよ、をそろししと、いわば、たかにあへるきじ ねこにあえる、ねずみを、たにんと、をもうことなかれ、これは、こまごまと、かきそうらうことは、かく、としどし、つきづき、ひびに、もうしてそうらへども、なごへのあま、せうぼう、のとぼう、さんみぼうなんどの、やうにそうらう、をくびやう、もの、をぼへず、よくふかく、うたがいおおきものどもは、ぬれる、うるしに、みずを、かけ、そらをきりたる、やうにそうらうぞ。
 さんみぼうが、ことは、だいふしぎのことどもそうらいしかども、とのばらの、をもいには、ちえあるものを、そねませたもうかと、ぐちのひとを、おもいなんと、おもいてものも、もうさで、そうらいしが、はらぐろと、なりて、だいなんにも、あたりてそうらうぞ、なかなか、さんざんと、だにも、もうせしかば、たすかるへんもや、そうらいなん、あまりにふしぎさに、もうさざりしなり、また、かくもうせば、おこびとどもは、しもうのことを、おおせそうらうと、もうすべし、かがみのために、もうす、また、このことは、かれらのひとびとも、うちうちは、おぢおそれ、そうやらむと、おぼへそうらうぞ。
 ひとのさわげば、とて、ひやうじ、なんと、このいちもんに、せられば、これへかきつけて、たびそうらへ、きょうきょうきんげん。
   かんなつきついたち  にちれん、かおう ひとびとおんちゅう
 さぶらうざへもんどののもとに、とどめらるべし。





  • [90]
  • 四条金吾編 陰徳陽報御書 いんとくようほうごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 3日(水)03時23分10秒
 
しじょうきんご ごへんじ いんとくようほうごしょ
     しっぴつ こうあんにねん うつき、ごじゅうはちさい。
   p1178
  いよいよかないそうらうべし、いかにわなくとも、きかぬやうにてをはすべし、このことを みそうらうに もうすようにだに、ふれまわせ たまうならば、なをも しょりょうも、かさなり ひとのをぼへも、いできたり そうらうべしと、をぼへそうらう、さきざきもうしそうらいし やうに いんとくあれば ようほうありともうして、みなひとはしゅに うったへ しゅもいかんぞ をぼせしかども わどののしょうじきのこころに しゅのごしょうをたすけたてまつらむと をもうこころがうじゃうにして すれんをすすれば、かかる。 りしやうにも、あづからせたまうぞかし、これは もののはしなり だいかほうは またきたるべしとをぼしめせ、またこのほうもんのいちぎょういかなる ほいなきことありとも、みずきかず、いわずして 、むつばせたまへ、だいにんには、いのりなしまいらせそうらうべし、かみにもうすことわたしのことにはあらず げてんさんぜん、ないてんごせんのかんじんのこころをぬきて 、かきてそうらう、あなかしこ、あなかしこ、きょうきょうきんげん。
  うづき                         にちれん  かおう
    おへんじ

しょうわ58ねんかいていの、ごしょまえについか・・・かも?
ぜん99しめっしつ
  なによりもひとにはふこうが をそろしきことにそうらうぞ。
とののあに をととは、われとほけきょうのかたきになりて、とのをはなれぬれば、かれこそ ふこうのもの、とのの みにはとがなし。
をうなるいどもこそ、とのの はぐくみたまはずは いちじょうふこうに ならせたまはんずらんと をぼへそうらう。
  しょりょうも ひろくなりてそうらわば、わがりょうえも くだしなんどして、いっしんすぐるほど はぐくませたまえ。
さだにもそうらわば かこの ふぼ さだんで まほりたまうべし。
 にちれんがきせいも・・・、

  • [89]
  • 四条金吾編 二病抄 にびょうしょう

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 3日(水)03時21分2秒
 
なかつかさ、さえもんじょう、どのごへんじ、
        にびょうしょう、
 しっぴつ、 こうあん、がんねん、 みなつき、にじゅうろくにち。
57さい。 p1178、
 それひとに、にびょうあり、ひとつには、みのやまい、いわゆる、ちだい、ひゃくいち、すいだい、ひゃくいち、かだい、ひゃくいち、ふうだい、ひゃくいち、いじょうしひゃくしびょう、このやまいは、ちすい、るすい、きば、へんじゃくなどの、ほうやくをもつて、これをちす、ふたつには、こころのやまい、いわゆるさんどく、ないしはちまんよんせんの、やまいなり、ほとけにあらざれば、にてん、さんせんも、ちしがたし、いかにやいわんや、しんのうこうていの、ちからおよぶべしや、また、こころのやまいに、じゅうじゅうの、せんじん、わかれたり、ろくどうのぼんぷの、さんどく、はちまんよんせんの、こころのやまいをば、しょうじょうの、さんぞう、ぐしゃ、じょうじつ、りっしゅうのほとけ、これをちす。
p1179
 だいじょうのけごん、はんにゃ、だいにちきょうなどの、きょうきょうを、そしりて、おこる、さんどく、はちまんのやまいをば、しょうじょうをもつて、これをちすれば、かへりては、ぞうちょうすれども、へいゆまったくなし。
 だいじょうをもつて、れこれを、ちすべし、また、しょだいじょうきょうの、ぎょうじゃの、ほけきょうをそむきて、おこるさんどく、はちまんのやまいをば、けごん、はんにゃ、だいにちきょう、しんごんさんろんとうを、もつてこれをちすれば、いよいよぞうちょうす。
 たとへば、ぼくせきなどより、いでたるひは、みずをもって、けしやすし、みずよりおこるひは、みずをかくれば、いよいよ、さかんに、ほのおあがりてたかくあがる、いまのにほんこく、こぞ、ことしの、えきびょうは、しひゃくしびょうに、あらざれば、かだへんじゃくが、ちもおよばず、しょうじょう、ごんだいじょうの、はちまんよんせんの、やまいにも、あらざれば、しょしゅうのひとびとの、いのりもかなはず。
 かへりて、ぞうちょうするか、たとい、ことしは、とどまるとも、ねんねんに、やみがたからむか、いかにも、さいごに、だいじしゅったいして、のち、さだまることも、そうらはんずらむ。
 ほけきょうにいわく、「もし、いどうをしゅうして、ほうにしたがって、やまいをなおせば、さらに、ほかのやまいをまし、あるいはまた、しをいたさん、もしか、またぞうぎゃくせん」、ねはんきょうにいわく、「そのときに、おうしゃだいじょうの、あじゃせおう、○へんたいに、かさをしょうじ、ないし、かくのごとき、きずはこころによりて、しょうず。
 しだいより、おこるにあらず、もし、しゅじょうよく、ちするものありと、いはば、このことわり、あることなけん」うんぬん、みょうらくのいわく、「ちじんは、きをしり、じゃは、みずから、じゃをしる」うんぬん。
 このえきびょうは、あじゃせおうのかさのごとし、かの、ほとけにあらずんば、ちしがたし、このほっけにあらずんば、のぞきがたし、はたまた、にちれん、くだりはら、こぞしわす、さんじゅうにち、ことおこり、ことし、ろくがつみっか、よっか、ひびに、どをまし、つきづきに、ばいぞうす、じょうごうかと、ぞんずるところに、きへんのりょうやくを、ふくしてより、このかた、ひびつきづきに、げんじて、いま、ひゃくぶんの、いちとなれり、しらず、きょうしゅしゃくそんの、いりかわり、まいらせて、にちれんをたすけたまうか。
 ぢゆのぼさつの、みょうほうれんげきょうの、りょうやくをさづけたまえるかと、うたがいそうらうなり、くはしくは、ちくごぼう、もうすべくそうらう。
 また、おってもうす、きくせんは、こんげつにじゅうごにち、いぬのとききたりて、そうらう、しゅじゅのものかずへつくしがたし、ときどのの、かたびらのもうし、そうらうべし、また、にょうぼうの、おん、ををちのおんことなげき、いってそうらうよし、もうしたまふべし、きょうきょう。
  みなつき、       にちれん、 かおう、
   なかつかさ、さえもんじょう、どのごへんじ。

  • [88]
  • 四条金吾 しきょうなんじごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 2日(火)02時39分55秒
 
しじょうきんごどのごへんじ しきょうなんじごしょ
    しっぴつ けんじがんねん ぶんえい じゅうにねん。
        p1136
 しきょうなんじのこと、そもそも、べんあじゃりが、もうしそうらうは、きへんのかたらせたもふように、たもつらんものは、げんせあんのん、ごしょうぜんしょと、うけたまわって、すでにこぞより、こんにちまで、かたのごとく、しんじんをいたし、もうしそうらうところに、さにてはなくして だいなんあめのごとく、きたりそうらうとうんぬん、まことにてやそうやらん、またべんこうが、いつはりにてそうやらん、いかさま、よきついでに、ふしんをはらしたてまつらん、ほけきょうのもんに、なんしんなんげと とき、たもふは、これなり。
 このきょうを、ききうくる、ひとはおおし、まことに、ききうくるごとくに、だいなんきたれども おくじふぼうのひとは、まれなるなり、うくるはやすく、たもつはかたし さるあいだ、じょうぶつはたもつにあり、このきょうを たもたんひとはなんにあうべしとこころえて、たもつなり、「そくいしつとく むじょうぶつどう」はうたがいなし。
 さんぜのしょぶつの、だいじたる、なむみょうほうれんげきょうを、ねんずるを、たもつとはいうなり、きょうにいわく「ごじぶつ、しょぞく」といへり、てんだいだいしのいわく「しんりきのゆえにうけ、ねんりきのゆえにたもつ」うんぬん、またいわく「このきょうは たもちがたし、もししばらくも、たもつものは、われすなわち、かんきす しょぶつもまた、しかなり」うんぬん。
 ひに、たきぎをくわえるときは、さかんなり、おおかぜ、ふけば、ぐらは、ばいぞうするなり、まつは、まんねんのよはひを、たもつゆえにえだを、まげらる、ほけきょうのぎょうじゃは ひと、ぐらとのごとし たきぎとかぜとは、だいなんのごとし、ほけきょうのぎょうじゃは くおん、ちょうじゅの、にょらいなり、しゅぎょうのえだをきられ、まげられんこと、うたがいなかるべし、これよりのちは しきょうなんじの よじを、ざんじもわすれず、あんじたもうべし、きょうきょう。
ぶんえいじゅうにねん きのといさんがつ むいか にちれんかおう
   しじょうきんごどの


  • [87]
  • 四条金吾 ちじんぐほうしょう

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 2日(火)02時38分45秒
 
しじょうきんごどのごへんじ
 ちじんぐほうしょう
  しっぴつ けんじにねん くがつむいか。ごじゅうごさい。
  みのぶ。 p1148
 しょうほうをひろむることは かならずちじんによるべし、ゆえにしゃくそんは、いっさいきょうを、とかせたまいて、しょうじょうきょうをば、あなん、だいじょうきょうをば、もんじゅしり、ほけきょうのかんようをば、いっさいのしょうもん、もんじゅなどの いっさいのぼさつをきらひて じょうぎょうぼさつをめして、さずけさせたまいき。
 たとい しょうほうをたもてるちしゃありとも、だんななくんば、いかでか、ひろまるべき、しかれば、しゃかぶつのだんなは、ぼんおう、たいしゃくの、ににんなり これは、ににんながら、てんのだんななり、ほとけは ろくどうのなかには、にんでん、にんでんのなかには、にんにいでさせたもう、にんには さんぜんせかいのちゅうおう、ごてんじく、ごてんじくのなかにはまかだこくに いでさせたまいてそうらいしに、かのくにのおうを だんなとさだむべきところに かのくにのあじゃせおうは、あくにんなり。しょうにんは、あくおうにうまれあふこと だいいちのあだにてそうらいしぞかし、あじゃせおうは、けんのうなりし、ちちをころす、また、うちそうわざはひと、だいばだったをしとせり、だったは、さんぎゃくざいをつくるうえ、ほとけのおんみより、ちをいだしたりし、ものぞかし、ふこうの、あくおうと、ほうぼうのしと、よりあひてそうらいしかば、にんげんに、ふたつのわざはひにてそうらいしなり。
p1149
  いちねん、にねんならず、すうじゅうねんがあいだ、ほとけにあだを、なしまいらせ、ほとけの、みでしをころせしこと、かずをしらず、かかりしかば、てんいかりを、なして、てんぺんしきりなり、ちじんいかりを、なして、ちようもうすにおよばず、つきづきにあくふう、ねんねんにききん、えきれいきたりて ばんみんほとんど、つきなんとせしうえ、しほうのくにより、あじゃせおうをせむ、すでに、あやうくなりてそうらいしほどに あじゃせおう、あるいはゆめのつげにより、あるいはぎばがすすめにより、あるいは、こころにあやしむことありて、だいばだったをば、うちすて、ほとけのみまえにまいりて、やうやうに たいはう、もうせしかば、みのやまい、たちまちにいゑ、たほうのいくさも、とどまり、こくどあんのんになるのみならず、さんがつのなのかに、ごほうぎょなるべかりしが、いのちをのべて、よんじゅうねんなり、せんにんのあらかんをあつめて、いっさいきょう、ことには、ほけきょうを、かき、をかせたまいき、いま、われらが、たのむところの ほけきょうは、あじゃせおうのあたへさせたもうごおんなり。
 これは、さてをきぬ、ほとけの、あじゃせおうに、かたらせたまいしことを、にちれんもうすならば にほんこくのひとは、いまつくれることどもと、もうさんずらんなれども、わがでしだんななれば、かたりたてまつる、ほとけ、のたまわく われめつご、まっぽうに、はいって、また、ちょうだつがやうなる、たうとくごほうを、ぎょうずるもの、こくどに、じゅうまんして、あくおうをかたらせて、ただいちにんあらん、ちしゃを、あるいはのり、あるいは、うち、あるいは、るざい、あるいは、しにおよぼさんとき、むかしにも、すぐれてあらん、てんぺん、ちよう、おおかぜ、ききん、えきれい、ねんねんにありて、たこくより、せむべしととかれてそうらう、しゅごきょうともうすきょうの、だいじゅうのまきのこころなり。
 とうじのよに、すこしもたがはず、しかるに、にちれんは、このいちぶんにあたれり、にちれんをたすけんと、こころざす、ひとびと、しょうしょうありといへども、あるいは、こころざしうすし、あるいは、こころざしは、あつけれども、み、がうごせず、やうやうにをはするに、ごへんは、そのいちぶんなり、こころざし、ひとにすぐれて、をはするうえわづかの、しんみょうをささうるもまた おんゆえなり、てんもさだめて、しろしめし ちも、しらせたまいぬらん とのいかなることにも、あはせたもうならば、ひとへに、にちれんがいのちを、てんのたたせたもうなるべし、ひとの、いのちは、さんかい、くうしまぬかれがたきことと、さだめてそうらへども、また、じょうごうやくのうてんの、きょうもんもあり、また、てんだいのおんしゃくにも、じょうごうをのぶる、しゃくもあり、さきに、もうせしやうに、もうここくの、よするまで、つつしませたもうなるべし、
p1150
  あるじの、ごへんじをば もうさせたもうべし、みにやまいありては、かないがたきうえ、せけんすでに、かうとみえそうらう、それがしが、みは、ときによりて、おくびょうは、いかんがそうらはんずらん、ただいまの、こころは、いかなることも、しゅったいそうらはば、にゅうどうどのの、ごぜんにして、いのちをすてんとぞんじそうらう、もしやのこと、そうらうならば、えちごより、はせのぼらんは、はるかなるうえ、ふじょうなるべし、たとひ、しょりょうを、めさるるなりとも、ことしは、きみを、はなれ、まいらせそうらうべからず。
 これよりほかは、いかに、おおせこうむるとも、をそれ、まいらせそうらうべからず、これよりも、だいじなることは、にちれんのごぼうの、おんことと、かこにそうらう、ふぼのことなりと、ののしらせたまへ、すてられ、まいらせそうらうとも、いのちはまいらせそうらうべし、ごせは、にちれんのごぼうに、まかせまいらせそうらうと、こうせいにうちなのり、いさせたまへ。
 けんじにねんひのえねくがつむいか にちれん かおう
  しじょうきんごどの



  • [86]
  • 四条金吾 とのおかしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 2日(火)02時36分25秒
 
しじょうきんごどのごへんじ  とのおかしょ
    しっぴつ こうあんさんねん、かんなづき、ようか。ごじゅうきゅうさい。         p1193
 とのおかより、こめおくりたびそうらう、ことし、しちがつ、うらぼんくの、そうぜんにしてそうらう、じしのそう、りょうぜんのちょうしゅう、ぶっだ、しんめいも のうじゅ、ずいきしたもうらん、つきせぬこころざし、れんれんのおとぶらい ことばをもってつくしがたし。
 なにとなくとも、とののことは、ごしょうぼだい、うたがいなし、なにごとよりも、ぶんえい、はちねんのごかんきのとき、すでにさがみのくに、たつのくちにて、くびきられんとせしときにも、とのはうまのくちについて、かちはだしにてなき かなしみたまいしこと まことに、ならば、はらきらんとの けしきなりしをば、いつのよにか、おもいわするべき。
 それのみならず、さどのしまに、はなたれ、ほっかいのゆきのもとに、うもれ、ほくさんのみねの、やまおろしに、いのちたすかるべしとも、をぼへず、としごろのどうほうにも、すてられ、ふるさとへかえらんことは、たいかいのそこの、ちびきのいしのおもひして、さすがに、ぼんぷなれば、ふるさとのひとびとも、こいしきに、ざいぞくの、みやずかえ、ひまなきみに、このきょうを、しんずることこそ、けうなるに、さんがをしのぎ、そうかいをへて、はるかにたずね きたりたまいし、こころざし、こうじょうに、ほねをくだき せつれいに、みをなげしひとびとにも、いかでかおとり、たまうべき。
 また、わがみは、これほどに、うかびがたかりしが、いかなりけることにてや どうじゅういちねんのはるのころ、しゃめんせられて かまくらに、かえりのぼりけむ、つらつら、ことのこころをあんずるに、いまはわがみに、あやまちあらじ、あるいは、いのちにおよばんとし こうちょうには、いずのくに、ぶんえいには、さどのしま、かんぎょうさいさんにおよべば、るなんちょうじょうせり、ぶっぽうちゅうおんの かいせきをもみには、はや、まぬがれぬらん。
p1194
 しかるに、いまさんりんに、よをのがれ みちをすすまんとおもいしに ひとびとのことば、さまざまなりしかども、かたがたぞんずる、むねありしに、よりて、とうこく、とうざんにはいりて すでに、しちねんのしゅんじゅうを、おくる、また、みのちぶんをば、しばらくおきぬ ほけきょうの、かたうどとして、なんをしのび きずをこうむることは かんどのてんだいだいしにもこえ にちいきのでんきょうだいしにも すぐれたり、これは、ときのしからしむるゆえなり、わがみ ほけきょうのぎょうじゃならば、りょうぜんのきょうしゅ、しゃか、ほうじょうせかいの、たほうにょらい、じっぽうぶんしんの、しょぶつ、ほんげのだいし、しゃっけのだいぼさつ、ぼん、しゃく、りゅうじん、じゅうらせつにょも さだめて、このみぎりにおはしますらん、みずあれば、さかなすむ、はやしあれば、とりきたる、ほうらいさんには、ぎょくおおく まりさんには、せんだんしょうず、れいすいのやまには、こがねあり、いまこのところも、かくのごとしぶつぼさつの、すみ、たまう、くどくじゅの、みぎりなり、おおくのつきひをおくり どくじゅし、たてまつるところの ほけきょうの、くどくは、こくうにもあまりぬべし、しかるをまいねん たびたびのごさんけいには、むしのざいしょうもさだめて、こんじょういっしょうに、しょうめつすべきか、いよいよはげむべし、はげむべし。
        にちれん かおう
  しじょうなかつかささぶろうさえもんどのごへんじ

  • [85]
  • 四条金吾編 おうしゃじょうのこと、王舎城事

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 1日(月)03時17分33秒
 
おうしゃじょうのこと、
しっぴつ 、けんじ、2ねん、うつき12にち。55さい、p1137。

 ぜに、いっかんごひゃくもん、たびそうらいおわんぬ、しょうもうのこと、くわしく、うけたまわってそうらうびこと、よろこびいってそうらう。
 たいかのことは、にんのうきょうの、しちなんのなかの、だいさんのかなん、ほけきょうの、しちなんのなかには、だいいちのかなんなり。
 それ、、こくうをば、つるぎにてきることなし、みずをば、ひ、やくことなし、しょうにん、けんじん、ふくにん、ちしゃをば、ひ、やくことなし。
 れいせば、がっしに、おうしゃじょうともうす、だいじょうは、ざいけ、きゅうおくまんけなり、しちどまで、たいか、をこりて、やけほろびき、ばんみんなげきて、とうぼうせんとせしに、だいおうなげかせたもうことかぎりなし。
 そのとき、けんじんありていわく、しちなんのたいかと、もうすことは、しょうにんのさり、おうのふくの、つくるときをこりそうらうなり。
 しかるに、このたいか、ばんみんをば、やくといえども、だいりには、ひちかづくことなし、しんぬ、おうのとが、にはあらずばんみんのとがなり、されば、ばんみんのいえを、おうしゃとごうせば、ひかみ、なにをそれて、やくべからずともうせしかば、さるへんもとて、おうしゃじょうとぞ、なづけられしかば、それより、かさいとどまりぬ、されば、だいかほうのひとをば、たいかは、やかざるなり。
 これは、こくおうすでにやけぬ、しんぬ、にほんこくのかほうのつくる、しるしなり、しかるに、このくには、だいほうぼうのそうらが、ごうじょうに、いのりりをなして、にちれんを、こうぶくせんとするゆえに、いよいよ、わざはひきたるにや。
 そのうえ、なともうすことは、たいをあらわしそうらうに、りょうかぼうと、もうす、ほうぼうのしょうにん、、かまくらじゅうの、じょうげのしなり。
 いっかは、みにとどまりて、ごくらくじ、やけて、じごくでらとなりぬ、また、いっかは、かまくらにはなちて、ごしょ、やけそうらいぬ。
 また、いっかは、げんせのくにを、やきぬるうえに、にほんこくの、していともに、むげんじごくにおちて、あびのほのおに、もえそうらうべき、せんぴょうなり。
 ぐちのほっしらが、ちえあるものの、もうすことをもちいそうらはぬは、これていに、そうらうなり、ふびんふびん、さきざきおんふみまいらせそうらいしなり。
 おんうま、のがいて、そうらへば、また、ともびきして、くりげなる、うまをこそ、まうけてそうらへ、あはれ、あはれ、みせまいらせそうらはばや。
 なごえのことは、これにこそ、おおくの、しさいどもをば、きこえてそうらへ、あるひとの、ゆきあひて、りぐのほうもんじさんしけるを、さむざむに、せめてそうらいけると、うけたまわりそうらう。
  p1138
 また、にょうぼうの、おんいのりのこと、ほけきょうをば、うたがひまいらせ、そうらはねども、ごしんじんや、よはくわたらせたまはんずらん。
 にょほうに、しんじたるようなるひとびとも、じつには、さもなきこととも、これにてみてそうらう、それにも、しろしめされてそうらう、まして、にょにんの、みこころ、かぜをばつなぐとも、とりがたし。
 おんいのりの、かないそうらはざらんは、ゆみのつよくして、つるよはく、たち、つるぎにて、つかうひとの、おくびょうなるやうにて、そうらうべし。
 あへて、ほけきょうの、おんとがにては、そうらうべからず、よくよく、ねんぶつと、じさいとを、われもすて、ひとをも、ちからのあらんほどは、せかせたまへ。
 たとへば、さえもんどのの、ひとに、にくまるるがごとしと、こまごまと、りおんものがたりそうらへ、いかに、ほけきょうを、ごしんようありとも、ほけきょうのかたきを、とわり、ほどには、よもおぼさじとなり。
 いっさいのことは、ふぼにそむき、こくおうにしたがはざれば、ふこうのものにして、てんのせめをかうふる、ただし、ほけきょうの、かたきになりぬれば、ふぼ、こくしゅのことをも、もちひざるが、こうようともなり、くにのおんを、ほうずるにてそうらう。
 されば、にちれんは、このきょうもんを、みそうらいしかば、ふぼ、てをすりて、せいせしかども、しにて、そうらいし、ひと、かんだうせしかども、かまくらどのの、ごかんきを、にどまで、かほり、すでに、くびとなりしかども、ついに、をそれずして、そうらへば、いまは、にほんこくの、ひとびとも、どうりかと、もうすへんもあるやらん。
 にほんこくに、、こくしゅ、ふぼ、ししょうの、もうすことをもちいずして、ついに、てんのたすけを、かほるひとは、にちれんより、ほかは、いだしがたくや、そうらはんずらん。
 これより、のちも、ごらんあれ、にちれんを、そしるほっしばらが、にほんこくを、いのらば、いよいよ、くにほろぶべし。
 けっく、せめのおもからんとき、かみいちにんより、しもばんみんまで、もとどりを、わかつ、やっことなり、ほぞをくう、ためしあるべし。
 ごしょうは、さてをきぬ、こんじょうに、ほけきょうの、かたきとなりしひとをば、ぼんてん、たいしゃく、にちがつ、してん、ばっし、たまいて、みなひとに、みこりさせたまへと、もうしつけてそうらう。
 にちれん、ほけきょうのぎょうじゃにて、あるなしは、これにて、ごらんあるべし、かう、もうせば、、こくしゅらは、このほっしの、をどすとおもへるか、あへて、にくみては、もうさずだいじだいひの、ちからむげんじごくの、、だいくを、こんじょうに、けさしめんとなり。
 しょうあんだいし、いわく、「かれがために、あくをのぞくは、すなわちこれ、かれがおやなり」とう、うんぬん、かうもうすは、こくしゅの、ふぼ、いっさいしゅじょうの、
ししょうなり、ことごとおおくそうらへども、とどめそうらいぬ。
p1139
  また、むぎのはくまい、いちだ、はしかみ、おくりたびそうらい、おわんぬ。
  けんじ、がんねん、きのとい、うづき、12にち、
                 にちれん、 かおう、
   しじょう、きんごどのごへんじ、
たいごう、 しじょうきんご。



  • [84]
  • 四条金吾編 しゅくん、ににゅうしほうもん、めんよどうざい、のこと、よどうざいじ、主君耳入此法門

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 1日(月)03時15分31秒
 
しゅくん、ににゅうしほうもん、めんよどうざい、のこと、よどうざいじ、
    しっぴつ 、ぶんえい11ねん、ごじゅうさんさい、p1132。
   ぜに、にかんもん、たびおわんぬ。
 うじょうの、だいいちのたからは、いのちにすぎず、これをうばうものは、かならずさんずにおつ、しかれば、りんのうは、じゅうぜんのはじめには、ふせっしょう。
 ほとけの、しょうじょうきょうの、はじめには、ごかい、その、はじめには、ふせっしょう、だいじょう、ぼんもうきょうの、じゅうじゅうきんの、はじめには、ふせっしょう。
 ほけきょうの、じゅりょうほんは、しゃかにょらいの、ふせっしょうかいの、くどくに、あたってそうらう、ほんぞかし。
  p1133
 されば、せっしょうを、なすものは、さんぜの、しょぶつにすてられ、ろくよくてんも、これをまもることなし、このよしは、せけんのがくしゃも、しれり、にちれんもあらあら、こころてえそうらう。
 ただし、せっしょうに、しさいあり、その、ころさるるものの、とがに、けいちょうあり、がわふぼ、しゅくん、わがししょうを、ころせるものを、かへりて、がいせばおなじつみなれども、じゅうざいかへりて、けいざいとなるべし。
 これ、せけんのがくしゃ、しれるところなり、ただし、ほけきょうのおんかたきをば、だいじだいひの、ぼさつも、くようすれば、かならず、むげんじごくに、おつ。
 ごぎゃくの、ざいにんも、かれをあだとすれば、かならずにんでんに、しょうをうく、せんよこくおう、うとくこくおうは、ごひゃく、むりょうの、ほけきょうのかたきをうちて、いまは、しゃかぶつとなりたもう。
 その、みでし、かしょう、あなん、しゃりほつ、もくれんなどの、むりょうのけんぞくは、そのときに、さきをかけ、じんをやぶり、あるいは、ころし、あるいはがいしあるいは、ずいきせしひとびとなり。
 かくとくびくは、かしょうぶつなり、そのときに、このおう、おうを、すすめて、ほけきょうのかたきをば、ふぼ、しゅくせ、ほんぎゃくのもののごとくせしだいじ、だいひの、ほけきょうのぎょうじゃなり。
 いまのよは、かのよにあたれり、こくしゅ、にちれんがもうすことを、もちゆるならば、かれがごとく、なるべきに、もちいざるうえ、かへりて、かれが、かたうどとなり、いっこくこぞりて、にちれんを、かへりてせむ。
 かみいちにんより、、しもばんみんにいたるまで、みな、ごぎゃくに、すぎぎたる、ほうぼうのひととなりぬ、されば、おのおのも、かれがかたぞかし、こころは、にちれんに、どういなれども、みは、べちなれば、よどうざい、のがれがたきの、おんことにそうらいに、しゅくんに、このほうもんを、みみにふれさせまいらせけるこそ、ありがたくそうらへ。
 いまは、おんもちい、なくもあれ、とのの、おんとがは、のがれたまひぬ。
 これよりのちには、くちをつつみて、おはすべし、また、てんもいちじょう、とのをば、まもらせたもうらん、これよりももうすなり。
 かまへて、かまへて、ごようじん、そうらうべし、いよいよ、にくむひとびと、ねらひそうやらん、おんさかもり、よるは、にいっこうめやめたまへ。
 ただ、にょうぼうと、さけうちのんで、なにのごふそくあるべき、たにんの、ひるのおさかもり、おこたるべからず、。さけを、はなれて、ねらう、ひまあるべからず、かえす、がえす、きょうきょうきんげん。
 ながつき、26にち、         にちれん かおう、
  さえもんの、じょうどの、ごへんじ、
たいごう 、しじょう、きんご。

  • [83]
  • 四条金吾編 きょうおう、たんじょうごしょ、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 8月 1日(月)03時13分14秒
 
きょうおう、ごぜごしょ、
きょうおう、たんじょうごしょ、
しっぴつ 、ぶんえい、くねん。ごじゅういちさい、p1123。

 くさぐさ、りおんおくりもの、たびそうらいおわんぬ、ほけきょうだいはち、みょうしょうごんのうほんともうすには、みょうしょうごんおう、じょうとくふじんともうす、きさきは、じょうぞう、じょうげんともうす、たいしにみちびかれたもうと、とかれてそうらう。
 きょうおうごぜを、もうけさせたまいて、そうらへば、げんせには、あとをつぐべき、こうしなり、ごしょうには、また、みちびかれて、ほとけにならせたもうべし。
 いまのよは、じょくせともうして、みだれてそうらう、よなり、そのうえ、げんぜんに、よのなかみだれてみえそうらへば、みなひと、こんじょうには、きゅうせんのなんにあいて、しゅらどうにおち、ごしょうには、あくどう、うたがいなし。
 しかるに、ほけきょうを、しんずるひとびとこそ、ほとけにはなるべしと、みえそうらへ、ごらんあるように、かかることしゅったいすべしと、みへてそうらう。
 ゆえに、ちゅうやに、ひとにもうしきかせそうらいしを、もちいらるることこそなくとも、とがに、おこなはるることは、いわれなきことなれども、いにしえも、いまも、ひとのそんぜんとては、よきことを、もちいぬならいなれば、ついには、もちいられずよのなか、ほろびんとするなり。
 これ、ひとええに、ほけきょう、しゃかぶつのおんつかいをせむるゆえに、ぼんてん、たいしゃく、にちがつ、してんなどの、せめをこうむってそうらうなり。
 また、よは、ほろびそうらうとも、にほんこくは、なんみょうほうれんげきょうとは、ひとごとに、となへそうらはんずるにて、そうらうぞ。
 いかにもうさじと、おもうとも、そしらんひとには、いよいよもうし、きかすべし、いのち、いきておわさば、ごらんあるべし、また、いかに、となうとも、にちれんに、あだをなせしひとびとは、まずかならず、むげんじごくに、おちてむりょうこうののちに、にちれんの、でしとなって、じょうぶつすべし、きょうきょうきんげん。
  しじょう、きんごどの、ごへんじ、にちれん、 かおう、
 たいごう、 しじょう、きんご。

  • [82]
  • 四条金吾 衆生所遊楽御書

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月31日(日)02時21分56秒
 
しじょうきんごどのごへんじ
     しゅじょうしょゆうらくごしょ
    しっぴつ  けんじにねん ごじゅうごさい。 p1143
 いっさいしゅじょう、なむみょうほうれんげきょうととなうるより、ほかの、ゆうらくなきなり、きょうにいわく「しゅじょうしょ ゆうらく」うんぬん。
 このもん、あに、じじゅ、ほうらくに、あらずや、しゅじょうのうちに、きでん もれたもうべきや、しょとは、いちえんぶだいなり、にほんこくは、えんぶだいのうちなり、ゆうらくとは、われらが、しきしん、えしょうともに、いちねんさんぜん、じじゅゆうしんの、ほとけにあらずや、ほけきょうを、たもちたてまつるより、ほかに、ゆうらくはなし、。
「げんせあんのん、ごしょうぜんしょ」とは、これなり、ただせけんの、るなんきたるとも、とりあへたもうべからず。けんじん、しょうにんも、このことはのがれず、ただにょうぼうと、さけうちのみて、なむみょうほうれんげきょうと、となへたまへ、くをば、くとさとり、らくをば、らくとひらき、くらくともに、おもいあわせて なむみょうほうれんげきょうと、うちとなへ、ゐさせたまへ、これあに、じじゅほうらくにあらずや、いよいよ、ごうじょうのしんりきを、いたしたまへ、きょうきょうきんげん。
 けんじにねん ひのえね、みなつき にじゅうしちにち
                 にちれんかおう
  しじょうきんごどのごへんじ

  • [81]
  • 四条金吾 盂蘭盆由来御書

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月31日(日)02時20分19秒
 
しじょうきんごどのごしょ
うらぼんゆらいごしょ
    しっぴつ ぶんえい はちねん しちがつ 。 p1111
 ゆきのごとくしろくそうらう はくまいいっと、こしゅのごとくそうらう あぶら ひとつつ、おふせいっかんもん、わざわざ ししゃをもってぼんりょう おくりたまいそうらう、ことに おんふみのおもむきありがたく あはれにおぼえそうらう。
 そもそもうらぼんともうすは みなもと もくれんそんじゃのはは しょうだいにょともうすひと けんどんのごうによりて ごひゃくしょう、がきどうに をちたまいてそうらうを もくれんすくひしより ことおこりてそうらう、しかりといえどもほとけには、なさず そのゆえは わがみいまだ ほけきょうのぎょうじゃならざるゆえに ははをも ほとけになすことなし、りょうぜん はちかねんのざせきにして ほけきょうをたもち、なむみょうほうれんげきょうととなえて たまらばつせんだんこうぶつとなりたまいこのとき ははもほとけになりたもう、またせがきのことおおせそうらう、ほけきょうだいさんにいわく「にょじゅうけこくらい、こつぐう、だいおうぜん」うんぬん、このもんは ちゅうこんのしだいしょうもん、だいごのちんぜんを おとにも、きかざりしが こんきょうにきたつて はじめてだいごのあじをあくまでになめて むかし うへたるこころを たちまちにやめしことをときたもうもんなり、もししからば がきくようのときはこのもんをずして なむみょうほうれんげきょうととなえてとぶらひたもうべくそうらう。
 そうじてがきにをいて さんじゅうろくしゅるい、あいわかれてそうらう、そのなかにかくしんがきともうすは めとくちとなきがきにてそうらう、これはいかなるしゅいんぞともうすにこのよにて ようち、ごうとうなどを なしてそうらうによりてそうらう、じきどがきともうすは ひとのくちよりはきだすものをしょくしそうらう、これもしゅいんかみのごとし、またひとのじきを うばふによりそうらう、じきすいがきというは ふぼ こうようのために たむける みずなどをのむがきなり、うざいがきともうすはうまのひづめのみずをのむがきなり これは こんじょうにて ざいを をしみじきをかくす ゆえなり、むざいがきともうすはうまれてよりこのかたおんじきのなをも、きかざるがきなり、じきほうがきともうすは しゅっけとなりて ぶっぽうをひろむるひと、われは ほうをとけば ひとそんけいするなんどおもひて みょうもんみょうりのこころをもってひとにすぐれんとおもうて こんじょうをわたり しゅじょうをたすけず ふぼをすくふべき こころもなきひとをじきほうがきとて ほうをくらふがきともうすなり。
p1112
とうせのそうをみるに ひとに、かくしてわれひとりばかりくようを うくるひともあり これはくけんのそうとねはんぎょうにみえたり、これは みらいにはごずというおにとなるべし、またひとに しらせてくようをうくるとも よくしんにじゅうして ひとにほどこすことなきひともあり、これは みらいには めずというおにとなりそうらう、
 またざいけのひとびとも わが、ふぼ、じごく、がき、ちくしょうにおちて くげんをうくるをば、とぶらはずして われは えぶくおんじきに あきみち ぎゅうばけんぞく、じゅうまんして わがこころにまかせて、たのしむひとをば、いかにふぼのうらやましく うらみたもうらん、そうのなかにも ふぼししょうのめいにちを ひとは、まれなり、さだめててんのにちがつ、ちの ちじんいかり、いきどをりたまいて ふこうのものとおもはせ、たもうらん かたちはひとにしてちくしょうのごとし にんずろくとももうすべきなり、にちれんこのごうしょうをけしはてて みらいはりょうぜんじょうどにまいるべしと、おもへば しゅじゅのだいなん、あめのごとくふり くものごとくに、わきそうらへどもほけきょうのおんゆえなれば くをもくともおもはず、かかるにちれんが でしだんなとなりたもう、ひとびと、ことにこんげつじゅうににちの みょうほうしょうりょうは ほけきょうのぎょうじゃなり にちれんがだんななり いかでかがきどうにおちたもうべきや、さだめてしゃか、たほうぶつ、じっぽうのしょぶつの ごほうぜんにましまさん、これこそ、しじょうきんごどのの、ははよ ははよと どうしんにこうべをなで よろこびほめたもう、らめ、あはれ、いみじきこをわれはもちたりと しゃかぶつと、かたらせたもうらん、
 ほけきょうにいわく 「もしぜんなんしぜんにょにんあって みょうほけきょうの だいばだったほんを きいてじょうしんに しんぎょうして ぎわくをしょうぜざらんものは じごくがきちくしょうにおちずして じっぽうのぶつぜんにしょうぜん、しょしょうのところにはつねにこのきょうをきかん、。もしにんでんのなかにうまれれば しょうみょうのらくをうけ、もしぶつぜんにあらば れんげより けしょうせん」とうんぬん、
 このきょうもんに ぜんにょにんとみへたり、みょうほうしょうりょうの、ことにあらずんば だれがことにやあらん、またいわく「このきょうをたもつことかたし もししばらくもたもつものは われすなわちかんぎす しょぶつもまたしかなり、かくのごときのひとは しょぶつのほめたもうところ」とうんぬん。にちれんさんたんしたてまつることは、もののかずならず、しょぶつしょたんとみえたり、あらたのもしや、あらたのもしやと、しんじんをふかくとりたもうべし、しんじんをふかくとりたもうべし、なむみょうほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう、きょうきょうきんげん。
 しちがつじゅうににち         にちれん かおう
  しじょうきんごどのおへんじ

  • [80]
  • 四条金吾 九思一言

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月31日(日)02時18分32秒
 
  しじょうきんごごしょ  くしいちごんのこと
    しっぴつ こうあんがんねん けんじしょうがつ。
       p1175
 たかとりのたけ、みのぶのたけ、なないたがれのたけ、いいだにともうし、きのもと、かやのね、いわのうえ、つちのうえ、いかにたづねそうらへども、をひてそうらう、ところなし、されば、うみにあらざれば、わかめなし、やまにあらざれば、くさびらなし、ほけきょうにあらざれば ほとけになるみちなかりけるか、これは、さてをきそうらいぬ。なによりも うけたまわりて、すずしくそうらうことは、いくばくの おんにくまれのひとの、ごしゅっしに ひとかずに、めし、ぐせられさせたまいて、いちにち、ふつかならず おひまもなきよし、うれしさもうすばかりなし、えもんのたいうの をやにたちあひて、かみのごいちごんにて かへりてゆりたると とののすねんがあいだの にくまれ、こぞのふゆは かうとききしに、かへりて ひびのごしゅっしのおとも、いかなることぞ、ひとへに てんのおはからい ほけきょうのおちからにあらずや。
そのうえ えんきょうぼうのきたりてそうらいしが もうしそうらうは、えまのしろうどのの ごしゅっしにおともの、さふらい、そのなかに しゅはさてをきたてまつりぬ、ぬしのせいといひ、かをたましひ、むま げにんまでも なかつかさのさえもんのじやう だいいちなり、あはれをとこや、をとこやと、かまくらわらはべは 、つじちにて もうしあひてそうらいしと かたりそうらう。
 これに、つけても あまりにあやしくそうらう、こうしは くしいちごん、しゅうこうたんは よくするときはさんどにぎり しょくするときはみたび はかせたもう、いにしえのけんじんなり いまのひとのかがみなり、されば このたびは ことにみをつつしませたもうべし、よるはいかなることありとも ひとりそとへいでさせたもうべからず、たとひかみのおめしありとも まづ げにんをこそへ、つかわして、なひなひ いちじょうを、ききさだめて、はらまきをきて、はちまきし、せんご、さゆうにひとをたてて しゅっしし おんもとのかたわらに、こころよせの、やかたか またわがやかたかに、ぬぎをきて、まいらせたもうべし、いえへ かへらんにはさきにひとをいれて とのわき はしのした むまやのしり、たかどの いっさいくらきところを、みせてはいるべし、  せうまうにはわがやよりも ひとのいえよりもあれ、たからを、をしみて あわててひをけすところへ、づつとよるべからず、ましてはしりでることなかれ。
p1176
 しゅっしより あるじのおともして おかへりのときは みかどより うまより、をりて、いとまの、さしあうよし、はうくわんにもうして、いそぎかへるべし、かみのををせなりとも、よにはいりて おともしてごしょに、ひさしかるべからず、かへらむには だいいち、こころにふかき、えうじんあるべし、ここをば、かならず、かたきの、うかがうところなり。
 ひとのさけたばんともうすともあやしみて、あるひは げんをいだし、あるひはもちいることなかれ、またおん をととどもにはつねは ふびんのよしあるべし、つねにゆせにざうりのあたいなんど こころあるべし、もしやのことのあらむには、かたきはゆるさじ、わがために、いのちをうしなはんずるものぞかしと、をぼして、とがありとも、。せうせうのとがをば、しらぬやうにてあるべし。
 またおんなるひは いかなるとがありともにいっこう ごけうくんまでも、あるべからず、まして いさかうことなかれ、ねはんぎょうにいわく「つみきわめて おもしといえどもにょにんにおよぼさず」とううんぬん、もんのこころは いかなるとがありとも おんなのとがを をこなはざれ、これけんじんなり これぶつでしなりと もうすもんなり。このもんはあじゃせおう、ちちをころすのみならず ははをあやまたむと、せしとき、ぎば、げっこうのりょうしんが いさめたるきょうもんなり。
 わがはは こころぐるしくをもひて りんじゅうまでも こころにかけし、いもうとども なれば とがを、めんじて ふびんというならば ははのこころ やすみてこうようとなるべしと、ふかく をぼすべし。
 たにんをも ふびんというぞかし、いわうや、をとをとどもをや、もしやのことのあるにはいっしょにて、いかにもなるべし、これらこそ とどまりゐて なげかんずれば、をもひでにと、ふかくをぼすべし、かやうもうすは たじはさてをきぬ、すごろくは ふたつあるいしは かけられず、とりのひとつのはねにてとぶことなし。
 まさかど、さだたふがやうなりし、いふしやうも ひとりはかなわず、さればおとうとなどをこともろうどうとも、うちたのみて、をはせば、もしや ほけきょうも ひろまらせたまいて よにもあらせたまわば ひとかたのかたうどたるべし。
 すでに、きやうのだいりいんの ごそ かまくらのごしょ、ならびに おんうしろみのごしょ、いちねんがうちに にど、しょうがつと じゅうにがつとに やけそうらいぬ、  p1177
これただごとにはあらず ほうぼうのしんごんしらを おんしとたのませたもううえ かれら ほけきょうをあだみそうらうゆへに てんのせめ ほけきょうじゅうらせつのおんいさめ あるなり、かへりて おおざんげあるならば、たすかるへんも、あらんずらん。 いたう、てんの、このくにを、をしませたまうゆへに だいなるおんいさめあるか、すでにたこくがこのくにをうちまきて こくしゅ、こくみんをうしなはんうえ ぶっしんのじしゃ、ひゃくせんまんが ほろびんずるをてんげんをもつて みくだして、なげかせたもうなり、またほけきょうの みなをいういうたるものどもの となうるを ひぼうしょうほうのものどもが、をどしそうらうを てんのにくませたもうゆえなり。
 あなかしこ、あなかしこ、ことし、かしこくして ものをごらんぜよ、さんかい、くうし、まぬかるところあらば、ゆきて ことしはすぎぬべし、あしだせんにんが ほとけのうまれたまいしをみて、いのちを をしみしがごとし、をしみしがごとし、きょうきょうきんげん。
 しょうがつにじゅうごにち    にちれん かおう
  なかつかささえもんのじょうどの



  • [79]
  • 四条金吾編 所領書

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月30日(土)02時53分56秒
 
しじょうきんごどの、ごへんじ、
しょりょうしょ、
     しっぴつ、 こうあん、がんねん、かんなずき。ごじゅうしちさい、p1183。

 がもく、いっかんもん、たまいそうらい、おわんぬ、ごしょりょう、かみより、たまわらせたまいて、そうらうなることまこととも、おぼへず、そうらう、ゆめかと、あまりに、ふしぎにおぼへそうらう。
 おへんじなんども、いかやうに、もうすべしとも、おぼへずそうらう、そのゆえは、とのの、おんみは、にちれんが、ほうもんのおんゆへに、にほんこく、ならびに、かまくらじゅう、みうちのひとびと、きうだちまで、うけず。
 ふしぎにをもはれて、そうらへば、そのみうちに、をはせむだにも、ふしぎにそうらうに、ごおんを、かうほらせたまへば、うちかへし、また、うちかへしせさせたまへば、いかばかり、どうれいどもも、ふしぎとをもひ、かみも、あまりなりとをぼすらむ。
 さればこのたびは、いかんがあるべかるらんと、うたがひおもいそうらいつるうえ、みうちのすうじゅうにんのひとびと、うつたへてそうらへば、さればこそいかにも、かなひがたかるべし。
 あまりなることなりと、うたがい、そうらいつるうえ、きょうだいにも、すてられてをはするに、かかる、ごをん、めんぼくもうすばかりなし、かのところは、とのをかの、さんばいとあそばしてそうらううえ、さどのくにのものの、これに、そうらうが、よくよくそのところをしりてそうらうが、。もうしそうらうは、さんかごうのうちに、いかだともうすは、だいいちのところなり。
 でんばたは、すくなくそうらへども、とくは、はかりなしともうしもうそうらうぞ、ふたところは、みねんぐせんがん、ひとところは、さんびゃくかんとうんぬん、かかるところなりと、うけたまわはる。
 なにとなくとも、どうれいといひ、したしき、ひとびとともうし、すてはてられて、わらひ、よろこびつるに、とのをかに、をとりてそうらうところなりとも、おんくだしぶみは、たびたくそうらいつるぞかし、まして、さんばいのところなりと、そうらう。
 いかにわろくとも、わろきよし、ひとにもまた、かみへも、もうさせたまうたまべからず、そうらう、よきところ、よきところと、もうしたまはば、また、かさねてたまはらせたまうべし。
 わろきところ、とくぶんなし、なむどそうらはば、てんにも、ひとにも、すてられたまいそうらはむずるに、そうらうぞ、おんこころへあるべし。
 あじゃせおうは、けんじんなりしが、ちちを、ころせしかば、そくじに、てんにも、すてられ、だいちも、やぶれて、いりぬべかりしかども、ころされし、ちちのおう、いちにちに、ごひゃくりやう、ごひゃくりよう、すうねんがあいだ、ほとけを、くようしまいらせたりし、くどくと、のちにほけきょうのだんなとなるべき、くどくによりて、てんもすてがたし、ちもわれず、ついにじごくにをちずして、ほとけになりたまいき。
p1184
  とのも、またかくのごとし、きょうだいにも、すてられ、どうれいにも、あだまれ、きうだちにもそばめられ、にほんこくの、ひとにも、にくまれたまいつれども、いぬる、ぶんえい、はちねんの、くがつ、じゅうににちの、ねうしのとき。
 にちれんが、ごかんきを、かほりしとき、うまのくちにとりつきて、かまくらをいでて、、さがみの、えちにおともありしが、いちえんぶだい、だいいちの、ほけきょうの、おんかたうどにて、ありしかば、ぼんでん、たいしゃくも、すてかねさせたまへるか。
 ほとけに、ならせたまはんことも、かくのごとし、いかなる、おおとがありとも、ほけきょうを、そむかせたまはずそうらいし、おんともの、ごほうこうにて、ほとけにならせたまうべし。
 れいせば、うとくこくおうの、かくとくびくの、いのちにかはりて、しゃかぶつとならせたまいしがごとし、ほけきょうは、いのりとはなりそうらいけるぞ。
 あなかしこ、あなかしこ、いよいよ、どうしんけんごにして、こんど、ほとけになりたまへ、ごいちもんの、ごぼうたち、また、ぞくにんなどにも、かかる、うれしきこと、そうらはず、かう、もうせば、こんじょうのよくとをぼすか、それも、ぼんぷにて、そうらへば、さもそうらうべきうえ、よくをも、はなれずして、ほとけになりそうらいけるみちの、そうらいけるぞ。
 ふげんきょうに、ほけきょうのかんじんを、ときてそうらう、「ぼんのうを、だんぜず、ごよくをはなれず」とう、うんぬん、てんだいだいしの、まかしかんに、いわく、「ぼんのうそくぼだい、しょうじそくねはん」とう、うんぬん。
 りゅうじゅぼさつの、だいろんにほけきょうの、いちだいに、すぐれて、いみじきやうを、しゃくして、いわく、「たとへば、だいやくしの、よくどくをへんじて、くすりとなすがごとし」とう、うんぬん。
 「しょうやくしは、くすりをもって、やまいをなおす、たいいは、おおどくをもって、だいじゅうびょうをなおす」とううんぬん。
 こうあん、がんねん、つちのえとら、かんなずき 、 ひ      にちれん、 かおう、
  しじょう、きんごどの、ごへんじ、

  • [78]
  • 四条金吾編 不呵責所領事

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月30日(土)02時52分53秒
 
しじょう、きんごどの、ごへんじ、
ふかしゃく、しょりょうじ、
    しっぴつ 、けんじ、さんねん、ふみつき。ごじゅうろくさい 、p1163。
       こつき、にじゅうごにちの、おんふみ、どうげつのにじゅうしちにちの、とりのときに、きたりてそうらう、おおせくださるるじょうと、また、きしょう、かくまじきよしの、ごせいじやうとを、みそうらへば、うどんげのさきたるを、みるか
しゃくせんだんの、ふたばになるをえたるか。
 めづらし、かうばし、さんみょう、ろくつうを、えたまううえ、ほけきょうにて、しょち、しょじゅうに、のぼらせたまへる、しょうかの、だいあらかん、とくむしょうにんの、ぼさつなりし、しゃりほつ、もくれん、かしょうなどだにも、しゃばせかいの、まっぽうに、ほけきょうを、ぐずうせんことの、たいなん、こらへかねければ、かなふまじきよし、じたいそうらいき。
 まして、さんなく、みだんの、まつだいのぼんぶ、いかでか、このきょうの、ぎょうじゃとなるべき、たとい、にちれんいちにんは、じょうもく、がしゃく、あっく、おうなんをも、しのぶとも、さいしを、たいせる、むちのぞくなんどは、いかでかかかなうべき、なかなか、しんぜざらんはよかりなん。
 すへ、とをらず、しばしならば、ひとに、わらはれなんと、ふびんに、をもひそうらいしに、たびたびのなん、にかどのごかんきに、こころざしを、あらはしたまうだにも、ふしぎなるに、かく、をどさるるに、ふたところのしょりょうを、すてて、ほけきょうを、しんじ、とをすべしと、おきしょう、そうろうこといかにとも、もうすばかりなし。
 ふげん、もんじゅなどなを、まつだいは、いかんがとほとけ、おぼしめして、みょうほうれんげきょうの、ごじをばじゆ、せんがいのじょうしゅ、じょうぎょうなどの、よにんにこそ、おおせつけられてそうらへ。
 ただごとのこころを、あんずるに、にちれんがみちを、たすけんと、じょうぎょうぼさつ、きへんの、おんみにいりかはらせたまへるか、また、きょうしゅしゃくそんの、おんはからいか。
 かの、みうちのひとびと、うちはびこって、りょうかん、りゅうぞうが、はからひにてや、ぢやうあるらん、きしょうを、かかせたまいなば、いよいよ、かつばら、をごりて、かたがたに、ふれもうさば、かまくらのうちに、にちれんがでしなど、ひとりもなく、せめうしなひなん。
 ぼんぷの、ならひ、みのうえは、はからひがたし、これを、よくよく、しるを、けんじん、しょうにんとはもうすなり、とおきをば、しばらくをかせたまへ、ちかきは、むさしのかうどの、りょうしょをすてて、にゅうどうになり、けっくはおおくの、しょりょう、なんにょのきうだち、ごぜんなどを、すてて、ごとんせとうけたまる。
 とのは、こなし、たのもしき、きょうだいなし、わづかのにしょの、しょりょうなり、いっしょうは、ゆめのうえ、あすをごせず、いかなるこつじきには、なるとも、ほけきょうに、きずをつけたまうべからず。
  p1164
されば、おなじくは、なげきたるけしきなくて、このじょうに、かきたるが、ごとく、すこしも、へつらはず、ふるまいおおせあるべし、なかなか、へつらふならば、あしかりなん。
 たとひ、しょりょうを、めされ、おいだしたまうとも、じゅうらせつにょの、おんはからいにてぞ、あるらむと、ふかくたのませたまうべし。
 にちれんは、ながされずして、かまくらにだにも、ありしかば、ありし、いくさに、いちじょううちころされなん、これもまた、みうちにては、あしかりぬべければ、しゃかぶつの、おんはからいにてや、あるらむ。
 ちんじょうは、もうしてそうらへども、また、それにそうは、そうらへども、あまりの、おぼつかなさに、さんみぼうを、つかはすべくそうろうに、いまだ、しょろうきらきらしくそうらはず、そうらへば、どうじに、このごぼうを、まいらせそうらう。
 だいがくのさぶろうどのか、たきのたろうどのか、ときどのかに、いとまに、したがいて、かかせてあげさせたまうべし。
 これは、あげなば、こときれなむ、いたう、いそがずとも、ないないうちを、したため、またほかの、かつばらにも、あまねく、さはがせて、さしいだしたらば、もしや、このふみ、かまくらないにも、ひろうし、かみへも、まいることもやあるらん、わざはひのさいわいはこれなり。
 ほけきょうの、おんことは、いぜんにもうしふりぬ、しかれども、しょうじこそ、ぜんよりは、をこてそうらへ、だいじになりぬれば、かならずだいなる、さはぎが、だいなるさいわいとなるなり。
 この、ちんじょう、ひとごとに、みるならば、かれらが、はぢあらわるべし、ただひとくちに、もうしたまへ、われとは、みうちをいでて、しょりょうを、あぐべからず、かみより、めされ、いだむさは、ほけきょうの、おふせ、さいわいとおもうべしと、ののしらせたまへ。
 かへすがへす、ぶぎょうにんに、へつらう、けしきなかれ、このしょりょうは、かみよりたびたるにはあらず、だいじのごしょろうを、ほけきょうのくすりをもつて、たすけまいらせ、たまいてそうらう、しょりょうなれば、めすならば、ごしょろうこそ、またかへりそうらはむずれ、そときは、よりもとに、おんたいじやうそうらうとも、もちひまいらせ、そうらうまじくそうらうと、うちあて、にくさうげにて、かへるべし。
 あなかしこ、あなかしこ、おんよりあひあるべからず、よるは、ようじん、きびしく、よまわりのとのばら、かたらいて、もちひ、つねには、よりあはるべし、こんど、みうちをだにも、いだされずばじゅうに、きゅうは、うちのもの、ねらひなむ、かまへて、きたなきしにすべからず。
  けんじ、さんねん、ひのとうし、ふみつき
                  にちれん かおう
たいごう しじょうきんご。

  • [77]
  • 四条金吾編 法論心得御書

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月30日(土)02時51分32秒
 
しじょう、きんご、どのごへんじ
ほうろん、こころえごしょ
しっぴつ、 けんじ、がんねん、ふみつき、22にち、54さい、p1139 。

 わざと、おつかい、よろこびいってそうらう、また、こうじごじゅう、がもくごかんもん、たびそうらいおわんぬ、おのおの、ごくようとうんぬん、また、おんふみのなかに、いわく、いぬる16にちに、あるそうと、よりおうてそうらうとき、しょほう、じっそうの、ほうもんを、もうしあいたりと、うんぬん。
 こんきょうは、しゅっせのほんかい、いっさいしゅじょう、かいじょうぶつどうの、こんげんともうすも、ただこの、しょほう、じっそうの、よじより、ほかは、まったくなきなり。
 されば、でんきょう、だいしは、ばんりのはとうを、しのぎたまいて、そうでんし、まします、このもんなり、いっく、まんりょうの、いちごんとは、これなり、とうせ、てんだいしゅうの、かいえのほうもんを、もうすも、この、きょうもんを、わるくこころえてじゃぎを、いいだしそうらうぞ。
 ただ、この、きょうを、たもちて、なんみょうほうれんげきょうと、となえてしょうじき、しゃほうべん、たんせつ、むじょうどうと、しんずるを、しょほうじっそうのかいえの、ほうもんとは、もうすなり。
 のそゆえは、しゃかぶつ、たほうにょらい、じっぽうさんぜのしょぶつを、しょうにんとしたてまつりそうらうなり。
 あいかまえて、かくのごとくこころえさせたまいて、しょほうじっそうの、よっつのもんじを、ときどき、あじわへたもうべし、ろうやくに、どくをまじうることあるべきや。
 うしほのなかより、かわのみずをとりだすことありや、つきは、よるにいで、ひはひる、いでたもう、このこと、いさかふべきや。
 これより、のちには、かようにこころえ、たまいてごもんどうあるべし、ただし、こまごまは、ろんなんしたもうべからず、なおも、もうさば、それがしの、しにてそうらう、にちれんぼうに、ごほうもんそうらへと、うちわろうて、うちかえし、うちかえしおおせたもうべくそうらう。
 ほうもんを、かきつるあいだ、ごくようの、こころざしは、もうさずそうらう、ありがたし、ありがたし、くわしくは、これよりねんごろに、もうすべくそうらう。
 けんじ、、がんねん、きのとい、ふみつき22にち、                にちれん、 かおう、
  しじょう、なかつかさ、さぶろう、さえもんのじょうどの、ごへんじ、
  たいごう 、しじょう、きんご。

  • [76]
  • 上野殿 じゅっぽうしゅじょう、かいげん 十方衆生開眼

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)16時25分38秒
 
うえのどのごへんじ、
じゅっぽうしゅじょう、かいげん。
  しっぴつ、けんじ、がんねん、ふみつき、12にち、54さい、  p1512。
  むぎ、ひとひつ、かわのりごじょう、はじかみ、ろくじゅうたびおわんぬ、いつもの、おんことに、そうらへば、をどろかれず、めづらしからぬやうに、うちをぼへて、そうらうは、ぼむぶの、こころなり。
 せけん、そうそうなるうえ、ををみやの、つくられさせたまへば、ひゃくしょうと、もうし、わがうちのものともうし、けかちともうし、ものつくりともうし、いくそばく、いとまなく、おんわたりにて、そうやらむに、やまのなかの、すまゐ、さこそとおもひやらせたまいて、とりのかいこを、やしなうがごとく、ともしびに、あぶらをそうるがごとく、かれたるくさに、あめのふるがごとく、うえたるこに、ちをあたうるが、ごとく。
 ほけきょうのおんいのちを、つがせたまうこと、さんぜの、しょぶつを、くようしたまへるにて、あるなり、じゅっぽうの、しゅじょうの、まなこを、ひらくくどくにて、そうらうべし、とうとしとも、もうすばかりなし、あなかしこ、あなかしこ、きょうきょうきんげん。
  ふみつき16にち にちれん かおう
    たいごう、 なんじょう、ときみつ――。

  • [75]
  • 上野殿 ぎおんしょうじゃごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)16時20分34秒
 
うえのどのごしょ、
ぎおんしょうじゃごしょ、
しっぴつ 、けんじ、がんねん、はつき、18にち。54さい。  p1513 。
 わざと、おんつかい、ありがたくそうらう、それについては、やかたづくりのよし、めでたくこそ、そうらへ、いつか、まいりそうらいて、わたまし、もうしそうらはばや、ひとつ、むなふだのこと、うけたまわりきそうらう、かきそうらいて、このほうきこうに、まいらせそうらう。
 この、きょうもんは、すだつちょうじゃ、ぎおんしょうじゃを、つくりき、しかるに、いかなる、いんねんにや、よりけん、すだつちょうじゃ、しちどまで、かさいにあひ、そうらいしとき、ちょうじゃ、このよしを、ほとけにとい、たてまつる、ほとけ、こたえてのたまわく、なんじが、けんぞく、とんよく、ふかきゆえに、このかさいのなん、おこるなり。
 ちょうじゃ、もうさく、さていかんして、このかさいの、なんを、ふせぎもうすべきや、ほとけ、のたまはく、たつみのほうより、ずいそうあるべし、なんじ、しょうじんして、かのほうにむかへ、あなたより、ひかりささば、きじんさんにん、きたりていわん、なんかいに、とりあり、めいふんとなずく、このとりの、じゅうしょに、かさいなし。
 またこのとりひとつのもんを、となうべし、そのもんに、いわく。「しょうしゅ、てんちゅう、てんか、りょうびん、がしょうあいみん、しゅじょうしゃ、がとう、こんきょうらい」うんぬん、このもんを、となへんには、かならず、さんじゅうまんりが、うちには、かさい、をこらじと、この、さんにんの、きじんかくのごとく、つぐべきなり、うんぬん。
 すだつ、ほとけのおおせのごとく、せしかば、すこしも、ちがはずそうらいき、その、のち、かさいなきと、みえてそうらう、これに、よりてめつご、まつだいにいたるまで、この、きょうもんを、かきて、かさいをやめそうらう、いまもってかくのごとく、なるべくそうらう、かえすがえすも、よくよく、。しんじたもうべき、きょうもんなり、これは、ほけきょうの、だいさんのまき、けじょうゆほんに、とかれてそうらう、くわしくは、このごぼうに、もうし、ふくめてそうらう、きょうきょうきんげん。
 はつき18にち、にちれん、 かおう、うえのどのごへんじ 。
 たいごう 、なんじょうときみつ――。

  • [74]
  • 上野殿 はるのいわいごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)16時19分23秒
 
うえのどのごへんじ
 はるのいわいごしょ。
 しっぴつ、 こうあんがんねん、しょうがつまつ。       54さい、p1510。
   はるのいわいわ、すでに、ことふりそうらいぬ、さては、こ、なんでうどのは、ひさしきことには、そうらはざりしかども、よろず、ことにふれて、なつかしき、こころありしかば、をろかならず、をもひしに、よわひさかんなりしに、はかなかりしこと、わかれかなしかりしかば、わざと、かまくらより、うちくだかり、おんはかをば、み、そうらいぬ。
 それよりのちは、するがの、びんにはと、をもひしに、このたび、くだしには、ひとに、しのびて、これへきたりしかば、にしやまのにゅうどうどのにも、しられ、そうらはざりしうえは、ちからをよばず、とをりてそうらいしが、こころにかかりて、そうらう、そのこころをとげん がために、この、ごぼうは、しょうがつの、うちに、つかわして、おんはかにて、じがげ、いっかんよませんと、をもひて、まいらせそうらう。
 おんとのの、おんかたみも、なしなんと、なげきて、そうらへば、とのを、とどめをかれけること、よろこびいってそうらう、こ、とのは、きのもと、くさむらのかげ、かようひともなし、ぶっぽうをも、ちょうもんせんず、いかに、つれづれなるらん、をもひやり、そうらへば、なんだもとどまらず、とのの、ほけきょうの、ぎょうじゃ、うちぐして、おんはかに、むかわせ、たもうには、いかに、うれしかるらん、いかにうれしかるらん。
たいごう 、なんじょう、ときみつ――。

  • [73]
  • 上野殿 すいかにしんしょう

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)16時18分24秒
 
すいかにしんしょう
しっぴつ こうあんがんねん、きさらぎ25にち、57さい、p1544。
 いものかしら、くしがき、やきこめ、くり、たかんな、すづつ、たびそうらいおわんぬ。
 がっしに、あそかだいおうと、もうすおうをはしき、いちえんぶだい、よんぶんのいちを、たなごころににぎり、りゅうおうをしたがへて、あめをこころにまかせ、きじんをめしつかひ、たまいき、はじめは、あくおうなりしかども、のちには、ぶっぽうにきし、ろくまんにんの、そうを、ひびに、くようし、はちまんよんせんのいしのとうを、たてたもう、このだいおうの、かこをたづぬれば、ほとけざいせに、とくしょうどうじ、むしょうどうじとて、ふたりの、をさなきひとあり、つちの、もちいを、ほとけに、くようしたまいて、100ねんのうちに、だいおうと、うまれたり、ほとけはいみじしといへども、ほけきょうに、たいしまいらせそうらへば、ほたるびと、にちがつとのしょうれつ、てんと、ちとのこうげなり、ほとけを、くようして、かかる、くどくあり、いわうや ほけきょうをや、つちのもちゐを、まいらせて、かかる、ふしぎあり、いわうやすずの、くだものをや、かれは、けかちならず、いまはうへたるくになり、これをもつて、をもふに、しゃかぶつ、たほうぶつ、じゅうらせつにょ、いかでか、まほらせたまはざるべき。
 そもそも、いまのとき、ほけきょうを、しんずるひとあり、あるいは、ひのごとくしんずるひともあり、あるいは、みずのごとく、しんずるひともあり、ちょうもんするときは、もへたつばかりをもへども、とをざかりぬれば、すつるこころあり、みずのごとくともうすは、いつも、たいせず、しんずるなり、これは、いかなる、ときも、つねは、たいせず、とわせたまえば、みずのごとく、しんぜさせたまへるか、たうとし、たうとし。
 まことやらむ、いえのうちに、わづらひの、そうらうなるは、よもきじんの、そいにはそうらはじ、じゅうらせちにょのしんじんの、ぶんざいを、おんこころみぞ、そうやらむ、まことの、きじんならば、ほけきょうのぎょうじゃを、なやまして、かうべを、わらんとをもふきじんの、そうらうべきか、また、しゃかぶつ、ほけきょうの、おんそらことの、そうらうべきかと、ふかく、をぼしめしそうらへ、きょうきょうきんげん。
  きさらぎにじゅうごにち、 にちれん かおう
        たいごう ○じみょうあま。×なんじょうときみつ。

  • [72]
  • 上野殿 すだつちょうじゃごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)16時17分32秒
 
うえのどのごへんじ
すだつちょうじゃごしょ
    しっぴつ こうあん、p1574。
  がもく、いっかんもん、おくりたまいおわんぬ、おんこころざしの、そうらへば、もうしそうらうぞ、よくふかき、ごぼうとおぼしめすことなかれ。
 ほとけに、やすやすとなることのそうらうぞ、をしへまいらせそうらはん、ひとのものを、をしふるともうすは、くるまのおもけれども、あぶらをぬれば、まわり、ふねを、みずにうかべて、ゆきやすきやうに、をしへそうらうなり、ほとけに、なりやすきことは、べつのやうそうらはず、かんばつに、かわけるものに、みずをあたへ、かんぴょうに、こごへたるものに、ひを、あたうるがごとし、また、ふたつなきものを、ひとにあたへ、いのちのたゆるにひとの、せにあふがごとし。
 こんじきおうと、もうせしおうは、そのくにに、じゅうにねんの、だいかんばつあって、ばんみんうえしぬること、かずをしらず、かわには、しにんを、はしとし、くがには、がいこつをつかとせり、そのとき、こんじきだいおう、だいぼだいしん、をこして、おほきに、せをほどこしたまいき。
 ほどこすべきもの、みなつきて、くらのなかに、ただ、こめごしょうだにのこれり、だいおうの、いちにちの、おくごなりと、しんか、もうせしかば、だいおう、ごしょうのこめを、とりいだして、いっさいの、うえたるものに、あるいは、いちりう、にりう、あるいは、さんりう、よんりう、なんど、あまねく、あたへさせ、たまいてのち、てんに、むかわせたまいて、われは、いっさいしゅじょうの、けかちのくに、かはりて、うえじにそうらうぞと、こえをあげて、よばはらせたまいしかば、てんきこしめして、かんろのあめを、しゅゆに、ふらしたまいき、このあめを、みにふれ、かをにかかりしひと、みな、じきにあきみちて、いっこくの、ばんみん、せちなのほどに、いのちよみがへりて、そうらいけり。
 がっしこくに、すだつちょうじゃと、もうせしものは、しちどひんになり、しちど、ちょうじゃとなりて、そうらいしが、さいごの、ひんのときは、ばんみん、みなにげうせし、をはりて、ただ、めおとこ、ふたりにて、そうらいしとき、ごしょうの、こめあり、いつかのかつてと、あてそうらいしとき、かしょう、しゃりほつ、あなん、らごら、しゃかぶつのごにん、しだいに、はいらせたまいてごしょうのこめを、こひとらせたまいき、そのひより、ごてんじく、だいいちの、ちょうじゃとなりて、ぎおんしょうじゃをば、つくりてそうらうぞ、これをもつて、よろづを、こころへさせたまへ。 p1575
 きへんは、すでにほけきょうのぎょうじゃに、にさせたまへること、さるのひとにに、もちいの、つきににたるが、ごとし、あつはらのものどもの、かく、をしませたまへることは、しょうへいの、まさかど、てんぎの、さだとうのやうに、このくにのものどもは、おもひて、そうらうぞ、これひとへに、ほけきょうに、いのちをすつるゆへなり、まったく、しゅくんにそむくひととは、てん、ごらんあらじ、そのうえ、わづかのしょうごうに、をほくのくうじせめあてられて、わがみは、のるべきうまなし、さいしはひきかくべききぬなし。
 かかるみなれども、ほけきょうの、ぎょうじゃのさんちゅうのゆきに、せめられ、じきともしかるらんと、おもひやらせ、たまいて、ぜにいっかん、をくらせたまへるは、ひんにょが、めおとこふたりして、ひとつのきぬをきたりしを、こつじきにあたへ、りだが、ごうしのなかなりし、ひえを、ひゃくしぶつに、あたへたりしがごとし、たうとし、たうとし、くはしくは、またまたもうすべくそうらう、きょうきょうきんげん。
  こうあんさんねん、しわす27にち、 にちれん かおう
 たいごう なんじょうときみつ。うえのどのごへんじ――。

  • [71]
  • 上野殿 あつわら、げごの、こと 

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)02時19分17秒
 
うえのどのごへんじ、
あつわら、げごの、こと
    しっぴつ 、こうあんさんねん。59さい、p1564。
 いぬる、みなつき、じゅうごにちの、けさん、よろこびいってそうらう、さては、かうぬしなどが、こと、いままで、かかへをかせたまいて、そうらうこと、ありがたく、をぼへそうらう、
p1565
  ただし、ないないは、ほけきょうを、あだませたもうにては、そうらへども、うへには、たのことに、よせてことかづけ、にくまるるかのゆへに、あつわらのものに、ことをよせて、かしこ、ここをも、せかれそうらうこそ、そうらいめれ、さればとて、かみにことをよせて、せかれそうらはんに、おんもちゐそうらはずは、ものを、ぼへぬひとに、ならせたもうべし、をかせたまいて、あしかりぬべきやうにて、そうらわば、しばらく、かうぬしなどをば、これへと、をほせそうらうべし、めこなんどは、それにそうらうとも、よも、おんたづねはそうらはじ、ことのしづまるまで、それに、をかせたまいて、そうらわば、よろしくそうらいなんと、をぼへそうらう。
 よのなか、かみにつけ、しもによせて、なげきこそ、ををくそうらへ、よにある、ひとびとをば、よになき、ひとびとは、きじの、たかをみ、がきの、びしゃもんを、たのしむがごとく、そうらへども、たかはわしにつかまれ、びしゃもんは、すらにせめらる、そのやうに、とうじ、にほんこくの、たのしきひとびとは、もうここくの、ことをききては、ひつじの、とらのこえを、きくがごとし、また、つくしへ、おもむきて、いとをしき、めを、はなれ、こをみぬは、かわをはぎ、にくをやぶるが、ごとくにこそ、そうやらめ、いわうや、かのくにより、おしよせなば、へびのくちの、かえる、はうちやうしが、まないたに、をける、こゐ、ふなのごとくこそ、おもはれそうやらめ、こんじょうは、さてをきぬ、。いのちきえなば136の、じごくに、おちて、むりょうこうふべし、われらは、ほけきょうをたのみまいらせて、そうらへば、あさきふちに、さかなのすむが、てんくもりて、あめのふらんとするを、さかなのよろこぶが、ごとし。
 しばらくの、くこそそうらうとも、ついには、たのしかるべし、こくおうひとりの、たいしのごとし、いかでか、くらいにつかざらんと、おぼしめしそうらへ、きょうきょうきんげん。
 こうあんさんねん、ふみつき、ふつか。 にちれん 、かおう。
  うえのどのごへんじ、
 たいごう なんじょうときみつ。
 ひとにしらせずして、ひそかにおほせ、そうらうべし――。

  • [70]
  • 上野殿 ちゃくじ、ぐほうのこと。

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)02時18分17秒
 
うえのどのごへんじ。
ちゃくじ、ぐほうのこと。
  しっぴつ こうあんにねん58さい、p1561。
   はくまい、いちだをくり、たびおわんぬ。
 いっさいのことは、ときによることに、そうらうか、はるははな、あきはつきともうすことも、ときなり、ほとけも、よにいでさせたまいしことは、ほけきょうのためにてそうらいしかども、よんじゅうよねんは、とかせたまはず、。そのゆえを、きょうもんに、とかれてそうらうには、せつじ、みしことうと、うんぬん、なつ、あつわたの、こそで、ふゆかたびらを、たびてそうらうは、うれしきことなれども、ふゆの、こそで、なつの、かたびらには、すぎず、うへてそうらうときの、こがね、かつせるときの、ごれうは、うれしきことなれども、はんとみずとには、すぎず、ほとけに、つちをまいらせて、そうらうひと、ほとけとなり、たまを、まいらせて、じごくへゆくと、もうすこと、これか。
  にちれんは、にほんこくに、うまれて、わわくせず、ぬすみせず、かたがたの、とがなし、
p1562
 まつだいの、ほっしには、とがうすきみなれども、もんをこのむおうに、ぶのすてられ、いろをこのむひとに、しょうじきものの、にくまるるがごとく、ねんぶつと、ぜんと、しんごんと、りつとを、しんずるよに、おうて、ほけきょうを、ひろむれば、おうしん、ばんみんに、にくまれて、けっくは、さんちゅうに、そうらへば、てんいかんが、はからわせたもうらむ。
 ごしゃくのゆきふりて、もとよりも、かよわぬやまみち、ふさがり、といくるひともなし、ころもも、うすくて、かんふせぎがたし、じきたへて、いのちすでに、をはりなんとす、かかる、きざみに、いのちさまたげのおんとぶらひ、かつは、よろこび、かつは、なけかし、いちどに、をもひきって、うへしなんと、あんじきって、そうらいつるに、わづかの、ともしびに、あぶらをいれ、そへられたるがごとし、あわれたうとく、めでたき、みこころかな、しゃかぶつ、ほけきょう、さだめて、おんはからい、たまはんか、きょうきょうきんげん。
 こうあん、にねん、しわす、27にち。にちれん、 かおう、 うえのどのごへんじ。
たいごう なんじょうときみつ――。

  • [69]
  • 上野殿 ひわかごぜん、たんじょうのこと

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)02時17分15秒
 
うえのどのごへんじ。
ひわかごぜん、たんじょうのこと。
  しっぴつ 、こうあん、さんねん、59さい、p1566 。
 おなごは、もんをひらく、おのこごは、いえをつぐ、にほんこくを、しっても、こ、なくば、だれにか、つがすべき、たからを、だいせんにみてても、こ、なくば、だれにか、ゆづるべき、されば、げてんさんぜんよかんには、こ、あるひとを、ちょうじゃといふ、ないてん、ごせんよかんには、こ、なきひとを、ひんにんといふ、おなごひとり、おのこごひとり、たとへばてんには、にちがつのごとく、ちには、とうざいにかたどれり、とりのふたつのはね、くるまの、ふたつのわなり、されば、このおのこごをば、ひわかごぜんと、もうさせたまへ、くはしくは、またまたもうすべし。
  こうあん、はつき、23にち、  にちれん、かおう、
   うえのどの、ごへんじ、たいごう 、なんじょうときみつ――。

  • [68]
  • 上野殿 せっちゅうくようごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)02時08分14秒
 
うえのどのごへんじ。
せっちゅうくようごしょ。
しっぴつ、 こうあん、にねん、しょうがつ、みっか。58さい。p1554。
 もち90まい、やまのいも50ぽん、わざとおつかいをもってしょうがつみっか、ひつじのときに、するがのくに、ふじぐん、うえのごうより、こうしゅう、はきいのごう、みのぶさんのほらへ、おくりたびてそうらう。
 それ、うみべには、きをたからとし、さんちゅうには、しおをたからとす、かんばつには、みずをたからとし、あんちゅうには、ともしびを、たからとし、にょにんは、おっとを、たからとし、おっとはにょにんを、いのちとし、おうは、たみをおやとし、たみは、じきをてんとす、この、りょうさんかねんは、にほんこくのなかに、たいえきおこりて、ひと、はんぶんげんじてそうらうか、こぞのふみつきより、だいなる、けかちにて、さといち、とをき、むえんのものと、さんちゅうのそうらは、いのち、ぞんしがたし。
 そのうえ、にちれんは、ほけきょう、ひぼうのくにに、うまれて、いおんのうぶつの、まっぽうの、ふきょうぼさつのごとし、はたまた、かんきぞうやくぶつの、すえの、かくとくびくのごとし、おうも、にくみ、たみもあだむ、ころもも、うすく、じきもとぼし、ぬのこは、にしきのごとし、くさばをば、かんろとおもふ、そのうえ、こぞの、しもつきより、ゆきつもりて、やまざとみちたえぬ、としかえれども、とりのこえならでは、をとづるるひとなし、ともに、あらずば、たれかとうべきと、こころぼそくて、すごしそうらうところに、がんさんのうちに、むしもち、90まい、まんげつのごとし、しんちゅうも、あきらかに、しょうじのやみもはれぬべし、あはれなり、あはれなり、こ、うえのどのをこそ、いろある、をとこと、ひとは、もうせしに、。そのみこなれば、くれないの、こきよしを、つたへたまえるか。
p1555 、
あいよりも、あをく、みずよりも、つめたきこおりかなと、ありがたし、ありがたし、きょうきょうきんげん。
 しょうがつみっか、にちれん かおう。
  たいごう、 なんじょうときみつ。うえのどのごへんじ。

  • [67]
  • 上野殿 しょうがつみっかごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月29日(金)02時07分20秒
 
うえのどのごへんじ。
しょうがつみっかごしょ。
    しっぴつ、こうあんさんねん、59さい、 p1562。
 むしもち、ろくじゅうまい、すみさけひとつつ、やまのいも50ぽん、こうじ20、くしがきいちれん、おくりたびそうらいおわんぬ、ほけきょうの、ごほうぜんにかざりまいらせそうらう、はるのはじめ、みっか、しゅじゅのもの、ほけきょうの、ごほうぜんに、ささげそうらいおわんぬ。
 はなは、ひらいてこのみとなり、つきはいでて、かならずみち、あかりは、あぶらをさせば、ひかりをまし、そうもくは、あめふれば、さかう、ひとは、ぜんこんをなせば、かならずさかう、その、がんざんの、おんこころざし、がんじつにもこへ、むしもちのもちい、まんげつのごとし、ことごと、またまたもうすべくそうらう。
こうあんさんねん、かのえ、たつ、しょうがつ11にち、にちれん、かおう。
   たいごう なんじょうときみつ。うえのどの。

  • [66]
  • 上野殿  たからごしょ

  • 投稿者:名無しさん
  • 投稿日:2016年 7月28日(木)02時46分3秒
 
うえのどのごへんじ
たからごしょ
  しっぴつ こうあんにねんはずき、p1559。
  がもくいっかん、しほひとたわら、いものかしらひとたわら、はじかみしょうしょう、つかいをもつて、りおくりたびおわんぬ、あつきには、みずをたからとす、さむきには、ひをたからとす、けかちには、こめを、たからとす、いくさには、へいじょうを、たからとす、うみには、ふねをたからとす、やまには、うまを、たからとす、むさし、しもうさに、いしをたからとす、このさんちゅうには、いえのいも、うみのしほを、たからとし、そうらうぞ、たけのこ、きのこ、などそうらへども、しほなければ、そのあぢわひ、つちのごとし、また、こがねともうすもの、こくおうも、たからとし、たみもたからとす、たとへば、こめのごとし、いっさい、しゅじょうのいのちなり。
 ぜに、また、かくのごとし、かんどに、どうざんと、もうすやまあり、かのやまより、いでてそうらう、ぜになれば、いちもんも、みなさんぜんりの、うみをわたりて、きたるものなり、ばんにん、みな、たまとおもへり、これを、ほけきょうに、まいらせさせたもう、しゃくまなんと、もうせしひとの、たなごころには、いしへんじて、たまとなる、こんぞくおうは、いさごをこがねとなせり、ほけきょうは、そうもくをほとけとなしたもう、いわうや、こころあらんひとをや、ほけきょうは、しょうしゅの、にじょうを、ほとけとなしたもう、いわうや、しょうしゅの、ひとをや、ほけきょうは、いっせんだいを、ほとけとなしたもう、いわうや、しんずるものをや、ことごとつくしがたくそうらう、またまた、もうすべし、きょうきょうきんげん。
 はつき、ようか、  にちれん、かおう。
  うえのどのごへんじ。


  • [65]
  • 上野殿 こう、ふこうごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月28日(木)02時45分5秒
 
うえのどのごへんじ
こう、ふこうごしょ
  しっぴつ、 こうあんさんねん、やよい、ようか、p1563。
   こ、うえのどの、おんきじつの、そうぜんりょう、こめ、ひとたはら、たしかに、たびそうらいおわんぬ、みほとけに、きょうしまいらせて、じがげいっかん、よみまいらせ、そうらうべし。
 こうようと、もうすは、まづ、ふこうをしりて、こうをしるべし、ふこうともうすは、ゆうぼうと、いうもの、ちちをうちしかば、てんらい、みをさく、はんぷともうせしもの、ははを、のりしかば、どくじゃきたりて、のみき、あじゃせおう、ちちを、ころせしかばびゃくらいびょうの、ひととなりにき、はるりおうは、おやをころせしかば、かわかみに、ひ、いでて、げんしんに、むげんにをちにき、たにんを、ころしたるには、いまだかくのごとくのためしなし。
 ふこうをもって、おもふに、こうようの、くどくのおほきなることも、しられたり、げてんさんぜんよかんは、たじなし、ただ、ふぼのこうようばかりなり、しかれども、げんせをやしなひて、ごしょうを、たすけず、ふぼのおんの、おもきことは、たいかいのごとし、げんせを、やしなひ、ごしょうを、たすけざれば、いったいのごとし、ないてん、ごせんよかん、また、たじなし、ただ、こうようの、くどくをとけるなり。
 しかれども、にょらいよんじゅうよねんの、せっきょうは、こうように、にたれども、そのせつ、いまだあらはれず、こうが、なかの、ふこうなるべし、もくれんそんじゃの、ははのが きどうのくをすくひしは、わづかに、にんてんの、くをすくひて、いまだ、じょうぶつのみちには、いれず、しゃかにょらいは、おんとしさんじゅうのとき、ちち、じょうぼんおうに、ほうをといて、だいよんかをえせしめ、たまへり、ははの、まやふじんをば、おんとし、さんじゅうはちのとき、あらかんかを、えせしめたまへり、これらは、こうように、にたれどもかえって、ほとけに、ふこうのとがあり、わづかにろくどうをば、はなれしめたれども、ふぼをば、ようふじょうぶつの、みちにいれたまへり、たとへば、たいしを、ぼんげのものとなし、おうじょを、ひっぷに、あはせたるが、ごとし。
 されば、ほとけといて、いわく「われ、すなわち、けんどんに、だせん、このことは、さだめて、ふかなり」うんぬん、ほとけは、ふぼに、かんろをおしみて、ばくはんを、あたへたるひと、すみさけを、おしみて、にごりさけをのませたる、ふこうだいいちのひとなり、
p1564
はるりおうのごとく、げんしんに、むげんたいじょうにおち、あじゃせおうのごとく、そくしんに、びゃくらいびょうをも、つぎぬべかりしが、よんじゅうにねんと、もうせしに、ほけきょうを、ときたまいて「このひと、めつどのおもいをしょうじてねはんにはいるといえども、しかもかのどにおいて、ほとけのちえをもとめて、このきょうをきくことをえん」と、ふぼの、ごこうようのため、ほけきょうを、ときたまいしかば、ほうじょうせかいの、たほうぶつも、まことの、こうようのほとけなりと、ほめたまい、じゅっぽうの、しょぶつも、あつまりて、いっさいしょぶつのなかには、こうようだいいちの、ほとけなりと、さだめたてまつりき。
 これをもつて、あんずるに、にほんこくの、ひとは、みな、ふこうのひとぞかし、ねはんきょうの、もんに、ふこうのものは、だいちみじんよりも、おおしと、ときたまへり、されば、てんのにちがつ、はちまんよんせんのほし、おのおのいかりをなし、まなこを、いからかして、にほんこくをにらめたまふ、いまの、おんようじの、てんぺん、しきりなりと、そうしもうすこれなり、ちよう、ひびにおこりて、たいかいの、うえにこぶねを、うかべたるがごとし、いまの、にほんこくの、しょうには、たましいをうしなひ、にょにんは、ちをはく、これなり。
 きへんは、にほんこく、だいいちの、こうようのひとなり、ぼんでん、たいしゃくを、をりくだりて、さうの、はねとなり、しほうの、ちじんは、あしをいただいて、ふぼとあをぎたもうらん、ことおおしと、いへども、とどめそうらいおわんぬ、きょうきょうきんげん。
 こうあんさんねん、やよいようか。にちれん かおう。
しんじょう うえのどのごへんじ。

  • [64]
  • 上野殿 じこく、そうおうごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月28日(木)02時39分40秒
 
うえのどのごへんじ
じこく、そうおうごしょ
    しっぴつ、 こうあん4ねん、ながつきはつか、60さい、p1579。
   いゑのいも、いちだ、ごばうひとつと、だいこん、ろくほん、いもはいしのごとし、ごばうは、おおうしのつののごとし、だいこんは、だいぶつどうのおおくぎのごとし、あぢわひは、とうりてんの、かんろのごとし、しゃくを、こがねに、かうるくにもあり、つちを、こめにうるところもあり、せんきんの、こがねをもてるもの、うえてしぬ、いっぱんを、つとにつつめるものに、これをとれり、きょうにいわく「うえたるよには、よねたつとし」とうんぬん、いっさいのことは、くににより、ときによることなり、ぶっぽうは、このどうりを、わきまうべきにてそうらう、またまた、もうすべし、きょうきょうきんげん。
にちれん、 かおう。うえのどの、ごへんじ、
たいごう 、なんじょうときみつ。

  • [63]
  • 上野殿 さんさいごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月28日(木)02時38分34秒
 
うえのどのごへんじ
 さんさいごしょ
   しっぴつ こうあんがんねん、うるう、かんなつき、13にち、57さい、p1552。
 いゑのいも、いちだ、かうじいちこ、ぜに、ろっぴゃくのかわり、ござのむしろ、じゅうまい、たびおわんぬ。
 こぞ、ことしは、たいえきこのくににをこりて、ひとのしぬこと、たいふうに、きのたうれ、おおゆきに、くさのおるるがごとし、ひとりも、のこるべしともみへず、そうらいき。
 しかれども、また、ことしの、かんおん、ときにしたがひて、ごこくは、でんばたにみち、そうもくは、やさんに、おひふさがりて、ぎょうしゅんの、だいのごとく、じょうこうのはじめかと、みへてそうらいしほどに、はつき、ながつきの、だいう、たいふうに、にほんいちどうに、ふじゅく、ゆきて、のこれる、ばんみん、ふゆを、すごしがたし。
 いぬる、かんぎ、しょうかにも、こえきたらん、さんさいにも、おとらざるか、じかいほんぎゃくして、とうぞく、くにに、じゅうまんし、たかいきそいて、かっせんに、こころをつひやす。
 たみのこころ、ふこうにして、ふぼをみること、たにんのごとく、そうには、じゃけんにして、くけんと、えんこうとの、あへるがごとし、じひなければ、てんも、このくにを、まほらず、じゃけんなれば、さんぽうにも、すてられたり、また、えきびょうも、しばらくは、やみて、みえしかども、きじん、かへりいるかのゆへに、ほっこくも、とうごくも、さいごくも、なんごくも、いちどうに、やみ、なげくよしきこえそうらう、かかるよに、いかなるしゅくぜんにか、ほけきょうの、ぎょうじゃを、やしなわせ、たもうこと、ありがたくそうらう、ありがたくそうらう、ことごと、けさんのとき、もうすべし、きょうきょうきんげん。
 こうあん、がんねん、のち、かんなつき、12にち、     にちれん、 かおう
  うえのどの、ごへんじ、たいごう 、なんじょうときみつ――。

  • [62]
  • 上野殿御消息 しとく、しおんごしょ。

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月28日(木)02時37分0秒
 
うえのどのごしょうそく
しとく、しおんごしょ。
     しっぴつ、 けんじ、がんねん、54さい。p1526。
   さんぜのしょぶつの、よにいでさせたまいても、みなみな、しおんを、ほうぜよととき、さんこう、ごてい、こうし、ろうし、がんかいなどの、いにしえの、けんじんは、しとくを、しゅうせよとなり、しとくとは、ひとつには、ふぼにこうあるべし、ふたつには、しゅに、ちゅうあるべし、みっつには、ともにあうて、れいあるべし。  p1527
  よっつには、おとれるにあうて、じひあれとなり。
 ひとつに、ふぼに、こうあれとは、たとひ、おやは、ものにおぼえずとも、あしさまなることを、いうとも、いささかも、はらもたてず、あやまるかおをみせず、おやのいうことに、いちぶも、たがへず、おやによきものをあたへんと、おもいて、せめてすることなくば、いちにちに、にさんど、えみてむかへとなり。
 ふたつに、しゅにあうて、ちゅうあるべしとは、いささかも、しゅに、うしろめたなき、こころあるべからず、たとひ、わがみは、うしなはるとも、しゅには、かまへて、よかれと、おもうべし、かくれての、しんあれば、あらはれての、とくあるなりとうんぬん。
 みっつには、ともにあふて、れいあれとは、ともだちの、いちにちに、じゅうど、にじゅうど、きたれるひとなりとも、せんり、にせんり、きたれるきたひとのごとくおもふて、れいぎいささか、をろかに、おもうべからず。
 よっつに、おとれるものに、じひあれとは、われより、おとりたらんひとをば、わがこのごとく、おもいて、いっさいあわれみ、じひあるべし、これをしとくとういなり。
 かくのごとく、ふるまうを、けんじんとも、しょうにんとも、いうべし、この、よっつのことあれば、よのことには、よからねども、よきものなり、かくのごとく、よっつのとくを、ふるまふひとは、げてんさんぜんかんを、よまねども、よみたるひととなれり。
 ひとつに、ぶっきょうの、しおんとは、ひとつには、ふぼのおんを、ほうぜよ、ふたつには、こくしゅのおんを、ほうぜよ、みっつには、いっさいしゅじょうの、おんをほうぜよ、よっつには、さんぽうのおんをほうぜよ。
 ひとつに、ふぼのおんをほうぜよとは、ふぼのせきびゃく、にたい、わごうして、わがみとなる、ははのたいないにやどること、270にち、くかつきのあいだ、37どしぬるほどの、くるしみあり、うみすおととき、たへがたしとおもひ、ねんずるいき、いただきよりいづる、けむり、ぼんでんにいたる、さてうみおとされて、ちちをのむこと、180よこく、さんねんがあいだは、、ふぼの、ひざに、あそぶひととなりて、ぶっきょうを、しんずれば、まづ、このちちと、ははとのおんを、ほうずべし。
 ちちのおんのたかきこと、しゅみせん、なおひきし、ははのおんの、ふかきこと、たいかい、かえって、あさし、あいかまえて、ふぼのおんをほうずべし。
 ふたつに、こくしゅのおんを、ほうぜよとは、うまれて、このかた、えじきのたぐひより、はじめて、みなこれ、こくしゅのおんをえて、あるものなれば、げんせあんのん、ごしょうぜんしょと、いのりたてまつべし。
 みっつに、いっさいしゅじょうの、おんをほうぜよとは、されば、むかしは、いっさいのおとこは、ちちなり、おんなは、ははなり、しかるあいだ、しょうじょうせぜに、みなおんあるしゅじょうなれば、みな、ほとけになれと、おもふべきなり。
 よっつに、さんぽうのおんを、ほうぜよとは、さいしょじょうどうの、けごんきょうを、たずぬれば、きょうも、だいじょう、ほとけも、ほうしんにょらいにて、まします、あいだ、にじょうなどは、ひるのふくろう、よるのたかのごとくして、それをきくといへども、みみしゐ、めしいの、ごとし。
p1528
 しかるあいだ、しおんを、ほうずべきかとおもふに、にょにんを、きらはれたるあいだ、ははの、おんほうじがたし、つぎに、ほとけ、あごん、しょうじょうきょうをときたまいしこと、12ねん、これこそ、しょうじょうなれば、われらが、きにしたがふべきかと、おもへば、おとこは、ごかい、おんなは、じゅつかい、ほっしは、250かい、あまは、ごひゃくかいを、たもちて、さんぜんのいぎをぐすべしと、ときたれば、まつだいの、われら、かなふべしとも、おぼえねば、ははのおん、ほうじがたし、いわんや、このきょうにも、きらはれたり、ほうどう、はんにゃ、よんじゅうよねんのきょうきょうに、みなにょにんをきらはれたり、ただてんにょ、じょうぶつきょう、かんきょうなどに、すこし、にょにんのとくどうの、きょうもんありといへども、ただ、なのみあって、たからなきなり、そのうえ、みけんしんじつの、きょうなれば、いかんが、ありけん、よんじゅうよねんの、きょうきょうに、みなにょにんを、きらわれたり、また、さいごに、ときたまいたる、ねはんきょうにも、にょにんを、きらはれたり、いずれか、しおんを、ほうずる、きょうありと、たずぬれば、ほけきょうこそ、にょにんじょうぶつする、きょうなれば、はちさいの、りゅうにょ、じょうぶつし、ほとけの、おばきょうどんみ、やしゅたらびくに、きべつにあづかりぬ、されば、われらが、ははは、ただにょにんの、ていにてこそ、そうらへ、ちくしょうにも、あらず、じゃしんにも、あらず、はちさいの、りゅうにょだにも、ほとけになる、いかんぞ、このきょうのちからにて、わがははの、ほとけに、ならざるべき、されば、ほけきょうを、たもつひとは、ちちと、ははとの、おんをほうずるなり、わがこころには、ほうずると、おもはねども、このきょうのちからにて、ほうずるなり。
 しかるあいだ、しゃか、たほうなどの、じっぽう、むりょうの、ほとけ、じょうぎょう、ぢゆなどの、ぼさつも、ふげん、もんじゅなどの、しゃっけの、だいしも、しゃりほつなどの、しょだいしょうもんも、だいぼんてんおう、にちがつなどの、みょうしゅ、しょてんも、はちぶおうも、じゅうらせつにょなども、にほんこくじゅうの、だいしょうのしょじんも、そうじて、このほけきょうを、つよくしんじまいらせて、よねんなく、ひとすじに、しんこうするものをば、かげのみに、そふがごとくまもらせたまひ、そうらうなり、あいかまえて、あいかまえて、こころを、ひるがへさず、ひとすじに、しんじたまふならば、げんせ、あんのん、ごしょう、ぜんしょなるべし、きょうきょうきんげん。
 にちれん かおう。うえのどの。
  たいごう なんじょうときみつ。


  • [61]
  • 上野殿 しおいちだ、ごしょ 塩一駄

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月27日(水)15時19分32秒
 
うえのどのごへんじ
しおいちだ、ごしょ
  しっぴつ、 こうあん、がんねん、ながつき、19にち。57さい。
   たいごう なんじょうときみつ、p1551。
 しおいちだ、はじかみ、おくりたびそうらう。
 こがね、おおくして、にほんこくの、いさごの、ごとくならば、だれか、たからとして、はこのそこに、おさむべき、もちい、おおくしていちえんぶだいの、だいちのごとくならば、だれか、こめのおんを、おもくせん。
 ことしは、しょうがつより、ひびに、あめふり、ことに、ふみつきより、ひまなし、このところは、さんちゅうなるうえ、みなみは、はきい、かほくは、はやかわ、ひがしは、ふじかわ、にしは、みやまなれば、ながあめ、おおあめ、ときより、ひびにつづくあいだ、やまさけて、たにをうづみ、いしながれて、みちをふせぐ、かわ、たけくして、ふねわたらず、とむひとなくして、ごこくともし、あきなうひと、なくして、ひとあつまることなし、ふみつきなんどは、しほ、いっしょうを、ぜにひゃく、しほ、ごごうを、むぎいっとに、かへそうらいしが、いまはぜんたい、しほなし、なにをもってか、かうべき、みそも、たえぬ、しょうにの、ちをしのぶがごとし。
 かかるところに、この、しほをいちだ、たびて、そうらう、おんこころざし、だいちよりもあつく、おおぞらよりも、ひろし、よが、ことばは、ちからおよぶべからず、ただ、ほけきょうと、しゃかぶつとに、ゆづりまいらせ、そうらう、ことおおしと、もうせども、しじょうには、つくしがたし、きょうきょうきんげん。
  こうあん、がんねん、ながつき、19にち、にちれん、かおう
  うえのどのごへんじ――。

  • [60]
  • 上野殿 ちょうい、ごしょ 弔慰

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月27日(水)15時18分17秒
 
うえのどのごしょ
ちょうい、ごしょ
  しっぴつ 、59さい。
   たいごう、 なんじょう、ときみつのはは、p1567。
 なんじょう、しちろうごろうどのの、ごしきょの、おんこと、ひとは、うまれてしするならいとは、ちしゃも、ぐしゃも、じょうげいちどうに、しりてそうらへば、はじめてなげくべし、をどろくべしとわ、をぼへぬよし、われも、ぞんじ、ひとにもをしへ、そうらへども、ときにあたりて、ゆめか、まぼろしか、いまだわきまへがたく、そうらう、まして、ははのいかんが、なげかれそうやらむ、ふぼにも、きょうだいにも、をくれ、はてて、いとをしき、をとこにすぎ、わかれたりしかども、こどもあまた、をはしませば、こころ、なぐさみてこそ、をはしつらむ。
 いとをしき、てこご、しかも、をのこご、みめかたちも、ひとにすぐれ、こころもかいがいしく、みへしかば、よそのひとびとも、すずしくこそ、みそうらいしに、あやなく、つぼめる、はなのかぜにしぼみ、みつるつきの、にわかに、うせたるがごとくこそ、をぼすらめ、まこととも、をぼへ、そうらはねば、かきつくる、そらも、をぼへそうらはず、またまた、もうすべし、きょうきょうきんげん。
  こうあん、3ねん、ながつき、むいか、にちれん かおう
   うえのどのごへんじ
 ついしん、このみなつき15にちに、み、たてまつりそうらいしに、あはれ、きもあるものかな、おとこや、おとこやと、みそうらいしに、また、みそうらはざらんことこそ、かなしくはそうらへ、  p1568
さは、そうらへども、しゃかぶつ、ほけきょうに、みをいれてそうらいしかば、りんじゅう、めでたくそうらいけり、こころはちちぎみと、ひとところに、りょうぜんじょうどに、まいりて、てをとり、こうべをあわせてこそ、よろこばれそうやらめ、あはれなり、あはれなり――――。


  • [59]
  • 上野殿 たいかい、いってい  大海一渧

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月27日(水)15時16分48秒
 
うえのどのごしょ
たいかい、いってい
いごしょ、p1567。
   たいかいの、いっていは、ごみのあじわい、こうがのいったいは、ひとつの、くすりなり、たいかいのいっていは、まんしゅの、かわらのごとし、なむあみだぶつは、いちこうの、いってい、なむみょうほうれんげきょうは、たいかいの、いったい、あみだきょうは、しょうこうのいったい、ほけきょうの、いちじはたいかいの、いったい、こ、ごろうどのの、じゅうろくねんが、あいだのつみは、こうがの、いったい、しゅゆのあいだの、なむみょうほうれんげきょうは、たいかいのいったいのごとし、それ、おもんみれば、はなは、つぼみさいて、このみなる、をやは、しにて、こに、になわる、これしだいなり――――。「ひゃっかにちごしょ」p1573のいちぶなり。

  • [58]
  • 上野殿 土餅供養御書

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月27日(水)01時18分11秒
 
うえのどのごへんじ
つちもち、くようごしょ
しっぴつ、ぶんえい、じゅういちねん、しもつき11にち。53さい。
      たいごう なんじょうときみつ、p1508。
 すみさけ、ふたつつ、こうじ、いちこ、こんにゃく、じゅうまい、やまのいも、1こ、ごぼうひとたば、しゅじゅのもの、おくりたびそうらう。
 とくしょう、むしょうの、にどうじは、ほとけにすなのもちいを、くようし、たてまつりて、えんぶだい、さんぶんがいちの、あるじとなる、いわゆる、あそかだいおう、これなり、じゅどうぼさつは、じょうこうぶつに、ごくきのれんげを、くようしたてまつりて、ほとけとなる、いまの、きょうしゅしゃくそんこれなり。
 ほけきょうの、だいしに、いわく 「ひとあって、ぶつどうを、もとめて、いちこうの、なかにおいて、がっしょうして、わがまえに、あって、むすうのげをもって、ほめん、このさんぶつに、よるがゆえに、むりょうの、くどくをえん、じきょうしゃを、たんびせんは、そのふく、またかれにすぎん」とううんぬん、もんのこころは、ほとけを、いちちゅうこうが、あいだ、くようしたてまつるより、まつだいあくせのなかに、ひとのあながちに、にくむ、ほけきょうのぎょうじゃを、くようするくどくは、すぐれたりと、とかせたまう。
 たれのひとの、かかる、ひがごとをば、おほせらるるぞと、うたがい、おもひ、そうらへば、きょうしゅ、しゃくそんの、われと、おほせられて、そうらうなり、うたがはんとも、しんぜんとも、みこころに、まかせまいらする、ほとけの、おんしたは、あるいは、おもてにおおひ、あるいは、さんぜんだいせんせかいに、おおひ、あるいは、しきくきょうてんまでに、つけたまう、かこおんのんごうより、このかた、ひとことも、もうごの、ましまさざるゆへなり。
 されば、あるきょうに、いわく 「しゅみせんは、くづるるとも、だいちをば、うちかへすとも、ほとけには、もうごなし」と、とかれたり、ひは、にしよりいづとも、たいかいの、しおは、みちひずとも、ほとけのみことばは、あやまりなしとかや、そのうえ、この、ほけきょうは、たきょうにも、すぐれさせたまへば、たほうぶつも、しょうみょうし、しょぶつも、したをぼんでんにつけ、たまう、いちじ、いちてんも、もうごは、そうらうまじきにや。
 そのうえ、とのは、をさなく、をはしき、こ、しんぷは、ぶしなりしかども、あながちに、ほけきょうを、たっとみ、たまいしかば、りんじゅう、しょうねんなりけるよし、うけたまわりき、その、おやのあとを、つがせたまいて、また、このきょうを、ごしんようあれば、こ、しょうりょう、いかに、くさのかげにても、よろこび、おぼすらん、あわれ、いきて、をはせば、いかにうれしかるべき、  このきょうを、たもつひとびとは、たにんなれども、おなじ、りょうぜんへまいり、あはせたまうなり、
p1509
  いかにいはんや、こ、しょうりょうも、とのも、おなじく、ほけきょうを、しんじさせたまへば、おなじところに、うまれさせたまうべし、いかなれば、たにんは、ごろくじゅうまでも、おやと、おなじしらがなるひともあり、わが、わかきみに、おやに、はやく、をくれて、きょうくんをも、うけたまはらざるらんと、みこころの、うち、をしはかるこそ、なみだも、とまりそうらはね。
 そもそも、にちれんは、にほんこくを、たすけんと、ふかくおもへども、にほんこくの、じょうげばんにん、いちどうに、くにのほろぶべきゆへにや、もちいられざるうえ、たびたびあだをなさるれば、ちから、をよばず、さんりんにまじはり、そうらいぬ、だいもうここくより、よせて、そうらうと、もうせば、もうせしことを、おんもちいあらば、いかになんど、あはれなり、みなひとの、とうじの、いき、つしまの、やうに、ならせたまはんこと、おもひやりそうらへば、なみだもとまらず。
 ねんぶつしゅうともうすは、ぼうこくの、あくほうなり、このいくさには、たいてい、ひとびとのじがいを、しそうらはんずるなり、ぜんどうともうす、ぐちのほっしが、ひろめはじめて、じがいをして、そうらうゆへに、ねんぶつを、よくよくもうせば、じがいのこころしゅったいし、そうらうぞ。
 ぜんしゅうと、もうし、とうじの、じさいほっしらは、てんまのそいなり、きょうげべつでんと、もうしてかみもほとけもなし、なんどもうす、ものくるはしき、あくほうなり。
 しんごんしゅうともうすしゅうは、もとは、げれつのきょうにて、そうらいしを、おうわくして、ほけきょうにも、まさるなんど、もうしておおくの、ひとびと、だいし、そうじょう、なんどになりて、にほんこくに、だいたいじゅうまんして、かみいちにんより、こうべを、かたぶけたり。
 これが、だいいちのよこしまことに、そうらうを、むかしより、いまにいたるまで、しるひとなし、ただ、でんきょうだいしと、もうせしひとこそ、しりて、そうらいしかども、くはしくも、おほせられず、さては、にちれん、ほぼ、このことを、しれり、ごしらかわの、ほうおうの、だじょうのにゅうどうに、せめられたまいし、おきのほうおうの、かまくらに、まけさせたまいしこと、みな、しんごんあくほうの、ゆへなり、かんどに、このほう、わたりて、げんそうこうてい、ほろびさせたまう、この、あくほう、かまくらに、くだって、とうじ、かまくらに、はやる、そうじょうほういんなどは、これなり、これらの、ひとびと、このいくさを、ちょうぶくせば、ひゃくにちたたかふべきは、とおかにつづまり、とおかのいくさは、いちにちに、せめらるべし。
p1510
 いま、はじめてもうすにあらず、にじゅうよねんがあいだ、こえもをしまず、よばはり、そうらいぬるなり、あなかしこ、あなかしこ、このおんふみは、だいじのことども、かきて、そうらう、よくよくひとによませて、きこしめせ、ひとも、そしりそうらへ、ものともおもはぬ、ほっしなどなり、きょうきょうきんげん。
 ぶんえいじゅういちねん、たいさい、きのえいぬ、しもつき11にち、にちれん かおう、   なんじょう、しちろうじろうどの、ごへんじ――。

  • [57]
  • 上野殿 あなりつ、かほうゆらい

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月27日(水)01時16分22秒
 
うえのどのごへんじ
あなりつ、かほうゆらい
しっぴつ、 けんじ、がんねん、さつきみっか。54さい。
    たいごう 、なんじょう、ときみつ、p1511。
 さつきのふつかに、いものかしら、いしのやうにほされてそうらうを、いちだ、ふじのうへのより、みのぶのやまへ、をくりたまいて、そうらう。
 ほとけの、みでしにあなりちと、もうせし、ひとは、てんげんだいいちの、あなりちとて、じゅうにんのみでしのそのひとり、かしょう、しゃりほつ、もくれん、あなんにかたを、ならべしひとなり。
 このひとの、ゆらひを、たづねみれば、ししきょうおうと、もうせし、こくおうの、だいにのおうじに、こくぼんおうともうせし、ひとのみこ、しゃかにょらいのいとこにて、おはしましき、このひとの、みな、みっつそうらう、ひとつには、むひん、ふたつには、にょい、みっつには、むれうともうす、いちいちに、ふしぎの、こと、そうらう、むかしうえたるよに、りだそんじゃともうせし、たうときひゃくしぶつありき、うえたるよに、なのかときも、ならざりけるが、やまざとに、れうしのごきにいれてそうらいける、ひえのはんをこひて、ならせたまう、このゆへに、このれうし、げんざいには、ちょうじゃとなり、のち、きゅうじゅういちこうが、あいだ、にんちゅう、てんじょうに、たのしみをうけて、いま、さいごに、こくぼんおうの、たいしとむまれさせたまう、こがねのごきに、はん、とこしなへに、たえせず、あらかんとならせたまう。
 おんまなこに、さんぜんだいせんせかいを、いちどきにごらんありて、いみじく、をはせしが、ほけきょう、だいよんのまきにして、ふみょうにょらいとなるべきよし、ほとけにおおせを、かほらせたまいき。
 みょうらくだいし、このことをしゃくして、いわく「ひはんかるしと、いえども、しょうを、つくし、および、た、すぐるをもってのゆえに、ことさらしょうほうを、うる」とうんぬん、しゃくのこころ、かろき、ひえのはんなれども、これよりほかには、もたざりしを、たうときひとの、うえて、おはせしに、まいらせてありし、ゆへに、かかるめでたき、ひととなれりとうんぬん。
 この、みのぶのさわは、いしなんどは、おほくそうらう、されども、かかるものなし、そのうえ、なつのころなれば、たみのいとまもそうらはじ、また、ごぞうえいともうし、さこそそうやらんに、やまざとのことを、をもひやらせたまいて、をくりたびてそうらう、  p1512
しょせんは、わがをやのわかれ、をしさに、ちちのおんために、しゃかぶつ、ほけきょうへ、まいらせたまうにや、こうようのみこころか、さることなくば、ぼんのう、たいしゃく、にちがつ、してん、そのひとのいえを、すみかとせんと、ちかはせ、たまいて、そうらうは、いふに、かひなきものなれども、やくそくともうすことは、たがへぬことにて、そうらうに、さりとも、このひとびとは、いかでか、ぶつぜんの、おやくそくをば、たがへさせ、たまいそうらうべき、もし、このこと、まことになり、そうらはば、わが、だいじと、おもはんひとびとの、せいしそうろう、また、おほきなる、なんきたるべし。
 そのとき、すでに、このことかなうべきにやと、おぼしめして、いよいよ、ごうじょうなるべし、さるほどならば、しょうりょう、ほとけになりたまうべし、なりたまう、ならば、きたりてまほりたまうべし、そのとき、いっさいは、。こころにまかせんずるなり、かへすがへす、ひとのせいし、あらば、こころにうれしく、おぼすべし、きょうきょうきんげん。
  さつきみっか、にちれん かおう、うえのどのごへんじ――。

  • [56]
  • 千日尼御前 らいもんつづみ、ごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月26日(火)02時44分5秒
 
せんにちあま、ごぜごへんじ
らいもんつづみ、ごしょ
    しっぴつ、 けんじ、さんねん。55さい、p1315。

 ぜにいっかんもん、ほしいいいっと、しゅじゅのいものたまそ、うらいおわんぬ、ほとけに、つちのもちいをくようせし、とくしょうどうじは、あそかだいおうとうまれたり。
 ほとけに、こんずを、まひらせしろうじょは、ひゃくしぶつとうまれたり、ほけきょうは、じゅっぽうさんぜの、しょぶつのおんしなり。
 じゅっぽうのほとけともうすは、とうほうぜんとくぶつ、とうなんほうむうとくぶつ、なんぽうせんだんとくぶつ、せいなんほうほうせぶつ、せいほうむりょうみょうぶつ、せいほくほうかとくぶつ、ほっぽうそうとくぶつ、とうほくほうさんじょうぎょうぶつ、じょうほうこうしゅうとくぶつ、かほうみょうとくぶつなり。
 さんぜのほとけと、もうすはかこ、しょうごんこうの、せんぶつ、げんざい、けんこうのせんぶつ、みらい、せいしゅくこうのせんぶつ、ないしけごんきょう、ほけきょう、ねはんきょうなどのだいしょう、ごんじつ、けんみつのしょきょうにつらなりたまへるいっさいのしょぶつ。
 じんじゅっぽうせかいの、みじんじゅのぼさつなども、みなことごとく、ほけきょうのみょうのいちじよりしゅっしょうしたまへり。
 ゆえに、ほけきょうのけっきょうたる、ふげんきょうにいわく、「ほとけ、さんしゅのみは、ほうとうよりしょうず」とう、うんぬん、ほうとうとは、がっしのことば、かんどには、だいじょうとほんず。
 だいじょうともうすは、ほけきょうのななり、あごんきょうは、げどうのきょうにたいすればだいじょうきょう、けごん、はんにゃ、だいにちきょうなどはあごんきょうにたいすればだいじょうきょう、ほけきょうにたいすればしょうじょうきょうなり。
 ほけきょうに、すぐれたるきょうなきゆえに、ひとりだいじょうきょうなり。
p1316
 れいせば、なんえんぶだい、はちまんよんせんの、くにぐにの、おうおうは、そのくにぐににては、だいおうといい、てんりんじょうおうにたいすればしょうおうともうす。
 ないし、ろくよく、しぜんの、おうおうは、だいしょうに、わたる、しきかいのいただきの、だいぼんてんのうひとりだいおうにして、しょうのもんじを、つくることなき がごとし。
 ほとけは、こなり、ほけきょうはふぼなり、えたとばひとりのふぼに、せんしありて、ひとりのふぼをさんたんすれば、せんしよろこびをなす、ひとりのふぼをくようすればせんしをくようするになりぬ。
 また、ほけきょうを、くようするひとは、じゅっぽうのほとけ、ぼさつを、くようするくどくと、じきおななり、じゅっぽうの、しょぶつは、みょうのいちじより、しょうじたまへるゆえなり。
 えたとば、ひとつのししに、ひゃくしあり、かのひゃくし、もろもろのきんじゅうに、おかさるるに、いちのししおうほゆれば、ひゃくしちからをえて、もろもろのきんじゅう、みな、こうべしちぶにわる。
 ほけきょうはししおうのごとし、いっさいのけもののいただきとす、ほけきょうのししおうをたもつにょにんは、いっさいのじごく、がき、ちくしょうなどの、ひゃくじゅうに、おそるることなし。
 たとえば、にょにんの、いっしょうのあいだの、おんつみは、もろもろの、ほしくさのごとし、ほけきょうの、みょうのいちじは、しょうかのごとし、しょうかを、しゅそうにつき、ぬれば、しゅそうやけほろぶるのみならず、たいぼく、たいせきみな、やけうせぬ。
 みょうのいちじの、ちかもって、かくのごとし、しょざいきゆるのみならず、しゅうざいかへりて、くどくとなる、どくやくへんじて、かんろとなる、これなり。
 たとえば、くろうるしに、おしろいをいれぬれば、はくしょくとなる、にょにんの、おんつみは、うるしのごとし、なむみょうほうれんげきょうの、もんじは、おしろいのごとし、ひとは、りんじゅうのとき、じごくにおつるものは、こくしょくとなるうえ、そのみ、おもきこと、ちびきのいしのごとし。
 ぜんにんは、たとひ、しちしゃく、はちしゃく、のにょにんなれども、いろくろきものなれども、りんじゅうに、いろへんじてはくしょくとなる、また、かろきこと、がもうのごとし、やわらかなる、こと、とろめんのごとし。
 さどのくにより、このくにまでは、さんかいをへだてて、せんりにおよびそうらうに、にょにんのおんみとして、ほけきょうを、こころざしましますによりて、としとしに、おっとを、おつかいとして、おんとぶらいあり、さだめて、ほけきょう、しゃか、たほう、じゅっぽうのしょぶつ。
 そのみこころを、しろしめすらん、えたとば、てんげつは、よんまんゆじゅん、なれども、だいちのいけには、しゅゆに、かげうかび、らいもんのつづみは、せんまんり、とおけれども、うちては、しゅゆにきこゆ、おんみは、さどのくにに、をはせどもこころは、このくにに、きたれり。
 ほとけになるみちも、かくのごとし、われらは、えどにそうらへども、こころは、りょうぜんにすむべし、おかおをみては、なにかせん、こころこそたいせつに、そうらへ。
 いつか、いつか、しゃかぶつの、をはします、りょうぜんえじょうに、まひ、りあひそうらはん。
p1317
  なむみょうほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう、きょうきょう、きんげん。
  こうあん、がんねん、のちの、かんなつき、19にち、      にちれん、 かおう。
   せんにちあま、ごぜごへんじ、
たいごう 、あぶつぼうの、つま、せんにちあま、 こうぎろく29  かん

  • [55]
  • 上野殿 ぼうふ、ついぜんごしょ、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月26日(火)02時42分21秒
 
うえのどの、ごへんじ
まっぽう、ようほうごしょ
    しっぴつ 、こうあん、がんねん、うつき、ついたち。57さい、p1545。

 はくまい、いっと、いもいちだ、こんにゃく、ごまい、わざとおくりたび、そうらいおわんぬ、なによりも、いしかわの、ひょうえ、にゅうどうどのの、ひめごぜんの、たびたび、おんふみを、つかはしたりしが、やよいの、じゅうし、ごや、げにて、そうらいしやらむ、おんふみありき。
 このよのなかを、みそうらうに、やまいなきひとも、こねんなんどを、すぐべしと、みへそうらはぬうえ、もとより、やまいものにて、そうらうが、すでにきうになりて、そうらう、さいごの、おんふみなりと、かかれてそうらいしが、されば、ついに、はかなく、ならせたまいぬるか。
 りんじゅうに、なむあみだぶつと、もうしあはせて、そうらう、ひとは、ほとけの、きんげんなれば、いちじょうの、おうじょうとこそ、ひとも、われも、ぞんじそうらへ、しかれども、いかなることにてや、そうらいけん、ほとけの、くひかへさせ、たまいて、みけんしんじつ、しょうじきしゃほうべんと、とかせたまいて、そうらうが、あさましくそうらうぞ。
 これを、にちれんがもうしそうらえば、そらこと、うわのそらなりと、にほんこくには、いかられそうらう。
 これのみならず、ほとけのしょうじょうきょうには、じゅっぽうにほとけなし、いっさいしゅじょうに、ぶっしょうなしと、とかれてそうらへども、だいじょうきょうには、じゅっぽうにほとけまします、いっさいしゅじょうに、ぶっしょうありと、とかれてそうらへば、たれか、しょうじょうきょうを、もちいそうらうべき、みな、だいじょうきょうをこそ、しんじそうらへ。
 これのみならず、ふしぎの、ちがひめども、そうらうぞかし。
 ほけきょうは、しゃかぶつ、い、こん、とうの、きょうきょうを、みな、くひかへし、うちやぶりて、この、きょうのみ、しんじつなりと、とかせたまいて、そうらいしかば、みでしら、もちゆることなし。そのとき、たほうぶつ、しょうみょうをくわへ、じゅっぽうのしょぶつ、したを、ぼんでんにつけ、たまいき。
 さて、たほうぶつは、とびらをたて、じゅっぽうのしょぶつは、ほんどに、かへらせたまいて、のちは、いかなる、きょう、きょうありて、ほけきょうを、しゃかぶつ、やぶらせたもうとも、たにん、わえになりて、やぶりがたし。
 しかれば、ほけきょういご、きょうきょうの、ふげんきょう、ねはんきょうなどには、ほけきょうをば、ほむることは、あれども、そしることなし。
 しかるを、しんごんしゅうの、ぜんむいら、ぜんしゅうのそしら、これをやぶり、にほんこく、みな、このことを、しんじぬ、p1546。
 れいせば、まさかど、さだとうなんどに、かたらはれし、ひとびとのごとし。
にほんこく、すでに、しゃか、たほう、じゅっぽうのほとけの、だいおんてきとなりて、すねんになりそうらへば、やうやく、やぶれゆくほどに、また、かうもうすものを、おんあだみあり。わざはひに、わざはひの、ならべるゆへに、このこくど、すでに、てんのせめを、かほり、そうらはんずるぞ。
 このひとは、せんぜのしゅくごうか、いかなることぞ、りんじゅうに、なむみょうほうれんげきょうと、となえさせたまいけることは、いちげんのかめの、うきぎのあなにはいり、てんより、くだすいとの、だいちのはりのあなに、いるがごとし、あらふしぎふしぎ。
また、ねんぶつは、むげんじごくに、おつると、もうすことをば、きょうもんに、ふんみょうなるをば、しらずして、みな、ひと、にちれんが、くちよりいでたりと、おもへり、てんは、まつげのごとしと、もうすは、これなり。
 こくうの、とおきと、まつげのちかきと、ひとみなみることなきなり、この、あまごぜんは、にちれんが、ほうもんだに、ひがことに、そうらはば、よも、りんじゅうには、しょうねんには、じゅうし、そうらはじ。
 また、にちれんが、でしなどのなかに、なかなか、ほうもん、しりたりげに、そうらうひとびとは、あしくそうらうげにそうらう、なむみょうほうれんげきょうと、もうすは、ほけきょうのなかの、かんじん、ひとのなかの、たましいのごとし、これにものを、ならぶれば、きさきのならべて、に、おうを、おとことし、ないし、きさきの、だいじん、いかに、なひなひ、とつぐがごとし、わざはひの、みなもとなり。
 しょうほう、ぞうほうには、このほうもんを、ひろめず、よきょうを、うしなわじがためなり、いままっぽうに、はいりぬれば、よきょうも、ほけきょうも、せんなし、ただ、なむみょうほうれんげきょうなるべし。
 かう、もうし、いだしてそうらうも、わたくしの、はからいには、あらず、しゃか、たほう、じゅっぽうしょぶつ、ぢゆせんがいの、おはからいなり、この、なむみょうほうれんげきょうに、よじをまじへば、ゆゆしき、ひがごとなり。
 ひ、いでぬれば、とほしび、せんなし、あめの、ふるにつゆ、なにのせんかあるべき、みどりごに、ちちよりほかの、ものをやしなうべきか、りょうやくに、またくすりを、くわえぬることなし。
 このにょにんは、なにとなけれども、じねんに、このぎにあたりて、し、ををせるなり、たうとし、たうとし、きょうきょうきんげん。
  うつき、ついたち、     にちれん、 かおう、
   うえのどの、ごへんじ。  たいごう なんじょうときみつ――。

  • [54]
  • 上野殿 ぼうふ、ついぜんごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月26日(火)02時41分15秒
 
うえのどの、ごへんじ、
  ぼうふ、ついぜんごしょ、
    しっぴつ、 ぶんえい、じゅういちねん、ふみつき、26にち、ごじゅうさんさい、p1507。
   がもくとつる、かわのり、にじょう、しやうかう、20たば、たびそうらいおわんぬ、かまくらにて、かりそめのおんことと、こそをもひ、まいらせそうらいしに、をもひ、わすれさせ、たまわざりけること、もうすばかりなし、こ、うへのどのだにも、をはせしかば、つねに、もうしうけたまわりなんと、なげき、をもひ、そうらいつるに、をんかたみに、おんみをわかくして、とどめをかれけるか、すがたの、たがわせたまわぬに、みこころさひ、にられけること、いうばかりなし。
 ほけきょうにて、ほとけにならせたまいて、そうらうと、うけたまわりて、おんはかに、まいりてそうらいしなり、また、このみこころざし、もうすばかりなし、ことしの、けかちに、はじめたる、さんちゅうに、きのもとに、このは、うちしきたるやうなる、すみか、をもひやらせたまえ。
 このほど、よみそうらうみきょうの、いちぶを、こ、とのへ、えこうし、まいらしそうらう、あわれひとは、よきこは、もつべかりける、ものかなと、なみだ、かきあえずこそ、そうらいし。
 みょうしょうごんおうは、ふたごにみちびかる、かの、おうは、あくにんなり、こ、うへのどのは、ぜんにんなり、かれには、にるべくもなし、なむみょうほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう。
  ふみつき26にち 、        にちれん かおう、
   ごへんじ、
たいごう なんじょうときみつの、はは
 ひとに、あながちに、かたらせたまうべからず、わかきとのがそうらへば、もうすべし――。

  • [53]
  • 上野殿 ほけきょう、なんしんのこと

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月26日(火)02時39分57秒
 
うえのどの、ごへんじ
ほけきょう、なんしんのこと、
しっぴつ、 こうあん、よねん、60さい、p1577。

 いも、いっぴょう、たびおわんぬ。
 また、かうぬしのもとに、そうろう、おんちしお、いっぴき、ならびにくふ、ひとりそうろう。
さては、こ、ごろうどののことは、そのなげき、ふりずと、おもへども、おんけさんは、はるかなるやうにこそ、おぼえそうらへ、なをも、なをも、ほけきょうを、あだむことは、たえつとも、みそうらはねば、これよりのちも、いかなることか、そうらはんずらめども、いままでこらへさせ、たまへること、まことしからずそうろう。
 ほとけのといて、のたまはく、ひにはいりて、やけぬものはありとも、たいすいにはいりて、ぬれぬものは、ありとも、たいざんは、そらへ、とぶとも、たいかいは、てんへあがるとも、まつだい、あくせに、はいればしゅゆのあいだも、ほけきょうは、しんじがたきことにて、そうろうぞ。
 きそうこうていは、かんどのあるじ、もうここくに、からめとられさせたまいぬ、おきのほうおうは、にほんこくのあるじ、うきょうのごんのたゆうどのに、せめられさせたまいて、しまにて、はてさせたまいぬ。
 ほけきょうのゆへにてだにも、あるならば、そくしんに、ほとけにも、、ならせたまいなん、わづかのことには、みをやぶり、いのちをすつれども、ほけきょうのおんゆへに、あやしの、とがに、あたらんとおもふひとは、そうらはぬぞ、みにて、こころみ、させたまいそうらいぬらん、たうとし、たうとし、きょうきょうきんげん。
  やよい18にち            にちれん、 かおう、
 うえのどの、ごへんじ、たいごう なんじょう、ときみつ――。

  • [52]
  • 上野殿えんぶだいちゅう、ごしょ ししおうごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月25日(月)03時24分27秒
 
えんぶだいちゅう、ごしょ、
ししおうごしょ
     しっぴつ 、こうあん、がんねん。57さい、p1589 。
      たいごう なんじょうときみつ。

 「えんぶだいちゅう、きが、、じげんえんぶだいちゅう、4もじけつ、またいわく、「またじげんえんぶだいちゅうこうき」、とう、うんぬん、にんのう、さんじゅうだいに、2もじけつ、こくのせいめいおう、5もじけつ、ぶっぽうを、にほんこくにわたす、おうれこれをもちひずして、さんだいぶつばつにあたる、3もじけつ、しゃかぶつを、もうしかくすとが、2もじけつ、ねんぶつしゃら、ぜんこうじのあみだぶつうんぬん。
 かみいちにんより、しもばんみんにいたるまで、みなひと、4もじけつ、これをあらわす、にちれんにあだをなすひとは、すべてにちれんをおかす、てんはすべてこのくにを、6もじけつ、いわく、「きょうを、どくじゅし、しょじすることあらんものを、みて、きょうせんぞうしつして、けっこんを、いだかん」とう、うんぬん。
またいわく、「たびょうしょうそう」、だいはちにいわく「しょあくじゅうびょう」、また、だいにに、いわく、「もし、いどうを、しゅうし、ほうにしたがいて、やまいをなおせばさらに、、たの、しつをまし、あるいは、また、しをいたす」、またいわく、「もし、みずから、やまい、あらんに、ひとの、くりょうすることなく、たとい、ろうやくを、すふくすとも、しかもまた、ぞうぎゃくせん」とう、うんぬん、こうぼうだいしは、のちに、のぞんで、けろんと、なす、とうじの、いちもん、かみ、おむろより、しもいっさいの、とうじの、もんけは、ほけきょうを、けろんと、うんぬん、えいざんのざす、ならびに、さんぜんの、たいしゅとう、にほんこく、さんじ、いちどうの、いわく、5もじけつ、だいにちきょうとう、うんぬん」、ちしょうだいしのいわく、、「ほっけなおおよばず」とう、うんぬん。
おんじょうの、ちょうり、ならびに、いっこくの、まつりゅうなどの、いわく、「ほけきょうは、しんごんきょうに、およばず」と、うんぬん、この、さんしを、もちゆる、こくしゅ、ついに、ほうおう、ことごとくおわんぬ、みょううんざすの、よしなかに、ころされし、じょうきゅうに、おむろおもひじに、せしこれなり。
 ねがわくは、がわでしらは、ししおうのことなりてぐんこにわらはるることなかれ、かこおんのんごうよりこのかたにちれんがごとく、しんみょうをすてて、ごうてきのとがをあらわせ、ししは、あひがたかるべし、こくしゅのせめ、なを、をそろし、いわうや、えんまのせめをや、にほんこくのせめは、みずのごとし、ぬるるを、をそるることなかれ、えんまのせめは、、ひのごとし、はだかにして、はいるとをもへ、だいねはんぎょうの、もんのこころは、ぶっぽうをしんじて、こんどしょうじを、はなるるひとの、すこし、のこころゆるなるを、すすめむために、えきびょうを、ほとけのあたへたもうはげますこころなり、すすむるこころなり。
p1589
 にちれんは、ぼんぶなり、てんげんなければ、いっしをも、みとをすことなし、しゅくめいなければ、さんぜをしることなし、しかれども、このきょうもんのごとく、にちれんは、にくげんなれども、てんげんしゅくめいをもつて、にほんこくななひゃくよさいの、ぶつげんの、るふせしやう。
 はっしゅう、じっしゅうの、じゃしょう、かんど、がっしの、ろんじにんしの、しょうれつ、はちまん、じゅうにの、ぶっきょうのししゅを、あらあらすいちして、わがちょうのぼうこくとなるべきこと、さきにこれをかんがへて、あたかも、ふけいのごとし。
 これみな、ほけきょうのおんちからなり、しかるを、こくしゅは、ざんしんらが、きょうげんを、をさめて、あだをなせしかば、ぼんぷなれば、どうりなりと、をもって、たいするこころなかりしかども、たびたびあだをなす。

※ いか、さくかんにて、はくまいいっぴょうごしょより、いどうす
 びしょくを、をさめぬ、ひとなれば、ちから、をよばず、さんりんに、まじわりそうらいぬ、されども、ぼんぷなれば、かんもしのびがたく、ねつをも、ふせぎがたし、じきともし。
ひょう□めが、ばんりのいちさん、しのびがたく、ししこうが、じゅっしゅんの、きゅうはん、たゆべきにあらず、どきょうのこえも、たえぬべし、かんじんのこころ、をろそかなり、
 しかるに、たまたまの、おとぶらい、ただごとにはあらず、きょうしゅしゃくそんの、おすすめか。はたまた、かこしゅくじゅうの、おんもよおしか、かたがた、しじょうにつくしがたし。きょうきょうきんげん。


  • [51]
  • 上野殿 むしろさんまいごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月25日(月)03時22分53秒
 
むしろさんまい、ごしょ、
   しっぴつ 、こうあんごねん、やよい。61さい、p1587。
      たいごう 、なんじょう、ときみつ。

  むしろ、さんまい、わかめ、ひとこ、たまいおわんぬ。
  そもそも、やよい、ついたちより、よっかにいたるまでの、おんあそびにこころなぐさみて、やせやまいも、なほり、とらとるばかり、をぼへそうらううえ、このおんわかめ、たびて、ししにのりぬべく、をぼへそうらう。
  さては、たからは、ところにより、ひとによってかわりて、そうらう、この、みのぶのやまには、いしはおおけれども、もちいなし、こけは、、おおけれども、うちしくもの、そうらはず、きのかわをはいで、しきとす、むしろいかでか、たからとならざるべき。
p1588
  おくじこじと、もうせし、ちょうじゃは、あしのうらに、けの、をいてそうらいしものなり、ありきのところ、いへのうちは、すもうすに、をよばず、わたをよんすん、しきて、ふみしひとなり、これは、いかなることぞと、もうせば、せんぜに、たうときそうに、くまのかわを、しかせしゆへとみへてそうろう。
  いわうや、にほんこくは、がっしより、じゅうまんよりをへだててそうらう、へんこくなるうえ、へびすのしま、いんがのことはりも、わきまえまじきうえ、まっぽうに、なりそうらいぬ。
 ぶっぽうをば、しんずるやうにて、そしるくになり、しかるに、ほけきょうの、おんゆへに、なをたたせたもううえ、おんむしろを、ほけきょうに、まいらせたまいぬれば、いかめっしつ


  • [50]
  • 上野殿 ほんぞんくよう、ごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月25日(月)03時21分40秒
 
ほんぞんくよう、ごしょ、
しっぴつ、 けんじ、にねん、しわす。55さい、p1536。

 ほけきょう、ごほんぞん、くようの、ごそうぜんりょうのこめ、いちだ、いえのいも、いちだりおくりたびそうらい、おわんぬ、ほけきょうの、もんじは、ろくまん、きゅうせんさんびゃく、はちじゅうよんじ、いちいちの、もんじは、われらが、めには、きくろもんじと、みえそうらへども、ほとけのみまなこには、いちいちに、みなみほとけなり、えたとば、こんぞくおうと、もうせしこくおうは、いさごをこがねとなし、しゃくまなんと、もうせしひとは、いしを、たまとなしたもふ、ぎょくせんに、はいりぬるきは、るりとなる、たいかいに、いりぬるみずは、みな、しおはゆし、しゅみせんに、ちかづくとりは、こんじきとなるなり、あかだやくは、どくをくすりとなす、ほけきょうの、ふしぎもまた、かくのごとし、ぼんぷを、ほとけになしたもふ、かぶらは、うずらとなり、やまのいもは、うなぎとなる、せけんのふしぎもってかくのごとし。
 いかにいわんやほけきょうの、みちからをや、さいのつのを、みにたいすれば、たいかいにいるに、みず、みをさること、ごしゃく、せんだんともうす、こうを、みにぬりぬれば、たいかにいるに、やくることなし、ほけきょうを、もちまいらせぬれば、はちかんじごくの、みずにもぬれず、はちねつじごくの、たいかにもやけず、ほけきょうの、だいしちにいわく、「ひもやくことあたわず、みずもただよわすことわずあた」とう、うんぬん、こと、おおしともうせども、としせまり、ぎおんつかいそそうらへば、ふでをとどめそうらいおわんぬ。
  けんじ、にねん、ひのえね、しわす にちれん かおう
   なんじょう、へいしちろうどの、ごへんじ、
たいごう、 なんじょう、ときみつの、みうち、
なんじょう、へいしちろう。

  • [49]
  • 上野殿 しゅじょうしんしんごしょ、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月24日(日)01時55分17秒
 
しゅじょうしんしんごしょ、
  ずいじいごしょ。
    しつぴつ、 けんじさんねん、56さい、みのぶ、 p1590。
      たいごう、 なんじょうときみつ。
   しゅじょうのしんしんをとかせたまう、そのしゅじょうのこころに、このむ、とて、とかせたまへば、ひとのせつなれども、しゅじょうのこころを、いでず。かるがゆへに、ずいたいのきょうとなづけたり、たとへば、さけもこのまぬ、をやのきわめて、さけをこのむ、いとをしきこあり、かつは、いとをしみ、かつは、こころをとらんがために、かれに、さけをすすめんがために、ふぼもさけを、このむょしをするなり、しかるをはかなきこは、ふぼもさけを、このみたまうとをもへり。
 だいいきょうと、もうすきょうは、にんでんのことをとけり、あごんきょうと、もうすきょうは、にじょうのことを、とかせたまう、けごんきょうと、もうすきょうは、ぼさつのことなり、ほうどう、はんにやきょうとうは、あるいはあごんきょう、だいいきょうににたり、あるいは、けごんきょうにもにたり。これらのきょうきょうは、まつだいのぼんぷ、これをよみそうらへば、ほとけのみこころに、かなうらんとは、ぎょうじゃは、をもへども、くはしく、これを、ろむずれば、おのれがこころをよむなり、おのれがこころは、もとより、つたなきこころなれば、はかばかしきことなし。
 ほけきょうと、もうすは、ずいじいともうして、ほとけのみこころを、とかせたまう。ほとけのみこころは、よきこころなるゆへに、たとい、しらざるひとも、このきょうをよみたてまつれば、りやくはかりなし、あさのなかのよもぎ、つつのなかの、くちなは、よきひとに、むつぶもの、なにとなけれども、こころも、ふるまひも、ことばもなをしくなるなり、ほけきょうもかくのごとし。
p1591
なにとなけれども、このきょうをしんじぬるひとをば、ほとけのよきものと、をぼすなり。
 この、ほけきょうにをひて、また、きにより、じにより、こくにより、ひろむるひとにより、やうやうに、かわりて、そうろうをば、どうかくのぼさつまでも、このあわひをば、しらせ、たまわずと、みへてそうろう、まして、まつだいのぼんぷは、いかでか、はからひ、ををせそうろうべき。
 しかれども、ひとのつかひに、さんにんあり、ひとりはきわめて、こざかしき、ひとりは、はかなくもなし、また、こざかしからず、ひとりは、きわめて、はかなく、たしかなる、この、さんにんに、だいいちは、あやまちなし、だいには、だいいちほどこそなけれども、すこし、こざかしきゆへに、あるじのおことばに、わたしのことばをそうるゆへに、だいいちのわるき、つかいとなる、だいさんは、きわめて、はかなく、あるゆへに、わたしのことばをまじへず、きわめて、しょうじきなるゆへに、あるじのことばを、たがへず、だいによりも、よきことにてそうろう、あやまって、だいいちにも、すぐれてそうろうなり、だいいちをば、がっしのしえにたとう、だいにをば、かんどのにんしにたとう、だいさんをば、まつだいのぼんぷのなか、ぐちにして、しょうじきなるものにたとう。
 ほとけ、ざいせは、しばらく、これををく、ほとけの、ごにゅうめつの、つぎのひより、1000ねんをば、しょうほうともうす、このしょうほう、1000ねんを、ふたつにわかつ、さきの500ねんが、あいだは、しょうじょうきょうひろまらせたまう、ひろめしひとびとは、かしょう、あなんなどなり。
 のちの、500ねんは、めみょう、りゅうじゅ、むじゃく、てんじんとう、ごんだいじょうきょうを、ぐつうせさせたまう、ほけきょうをば、かたはし、ばかりかける、ろんしもあり、また、つやつやもうし、いださぬひともあり、しょうほう、1000ねんよりのちの、ろんしのなかには、しょうぶんはぶつせつに、にたれども、たぶんを、あやまりあり、あやまりなくして、しかもたらざるは、かしょう、あなん、めみょう、りゅうじゅ、むじゃく、てんじんらなり。
 ぞうぼうにはいり、1000ねん、かんどに、ぶっぽうわたりしかば、はじめは、じゅけとそうろんせしゆへに、いとまなきかのゆへに、ぶっきょうのうちの、だいしょう、ごんじつのさたなし、ようやく、ぶっぽうるふせしうえ、がっしより、かさねがさね、ぶっぽうわたりきたるほどに、さきの、ひとびとは、かしこきやうなれども、のちに、わたる、きょうろんをもって、みれば、はかなきことも、しゅつたいす、また、はかなく、をもひしひとびとも、かしこくみゆることもありき、けっくは、じゅうりゅうになりて、せんまんのぎありしかば、ぐしゃは、いづれに、つくべしともみへず、ちしゃと、をぼしきひとは、へんしゅうかぎりなし。
p1592
しかれども、さいごくは、いちどうのぎあり、いわゆる、いちだい、だいいちは、けごんきょう、だいには、ねはんきょう、だいさんはほけきょう、このぎは、かみいちにんより、しもばんみんにいたるまで、いぎなし、たいせいとあうぎし、ほううんほっし、ちぞうほっしとうの、じゅつしのぎ、いちどうなりしゆへなり。
 しかるを、ぞうぼうのなかの、ちん、ずいのだいに、ちぎともうす、こぞうあり、のちには、ちしゃだいしとがうす、ほうもんおおしといへども、せんずるところ、ほっけ、ねはん、けごんきょうの、しょうれつのひとつばかりなり、ちぎほっし、いわく「ぶっぽうさかさまなり」うんぬん。
 ちんしゅ、このことを、たださんがために、なんぼくのじゅつしの、さいちょうたる、えこうそうじょう、えこうそうず、ええい、ほうぞうほっしとうの、ひゃくゆうよにんを、めしあわせられしとき、ほけきょうのなかには「しょきょうのなかに、おいて、もっとも、そのうえにあり」とううんぬん、また、いわく。「い、こん、とうせつ、さいい、なんしんなんげ」とううんぬん、いとは、むりょうぎきょうにいわく「まかはんにゃ、けごんかいくう」とううんぬん、とうとは、ねはんきょうにいわく「はんにゃはらみつより、だいねはんをいだす」とううんぬん、この、きょうもんは、けごんきょう、ねはんきょうには、ほけきょうまさるとみゆること、かっかくたり、みょうみょうたり、ごえつうあるべしと、せめしかば、あるいは、くちをとぢ、あるいは、わるくちをはき、あるいはいろをへんじなんど、せしかども、ちんしゅたって、さんぱいしひゃつかん、たなごころをあわせしかば、ちからおよばず、まけにき。
 いちだいのなかには、だいいちほけきょうにて、ありしほどに、ぞうぼうの、のちの、500に、しんやくのきょうろん、かさねてわたる、たいそうこうていの、じょうがんさんねんに、げんじょうともうすひとあり、がつしにはいりて、17ねん、ごてんのぶっぽうを、ならいきわめて、じょうがん19ねんに、かんどへわたりしが、じんみつきょう、ゆがろん、ゆいしきろん、ほっそうしゅうをわたす。げんじょういわく「がっしに、しゅうしゅうおおしといへども、このしゅう、だいいちなり」。
 たいそうこうていは、また、かんどだいいちのけんおうなり、げんじょうを、しとす、このしゅうの、しょせんにいわく、あるいは「さんじょうほうべん、いちじょうしんじつ」あるいは「いちじょうほうべん、さんじょうしんじつ」、また、いわく「ごしょうは、かくべつなり、けつじょうしょうと、むしょうの、うじょうは、ながくほとけにならず」とうとうんぬん、このぎは、てんだいしゅうとすいかなり、しかも、てんだいだいしと、しょうあんだいしは、ごにゅうめつなりぬ、そのいかのひとびとは、にんぴにんなり、すでに、てんだいしゅう、やぶれてみへしなり。
 そのご、そくてんこうごうの、みよに、けごんしゅうたつ、さきに、てんだいだいしにせめられし、60かんの、けごんきょうをば、さしをきて、のちに、にっしょうさんぞうのわたせる、しんやくのけごんきょう、80かんをもって、たてたり、このしゅうの、せんにいわく「けごんきょうは、こんぽんほうりん、ほけきょうは、しまつほうりん」とううんぬん、そくてんこうごうは、あまにて、をはせしが、ないげてんに、こざかしきひとなり、まんしんたかくして、てんだいしゅうをさげ、をぼして、ありしなり、ほっそうといゐ、けごんしゅうといゐ、にじゅうに、ほけきょうかくれさせたまう。
p1593
 そののち、げんそう、こうていのぎょうに、がっしより、ぜんむいさんぞう、こんごうちさんぞう、ふくうさんぞう、だいにちきょう、こんごうちょうきょう、そしっちきょうともうす、さんきょうをわたす、このさんにんは、ひとがらといゐ、ほうもんといゐ、まえまえの、かんどのにんしには、たいすべくもなき、ひとびとなり、しかも、さきになかりし、いんと、しんごんとを、わたすゆへに、ぶっぽうは、いぜんには、このくにに、なかりけりと、をぼせしなり。
 このひとびとのいわく「てんだいしゅうは、けごん、ほっそう、さんろんには、すぐれたり、しかれども、このしんごんきょうには、およばず」とうんぬん、そののち、みょうらくだいしは、てんだいだいしのせめたまはざる、ほっそうしゅう、けごんしゅう、しんごんしゅうをせめ、たまひてそうらへども、てんだいだいしの、ごとく、こうじょうにて、せめたまはざれば、ただ、やみよのにしきのごとし、ほけきょうに、なき、いんと、しんごんと、げんぜんなるゆへに、みなひと、いちどうに、しんごんまさりにて、ありしなり。
 ぞうぼうのなかに、にほんこくに、ぶっぽうわたり、いわゆる、きんめいてんのうの、ろくねんなり、きんめいより、かんむにいたるまで、にひゃくよねんがあいだは、さんろん、じょうじつ、ほっそう、くしゃ、けごん、りつの、ろくしゅうぐつうせり、しんごんしゅうは、にんのう、44だい、げんしょうてんのうの、ぎょうにわたる。
 てんだいしゅうは、にんのう、だい45だい、しょうむてんのうの、ぎょうにわたる、しかれども、ひろまることなし、かんむのみよに、さいちょうほっし、のちにはでんぎょうだいしとがうす、にっとういぜんに、ろくしゅうを、ならひきわむるうえ、15ねんがあいだ、てんだい、しんごんのにしゅうを、やまにこもりたまいて、ごらんありき、にっとういぜんに、てんだいしゅうをもって、ろくしゅうをせめしかば、しちだいじ、みな、せめられて、さいちょうの、でしとなりぬ、ろくしゅうのぎ、やぶれぬ、のち、えんりゃく23ねんに、ごにっとう、おなじき、24ねん、ごきちょう、てんだい、しんごんのしゅうを、にほんこくにひろめたり、ただし、しょうれつのことは、ないしんに、これをぞんじて、ひとにむかってとかざるか。
 どうだいに、くうかいというひとあり、のちには、こうぼうだいしとがうす、えんりゃく、23ねんに、ごにっとう、おなじき、だいどうさんねんごきちょう、ただし、しんごんのいちしゅうを、ならいわたす、このひとの、ぎにいわく「ほけきょうは、なお、けごんきょうにおよばず、いかにいわんや、しんごんに、をひてをや」。
 でんぎょうだいしの、みでしに、えんにんというひとあり、のちに、じかくだいしとがうす、いぬる、しょうわごねんの、ごにっとう、おなじき、14ねんにごきちょう。10ねんがあいだ、しんごん、てんだいの、にしゅうをがくす。
p1594
にほんこくにて、でんぎょうだいし、ぎしん、えんちょうに、てんだい、しんごんのにしゅうを、ならいきわめたるうえ、かんどにわたりて、10ねんがあいだ、はちかの、だいとくにあひて、しんごんをならい、そうえい、しおんとうに、あいたまいて、てんだいしゅうをならう、にほんに、きちょうしていわく 「てんだいしゅうと、しんごんしゅうとは、おなじく、だいごなり、ともに、じんぴなり」とううんぬん、せんじをもうして、これにそう。
 そののち、えんちんともうすひとあり、のちには、ちしょうだいしとがうす、にっとう、いぜんには、ぎしんわじょうの、みでしなり、にほんこくにして、ぎしん、えんちょう、えんにんとうのひとびとに、てんだい、しんごんの、にしゅう、ならいきわめたり、そのうえ、いぬる、にんかさんねんに、ごにっとう、じょうがんがんねんに、ごきちょう、ななねんがあいだ、てんだい、しんごんの、にしゅうを、ほっせん、りょうしょとうの、ひとびとにならいきわむ。
 てんだい、しんごんのにしゅうの、しょうれつ、かがみをかけたり、こうだいに、いちじょう、あらそひ、ありなん、さだむべしといって、てんだい、しんごんのにしゅうは、たとへば、ひとのりょうのめ、とりの、ふたつのつばさのごとし、このほか、いぎを、ぞんぜんひとびとをば、そし、でんぎょうだいしに、そむく、ひとなり、やまに、すむべからずと、せんじをもうしそへて、ぐつう、せさせたまいき、されば、かんど、にほんに、ちしゃおおしといへども、このぎを、やぶるひとは、あるべからず、このぎ、まことならば、ならうひとびとは、かならず、ほとけにならせたまいぬらん、あがめさせたまう、こくおうとうは、かならず、よ、あんのんに、ありぬらんと、をぼゆ。
 ただし、よがぐあんは、ひとにもうせども、おんもちゐ、あるべからざるうえ、みの、あだとなるべし、また、きかせたまう、でしだんなも、あんのんなるべからずと、をもひしうえ、そのぎまた、たがわず、ただ、このことは、いちじょうぶついには、かなわでもや、あるらんと、をぼへそうろう。
 ほけきょういちぶ、はちかん、28ほんには、このきょうに、すぐれたるきょう、をはせば、この、ほけきょうはじっぽうのほとけあつまりて、だいもうごを、あつめさせたまへるなるべし、したがって、けごん、ねはん、はんにや、だいにちきょう、じんみつとうの、きょうきょうをみるに 「しょきょうのなかにおいて、もっともそのうえにあり」の、みょうもんを、やぶりたるもんなし、したがって、ぜんむいとう、げんじょうとう、こうぼう、じかく、ちしょうとう、しゅじゅのたくみあれども、ほけきょうを、だいにちきょうにたいして、やぶりたる、きょうもんは、いだしたまわず。
 ただ、いん、しんごんばかりの、うむをゆへと、せるなるべし、すうひゃくかんの、ふみをつくり、かんど、にほんにおうふくして、むじんのたばかりをなし、せんじを、もうしそへて、ひとを、をどされんよりは、きょうもん、ふんみょうならば、たれか、うたがいをなすべき、つゆつもりて、かわとなる、かわつもりて、たいかいとなる、ちりつもりて、やまとなる、やまかさなりて、しゅみせんとなれり、しょうじ、つもりて、だいじとなる、いかにいわんや、このことは、もっともだいじなり、じょを、つくられけるにも、りょうほうの、どうり、もんしょうを、つくさるべかりけるか、また、せんじも、りょうほうを、たずねきわめて、ふんみょうの、しょうもんをかきのせて、いましめあるべかりけるか―。p1595

 いこんとうの、きょうもんは、ほとけすらやぶりがたし、いかにいわんや、ろんし、にんし、こくおうの、いとくをもつて、やぶるべしや、いこんとうの、きょうもんをば、ぼんのう、たいしゃく、にちがつ、してんとう、ちょうもんして、おのおのの、きゅうでんにかきとどめて、をはするなり、まことに、いこんとうのきょうもんを、しらぬひとのあるときは、さきのひとびとの、じゃぎは、ひろまりて、とがなきやうにては、ありとも、このきょうもんを、つよくたて、たいてんせざる、こわもの、しゅったいしなば、だいじ、しゅったいすべし。
 いやしみて、あるいはのり、あるいはうち、あるいはながし、あるいは、いのちをたたんほどに、ぼんのう、たいしゃく、にちがつ、してん、をこりあひて、この、ぎょうじゃのかたうどを、せんほどに、ぞんがいに、てんのせめ、きたりて、たみもほろび、くにも、やぶれんか、ほけきょうのぎょうじゃは、いやしけれども、しゅごするてんこわし、れいせば、しゅらが、にちがつをのめば、こうべ、しちぶにわる、いぬは、ししをほゆれば、はらわたくさる、いま、よ、みるに、にほんこくかくのごとし。
 また、これを、くようせんひとびとは、ほけきょう、くようの、くどくあるべし、でんぎょうだいし、しゃくしていわく「ほめんものは、ふくをあんみょうにつみ、ぼうぜんものは、つみをむげんにひらかん」とううんぬん、ひへのはんを、ひゃくしぶつに、くようせしひとは、ほうみょうにょらいとなり、つちのもちゐを、ほとけに、くようせしかば、えんぶだいの、おうとなれり。
 たとい、こうをいたせども、まことならぬことを、くようすれば、だいあくとは、なれども、ぜんとならず、たとい、こころ、をろかに、すこしきの、ものなれども、まことのひとに、くようすればこうだいなり、いかにいわんや、こころざしありて、まことの、ほうを、くようせんひとびとをや。そのうえ、とうせいは、よみだれて、たみのちからよわし、いとまなき、ときなれども、こころざしの、ゆくところ、さんちゅうの、ほけきょうへ、まうそうか、たかんなを、をくらせたまう、ふくでんに、よきたねを、くださせたまうか、なみだも、とどまらず。
こうけつ かんぽん  p1590  へん1468  こうぎ38。


  • [48]
  • 上野殿 じごくそくじゃつこう、ごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月24日(日)01時53分19秒
 
うえのどの、ごけあまごぜごへんじ。
じごくそくじゃつこう、ごしょ、p1504
   しっぴつ しんせつ、ぶんえい、2ねん、ふみつき、44さい。
      たいごう なんじょうときみつの、はは。
 ごくようのもの、しゅじゅたびおわんぬ、そもそも、うえのどの、しきょののちは、をとづれ、めいどよりそうやらん、きかまほしく、をぼえそうらう、ただし、あるべしとも、をぼへず、もし、ゆめにあらずんば、すがたをみること、よもあらじ、まぼろしにあらずんば、みみえ、たもうこと、いかがそうらはん、さだめて、りょうぜん、じょうどにて、さばのことをば、ちうやに、ききごらんじ、そうやらむ、さいしなどは、にくげんなれば、みさせ、きかせたもうことなし、ついには、いっしょと、をぼしめせ、しょうじょうよよのあいだ、ちぎりし、おとこは、たいかいのいさごのかずよりも、ををくこそ、をはしましそうらいけん、こんどのちぎりこそ、まことのちぎりの、をとこよ、そのゆへは、をとこの、すすめによりて、ほけきょうのぎょうじゃと、ならせたまへば、ほとけと、をがませたまうべし、いきてをはしきときは、しょうのほとけ、いまは、しのほとけ、しょうじともに、ほとけなり、そくしんじょうぶつともうす、だいじのほうもんこれなり、ほけきょうの、だいしに、いわく、「もし、よく、たもつこと、あれば、すなわちぶっしんを、たもつなり」うんぬん。
 それ、じょうどというも、じごくというも、ほかには、そうらはず、ただ、われらがむねのあいだにあり、これをさとるを、ほとけといふ、これにまよふを、ぼんぷという、これをさとるは、ほけきょうなり、もし、しからば、ほけきょうを、たもちたてまつるものは、じごくそくじゃっこうと、さとりそうらうぞ、たとひむりょうおくさいの、あひだ、ごんきょうを、しゅぎょうすとも、ほけきょうを、はなるるならば、ただ、いつも、じごくなるべし、このこと、にちれんが、もうすにはあらず、しゃかぶつ、たほうぶつ、じっぽうぶんしんのしょぶつの、さだめをきたまいしなり、されば、ごんきょうを、しゅぎょうするひとは、ひに、やくるもの、また、ひのなかへ、いり、みずに、しづむものなをふちのそこへ、はいるがごとし、ほけきょうを、たもたざるひとは、ひと、みずとの、なかにいたるがごとし、ほけきょう、ひぼうの、あくちしきたる、ほうねん、こうぼうなどを、たのみ、あみだきょう、だいにちきょうなどを、しんじたもうは、なを、ひより、ひのなか、みずよりみずのそこへ、はいるがごとし、いかでか、くげんを、まぬかるべきや、
p1505
とうかつ、こくじょう、むげんじごくの、かこう、ぐれん、だいぐれんの、こおりのそこに、はいりしづみたまはんこと、うたがいなかるべし、ほけきょうの、だいににいわく 「そのひと、みょうじゅうして、あびごくにはいり、かくのごとくてんでんして、むしゅこうに、いたらん」うんぬん。
 こ、しょうりょうは、このくをまぬかれたまい、すでに、ほけきょうのぎょうじゃたる、にちれんが、だんななり、きょうにいわく 「たとい、たいかにはいるも、ひもやくこと、あたわず、もし、たいすいに、ただよわされても、そのみょうごうを、となえれば、すなわち、あさきところをえん」また、いわく 「ひも、やくこと、あたわず、みずも、ただよわすこと、あたわず」うんぬん、あらたのもしや、たのもしや、せんするところ、じごくを、そとにもとめ、ごくそつの、てつじょう、あぼうらせつの、かしやくのこゑ、べちにこれなし、この、ほうもん、ゆゆしき、だいじなれども、あまにたいしまいらせて、おしへまいらせん、れいせば、りゅうにょに、たいして、もんじゅぼさつは、そくしんじょうぶつの、ひほうをときたまいしがごとし、これを、きかせたまいてのちは、いよいよ、しんじんを、いたさせたまへ、ほけきょうのほうもんを、きくにつけて、なをなをしんじんを、はげむを、まことのどうしんしゃとは、もうすなり、てんだいいわく、「じゅうらん、にしょう」うんぬん、このしゃくのこころは、あいは、はのときよりも、なをそむれば、いよいよあをし、ほけきょうはあいのごとし、しゅぎょうのふかきは、いよいよ、あをきがごとし。
 じごくという、にじをば、つちをほるとよめり、ひとの、しするとき、つちをほらぬもの、そうらうべきか、これを、じごくという、しにんをやく、ひは、むげんのかえんなり、さいし、けんぞくの、しにんのぜんごに、あらそひゆくは、ごくそつ、あぼうらせつなり、さいしらの、かなしみなくは、ごくそつのこゑなり、にしゃく、ごすんの、つえは、てつじょうなり、うまは、めず、うしは、ごずなり、あなは、むげんたいじょう、はちまんよんせんの、かまは、はちまんよんせんの、じんろうもん、いえをきりいづるは、しでのやま、こうしの、かわのほとりにたたずむは、さんずのあいがなり、。べちに、もとむること、はかなし、はかなし、この、ほけきょうを、たもちたてまつるひとは、これをうちかへし、じごくは、じゃっこうど、かえんは、ほうしんにょらいの、ちか、しにんは、ほっしんにょらい、かこうは、だいじひ、いしつの、おうじんにょらい、またつえは、みょうほう、じっそうのつえ、さんずのあいがは、しょうじそくねはんの、たいかい、しでのやまは、ぼんのうそくぼだいの、じゅうざんなり、かく、おんこころえさせたまへ、そくしんじょうぶつとも、かいぶつちけんとも、これをさとり、これを、ひらくをもうすなり、だいばだったは、あびごくを、じゃっこうごくらくと、ひらき、りゅうにょが、そくしんじょうぶつも、これよりほかは、そうらはず、ぎゃくそくぜじゅんの、ほけきょうなればなり、これ、みょうのいちじの、くどくなり。
p1506
 りゅうじゅぼさつの、いわく「たとえば、だいやくしの、よくどくを、へんじて、くすりとなすが、ごとし」うんぬん、みょうらくだいし、いわく「あに、がやをはなれて、べちに、じょうじゃくを、もとめん、じゃっこうのほか、べちに、しゃばあるに、あらず」うんぬん、また、いわく。「じっそうはかならず、しょほう、しょほうは、かならずじゅうにょ、じゅうにょは、かならずじゅっかい、じゅっかいは、かならず、しんどなり」うんぬん、ほけきょうにいわく「しょほうじっそう、ないし、ほんまつくきょうとう」うんぬん、じゅりょうほんにいわく「われ、じつに、じょうぶつしてよりこのかた、むりょうむへんなり」とううんぬん、このきょうもんにわれとすもうはじゅっかいなり、じゅっかいほんぬの、ほとけなれば、じょうどに、じゅうするなり、ほうべんぽんにいわく「このほうは、ほういにじゅうして、せけんのそう、じょうじゅうなり」うんぬん、せけんのならひとして、さんぜじょうごうの、そうなれば、なげくべきにあらず、をどろくべきにあらず、そうのいちじは、はちそうなり、はちそうも、しょうじのにじをいでず、かく、さとるを、ほけきょうのぎょうじゃの、そくしんじょうぶつと、もうすなり、こ、しょうりょうは、このきょうの、ぎょうじゃなれば、そくしんじょうぶつ、うたがいなし、さのみ、なげきたまうべからず、また、なげきたまうべきが、ぼんぷのことわりなり、ただし、しょうにんのうえにも、これあるなり、しゃかぶつ、ごにゅうめつのとき、しょだいでしの、さとりのなげき、ぼんぷのふるまひを、しめしたまうか。
 いかにも、いかにも、ついぜんくようを、こころの、をよぶほど、はげみたまうべし、ことくのことばにも、しんぢを、くしきにもち、しゅぎょうをば、ろくしきにせよと、をしへたまう、ことわりにもや、そうやらん、このもんには、にちれんが、ひぞうのほうもんかきて、そうらうぞ、ひしさせたまへ、ひしさせたまへ、あなかしこ、あなかしこ。
  ふみつき11にち にちれん かおう うえのどのごけあまごぜんごへんじ

  • [47]
  • 上野殿 あじちしゅうふくしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月23日(土)02時46分34秒
 
  あじちしゅうふくしょ
  しっぴつ けんじさんねんふゆ、56さい。
  たいごう なんじょうときみつ、p1542。
 いぬる、ぶんえい11ねん、みなつき17にちに、このやまのなかに、きをうちきりて、かりそめに、あじちを、つくりてそうらいしが、やうやく4ねんがほど、はしら、くち、かきかべをち、そうらへども、なをすことなくて、よる、ひをとぼさねども、つきのひかりにて、せいきょうを、よみまいらせ、われと、みきょうを、まき、まいらせそうらはねども、かぜ、をのづから、ふきかへし、まいらせ、そうらいしが、ことしは、12の、はしら、4ほうに、かふべをなげ、しほうのかべは、いっそに、たをれぬ。
  うだい、たもちがたければ、つきはすめ、あめは、とどまれと、はげみそうらいつるほどに、にんぶなくして、がくしやうどもを、せめ、しょくなくして、ゆきをもちて、いのちを、たすけて、そうらうところに、さきに、うへのどのより、いもにだ、これいちだは、たまにもすぎ。

  • [46]
  • 上野殿 いもいちだごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月23日(土)02時44分39秒
 
    いもいちだごしょ
   しっぴつ こうあんがんねん、8がつ14か、57さい。
   たいごう 、なんじょうときみつ、p1588。

 いもいちだ、はじかみ50ぱ、をくりたびてそうらう。
 このみのぶのやまと、もうしそうらうは、にしは、しらねのたけ、つねに、ゆきをみる、ひんがしには、てんしのたけ、つねにひをみる、きたは、みのぶのたけ、みなみは、たかとりのたけ、しざんのあひ、はこのそこのごとし、いぬゐの、すみより、かはながれて、たつみのすみに、むかう、かかる、いみじきところ、みねには、せひの、こへ、たにには、さるのさけび、きは、あしのごとし、くさは、あめに、にたり、しかれども、かかるいもは、みへそうらはず、はじかみは、をひず、いしに、にて、すこし、まもり、やわらかなり、くさに、にて、くさよりも、あぢあり。
 ほけきょうに、もうしあげそうらいぬれば、おんこころざしは、さだめて、しゃかぶつ、しろしめしぬらん、きょうきょうきんげん。8がつ14か、にちれん、ざいごはん。ごへんじ。

  • [45]
  • 上野殿 くろうたろうどのごへんじ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月23日(土)02時39分7秒
  • 編集済
 
くろうたろうどのごへんじ、
    しっぴつ けんじ2ねん、ながつき15にち。55さい。
      なんじょうときみつのみうち、p1535 、
   なんじょうくろうたろう。

 いゑのいも、いちだ、おくり、たび、そうらう、こんろんさんともうすやまには、たまのみありて、いしなし、いしともしければ、たまをもって、いしをかう、はうれいひんと、もうすうらには、もくそうなし、。いをもて、たきぎをかう、はなにやまいあるものは、せんだんかおり、ゆうにあらず、まなこなきものは、あきらかなるかがみ、なにかせん。
 この、みのぶのさわと、もうすところは、かいのくに、はきいの、ごうのうちの、しんざんなり、にしには、しちめんの、かれともうす、たけあり、ひがしは、てんしのたけ、みなみは、たかとりのたけ、きたは、みのぶのたけ、しざんのなかに、ふかきたにあり、はこのそこのごとし、みねには、はかうのさるのこえ、かまびすし、たにには、、たいかいの、いし、おおし。 p1536
 しかれども、するがの、いものやうに、そうらう、いしはひとつもそうらはず、
いもの、めずらしきこと、くらきよるの、ともしびにもすぎ、かはけるときの、みずにもすぎてそうらひき、いかに、めづらしからずとは、あそばされて、そうらうぞ、されば、それには、おおくそうらうか、あらこひし、あらこひし、ほけきょう、しゃかぶつに、ゆづりまいらせ、そうらいぬ、さだめて、ほとけは、おんこころざしを、をさめたもうなれば、およろこびそうやらん、りょうぜんじょうどへ、まひらせたまい、たらんとき、おんたずねあるべし、きょうきょうきんげん。
  けんじ2ねん、ひのえね、ながつき15にち、 にちれん かおう、 くろうたろうどのごへんじ。

  • [44]
  • 上野殿 だいもく、ぶっしゅごしょ。

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月23日(土)02時37分26秒
  • 編集済
 
くろうたろうどの、ごへんじ。
だいもく、ぶっしゅごしょ。
   しっぴつ 、こうあんがんねん、しもつき、ついたち、57さい。
     たいごう なんじょうときみつの、みうち、なんじょうくろうたろう、p1553。

   こ、うえのどの、の、ことこそ、をもひいでられそうらへ。

 いもいちだ、くり、やきごめ、はじかみたびそうらいぬ、さてはふかきやまには、いもつくるひともなし、くりもならず、はじかみも、をひず、まして、やきごめ、みへそうらはず、たとえ、くりなりたりとも、さるのこずへ、からす、いえのいもは、つくるひとなし、たとえつくりたりとも、ひと、にくみて、たびそうらはず、いかにしてか、かかるたかきやまへは、きたりそうらうべき。
 それ、やまをみそうらへば、たかきより、しだいに、しもえ、くだれり、うみをみそうらへば、あそきより、しだいにふかし、よをみそうらへば、30ねん、20ねん、5ねん、よんさんにいち、しだいにをとろえたり、ひとのこころも、かくのごとし、これはよのすへに、なりそうらへば、やまには、まがれるきのみ、とどまり、のには、ひきき、くさのみをひたり、よには、かしこきひとは、すくなく、はかなきものは、をほし、ぎゅうばの、ちちをしらず、うさぎ、ひつじの、ははを、わきまえざるがごとし。
 ほとけ、ごにゅうめつありては、にせんにひゃくにじゅうよねんなり、よ、すへになりて、ちじん、しだいにかくれて、やまの、くだれるがごとく、くさの、ひききに、にたり、ねんぶつを、もうし、かいをたもち、なんどするひとは、ををけれども、ほけきょうを、たのむひとすくなし、ほしは、おおけれども、たいかいを、てらさず、くさは、おおけれども、おおうちの、はしらとはならず、ねんぶつは、おおけれども、ほとけと、なるみちにはあらず、かいは、たもてども、。じょうどへ、まひる、たねとはならず、ただ、なむみょうほうれんげきょうの、しちじのみ、こそ、ほとけになる、たねにはそうらへ、これをもうせば、ひとはそねみて、もちひざりしを、こ、うえのどの、しんじたまいしに、よりて、ほとけにならせたまいぬ、おのおのは、そのすえにて、このおこころざしを、とげたもうか、りょうまに、つきぬる、だには、せんりをとぶ、まつに、かかれるつたは、せんじんを、よづともうすは、これか、おのおの、あるじのみこころなり、つちのもちゐを、ほとけに、くようせし、ひとは、おうとなりき、ほけきょうは、ほとけに、まさらせたもふ、ほうなれば、くようせさせたまいて、いかでか、こんじょうにも、りしょうにあづかり、ごしょうにも、ほとけに、ならせたまはざるべき、  p1554
そのうえ、み、ひんにして、げにん、なし、さんが、わづらひあり、たとひ、こころざしありとも、あらはしがたきに、いま、いろをあらわせたもうに、しりぬ、をぼろげならぬことなり、さだめて、ほけきょうの、じゅうらせつ、まほらせたまいぬらんと、たのもしく、こそそうらへ、こと、つくしがたし、きょうきょうきんげん。
  こうあんがんねんしもつき、ついたち、 にちれん かおう。 くろうたろうどのごへんじ。

  • [43]
  • やくおうほん、とくいしょう  ひらがな

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月22日(金)03時08分25秒
 
  やくおうほん、とくいしょう、
    しっぴつ 、ぶんえい、にねん、44さい、p1499。

 この、やくおうほんの、たいいとは、このやくおうほんは、だいしちのまき、にじゅうはちほんのなかには、だいにじゅうさんのほんなり。
 この、だいいちのまきに、じょぼん、ほうべんぽんの、にほんあり、じょぼんは、にじゅうはちほんの、じょなり、ほうべんぽんより、にんきほんにいたるまで、はちほんは、しょうには、にじょうさぶつを、あかし、ぼうには、ぼさつぼんぷの、さぶつを、あかす。
 ほっし、ほうとう、だいば、かんじ、あんらくのごほんは、かみの、はちほんを、まつだいのぼんぷの、しゅぎょうすべき、ようをとくなり、またゆじゅつほんは、じゅりょうほんのじょなり。
 ふんべつくどくほんより、じゅうにほんは、せいには、じゅりょうほんを、まつだいのぼんぷの、ぎょうずべきよう、ぼうには、ほうべんぽんとうの、はちほんを、しゅぎょうすべきようを、とくなり。
 しかれば、このやくおうほんは、ほうべんぽんとうの、はちほん、ならびに、じゅりょうほんを、しゅぎょうすべきようを、ときしほんなり。
 このほんに、とうの、たとえあり、だいいち、たいかいのたとえ、まず、だいいちのたとえを、ほぼもうすべし、この、なんえんぶだいに、にせん、ごひゃくの、かわあり、さいくやにに、ごせんのかわあり、そうじてこの、してんげに、にまん、ごせん、きゅうひゃくの、かわあり。
 あるいは、よんじゅうり、ないし、ひゃくり、いちり、いっちょう、ひとひろなどの、かわ、これあり、しかりともいえど、このしょがは、そうじてしんせんのこと、たいかいに、およばず。
 ほっけ、いぜんの、けごんきょう、あごんぎょう、ほうとうきょう、はんにゃきょう、じんみつきょう、あみだきょう、ねはんきょう、だいにちきょう、こんごうちょうきょう、そしっちきょう、みつごんきょうなどのしゃかにょらいのしょせつのいっさいきょう。
 だいにちにょらいの、しょせつの、いっさいきょう、あみだにょらいの、しょせつの、いっさいきょう、やくしにょらいの、しょせつの、いっさいきょう、かこ、げんざい、みらい、さんぜの、しょぶつしょせつの、いっさいきょうのなかに、ほけきょうだいいちなり。
 たとへば、しょきょうは、たいが、ちゅうが、しょうがなどのごとし、ほけきょうは、たいかいのごとしとうととくなり。
 かわに、すぐれたるたいかいに、じゅうの、とくあり、ひとつに、たいかいは、ぜんじにふかし、かわはしかからず、ふたつに、たいかいは、ししをとどめず、かわはしからず、みっつに、たいかいは、もとのみょうじを、うしなう、かわはしからず。
 よっつに、たいかいは、いちみなり、かわはしからず、いつつに、たいかいは、たからなどあり、かわはしからず、むっつに、たいかいは、きわめてふかし、かわはしからず、ななつに、たいかいは、こうだいむりょうなり、かわはしからず、やっつに、たいかいは、たいしんのしゅじょうなどあり、かわはしからず。
 ここのつに、たいかいは、しおのぞうげんあり、かわは、しからず、とうに、たいかいは、たいう、たいがを、うけてよういつ、なし、かわは、しからず。
 この、ほけきょうには、とうのとくあり、しょきょうには、とうのとがあり、
p1500
  この、きょうは、ぜんじ、しんたにして、ごじゅってんでんなり、しょきょうには、なおひとつも、なし、いわんや、に、さん、し、ないし、ごじゅってんでんをや、かわは、ふかけれども、たいかいの、あさきに、およばず、しょきょうは、いちじ、いっく、じゅうねんなどを、もって、、じゅうあく、ごぎゃくなどの、あくきをせっすといえども、いまだ、いちじ、いっくの、ずいき、ごじゅってんでんには、およばざるなり。
 この、、きょうの、たいかいに、ししをとどめずとは、ほけきょうに、そむく、ほうぼうのものは、ごくぜんのひとたりと、いえども、なおこれを、すつ、いかにいわんや、あくにんなるうえ、ほうぼうを、なさんものをや。
 たとい、しょきょうを、ぼうずと、いえども、ほけきょうに、そむかざれば、かならずぶつどうを、じょうず、たとい、いっさいきょうを、しんずと、いえども、ほけきょうに、そむかば、かならず、あびだいじょうに、おつ。
 ないし、だいはちには、たいかいは、たいしんのしゅじょうありなどというは、たいかいには、まかつだいぎょなど、たいしんの、しゅじょう、これあり。
 むげんじごくと、もうすは、じゅうこう、はちまん、ゆじゅんなり、ごぎゃくのもの、むげんじごくに、おちては、ひとりにて、かならずじゅうまんす、この、じごくのしゅじょうは、ごぎゃくのもの、たいしんの、しゅじょうなり。
 しょきょうの、しょうが、たいがのなかには、まかつ、だいぎょこれなし、ほけきょうの、たいかいには、これあり、ごぎゃくのもの、ぶつどうをなす、これ、じつには、しょきょうに、これなし、しょきょうに、これありというといえども、じつには、みけんしんじつなり。
 ゆえに、いちだいしょうきょうを、そらんぜし、てんだいちしゃだいしの、しゃくにいわく、たきょうは、ただ、ぼさつに、きして、にじょうに、きせず、ないし、ただ、ぜんにきして、あくに、きせず。
 こんきょう、みなきすとううんぬん、よは、しばらくこれを、りゃくす。
 だいにには、やまにたとう、じっぽうせんなどとは、やまのなかには、しゅみせん、だいいちなり、じっぽうせんとは、ひとつにはせっせん、ふたつにはこうせん、みっつにはかりらせん、よっつには、せんしょうせん、いつつには、ゆげん、だせん、むっつには、めにせん、ななつには、にみんだらせん、やっつには、しゃからせん、ここのつには、しゅくえせん、とうには、しゅみせんなり。
 さきの、きゅうせんとは、しょきょう、しょざんのごとし、ただし、いちいちに、たからあり、しゅみせんは、しゅうざいを、ぐして、その、たからにすぐれたり。
 れいせば、せけんの、こがねの、えんぶだんきんに、およばざるがごとし、けごんきょうの、ほうかい、ゆいしん、はんにゃの、じゅうはちくう、だいにちきょうの、ごそうじょうしん、かんぎょうの、おうじょうより、ほけきょうの、そくしんじょうぶつすぐれたるなり。
 しゅみせんは、こんじきなり、いっさいの、ぎゅうば、にんてん、しゅうちょう、など、このやまに、よれば、かならず、ぼんじきをうしなって、こんじきなり、よさんは、しからず、いっさいの、しょきょうは、ほけきょうに、よれば、もとのいろを、うしなう。
 れいせば、こくしょくの、ものの、にちがつの、ひかりにあえば、いろをうしなうが、ごとし、しょきょうの、おうじょう、じょうぶつなどの、いろは、ほけきょうにあえば、かならず、そのぎをうしなう。
 だいさんには、つきに、たとう、しゅうせいは、あるいは、はんりあるいは、いちり、あるいは、はちり、あるいはじゅうろくりには、すぎず、つきは、はっぴゃくよりなり、しゅうせいは、ひかりありと、いえども、つきに、およばず。
 たとい、ひゃくせん、まんおく、ないし、いちしてんげ、さんぜん、だいせん、じゅっぽう、せかいの、しゅうせい、これを、あつむとも、ひとつのつきの、ひかりに、およばず。
p1501
 いかに、いわんや、ひとつのほし、つきのひかりに、およぶべきや、 けごんきょう、あごんきょう、ほうどう、はんにゃ、ねはんきょう、だいにちきょう、かんぎょうなどの、いっさいの、きょう、これをあつむとも、ほけきょうの、いちじに、およばじ。
 いっさいしゅじょうの、しんちゅうの、けんじ、じんじゃ、むみょうの、さんなく、ならびに、じゅうあく、ごぎゃくなどの、ごうは、あんやのごとし、けごんきょうなどの、いっさいきょうは、やみよのほしのごとし。
 ほけきょうは、やみよの、つきのごとし、ほけきょうを、しんずれども、ふかく、しんぜざるものは、はんげつの、やみよを、てらすがごとし、ふかく、しんずるものは、まんげつの、やみよを、てらすがごとし、つきなくして、ただ、ほしのみあるよるには、ごうりきのものか、たましきものなんど は、ぎょうほすといへども、ろうこつのもの、にょにんなむどは、ぎょうほに、かなわず。
 まんげつのときは、にょにん、ろうこつなむども、あるいは、ゆうえんのため、あるいは、ひとに、あわんがごとき、ぎょうほ、じざいなり。
 しょきょうには、ぼさつ、だいこんじょうの、ぼんぷは、たとい、とくどうなるとも、にじょう、ぼんぷ、あくにん、にょにん、ないし、まつだいのろうこつの、けたい、むかいのひとびとは、おうじょう、じょうぶつふじょうなり。
 ほけきょうは、しからず、にじょう、あくにん、にょにんなど、なお、ほとけになる、いかにいわんや、ぼさつ、だいこんじょうの、ぼんぷをや、また、つきはよいよりも、あかつきは、ひかりまさり、はる、なつよりも、あきふゆは、ひかりあり。
 ほけきょうは、しょうぞう、にせんねんよりも、まっぽうには、ことにりしょうあるべきなり、とうていわく、しょうもんいかん、こたえていわく、どうり、けんねんなり。
 そのうえ、つぎしものもんに、いわく、「わが、めつどの、のち、ごの、ごひゃくさいのなかに、こうせんるふして、えんぶだいに、おいて、だんぜつせしむることなし」とう、うんぬん。
 この、きょうもんに、にせんねんの、のち、なんえんぶだいに、こうせん、るふすべしと、とかれてそうらうは、だいさんの、つきの、たとえのこころなり、このこころを、こんぽん、でんきょうだいし、しゃくしていわく、「しょうぞう、ややすぎおわって、まっぽう、はなはだ、ちかきにあり、ほっけ、いちじょうのき、いままさしく、これ、そのときなり」とう、うんぬん。
 しょうほう、せんねんも、ぞうほう、せんねんも、ほけきょうの、りやくしょきょうに、これ、すぐるべし、しかりといえども、つきのひかりの、はる、なつの、しょうぞうにせんねん、まつほうの、あきふゆに、いたって、ひかりの、すぐるがごとし。
 だいよんに、ひのたとえは、ほしのなかに、つきのいでたるは、ほしのひかりには、つきのひかりは、すぐるとも、いまだ、ほしのひかりを、けさず、にっちゅうには、ほしのひかり、きゆるのみにあらず、また、つきのひかりも、うばいて、ひかりをうしなう。
 にぜんは、ほしのごとく、ほけきょうの、しゃくもんは、つきのごとし、じゅりょうほんは、ひのごとし、じゅりょうほんのときは、しゃくもんのつき、いまだおよばず、いかにいわんや、にぜんのほしをや。
 よるは、ほしのとき、つきのときも、しゅうむを、なさず、よる、あけて、かならずしゅうむを、なす、にぜん、しゃくもんにして、なお、しょうじを、はなれがたし、ほんもん、じゅりょうほんに、いたって、かならずしょうじを、はなるべし。
 よの、ろくひ、これをりゃくす、このほかに、また、おおくのたとえ、このほんにあり、そのなかに、わたりに、ふねを、えたるがごとしと、このたとえの、こころは、しょうじの、たいかいには、にぜんのきょうは、あるいは、いかだあるいは、こぶねなり。
p1502
しょうじの、しがんより、しょうじの、ひがんには、つくといえども、しょうじのたいかいを、わたり、ごくらくの、ひがんには、とつきがたし。
 れいせば、せけんの、こぶねなどが、つくしより、ばんどうにいたり、かまくらより、いのしまなむどへ、とつけども、もろこしへ、いたらず、とうせんは、ずかならず、にほんこくより、しんたんこくに、いたるに、さわりなきなり。
 またいわく、「まずしきに、たからをえたるがごとし」とう、うんぬん、にぜんのくには、ひんこくなり、にぜんのひとは、がきなり、ほけきょうは、たからのやまなり、ひとは、ふにんなり。
 とうていわく、にぜんは、ひんこくといふ、きょうもんいかん、こたえていわく、じゅきほんにいわく、「うえたるくにより、きたって、たちまちに、だいおうのぜんに、あへるがごとく」とう、うんぬん、にょにんの、おうじょうじょうぶつの、だんは、きょうもんに、いわく、「もし、にょらいの、めつご、ごの、ごひゃくさいのなかに、もしにょにんあって、この、きょうてんを、きいて、せつのごとく、しゅぎょうせば、ここに、おいて、みょうじゅうして、すなわち、あんらく、せかい、あみだぶつの、ぼさつ、たいしゅうに、いにょうせられて、じゅうするところに、ゆいて、れんげのなか、ほうざのうえに、しょうじ」とう、うんぬん。
 とうて、いわく、、このきょう、このほんに、ことに、にょにんの、おうじょうをとく、なにのゆえか、あるや、こたえて、いわく、ぶっち、はかりがたし、このぎ、けっしがたきか、ただしひとつの、りょうけんをくわえば、にょにんは、しゅうざいの、こんぽん、はこくの、みなもとなり。
 ゆえに、ないてん、げてんに、おおく、これを、いましむ、そのなかに、げてんをもって、これを、ろんずれば、さんじゅうあり、さんじゅうと、もうすは、みっつしたがうといふなり。
 ひとつには、おさなきにしては、ふぼにしたがう、かして、おっとにしたがう、おいて、こにしたがう、この、さんしょうありてせけん、じざいならず。
 ないてんを、もって、これをろんずれば、ごしょうあり、ごしょうとは、ひとつには、ろくどうりんねのあいだ、なんしのごとく、だいぼんてんおうと、ならず、ふたつには、たいしゃくとならず、みっつには、まおうとならず、よっつには、てんりんじょうおうとならず、いつつには、つねに、ろくどうにとどまりて、さんがいをいでて、ほとけに、ならず。
ちょう、にちがつざんまいきょうの、もんなり、ごんじき、にょきょうに、いわく、「さんぜの、しょぶつの、まなこは、だいちに、だらくすとも、ほっかいの、もろもろのにょにんは、ながくじょうぶつの、ごなし」とう、うんぬん、ただし、ぼんぷすら、けんおう、しょうにんは、もうごせず。
 はん、よきと、いゐしものは、けいかに、くびを、あたい、きさつともうせし、ひとは、じょくんが、つかに、つるぎをかけたりき、これ、やくそくをたがえず、もうごなきゆえなり。
 いかにやいわんしょうもん、ぼさつ、ほとけをや、ほとけは、むかし、ぼんぷにてましまししとき、しょうじょうきょうをならい、たまいしとき、ごかいをうけそめたまいき。
 ごかいのなかの、だいよんの、ふもうごのかいを、かたくたもち、たまいき、たからをうばわれ、いのちをほろぼされし、ときも、このかいをやぶらず。
 だいじょうきょうを、ならいたまいしとき、またじゅうじゅう、きんかいを、たもち、その、じゅうじゅう、きんかいのなかの、だいよんの、ふもうごかいをたもちたまいき。
p1503
  このかいを、かたくたもちて、むりょうこう、これをやぶりたまわず、ついに、このかいりきによりて、ぶつしんをじょうじ、さんじゅうにそうのなかに、こうちょうぜつそうを、えたまえり。
 このした、うすく、ひろくながくして、あるいは、おもてに、ををい、あるいは、かみぎわにいたり、あるいは、ぼんでんにいたる、したのうえに、いつつのえあり、いんもんのごとし、その、したのいろは、しゃくどうのごとし、したのしたに、ふたつのたまあり、かんろをゆしゅつす、これ、ふもうごかいの、とくのいたすところなり。
 ほとけ、このしたを、もって、さんぜのしょぶつの、みまなこは、だいちに、おつとも、ほっかいの、にょにんは、ほとけに、なるべからずと、とかれしかば、いっさいの、にょにんは、いかなるよにも、ほとけには、ならせたまう、まじきとこそ、おぼえてそうらへ。
 さるにても、にょにんの、おんみも、うけさせたまいては、たとひ、きさき、さんこうのくらいに、そなはりても、なにかはすべき、ぜんこん、ぶつじをなしても、よしなしとこそ、おぼえそうらへ。
 しかるを、このほけきょうの、やくおうほんに、にょにんの、おうじょうを、ゆるされそうらいぬること、また、ふしぎにそうらう。
 かの、きょうの、もうごか、このきょうの、もうごか、いかにも、いっぽうは、もうごたるべきか、もしまた、いっぽう、もうごならば、いちぶつに、にごんあり、しんじがたし、ただし、むりょうぎきょう、のよんじゅうよねんには、いまだ、しんじつを、あらわさず。
 ねはんきょうの、にょらいには、こもうのことばなしと、いえども、もししゅじょう、こもうのせつに、よるとしろしめすの、もんをもって、これをおもえば、ほとけは、にょにんは、おうじょうじょうぶつすべからずと、とかせたまいけるは、もうごと、きえたり。
 みょうほけきょうの、もんに、せそんのほうは、ひさしくして、のちに、かならず、まさに、しんじつをとくべし、みょうほけきょう、ないし、かいぜ、しんじつと、もうすもんをもって、これを、おもうに、にょにんの、おうじょう、じょうぶつ、けつじょうと、とかるる、ほけきょうのもんは、じつご、ふもうごかいと、みえたり。
 せけんの、けんじんも、ただ、ひとりあるこが、ふしぎなるとき、あるいは、とがあるときは、ながく、こ、たるべからざるのことわり、きしょうを、かき、あるいは、せいごんを、たつるといえども、みょうじゅうのときに、のぞめば、これをゆるす。
 しかりといえども、けんじんに、あらずと、いわず、また、もうごせるものとも、いわず、ほとけも、また、かくのごとし、にぜん、よんじゅうよねんが、あいだは、ぼさつの、とくどう、ぼんぷのとくどう、ぜんにん、なんしなどのとくどうをば、ゆるすやうなれども、にじょう、あくにん、にょにんなんどの、とくどう、これをば、ゆるさず。
 あるいは、また、ゆるすに、にたることもあり、いまだ、さだめがたかりしを、ほとけの、せっきょう、よんじゅう、にねん、すでにすぎて、はちねんがあいだ、まかだこく、おうしゃじょう、ぎしゃくっせんともうす、やまにして、ほけきょうを、とかせたまうと、おぼせしとき、まづ、むりょうぎきょうと、もうすきょうを、とかせたまふ。
 むりょうぎきょうの、もんに、いわく、よんじゅう、よねんうんぬん。
                  にちれんかおう
たいごう みしょう。





  • [42]
  • 上野殿、ほっけ、しょうみょうしょう

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月21日(木)02時32分43秒
 
ほっけ、しょうみょうしょう、
しかつしょう、にっこう、くだしもん
しっぴつ、 こうあん、ごねん、きさらぎ、28にち。61さい。
  p1586 、ほけきょうの、ぎょうじゃ、 にちれん、かおう、

 まつだい、あくせに、ほけきょうを、きょうのごとく、しんじまいらせそうらうものをば、ほけきょうの、みかがみには、いかんが、うかべさせたもうと、はいけん、つかまつりそうらへば、かこに、じゅうまんのくの、ほとけを、くようせるひとなりと、たしかに、しゃかぶつの、こんくの、おんくちより、いでさせたまいて、そうらうを。
 いちぶつなれば、まつだいの、ぼんぶはうたがいや、せんずらんとて、これより、とうほうに、はるかのくにをすぎさせ、たまいておはします、ほうじょうせかいの、たほうぶつ、わざわざと、みゆきならせたまいて、しゃかぶつに、をりむかいまいらせて、みょうほけきょう、かいぜ、しんじつと、しょうみょうせさせたまいそうらいき。
 このうえは、なにのふしんか、のこるべき、なれども、なをなをまつだいの、ぼんぷは、をぼつかなしと、をぼしめしや、ありけん、じっぽうの、しょぶつを、めしあつめさせたまいて、こうちょうぜつと、もうして、むりょうこうより、このかた、ながく、そらごとなき、ひろくながく、だいなる、おんしたを、しゅみせんのごとく、おおぞらに、たてならべたまいしことは、おびただしかりしことなり。
 かうそうらへば、まつだいの、ぼんぷの、みとして、ほけきょうの、いちじ、にじを、しんじまいらせそうらへば、じっぽうの、ほとけの、おんしたを、たもつものぞかし。
 いかなる、かこの、しゅくじゅうにて、かかるみとは、うまるらむと、よろこびまいらせそうらう、かみの、きょうもんは、かこにじゅうまんおくの、ほとけに、あひまいらせて、くようを、なしまいらせて、そうらいけるものが、ほけきょうばかりをば、もちい、まいらせずそうらいけれども、ほとけ、くやうの、くどく、ばくだいなりければ、ほうぼうの、つみに、よりて、ひんせんの、みとは、うまれてそうらへども、また、このきょうを、しんずるひととなれりと、みへてそうらう。
 これをば、てんだいの、おんしゃくにいわく、「ひとの、ちに、たおれてかえって、ちよりたつが、ごとし」とう、うんぬん。
ちにたうれたるひとは、かへりて、ちよりをく、ほけきょう、ほうぼうのひとは、さんあくならびに、にんでんのちには、たうれそうらへども、かへりて、ほけきょうの、みてにかかりて、ほとけになると、ことわられてそうらう。
  しかるに、この、うえのの、しちろうじろうは、まつだいのぼんぷ、ぶしのいえに、うまれて、あくにんとはもうすべけれども、こころは、ぜんにんなり。
  p1587
 そのゆえは、にちれんが、ほうもんをば、かみいちにんより、しもばんみんまで、しんじたまはざるうえ、たまたましんずるひとあれば、あるいは、しょりょう、あるいは、でんばたなどに、わづらひをなし、けっくは、いのちにおよぶ、ひとびとも、あり、しんじがたきうえ、ははこ、うえのは、しんじまいらせそうらいぬ。
 また、このもの、ちゃくしとなりて、ひとも、すすめぬに、しんちゅうより、しんじまいらせて、じょうげばんにんに、あるいは、いさめ、あるいは、をどしそうらいつるに、ついに、すつるこころなくてそうらへば、すでに、ほとけになるべしと、みへそうらへば、てんま、げどうが、やまいをつけて、をどさんと、こころみそうらうか。
 いのちは、かぎりあることなり、すこしも、をどろくことなかれ、また、きじんめらめ、このひとをなやますは、つるぎをさかさまに、のむか、また、たいかをいだくか、さんぜじっぽうの、ほとけの、だいおんてきとなるか。
 あなかしこ、あなかしこ、このひとの、やまひを、たちまちに、なをして、かへりてまほりとなりて、きどうの、だいくをぬくべきか、そのぎなくして、げんざいには、ずはしちぶの、とがにおこなわれ、ごしょうには、だいむげん、じごくに、おつべきか、ながくとどめよ、とどめよ、にちれんが、ことばを、いやしみて、こうかいあるべし、こうかいあるべし。
  きさらぎ、28にち、
 くだす、ほうきぼう
   たいごう、 にっこう。なんじょう、ときみつとつたうが、ぶんめん、むしろ、にっこう。

  • [41]
  • 上野殿、はくまい、いっぴょう、ごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月21日(木)02時31分20秒
  • 編集済
 
はくまい、いっぴょう、ごしょ、
じり、くようごしょ、
しっぴつ、 こうあん、にねん。ごじゅうはちさい。?
けんじ、にねん。ごじゅうごさい、?p1596。

  はくまい、いっぴょう、けいも、ひとたわら、こふのり、ひとかご、おんつかいを、もって、わざわざ、をくられてそうらう。
 ひとにも、ふたつのたからあり、ひとつには、ころも、ふたつには、じきなり。
 きょうにいわく、「うじょうは、じきによって、じゅうす」と、うんぬん、もんのこころは、しょうあるものは、ころもと、じきとによって、よにすむともうす、こころなり、さかなは、みずにすむ、みずをたからとす、きは、ぢのうえに、をいて、そうらう、ぢをたからとす。
 ひとは、じきによって、しょうあり、じきをたからとす、いのちともうすものは、いっさいの、たからのなかに、だいいちのたからなり、へんまん、さんぜんかい、むうじきしんみょうと、とかれて、さんぜんだいせんせかいに、みててそうらう、たからも、いのちには、かへぬことにそうらうなり。
 されば、いのちは、ともしびのごとし、じきは、あぶらのごとし、あぶらつくれば、ともしびきへぬ、じきなければ、いのちたへぬ、いっさいのかみ、ほとけを、うやまいたてまつる。
 はじめのくには、なむともうす、もんじを、をきそうらうなり、なむともうすは、いかなることぞともうすに、なむともうすは、てんじくのことばにて、そうらう。
 かんど、にほんには、きみょうともうす、きみょうともうすは、わがいのちを、ほとけに、たてまつるともうすことなり、わがみには、ぶんにしたがいて、さいし、けんぞく、しょりょう、きんぎんなどを、もてるひとびともあり。
 また、たからなき、ひとびともあり、たからある、ひともたからなきも、いのちともうす、たからにすぎてそうらう、たからは、そうらはず、されば、いにしへの、しょうにん、けんじんと、もうすは、いのちを、ほとけにまいらせて、ほとけには、なりそうらうなり。
 いわゆる、せっせんどうじと、もうせしひとは、みを、おににまかせて、はちじをならヘり、やくおうぼさつと、もうせしひとは、ひじをやいて、ほけきょうに、たてまつる、わがちょうにも、しょうとくたいしと、もうせしひとは、てのかわをはいで、ほけきょうをかきたてまつり。
 てんじてんのうと、もうせし、こくおうは、むみょうしともうすゆびをたいて、しゃかぶつにたてまつる、これらはけんじん、しょうにんのことなれば、われらは、かないがたきことにてそうらう。
 ただし、ほとけになりそうらうことは、ぼんぶは、こころざしともうす、もんじを、こころへて、ほとけになりそうらうなり、こころざしと、もうすは、なにごとぞと、いさいにかんがへてそうらへば、かんじんの、ほうもんなり。
 かんじんの、ほうもんともうすは、なにごとぞと、たづねそうらへば、ただひとつきてそうらうころもを、ほけきょうにまいらせそうらうが、みのかわを、はぐにてそうらうぞ。
  p1597
うへたるよに、これ、はなしては、けうのいのちを、つぐべきものも、なきに、ただ、ひとつそうらう、ごれうを、ほとけに、まいらせそうらうが、しんみょうを、ほとけにまいらせそうらうにて、そうらうぞ。
  これは、やくおうの、ひぢをやき、せっせんどうじの、みを、おににたびてそうらうにも、あい、をとらぬ、くどくにてそうらへば、しょうにんの、おためには、じくやう、ぼんぶのためには、りくやう、しかんの、だいしちの、かんじんの、だんはらみつと、もうすほうもんなり。
  まことの、みちは、せけんの、じほうにてそうらう、こんこうみょうきょうには、「もし、ふかくせほうを、しらば、すなわちこれ、ぶっぽうなり」と、とかれ、ねはんぎょうには、「いっさいせけんの、げどうのきょうしょは、みなこれ、ぶっせつにして、げどうのせつに、あらず」と、おおせられてそうらうを、みょうらくだいしは、ほけきょうの、だいろくのまきの、「いっさいせけんの、ちしょうさんぎょうは、みなじっそうと、あいいはいせず」との。
 きょうもんに、ひきあわせて、こころを、あらわされてそうろうには、それぞれの、にきょうは、じんしんのきょうぎょうなれども、そのきょうぎょうは、いまだこころあさくして、ほけきょうに、およばざれば、せけんのほうを、ぶっぽうに、よせてしらせてそうらう、ほけきょうはしからず、やがて、せけんのほうが、ぶっぽうのぜんたいと、しゃくせられてそうらう。
 にぜんの、きょうの、しんしんは、こころより、ばんぼうをしょうず、たとへば、こころはだいちのごとし。
 そうもくは、ばんぼうのごとしと、もうす、ほけきょうは、しからず、こころすなはち、だいち、だいち、すなわちそうもくなり。
 にぜんの、きょうぎょうのこころは、こころのすむは、つきのごとし、こころのきよきは、はなのごとし、ほけきょうはしからず、つきこそこころよ、はなこそこころよと、もうすほうもんなり。
 これを、もつてしろしめせ、はくまいは、はくまいにはあらず、すなはちいのちなり。
 びしょくを、をさめぬひとなれば、ちから、をよばず、さんりんにまじわりそうらいぬ、されども、ぼんぷなれば、かんも、しのびがたく、ねつをも、ふせぎがたし、じきともし、おもて□めが、ばんりのいちじき、しのびがたく、ししこうが、じゅうじゅん、きゅうはん、たゆべきにあらず、どきょうのこえも、たえぬべし、かんじんのこころ、をろそかなり。
 しかるに、たまたまの、おんとぶらい、ただごとにはあらず、きょうしゅしゃくそんの、おすすめか、はたまた、かこ、しゅくじゅうの、おん、もよおしか、かたがた、しじょうに、つくしがたし、きょうきょう、きんげん。
たいごう、 なんじょう、ときみつ。


  • [40]
  • りゅうにょが、あとをつぐ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月21日(木)02時29分48秒
 
なんじょうどの、にょうぼうごへんじ、
りゅうにょが、あとをつぐ、
しっぴつ 、こうあん、がんねん、さつき、24にち。57さい、p1547。

 こめ、にひょう、おくりたび、そうらいおわんぬ、たびたびの、おんこころざし、もうしつくし、がたくそうらう。
 それ、みずは、かんつもればこおりとるな、ゆきは、としかさなって、すいしょうとなる、あくつもればじごくとなる、ぜんつもればほとけとなる。
 にょにんは、しっとかさなれば、どくじゃとなる。
 ほけきょうくようの、くどくかさならば、あに、りゅうにょがあとを、つがざらん、やまといひ、かわといひ、うまといひ、げにんといひ、かたがた、かんなんのところに、たびたびのおんこころざしもうすばかりなし。
 ごしょろうのひとの、りんじゅうしょうねん、りょうぜん、じょうど、うたがいなかるべし、うたがいなかるべし。
 5がつ24っか           にちれん かおう
  ごへんじ
たいごう なんじょうときみつのつま。

  • [39]
  • 上野殿南条七郎殿 こまつばらほうなんしょう

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月20日(水)03時02分19秒
 
なんじょう、ひょうえしちろう、どのごしょ
こまつばら、ほうなんしょう、いろうしょ、
しっぴつ 、ぶんえい、がんねん、しわす、13にち。43さい、p1493。

 ごしょろうの、よし、うけたまわり、そうらうは、まことにてや、そうやらん、せけんの、さだめなきことは、やまいなきひとも、とどまりがたきことに、そうらへば、まして、やまいあらんひとは、もうすにおよばず。
 ただ、こころあらんひとは、こうせいをこそ、おもい、さだむべきにてそうらへ、また、こうせいを、おもいさだめんことは、わたしには、かなひがたく、そうらう、いっさいしゅじょうの、ほんしにて、まします、しゃくそんの、おしえこそ、もとには、なりそうらうべけれ。
 しかるに、ほとけのおしへ、また、まちまちなり、ひとのこころの、ふじょうなるゆえか。
 しかれども、しゃくそんの、せっきょう、ごじゅうねんには、すぎず、さき、よんじゅうよねんの、あいだの、ほうもんに、けごんきょうには、「しんぶつぎゅうしゅじょう、ぜさんむさべつ」、あごんぎょうには、「くくう、むじょうむが」。
 だいしつきょうには、「せんじょう、ゆうずう」、だいほんきょうには、「こんどう、むに」、そうかんぎょう、かんきょう、あみだきょうなどには、「おうじょう、ごくらく」、これらの、せっきょうは、みなしょうほう、ぞうほう、まっぽうの、いっさいしゅじょうを、すくはんがためにこそ、とかれはべりけんめ。
 しかれども、ほとけ、いかんが、をぼしけん、むりょうぎきょうに、「ほうべんの、ちからをもって、よんじゅうよねんには、いまだしんじつを、あらわさず」と、とかれて 。
 さき、よんじゅうよねんの、おうじょう、ごくらくなどの、いっさいきょうは、おやの、せんぱんのごとく、くひかえされて、「むりょう、むへん、ふかしぎ、あそうぎこうを、すぐるとも、ついに、むじょうぼだいを、じょうずることを、えず」と、いゐきらせたまいて、ほけきょうの、ほうべんぽんに、かさねて、「しょうじきに、ほうべんをすて、ただ、むじょうの、みちをとく」と、とかせたまへり。
 ほうべんを、すてよと、とかれてはべるは、よんじゅうよねんのねんぶつなどを、すてよと、とかれてそうらう、かうたしかに、くひかへして、じつぎを、さだむるには、。「せそんのほうは、ひさしくして、のちかならず、まさにしんじつを、とくべし」といひ。
 「ひさしく、このようを、もくして、いそいで、すみやかに、とかず」などと、さだめられしかば、たほうぶつは、だいちよりわきいでさせたまいて、このこと、しんじつなりと、しょうじょうを、くわへ、じゅっぽうの、しょぶつは、はっぽうに、あつまりて、こうちょうぜつそうを、だいぼんてんぐうに、つけさせたまふ。
 にしょ、さんえ、にかい、はちばんの、しゅじょうひとりもなく、これをみそうらいき、これらの、もんを、みそうらうに、ぶっきょうを、しんぜぬ、あくにん、げどうは、さておきそうらいぬ。
 ぶっきょうのなかに、はいりそうらいても、にぜん、ごんきょう、ねんぶつなどを、あつくしんじて、じゅっぺん、ひゃっぺん、せんべん、いちまんないしろくまんとうを、いちにちに、はげみて、じゅうねん、にじゅうねんの、あひだにも、なんみょうほうれんげきょうと、いっぺんだにも、
p1494
 もうさぬひとびとは、せんぱんについて、こうはんを、もちいぬものにては、そうらうまじきか、これらは、ぶっせつを、しんじたりげには、わがみも、ひともおもいたりげに、そうらへども、ぶっせつの、ごとくならば、ふこうのものなり。
 ゆえに、ほけきょうの、だいにに、いわく、「いま、このさんがいは、みなこれ、わがうなり、そのなかのしゅじょうは、ことごとく、これわがこなり、しかもいまこのところはもろもろの、げんなんおおし、ゆいがいちにんのみ、よくくごをなす、またきょうしょうすと、いえども、しかもしんじゅせず」とう、うんぬん。
 このもんのこころは、しゃかにょらいは、われらしゅじょうには、おやなり、しなり、しゅなり、われら、しゅじょうのためには、あみだぶつ、やくしぶつなどは、しゅにては、ましませども、おやと、しとには、ましまさず。
 ひとり、さんとくを、かねて、おんふかき、ほとけは、しゃかいちぶつに、かぎりたてまつる、おやも、おやにこそよれ、しゃくそんほどの、おや、しも、しにこそよれ、しゅも、しゅにこそよれ、しゃくそんほどの、し、しゅは、ありがたくこそはべれ。
 このおやと、しと、しゅとの、せおおを、そむかんもの、てんしん、ちぎに、すてられ、たてまつらざらんや、ふこうだいいちの、ものなり、ゆえに、「すいふく、きょうしょう、にふ、しんじゅ」とうと、とかれたり。
 たとひ、にぜんのきょうに、つかせたまいて、ひゃくせんまん、おっこう、ぎょうぜさせたまうとも、ほけきょうを、いっぺんも、なんみょうほうれんげきょうと、もうさせたまはずば、ふこうの、ひとたるゆえに、さんぜ、じゅっぽうの、しょうしゅうにも、すてられ、てんじん、ちぎにも、あだまれ、たまはんか、これいち。
 たとひ、ごぎゃく、じゅうあく、むりょうのあくを、つくれるひとも、こんだにも、りなれば、とくどうなること、これあり、だいばだった、おうくつまらなど、これなり。
 たとひ、こんどんなれども、つみなければ、とくどうなることこれあり、すりはんどくなど、これなり、われら、しゅじょうは、こんのどんなること、すりはんどくにもすぎ、ものの、いろかたちを、わきまへざること、ようもくのごとし。
 どん、じん、ちきわめて、あつく、じゅうあくは、ひびにをかし、ごぎゃくをば、おかさざれども、ごぎゃくに、にたる、つみ、また、ひびにおかす、また、じゅうあく、ごぎゃくに、すぎたるほうぼうは、ひとごとに、これあり。
 させることばを、もってほけきょうを、ぼうずるひとは、すくなけれども、ひとごとに、ほけきょうをば、もちゐず、また、もちゐたるやうなれども、ねんぶつらの、やうには、しんじんふかからず。
 しんじん、ふかきものも、ほけきょうの、かたきをば、せめず、いかなる、だいぜんをつくり、ほけきょうを、せんまんぶ、よみ、しょしゃ、いちねんさんぜんの、かんどうを、えたるひとなりとも、ほけきょうの、かたきをだにも、せめざれば、とくどうありがたし。
 たとへば、ちょうに、つかふるひとの、じゅうねん、にじゅうねんの、ほうこうあれども、きみのかたきを、しりながらそうもせず、わたくしにも、あだまずば、ほうこう、みなうせて、かえって、とがに、おこなはれんが、ごとし。
p1495
とうせの、ひとびとは、ほうぼうのものとしろしめすべし、これに。
 ほとけ、にゅうめつの、つぎのひより、せんねんをば、しょうほうともうして、じかいのひと、おおく、とくどうのひとこれあり。
 しょうほう、せんねんの、のちは、ぞうほう、せんねんなり、はかいしゃは、おおく、とくどうすくなし、ぞうほう、せんねんののちは、まっぽうまんねんなり、じかいもなし、はかいもなし、むかいのもののみ、くにに、じゅうまんせん。
 しかも、じょくせと、もうして、みだれたるよなり、しょうせともうして、すめるよには、じきじょうの、まがれるきを、けづらするやうに、ひをすて、、これを、もちうるなり。
 しょう、ぞうより、ごじょく、やうやういできたりて、まっぽうになりそうらへば、ごじょくさかりにすぎて、おおかぜの、おおなみを、おこして、きしを、うつのみならず、また、なみとなみとを、うつなり。
 けんじょくと、もうすは、しょうぞう、やうやう、すぎぬれば、わづかの、じゃほうの、ひとつを、つたへて、むりょうの、しょうほうをやぶり、せけんの、つみにて、あくどうにおつるものよりも、ぶっぽうを、もって、あくどうに、おつるもの、おおしと、みへはんべり。
 しかるに、とうせは、しょう、ぞう、にせんねん、すぎて、まっぽうに、はいって、にひゃくよねん、けんじょくさかりにして、あくよりも、ぜんこんにて、おおく、あくどうに、おつべきじこくなり。
 あくは、ぐちのひとも、あくとしれば、したがはぬ、へんもあり、ひを、みずをもって、けすがごとし、ぜんは、ただ、ぜんとおもふほどに、しょうぜんに、ついて、だいあくの、おこることをしらず。
 ゆえに、でんきょう、じかくなどの、しょうせきあり、すたれ、あばるれども、ねんぶつどうに、あらずといひて、すてをきて、そのかたはらに、あたらしく、ねんぶつどうをつくり、かの、きしんの、でんばたをとりて、ねんぶつどうによす。
 これらは、ぞうほうけつぎきょうの、もんのごとくならば、くどくすくなしと、みへはべり。
 これらを、もって、しるべし、ぜんなれども、だいぜんをやぶるしょうぜんは、あくどうに、おつるなるべし、いまのよは、まっぽうのはじめなり、しょうじょうきょうの、き、ごんだいじょうきょうのき、みな、うせはてて、ただ、じつだいじょうきょうの、きのみあり。
 こぶねには、おおいしをのせず、あくにん、ぐしゃは、おおいしのごとし、しょうじょうきょう、ならびに、ごんだいじょうきょう、ねんぶつなどは、こぶねなり。
 だいあくそうの、とうじなどは、やまいだいなれば、しょうぢおよばず、まつだい、じょくせの、われらには、ねんぶつなどは、たとへば、ふゆ、たをつくるがごとし、ときがあはざるなり、これ3。
 くにをしるべし、くにに、したがって、ひとのこころ、ふじょうなり、たとへば、こうなんのたちばなの、わいほくに、うつされて、からたちとなる。
p1496
  こころなき、そうもくすら、ところによる、まして、こころあらんもの、なんぞ、ところに、よらざらん。
 されば、げんじょう、さんぞうの、さいいきともうす、もんに、てんじくの、くにぐにを、おおくしるしたるに、くにの、ならいとして、ふこうなるくにもあり、こうのこころある、くにもあり、しんにの、さかんなるくにもあり、ぐちの、おおきくにもあり。
 いっこうに、しょうじょうを、もちうるくにもあり、いっこうに、だいじょうを、もちうるくにもあり、だいしょう、けんがくするくにもありと、みへはべり。
 また、にいっこう、せっしょうのくに、にいっこう、ちゅうとうのくに、また、こめの、おおきくに、あわなどのおおきくに、ふじょうあり、
 そもそも、にほんこくは、いかなるおしえを、ならってか、しょうじを、はなるべきくにぞと、かんがへたるに、ほけきょうに、いわく、「にょらいの、めつごにおいて、えんぶだいのうちに、ひろくるふせしめ、だんぜつ、せざらしむ」とう、うんぬん。
 この、もんの、こころは、ほけきょうは、なんえんぶだいのひとの、ための、うえんのきょうなり、みろくぼさつのいわく、「とうほうに、しょうこくあり、ただ、だいきのみあり」とう、うんぬん。
 この、ろんの、もんのごときは、えんぶだいのうちにも、ひがしの、しょうこくに、だいじょうきょうの、きあるか、ちょうこうの、きにいわく、「ここの、てんは、とうほくの、しょうこくに、うえんなり」とう、うんぬん、ほけきょうは、とうほくのくにに、えんありとかかれたり。
 あんねんわじょうの、いわく、「わがにほんこく、みな、だいじょうを、しんず」とう、うんぬん、えしんの、いちじょう、ようけつに、いわく、「にほん、いちしゅうえんき、じゅんいつ」とう、うんぬん。
 しゃかにょらい、みろくぼさつ、すりやそまさんぞう、らじゅうさんぞう、そうじょうほっし、あんねんわじょう、えしんの、せんとくなどの、こころならば、にほんこくは、じゅんに、ほけきょうのきなり。
 いっく、いちげなりとも、ぎょうぜば、かならずとくどうなるべし、うえんの、ほうなるがゆえなり、たとへば、くろがねを、じしゃくの、すうがごとし、ほうしょの、みずをまねくににたり。
 ねんぶつなどの、よぜんは、むえんのくになり、じしゃくのかねをすわず、ほうしょの、みずをまねかざるがごとし、ゆえに、あんねんの、しゃくに、いわく、「もし、じつじょうに、あらずんば、おそらくは、じたを、あざむかん」とう、うんぬん。
 この、しゃくのこころは、にほんこくの、ひとに、ほけきょうにて、なきほうを、さづくるもの、わがみをも、あざむき、ひとをも、あざむくものと、みえたり。
 されば、ほうは、かならず、くにをかんがみてひろむべし、かのくにに、よかりしほうなれば、かならず、このくににもよかるべしとは、おもうべからず、。
 また、ぶっぽうるふのくにに、おいても、ぜんごを、かんがうべし、ぶっぽうを、ひろむるならい、かならずさきに、ひろめける、ほうのようを、しるべきなり。
 れいせば、びょうにんに、くすりをあたふるには、さきに、ふくしたる、くすりのようを、しるべし、くすりと、くすりとが、ゆきあいて、あらそひをなし、ひとをそんずることあり。
 ぶっぽうと、ぶっぽうとが、ゆきあいて、あらそひをなして、ひとを、、そんずることのあるなり。
p1497
  さきに、げどうのほう、ひろまれるくにならば、ぶっぽうを、もつて、これをやぶるべし、ほとけの、いんどに、いでて、げどうを、やぶり、まとうか、ぢくほうらんの、しんたんに、きたって、どうしを、せめ、じょうぐうたいし、わこくにうまれて、もりやをきりしがごとし。
 ぶっきょうにおいても、しょうじょうの、ひろまれるくにをば、だいじょうきょうを、もつてやぶるべし、むじゃくぼさつの、せしんの、しょうじょうを、やぶりしが、ごとし、ごんだいじょうの、ひろまれるくにをば、じつだいじょうをもつて、これをやぶる べし。
 てんだい、ちしゃだいしの、なんさん、ほくしちを、やぶりしがごとし、しかるに、にほんこくは、てんだい、しんごんの、にしゅうのひろまりて、いまに、よんひゃくよさい、びく、びくに、うばそく、うばひのししゅう、みな、ほけきょうの、きと、さだまりぬ。
 ぜんにん、あくにん、うち、むち、みな、ごじゅってんでんの、くどくをそなふ。
 たとへば、こんろんさんに、いしなく、ほうらいさんに、どくなきがごとし、しかるを、この、ごじゅうよねんに、ほうねんといふ、だいほうぼうの、もの、いできたりて、いっさいしゅじょうを、すかして、たまににたる、いしをもって、たまを、なげさせ、いしをとらせたるなり。
 しかんの、ごにいわく、「がりゃくを、とうとんで、みょうじゅなりと、もうす」は、これなり、いっさいしゅじょう、いしを、にぎりて、たまとおもふ。
 ねんぶつを、もうして、ほけきょうをすてたる、これなり、このことを、もうせば、かえって、はらをたち、ほけきょうのぎょうじゃを、のりて、ことに、むげんのごうを、ますなり、これ5。
 ただ、とのは、このぎを、きこしめして、ねんぶつをすて、ほけきょうに、ならせたまいて、はべりしが、さだめて、かへりて、ねんぶつしゃにぞ、ならせたまいて、はべるらん。
 ほけきょうを、すてて、ねんぶつしゃと、ならせたまはんは、みねのいしの、たにへころび、そらのあめの、ちにおつると、おぼせ、だいあびじごく、うたがいなし。
 だいつう、けちえんのものの、さんぜんじんてんこうを、くおん、げしゅのものの、ごひゃくじんてんをへしこと、だいあくちしきにあいて、ほけきょうを、すてて、ねんぶつらの、ごんきょうに、うつりし、ゆえなり。
 いっかの、ひとびと、ねんぶつしゃにて、ましましげにそうらいしかば、さだめて、ねんぶつをぞ、すすめまいらせ、たまいそうやらん。
 わが、しんじたることなれば、それも、どうりにては、そうらへども、あくまの、ほうねんが、いちるいに、たぼらかされたるひとびとなりと、おぼして、だいしんじんをおこし、おんもちいあるべからず。
 だいあくまは、とうときそうとなり、ふぼ、きょうだいなどに、つきて、ひとの、ごせをば、さわるなり、いかに、もうすとも、ほけきょうを、すてよと、たばかりげに、そうらはんをば、おん、もちいあるべからず、まづ、ごきやうさく、あるべし。
ねんぶつ、じつに、おうじょうすべき、しょうもんつよくば、この、じゅうにねんが、あいだ、ねんぶつしゃ、むげんじごくと、もうすをば、いかなるところへ、もうしいだしても、つめずしてそうらうべきか。
p1498
 よくよく、ゆはきことなり、ほうねん、ぜんどうなどが、かきをきて、そうらうほどの、ほうもんは、にちれんらは、じゅうしち、はちのときより、しりて、そうらいき。
 このごろの、ひとのもうすも、これにすぎず、けっくは、ほうもんは、かなわずして、よせてたたかひに、しそうらうなり。
 ねんぶつしゃは、すうせんまん、かたうどおおくそうらうなり、にちれんは、ただいちにん、かたうどは、ひとりもこれなし、いままでも、いきてそうらうは、ふかしぎなり。
 ことしも、しもつき11にち、あわのくに、とうじょう、まつばらと、もうす、おおじにして、さる、とりのとき、すうひゃくにんの、ねんぶつらに、まちかけられて、そうらいて、にちれんは、ただ、ひとり、じゅうにんばかり、もののように、あふものは、わづかに、さんよにんなり。
 いる、やは、ふる、あめのごとし、うつたちは、いなずまのごとし、でしひとりは、とうざに、うちとられ、ふたりは、だいじの、てにて、そうらう、じしんも、きられ、うたれ、けっくにて、そうらいしほどに、いかがそうらいけん。
 うちもらされて、いままで、いきてはべり、いよいよ、ほけきょうこそ、しんじんまさりそうらへ。
 だいよんのまきに、いわく、「しかも、このきょうは、にょらいの、げんざいすら、なお、おんしつ、おおし、いわんや、めつどの、のちをや」、だいごの、まきに、いわく、「いっさいせけん、あだおおくして、しんじがたし」とう、うんぬん。
 にほんこくに、ほけきょうを、よみ、がくするひと、これおおし、ひとの、めを、ねらひ、ぬすみなどにて、うちはらるるひとは、おおけれども、ほけきょうの、ゆえに、あやまたるるひとは、ひとりもなし。
 されば、にほんこくの、じきょうしゃは、いまだ、このきょうもんには、あわせたまはず、ただ、にちれん、ひとりこそ、よみはべれ、「がふあい、しんみょう、たんしゃく、むじょうどう」、これなり、されば、にちれんは、にほんだいいちの、ほけきょうの、ぎょうじゃなり。
 もし、さきにたたせ、たまはば、ぼんでん、たいしゃく、しだいてんのう、えんまだいおうなどにも、もうさせたまうべし。
 にほん、だいいちの、ほけきょうの、ぎょうじゃ、にちれんぼうの、でしなりと、なのらせたまへ、よも、はうしんなきことは、そうらはじ、ただいちどは、ねんぶつ、いちどは、ほけきょう、となへつ、ふたごころ、ましましひとの、ききに、はばかりなんど、だにも、そうらはば、よも、にちれんが、で しと、もうすとも、おんもちゐ、そうらはじ、のちに、うらみさせたまうな。
 ただし、また、ほけきょうは、こんじょうの、いのりともなりそうらい、なれば、もしやとして、いきさせ、たまいそうらはば、あはれ、とくとくけんざんして、みづから、もうし、ひらかばや、ことばは、ふみにつくさず、ふみは、こころを、つくしがたく、そうらへば、とどめそうらいぬ、きょうきょう、きんげん。
 ぶんえい、がんねん、しわす、13にち、にちれん、かおう
 なんでうの、しちろうどの
     たいごう、 なんじょう、ときみつの、ちち、なんじょう、ひょうえ、しちろう。
    

  • [38]
  • なんじょうどの、ごへんじ、 ひゃっかにち、ごしょ、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月19日(火)01時43分24秒
 
なんじょうどの、ごへんじ、
ひゃっかにち、ごしょ、
しっぴつ、 こうあん、さんねん、しわす、13にち。59さい、p1573 。

  しらよね、にこく、ならびに、いものかしら、いちだ、こ、ごろうどの、ひゃくかにち、とう、うんぬん。
 ほけきょうの、だいしちにいわく、「せんる、こうが、しょすいのなかに、うみ、これ、だいいちなり、この、ほけきょうも、またまた、かくの、ごとし」とう、うんぬん。
 このきょうは、ほけきょうをば、たいかいに、たとえへられて、そうろう、たいかいと、もうすは、ふかきこと、はちまんよんせんゆじゅん、ひろきこと、またかくのごとし、この、たいかいの、なかには、なになにの、すみありと、もうし、そうらへば、あしゅらおう、ぼんぷにてをはせしとき、ふもうごかいを、たもちて、まなこをぬかれ、かわを、はがれ、ししむらを、やぶられ、ちをすはれ、ほね、かれ、こを、ころされ、めをうばわれ、なんど、せしかども。
 むりょうこうが、あいだ、いちども、そらことなくして、そのこうに、よりて、、ほとけとなりたまいて、そうらうが、むいちふじょうぶつと、もうして、なむみょうほうれんげきょうを、ただいちどもうせる、ひとひとりとして、ほとけにならざるは、なしと、とかせたまいて、そうらう。
 しゃかいちぶつの、せおおせなりとも、うたがうべきにあらざるに、じゅっぽうの、ほとけの、みまえにて、なにの、ゆへにか、そらことをば、せさせたまうべき、そのうえ、しゃかぶつと、じゅっぽうの、ほとけと、どうじに、したを、だいぼんてんに。
    たいごう 、なんじょう、ときみつ。

  • [37]
  • なんじょうどのごへんじ、 ほうみょう、にんき、のこと、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月19日(火)01時41分27秒
 
なんじょうどのごへんじ、
ほうみょう、にんき、のこと、
しっぴつ、 こうあん4ねん、ながつき、11にち、60さい、p1578。

 おんつかいの、もうし、そうらうを、うけたまわりそうらう、このしょろう、なんぎのよし、きこえそうらう、いそぎ、りょうじを、いたされそうらいて、ごさんけい、あるべくそうらう。
 しお、いちだ、だいず、いっぴょう、とつさか、ひとふくろ、さけ、ひとつつ、たび、そうらう、こうずけの、くにより、ごきたく、そうらうごは、いまだけさんに、いらずそうらう、ゆかしく、ぞんじそうらいし、ところに、しなじなのものども、とりそえ、そうらいて、おんとずれに、りあずかりそうらうこと、もうしつくし、がたき、おんこころざしにて、そうらう。
 いま、もうせばことあたらしきに、あいにて、そうらへども、とくしょうどうじは、ほとけに、つちのもちいを、たてまつりて、あそかだいおうと、うまれて、なんえんぶだいを、たいてい、ちぎょうすと、うけたまわり、そうらう。
 つちのもちいは、ものならねども、ほとけの、いみじく、わたらせ、たまへば、かく、いみじき、むくいをえたり、しかるに、しゃかぶつは、われを、むりょうの、ちんぽうをもって、おっこうのあいだ、くようせんよりは、まつだいの、ほけきょうのぎょうじゃを、いちにちなりとも、くようせん、くどくは、ひゃくせんまん、おくばい、すぐべしとこそ、とかせたまいて、そうらいに。
 ほけきょうの、ぎょうじゃを、こころにいれて、すうねんくようしたもう、こと、ありがたき、おんこころざしかな。
 きんげんの、ごとくんば、さだめてごしょうは、りょうぜんじょうどに、うまれたもうべし、いみじきかほうなるかな。
 そのうえ、このところは、じんりんを、はなれたる、さんちゅうなり、とうざいなんぼくをさりて、さともなし、かかる、いとこころぼそき、ゆうくつなれども、きょうしゅしゃくそんの、いちだいじの、ひほうを、りょうじゅせんにして、そうでんし、にちれんが、にくだんの、きょうちゅうに、ひして、かくし、もてり。
 されば、にちれんが、むねのあいだは、しょぶつ、にゅうじょうのところなり、したのうえは、てんぽうりんの、ところ、のんどは、たんじょうのところ、くちゅうは、しょうがくの、みぎりなるべし。
 かかる、ふしぎなる、ほけきょうの、ぎょうじゃの、じゅうしょなれば、いかでか、りょうぜん、じょうどに、おとるべき、ほうみょうなるがゆえに、ひと、とうとし、ひととうときが、ゆえに、ところ、とうとしと、もうすはこれなり。
 じんりきほんに、いわく、「もしは、はやしのなかに、おいても、もしは、きのしたに、おいても、もしは、そうぼうにおいても、ないし、にはつねはん、したもう」と、うんぬん、このみぎりに、のぞまんやからは、むしの、ざいしょう、たちまちに、しょうめつし、さんごうの、あくてんじて、さんとくをじょうぜん、その、ちゅうてんじくの、むねっちに、のぞみし、のうしゃが、しんちゅうの、ねっきを、じょゆして、そのねがいを、じゅうまんすること、せいりょうちのごとしと、うそぶきしも、かれこれことなりといへども、そのこころは、いかでか、かわるべき。  p1579
 かの、がっしの、りょうじゅせんは、ほんちょう、このみのぶのみねなり、さんけい、はるかに、ちゅうぜつせり、きゅうきゅうに、らいりんを、くわだつべし、これにて、まちいってそうらうべし、あわれ、あわれ、もうしつくしがたき、おんこころざしかな、おんこころざしかな。
 こうあん、4ねん、ながつき、11にち、 にちれん、 かおう、
  なんじょうどの、ごへんじ、
    たいごう、 なんじょう、ときみつ。

  • [36]
  • なんじょうどの、ごへんじ、 しろむぎ、ごしょ、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月19日(火)01時33分9秒
 
なんじょうどの、ごへんじ、
しろむぎ、ごしょ、
しっぴつ 、けんじ、さんねん、ふみつき、ふつか、。56さい、 p1541 。

 しろむぎ、いっぴょう、こしろむぎ、いっぴょう、かわのり、ごでふ、おくりたびおわんぬ。
 ほとけの、みでしに、あなりつそんじゃと、もうせしひとは、をさなくしての、ぎょめいをば、にょいともうす。
 にょいともうすは、こころの、おもひのたからを、ふらししゆへなり、このよしを、ほとけに、とひまいらせ、たまいしかば、むかし、うえたるよに、えんかくと、もうす、しょうにんを、ひゑのはんをもつて、くようし、まいらせしゆへと、こたえさせたもう。
 かしょうそんじゃと、もうせしひとは、ほとけについでも、えんぶだい、だいいちの、そうなり、ぞくにて、をはせしときは、ちょうじゃにて、からをろくじゅう、その、くらに、こがねを、ひゃくよんじゅうこく、づつ、いれさせたもう、それよりほかの、たからもうすばかりなし。
 このひとの、せんじやうの、おんことを、ほとけに、とひまいらせ、させたまいしかば、むかし、うえたるよに、むぎのはんを、いっぱひ、くようしたりしゆへに、とうりてんに、せんべんうまれて、いま、しゃかぶつに、あいまいらせ、そうのなかの、だいいちと、ならせたまい。
 ほけきょうにて、こうみょうにょらいと、なを、さづけられ、させたもうと、てんだいだいし、もんぐの、だいいちに、しるされてそうらう。
 かれを、もって、これを、あんずるに、かしょうそんじゃの、むぎのはんは、いみじくて、こうみょうにょらいと、ならせたもう、いまのだんなの、しろむぎは、いやしくて、ほとけに、ならずそうらうべきか。
 ざいせの、つきは、いまもつき、ざいせの、はなは、いまもはな、むかしの、くどくは、いまのくどくなり、そのうえ、かみいちにんより、しもばんみんまでに、にくまれて、さんちゅうに、うえしにゆべき、ほけきょうの、ぎょうじゃなり。
 これを、ふびんと、をぼして、さんがをこえ、わたり、をくり、たびてそうらう、おんこころざしは、むぎにはあらず、こがねなり、こがねにはあらず、ほけきょうのもんじなり。
 われらが、まなこには、むぎなり、じゅうらせつには、このむぎをば、ほとけのたねとこそ、ごらんそうらめ、あなりつが、ひゑのはんは、へんじてうさぎとなる、うさぎ、へんじて、しにんとなる、しにん、へんじてこがねとなる、ゆびをぬきて、うりしかば、また、いできたりぬ。
 おうのせめの、ありしときは、しにんとなる、かくのごとく、つきずして、きゅうじゅう、いちこうなり。
 しゃくまなんと、もうせしひとの、いしをとりしかば、こがねとなりき。
p1542
  こんぞくおうは、いさごを、こがねとなしたまいき。
 いまの、むぎは、ほけきょうの、もんじなり、または、にょにんの、おんためには、かがみとなり、みのかざりと、なるべし、おとこのためには、よろひとなり、かぶととなるべし、しゅごしんと、なりて、ゆみやのだいいちの、なをとるべし。
 なむみょうほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう、きょうきょうきんげん。

 この、よのなかは、いみじかりしときは、なにごとか、あるべきとみえしかども、とうじは、ことに、。あぶなげに、みえそうらうぞ、いかなること、ありとも、なげかせたもうべからず、ふつと、おもひきりて、そりやうなんども、たがふことあらば、いよいよ、よろこびと、こそ、おもひて、うちうそぶきて、これへ、わたらせたまへ、しょち、しらぬひとも、あまりに、すぎそうらうぞ、とうじ、つくしへ、むかひて、なげくひとびとは、いかばかりとか、おぼす、これは、みな、にちれんを、かみのあなづらせ、たまいしゆへなり。
  ふみつき、ふつか 、    にちれん 、かおう、
   なんじょうどの、ごへんじ、
       たいごう 、なんじょう、ときみつ。

  • [35]
  • うえのどの、 しんこくおうごしょ。

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月17日(日)02時07分31秒
 
   うえのどの、 しんこくおうごしょ。
   しっぴつ 、けんじ、3ねん、はつき21にち、p1516。
              56さい。けんじがんねん。
 それおもんみれば、にほんこくを、またみずほのくにと、いいまた、やまたい、またあきつしま、またふそう、とううんぬん、ろくじゅうろくかこく、ふたつのしま、いじょう、ろくじゅうはっかこく、とうざいさんぜん、より、なんぼくは、ふじょうなり。
 このくににごき、しちどうあり、ごきともうすは、やましろ、やまと、かわち、いずみ、せっつなどなり、しちどうともうすは、とうかいどう、じゅうごかこく、とうさんどうはちかこく、ほくりくどうしちかこく、さんいんどうはちかこく、さんようどうはちかこく、なんかいどうろくかこく、さいかいどう、じゅういちかこく、また、ちんぜいといい、また、だざいふと、うんぬん。
 いじょう、これは、くになり、こくしゅを、たづぬれば、かみ、よんじゅうにだいは、てんじんしちだい、ちじんごだいなり、てんじん、しちだいの、だいいちは、くにのとこたちのみこと、ないし、だいしちは、いざなぎのみこと、おとこなり、いざなみのみこと、つまなり、ちじんごだいの、だいいちは、てんしょうだいじん、いせだいじんぐう、ひのかみ、これなり、いざなぎ、いざなみのみこなり、ないし、だいごは、ひこなぎさ、たけ、うがや、ふきあえずの、みこと、このかみは、だいよんの、ひこほの、みこなり、ははは、りゅうの、むすめなり。
 いじょう、ちじんごだい、いじょう、じゅうにだいは、かみよなり、にんのうは、だいたい、ひゃくだいなるべきか。 その、だいいちのおうは、じんむてんのう、これは、ひこなぎさの、みこなり、ないし、だいじゅうしはちゅうあいてんのう、はちまん、おんちちなり、だいじゅうごは、じんぐうこうごう、はちまん、おんははなり、だいじゅうろくは、おうじんてんのうにして、ちゅうあいとじんぐうのみこ、いまのはちまんだいぼさつなり、ないし、だいにじゅうきゅうだいは、せんげてんのうなり、このときまでは、がっし、かんどには、ぶっぽうありしかども、にほんこくには、いまだわたらず。
 だいさんじゅうだいは、きんめいてんのう、このみかどは、だい、にじゅうしちだいの、けいたいのおん、ちゃくしなり、おさむ、さんじゅうにねん、このみかどの、おさむ、じゅうさんねんみずのえさる、かんなづき13にちかのととり、、くだらこくの、せいめいおう、こんどうの、しゃかぶつを、わたしたてまつる。
 いま、にほんこくの、じょうげばんにん、いちどうにあみだぶつともうすこれなり、そのおもてのもんに、いわく、しん、きく、ばんぽうのなかには、ぶっぽうもっともよし、せけんのみちにも、ぶっぽうさいじょうなり、てんのうへいか、また、しゅぎょうあるべし。
 ゆえに、うやまって、ぶつぞう、きょうきょう、ほっしをささげて、つかいにふして、こうけんす、よろしく、しんぎょうあるべき、ものなり、いじょう。
 しかりといへども、きんめい、びだつ、ようめいの、さんだい、さんじゅうよねんは、あがめたまうことなし、そのあいだのこと、さまざまなりといへども、そのときの、てんぺん、ちようは、いまのよにこそ、にてそうらへども、いまは、また、そのよには、にるべくもなき、へんようなり。
p1517
だい、さんじゅうさんだい、すしゅんてんのうの、ぎょうより、ぶっぽう、わがちょうに、あがめられて、だい、さんじゅうよんだい、すいこてんのう、のぎょうに、さかんにひろまりき。
 このとき、さんろんしゅうと、じょうじつしゅうともうす、しゅう、はじめてわたりて、そうらいき、この、さんろんしゅうは、がっしにても、かんどにても、にほんにても、だいじょうしゅうの、はじめなり。
 ゆえに、しゅうのははとも、しゅうのちちとも、もうす、にんのう、さんじゅうろくだい、こうぎょくてんのうの、ぎょうに、ぜんしゅうわたる、にんのう、よんじゅうだい、てんむの、ぎょうに、ほっそうしゅうわたる、にんのう、よんじゅうよんだい、げんしょうてんのうの、ぎょうに、だいにちきょうわたる、にんのう、よんじゅうごだいに、しょうむてんのうの、ぎょうに、けごんしゅうを、ぐつうせさせたまう。
 にんのう、よんじゅうろくだい、こうけんてんのうの、ぎょうに、りっしゅうと、ほっけしゅうわたる、しかりと、いへども、ただ、りっしゅうばかりを、ひろめて、てんだい、ほっけしゅうは、ぐつうなし。
 にんのう、ごじゅうだいに、さいちょうともうす、しょうにんあり、ほっけしゅうを、われとみいだして、くしゃしゅう、じょうじつしゅう、りっしゅう、ほっそうしゅう、さんろんしゅう、けごんしゅうなどの、ろくしゅうをせめ、をとし、たまう。
 のみならず、かんどに、だいにちしゅうともうす、しゅうありと、しろしめせり、おなじき、ぎょうに、かんどにわたりて、ししゅうをならいわたしたまう、いわゆる、ほっけしゅう、しんごんしゅう、ぜんしゅう、だいじょうのりっしゅうなり。
 しかりといへども、ほっけしゅうと、りっしゅうとをば、ぐつうありて、ぜんしゅうをば、ひろめたまはず、しんごんしゅうをば、しゅうのじをけづり、ななだいじなどの、しょそうに、かんぢょうをゆるしたまう。
 しかれども、せけんのひとびとは、いかなるということを、しらず、とうじのひとびとの、いわく、このひとは、かんどにて、ほっけしゅうをば、いさいにならいて、しんごんしゅうをば、くはしくも、しろしめしたまはざりけるかと、すいし、もうすなり。
 じおなき、ぎょうに、くうかいともうすひと、かんどにわたりて、しんごんしゅうを、ならう、しかりといへども、いまだ、この、みよには、きちょうなし、にんのう、だいごじゅういちだいに、へいぜいてんのうの、ぎょうに、きちょうあり、ごじゅうにだい、さがのてんのうの、ぎょうに、こうにん、じゅうよねん、みずのとう、しょうがつ、19にちに、しんごんしゅうの、じゅうしょ、とうじを、たまいてごこく、きょうおういんと、がうす、でんきょうだいしごにゅうめつの、いちねんの、のちなり。
 にんのう、ごじゅうよんだい、にんめいてんのうの、ぎょうに、えんにんわじょう、かんどに、わたりて、かさねてほっけ、しんごんの、にしゅうを、ならいわたす。
 にんのう、ごじゅうごだい、もんとくてんのうの、ぎょうににんじゅと、さいしょうとに、こんごうちょうきょうの、じょ、そしっちきょうの、じょ、いじょう、じゅうよんかんを、つくりて、だいにちきょうの、ぎしゃくにならべて、しんごんしゅうのさんぶと、がうし。
 ひえいざんのうちに、そうじいんを、こんりゅうし、しんごんしゅうを、ぐつうすること、このときなり、 えいざんに、しんごんしゅうを、ゆるされしかば、ざすりょうほうをかねたり。
p1518
 しかれども、ほっけしゅうをば、つきのごとく、しんごんしゅうをば、ひのごとしといいしかば、しょにんなどは、しんごんしゅうは、すこし、すぐれたりと、をもへけり、しかれども、ざすは、りょうほうをかねて、けんがくし、たまいけり、たいしゅうも、またかくのごとし。
 おなじき、ぎょうに、えんちんわじょうと、もうすひと、ごにっとう、かんどにして、ほっけ、しんごんの、りょうしゅうを、ならう、おなじき、ぎょうに、てんあん、にねんに、きちょうす。
 このひとは、ほんちょうにしては、えいざんだいいちの、ざす、ぎしん、だいにの、ざすえんちょう、べっとう、みつさだ、だいさんの、ざすえんにんなどに、ほっけ、しんごんのりょうしゅうを、ならいきわめたまうのみならず、また、とうじの、しんごんをも、ならいたまへり。
 そののちに、かんどにわたりて、ほっけ、しんごんの、りょうしゅうをみがきたまう、いまの、みいでらの、ほっけ、しんごんのがんそ、ちしょうだいし、これなり、いじょう、よん、だいしなり。
 そうじて、にほんこくには、しんごんしゅうに、また、はっけあり、とうじにごけ、こうぼうだいしをもととす、てんだいにさんけ、じかくだいしをもととす。
 にんのう、はちじゅういちだいをば、あんとくてんのうともうす、ちちは、たかくらいんのちょうし、ははは、だじょうにゅうどうの、むすめ、けんれいもんいんなり、このおうは、げんりゃくがんねん、きのとみ3がち24か、やしまにして、かいちゅうに、ほうじたまいき。
 このおうは、みなもとの、よりともしょうぐんに、せめられて、かいちゅうの、いろくづの、じきとなりたまう、にんのう、はちじゅうにだいは、おきのほうおうと、もうす、たかくらの、だいさんのおうじ、ぶんじ、がんねん、ひのえうま、ごそくい、はちじゅうさんだいには、あわのいん、おきのほうおうの、ちょうし、けんにんにねんに、くらいを、つぎたまう、はちじゅうよんだいには、さどのいん、おきのほうおうの、だいにのおうじ、じょうきゅうさんねん、かのとみ、、きさらぎ、26にちに、おういにつきたまう。
 おなじき、ふみつきに、さどのしまに、うつされたまう、このに、さん、しの、さんおうは、ふしなり、かまくらのうたいしょうの、けにん、よしときに、せめられさせたまへるなり。
 ここに、にちれん、おおいにうたがって、いわく、ほとけともうすは、さんがいのこくしゅ、だいぼんおう、だいろくてんのまおう、たいしゃく、にちがつ、してん、てんりんじょうおう、しょおうのしなり、しゅなりしんなり、さんがいのしょおうは、みなはこのしゃかぶつよりわかちたまいて、しょこくのそうりょう、べつりょうなどのしゅとなしたまへり。
 ゆえに、ぼんしゃくなどは、このほとけを、あるいは、もくぞう、あるいはがぞうなどに、あがめたまう、しゅゆも、あいそむかば、ぼんのうの、こうだいもくづれ、たいしゃくの、きけんもやぶれ、りんのうも、かほり、おちたまうべし。
 かみともうすは、また、くにぐにの、こくしゅなどの、ほうきょしたまえるを、しょうしんのごとく、あがめたまう、これまた、こくおう、こくじんのための、ふぼなり、しゅくんなり、ししょうなり、かたときもそむかば、くにあんのんなるべからず。
 これを、あがむれば、くには、さんさいをけし、しちなんをはらい、ひとは、やまいなく、ちょうじゅをたもち、ごしょうには、にんでんとさんじょうと、ほとけとなりうたまべし。  p1519
 しかるに、わがにほんこくは、いちえんぶだいのうち、がっし、かんどにもすぐれ、はちまんのくににも、こへたるくにぞかし、そのゆえは、がっしの、ぶっぽうは、せいいきなどに、のせられてそうらう。
 ただ、しちじゅうよこくなり、そのあまりは、みなげどうのくになり、かんどのてらは、じゅうまん、はっせん、よんじゅう、ところなり、がわちょうの、やまでらは、じゅうななまん、いっせん、さんじゅう、なな、ところなり。
 このくには、がっし、かんどにたいすれば、にほんこくに、いずのおおしまを、たいせるがごとし、てらをかずうれば、かんど、がっしのも、うんでいすぎたり。
 かれは、、また、だいじょうのくに、しょうじょうのくに、だいじょうもごんだいじょうのくになり、これはてらごとにはっしゅう、じゅっしゅうを、ならい、いえいえ、たくたくにだいじょうを、どくじゅす。
 かのがっし、かんどなどは、ぶっぽうをもちゆるひとは、せんにんにひとりなり、このにほんこくは、げどうひとりもなし、のそうえ、かみはまた、だいいち、てんしょうだいじん、だいに、はちまんだいぼさつ、だいさんは、さんのうなどのさんぜんよしゃ、ちゅうやに、わがくにを、まほり、あさゆうに、こっかをみそなわしたまう。
 そのうえ、てんしょうだいじんは、ないじどころともうすめいきょうに、かげをうかべ、だいりにあがめられたまい、はちまんだいぼさつは、ほうでんをすてて、しゅじょうのいただきをすみかとしたまうともうす。
 ほとけの、、かごともうしかみのしゅごともうし、いかなれば、かの、あんとくと、おきと、あわ、さどなどの、おうは、そうでんの、しょじゅうなどに、せめられて、あるいは、ころされ、あるいはしまにはなたれ、あるいは、おにとなり、あるいはだいじごくには、おちたまいしぞ。
 にほんこくの、えいざん、しちじ、とうじ、えんじょうじなどの、じゅうしちまん、いっせん、さんじゅう、しちところのやまやま、てらでらに、いささかの、ごぶつじを、おこなうには、みな、てんちょうちきゅう、ぎょくたい、あんのんとこそ、いのりたまいそうらへ。
 のそうえ、はちまんだいぼさつは、ことに、てんのうしゅごの、だいがんあり、にんのう、だいよんじゅうはちだいに、たかのてんのうの、ぎょくたいにはいりたまいて、いわく。
 わがこっか、かいびゃくより、いらいしんをもって、きみとなすこと、いまだあらざることなり、てん、これひつぎかならず、こうちょを、たつとううんぬん、また、たいじん、ぎょうきょうに、ふしていわく、われにひゃくおうしゅごのちかいありとううんぬん。
 されば、じんむてんのうより、いらい、ひゃくおうに、いたるまでは、いかなることありとも、ぎょくたいは、つつがあるべからず、おういを、かたむくるものも、あるべからず、いっしょうふしょの、ぼさつは、ちゅうようなし。
 しょうにんは、おうしせずともうす、いかにとして、それぞれの、しおうは、おういを、をいをとされ、くにをうばはるるのみならず、いのちをうみにすて、みを、しまじまに、いれたまいけるやらむ。
 てんしょうだいじんは、ぎょくたいにはいりかわりたまはざりけるか、はちまんだいぼさつの、ひゃくおうの、ちかいは、いかにとなりぬるぞ。
p1520
のそうえ、あんとくてんのうの、ぎょうには、みょううんのざす、おんしとなり、だじょうにゅうどう、ならびに、いちもん、たいじょうを、ささげていわく、「かの、こうふくじをもって、とうしのうじでらとなし、かすがのやしろをもって、とうしのうじがみとなすがごとく、えんりゃくじをもって、へいしの、うじでらとごうし、ひよしのやしろをもって、へいしのうじがみとごうす」うんぬん。
 えいざんには、みょううんざすをはじめとして、さんぜんにんのたいしゅう、ごだんのたいほうを、おこない、だいじんいかは、いえいえに、そんしょうだらに、ふどうみょうおうを、くようし、しょじ、しょざんには、ほうへいし、たいほうひほうを、つくさずということなし。
 また、じょうきゅうの、かっせんのおんときは、てんだいのざす、じえん、にんなじのおむろ、みいなどのこうそうなどを、あいもよおして、にほんこくに、わたれるところの、たいほうひほう、のこりなく、おこなわれたまう、いわゆる、じょうきゅうさんねん、かのとみうつき19にちに、、じゅうごだんのほうを、おこなわる、てんだいのざすは、じこんりんほうとう、さつきふつかは、にんなじのおむろ、にょほうあいぜんみょうおうほうを、ししんでんにておこないたまう。
 また、みなつきようか、おむろ、しゅごきょうほうをおこないたまう、いじょうよんじゅういちにんの、こうそう、じゅうごだんの、たいほう、このほうをおこなうことはにほんに、だいにどなり。
 ごんのたゆうどのは、このことを、しりたまうことなければ、ごちょうぶくも、おこないたまはず、また、いかにおこないたまうとも、かのほうほう、かのひとびとには、すぐべからず、ぶっぽうのおんちからともうし、おうほうのいりょくともうし、かれは、こくしゅなり、さんがいのしょおう、しゅごしたまう。
 これは、にほんこくのたみなり、わづかに、しょうきぞ、まほりけん、だいだいのしょじゅう、じゅうじゅうのけにんなり、たとへば、おういをもちいて、たみをせめば、たかの、きじをとり、ねこの、ねずみをくい、へびの、かへるをのみ、し しおうの、うさぎをころすにてこそ、るあべけれ。
 なにしにか、かろがろしく、てんしんちぎには、もうすべき、ほとけ、ぼさつをば、をどろかしたてまつるべき、ししおうが、うさぎをとらむには、しょうじんすべきか、たかがきじを、くわんにはいのりあるべしや。
 いかにいのらずとも、だいおうのみとして、たみを、うしなわんには、たいすいのしょうかをけし、たいふうのしょううんをまくにてこそ、あるべけれ、そのうえ、たいかに、かれきをくわうるがごとく、たいがに、おおあめをくだすがごとく、おうほうのちからに、たいほうをおこないあわせて。
 よりともと、よしときとの、ほんめいと、もとがみとを、ぼんのうと、たいしゃくなどに、ぬきとらせたまう、たとへば、こしゅによえるもののごとし、へびのかえるの、たましいをうばうがごとし、よりともと、よしときとの、みたま、ぎょめい、おんうじをば、かきつけて、しょそん、しょしんなどの、みあしのしたに、ふませまいせていのりしかば、いかにもこらうべしとも、みへざりしに、いかにとして、いちねん、ひとつきも、のびずして、わづか、ふつかいちにちには、ほろび、たまいけるやらむ。
 ぶっぽうを、るふの、こくしゅとならむ、ひとびとは、よくよくごあんありて、ごしょうをも、さだめおんいのりも、るあべきか。  p1521
 しかるに、にちれん、このことを、うたがいしゆへに、ようしょうのころより、ずいぶんに、、けんみつにどう、びならに、しょしゅうの、いっさいのきょうを、あるいは、ひとにならい、あるいは、われとかいけんし、かんがへみてそうらへば、ゆえの、そうらいけるぞ。
 わがおもてを、みることは、めいきょうによるべし、こくどのせいすいをはかることは、ぶつきょうには、すぐべからず、にんのうきょう、こんこうみょうきょう、さいしょうおうきょう、しゅごきょう、ねはんきょう、ほけきょうなどの、しょだいじょうきょうを、ひらきみたてまつりそうらいに、ぶっぽうにつきて、くにもさかへ、ひとのいのちもながく、またぶっぽうに、ついて、くにもほろび、ひとのいのちも、みじかかるべしと、みへてそうらう、
 たとえへば、みずは、よくふねをたすけ、みずはよくふねをやぶる、ごこくは、ひとをやしない、ひとをそんず、こなみ、こかぜは、たいせんを、そんずること、かたし、おおなみおおかぜには、こぶねやぶれやすし。
 おうほうのまがるはこなみ、こかぜのごとし、たいこくと、だいにんをば、うしないがたし、ぶっぽうのとがあるは、おおかぜ、おおなみの、こぶねを、やぶるがごとし、くにのやぶるること、うたがいなし。
 ぶつきにいわく、われめっするののち、まつだいには、あくほうあくにんのくにを、ほろぼしぶっぽうを、うするには、うす、べからず、たとへば、さんぜん、だいせんせかいの、そうもくを、たきぎとして、しゅみせんをやくに、やけず。
 ごうかのとき、しゅみせんの、ねより、だいずばかりの、ひいでて、しゅみせん、やくがごとく、わがほうも、またかくのごとし、あくにん、げどう、てんまはじゅん、ごつうなどには、やぶられず。
 ほとけのごとく、ろくつうのらかんのごとく、さんねを、かわのごとく、みにまとい、ひとはちを、りょうげんにあてたらむ、じかいのそうらと、おおかぜの、そうもくをなびかすがごとくなる、こうそうなど、わが、しょうほうをうしなうべし。
 そのとき、ぼんしゃく、にちがつ、してん、いかりをなし、そのくにに、だいてんぺん、だいちようとうを、おこして、いさめむに、いさめられずば、そのくにの、うちに、しちなんを、をこし、ふぼ、きょうだい、おうしん、ばんみんなど、たがいに、だいおんてきとなり、きゅうちょうが、ははをくい、はけいが、ちちをがいするがごとく、じこくを、やぶらせて、けっく、たこくより、そのくにを、せめさすべしと、みへてそうらう。
 いまにちれん、いちだい、せいきょうの、みょうきょうをもつて、にほんこくを、うかべ、みそうらうに、このかがみに、うかんでそうらうひとびとは、こくてき、ぶってきたること、うたがいなし。
 いちだい、しょうきょうのなかに、ほけきょうは、みょうきょうのなかの、しんきょうなり、どうきょうなどは、ひとの、かたちをば、うかぶれども、いまだ、こころをば、うかべず、ほけきょうは、ひとのかたちを、うかぶるのみならず、こころをも、うかべたまへり。
 こころを、うかぶるのみならず、せんごうをも、みらいをも、かんがみ、たまうこと、くもりなし。
 ほけきょうの、だいしちのまきを、み、そうらへば、「にょらいの、めつごにおいて、ほとけの、しょせつの、きょうのいんねん、および、しだいをしり、ぎにしたがって、じつのごとくとかん、にちがつの、こうみょうの、よくもろもろの、ゆうみょうを、のぞくがごとく、このひと、せけんにぎょうじてよく、しゅじょうの、やみをめっす」とう、うんぬん、
p1522
もんのこころは、この、ほけきょうを、いちじも、いっくも、とくひとは、かならず、いちだい、しょうきょうの、せんじんと、しだいとを、よくよく、わきまえたらむ、ひとのとくべきことに、そうらう。
 たとへば、こよみの、さんびゃく、ろくじゅうにちを、かんがうるに、いちにちも、そういせば、まんにち、ともに、はんぎゃくすべし、みそひともじを、つらねたる、いっく、いちじも、そういせば、みそひともじ、ともに、うたにてあるべからず。
 いわゆる、いちきょうを、どくじゅすとも、はじめ、じゃくめつ、どうじょうより、おわり、そうりん、さいごに、いたるまで、しだいと、せんじんとに、めいわくせば、そのひとは、わがみに、ごぎゃくを、つくらずしてむげんじごくにはいり。
 これを、きえせん、だんなも、あびだいじょうに、おつべし、いかにいわんや、ちじん、いちにん、しゅつげんして、いちだい、しょうきょうの、せんじん、しょうれつを、わきまえんとき、がんそが、めいわくを、そうでんせる、しょそうなど、あるいは、こくしとなり、あるいは、しょけのしとなり、なんどせるひとびと、みずからのきずが、あらわるる。
 しょうにんに、かろしめられんことを、なげきて、かみに、あぐる、いちにんの、ちじんを、あるいは、こくしゅに、うったへ、あるいは、ばんにんに、そしらせん、そのとき、しゅごの、てんじんなどの、くにをやぶらんことは、ばしょうのはを、おおかぜのさき、こぶねを、おおなみの、やぶらむが、ごとしと、みへてそうらう。
 むりょう、ぎきょうは、はじめ、じゃくめつ、どうじょうより、おわりはんにゃきょうに、いたるまでの、いっさいきょうを、あるいは、なをあげ、あるいは、ねんきを、かぎりて、みけんしんじつと、さだめぬ。
 ねはんきょうと、もうすは、ほとけさいごの、おんものがたりに、はじめ、しょじょうどうより、ごじゅうねんの、しょきょうの、おんものがたり、よんじゅうよねんをば、むりょうぎきょうの、ごとく、じゃけんのきょうと、さだめ、ほけきょうをば、わがしゅくんと、ごうしたまう。
 なかに、ほけきょう、ましまして、い、こん、とうの、ちょくせんを、くだしたまいしかば、たほう、じゅっぽうのしょぶつ、かはんありて、おのおの、ほんどに、かへりたまいしを、がっしの、ふほうぞうの、にじゅうよにんは、ただしょうじょう、ごんだいじょうを、ぐつうして、ほけきょうの、じつぎを、のべたまふことなし。
 たとへば、にほんこくの、ぎょうきぼさつと、がんじんわじょうとの、ほけきょうのぎを、しりたまいて、ぐつうなかりしがごとし。
 かんどの、なんぼくの、じゅっしは、うちにも、ぶっぽうの、しょうれつを、わきまえず、そとにも、せんじんに、めいわくせり、また、さんろんしゅうのきちぞう、けごんしゅうのちょうかん、ほっそうしゅうのじおん、これなどのひとびとは、うちにもまよい、そとにもしらざりしかども、どうしんけんごの、ひとびとなれば、みょうもんをすてて、てんだいのぎにつきにき。
 しらずされば、このひとびとは、ざんげのちからに、よりてしょうじや、はなれけむ、はたまた、ほうぼうのつみは、おもくざんげのちからは、よわくして、あじゃせおう、むくろんじなどのごとく、じごくにや、ちおにけん。 p1523
 ぜんむいさんぞう、こんごうちさんぞう、ふくうさんぞうなどの、さんさんぞうは、いっさいのしんごんしのもうすは、だいにちにょらいより、ごだい、ろくだいのひとびと、そくしんじょうぶつの、こんぽんなりとううんぬん。
 にちれん、かんがえて、いわく、ほう、ぬすみの、がんそなり、ぬすびとの、こんぽんなり、これらのひとびとは、がっしよりは、だいにちきょう、こんごうちょうきょう、そしっちきょうなどを、もたらしきたる、このきょうきょうは、けごんきょう、はんにゃきょう、ねはんきょうなどに、およばざるうえ、ほけきょうに、たいすれば、しちじゅうのげれつなり。
 きょうもんに、みへて、かくかくたり、めいめいたり、しかるを、かんどにきたりて、てんだいだいしの、しかんとうの、さんじゅっかんをみて、したをふるい、こころをまよわして、これに、およばずば、わがきょう、ぐつうしがたし。
 すぐれたりと、いはんとすれば、もうごげんぜんなり、いかんがせんと、あんぜしほどに、ひとつの、ふかきだいもうごを、あんじいだしたまふ、いわゆる、だいにちきょうの、さんじゅういちほんを、ほけきょうにじゅうはちほん、ならびに、むりょうぎきょうに、はらあわせに、あわせて、さんみつのなかの、いみつをば、ほけきょうにおなじ。
 そのうえに、いんと、しんごんとを、くわえて、ほけきょうは、りゃくなり、だいにちきょうは、こうなり、いにもいれず、こんにもいれず、とうにも、はづれぬ。
 ほけきょうを、かたうどとして、さんせつのなんを、のがれ、けっくは、いんと、しんごんとを、もちいて、ほけきょうを、うちおとして、しんごんしゅうを、たててそうらう、たとへば、さんじょが、きさきとなりて、さんおうを、うしなわせしがごとし。
 ほけきょうの、るつうの、ねはんきょうの、だいくに、われ、めっしてのちの、あくびくら、わがしょうほうを、めっすべし、たとへば、にょにんのごとしとしるしたまいけるは、これなり。
 されば、ぜんむいさんぞうは、えんまおうに、せめられてくろがねの、なわ、ななすじつけられて、からくして、よみがえりたれどもまた、しするときは、こくひ、いんいんとして、ほねはなはだあらわると、もうして、むげんじごくの、ぜんそう、そのしこつに、あらわれたまいぬ、ひとしして、のち、いろのくろきは、じごくにおつとは、いちだい、しょうきょうに、さだむるところなり。
 こんごうち、ふくうらも、また、これをもつて、しんぬべし、このひとびとは、かいごは、ありとみへてそうらへども、ごうじょうの、ざんげのなかりけるか。
 いまの、しんごんしは、また、あへてしることなし、げんそうこうていの、みよの、うしないしことも、ふしんはれてそうらう。
 にほんこくは、また、こうぼう、じかく、ちしょう、このほうぼうを、ならいつたえて、じしんも、しろしめさず、ひとは、またをもひもよらず。
 しばらくは、ほっけしゅうの、ひとびと、そうろんありしかども、ついには、てんだいしゅうやうやくおとろえて、えいざんごじゅうごだいの、ざす、みょううん、にんのう、はちじゅう、いちだいの、あんとくてんのうより、このかたは、えいざんいっこうに、しんごんしゅうとなりぬ。
 だい、ろくじゅういち、だいのざす、けんしん、ごんそうじょうは、てんだいざすのなをえて、しんごんしゅうに、うつるのみならず、しかるのち、ほっけ、しんごんを、すてて、いっこう、ほうぼうの、ほうねんが、でしとなりぬ。  じょうきゅう、ちょうぶくの、じょうしゅう、じえんそうじょうは、だいろくじゅうにだい、ならびに、ご、きゅう、しちじゅう、いちだいの、よんだいの、ざす、おきのほうおうの、おんしなり。
  p1524
 これらのひとびとは、ぜんむいさんぞう、こんごうちさんぞう、ふくうさんぞう、じかく、ちしょうらの、しんごんをば、うつわは、かわれども、ひとつのちすいなり。
 そのうえ、てんだいしゅうの、ざすのなを、ぬすみてほけきょうの、ごりょうをちぎょうして、さんぜんの、かしらとなり、いっこくの、ほっのしとあおがれて、だいにちきょうを、ほんとして、ななじゅうくだれる、しんごんを、もちいて、はちじゅうまされりと、をもへるは、てんを、ちと、をもいたみを、おうと、あやまち、いしをたまと、あやまつのみならず、たまを、いしというひとなり。
 きょうしゅしゃくそん、たほうぶつ、じゅっぽうの、しょぶつの、ごおんてきたるのみならず、いっさい、しゅじょうの、げんもくを、うばいとり、さんぜんどうの、もんを、とぢさんあくどうの、みちをひらく。
 ぼんしゃく、にちがつ、してんなどの、しょてんぜんじん、いかでか、このひとを、ばっせさせたまはざらむ、いかでかこのひとの、あおぐだんなをば、しゅごしたまうべき、てんしょうだいじんの、ないじどころも、はちまんだいぼさつの、ひゃくおうしゅごの、おんちかいも、いかでかかなはせたまふべき。
 よ、このよしを、かつしりしより、このかた、いちぶのじひに、もよおされて、ほぼ、ずいぶんのでしに、あらあらもうせしほどに、しだいに、ぞうちょうして、こくしゅまでえぬきこ。
 こくしゅは、りを、おやとし、ひをてきとすべきひとにて、をはすべきか、いかがしたりけん、しょにんの、、ざんげんを、をさめて、ひとりの、よをすてたまう。
 かの、てんだいだいしは、なんぼくのしょにん、あだみしかども、ちん、ずい、にだいのみかど、おもんじたまいしかば、しょにんの、あだも、うすかりき。
 この、でんきょうだいしは、なんとしちだいじ、ざんげんせしかども、かんむ、へいぜい、さがのさんのうもちいいたましかば、おんてきも、おかしがたし。
 いまにちれんは、にほんこく、じゅうななまん、いっせんさん、じゅうしちかしょの、しょそうらの、あだするのみならず、こくしゅ、もちいたまわざれば、ばんみんあだをなすこと、ふぼの、かたきにも、こえ、しゅくせのかたきにも、すぐれたり、けっくは、にどのおんる、いちどのこうべにおよぶ。
 かの、だいしょうごんぶつの、まっぽうの、よんび く、ならびに、ろっぴゃく、はちじゅうまんおく、なゆたのしょにんが、ふじびく、ひとりを、あだみしにも、こへ、ししおんのうぶつの、まつの、しょういびく、むりょうのでしなどが、きこんびくを、せめしにもすぐれり。
 かくとくびくが、せめられし、ふきょうぼさつが、じょうもくを、かをほりしも、かぎりあれば、これには、よも、すぎじとぞをぼへそうらう。
 もしひゃくせんにも、ひとつ、にちれん、ほけきょうの、ぎょうじゃにて、そうらうならば、にほんこくの、しょにん、ごしょうの、むげんじごくは、しばらく、をく、げんしんには、くにをうしない、たこくに、とられんこと、かの、きそう、きんそうのごとく、うだえんおう、きりたおうなどに、もうせしが、ごとくならん。
p1525
また、そのほかは、あるいは、そのみは、びゃくらい、こくらい、あるいは、しょあく、じゅうびょう、うたがいなかるべきか、もし、そのぎなくば、また、にちれん、ほけきょうのぎょうじゃに、あらじ。
 このみ、げんしんには、びゃくらい、こくらいとうの、しょあくを、うけとり、ごしょうには、だいば、くぎゃりらがごとく、むげんたいじょうに、おつべし。
 にちがつを、い、たてまつる、しゅらは、そのや、かえって、わが、まなこにたち、ししおうを、ほうるいぬは、わがはらをやぶる。
 しゃくしを、ころせし、はるりおうは、すいちゅうの、たいかにいり、ほとけのおんみより、ちをいだせし、だいばだったは、げんしんに、あびのほのおを、、ぜかんり。
 こんどうの、しゃくそんをやきし、もりやは、してんのうのやにあたり、とうだいじ、こうふくじを、きやし、きよもりにゅうどうは、げんしんに、そのみ、もうるやまいをうけにき。
 かれらはみな、だいじなれども、にちれんが、ことにあわすれば、しょうじなり、しょうじすら、なおしるしあり、だいじ、いかでか、げんばつ、なからむ。
 よろこばし、いかなきょうもんに、まかせて、ごごひゃくさい、こうせんるふをまつ、かなしいかな、とうじょう、けんごの、ときにあたって、このくに、しゅらどうと、なるべし。
 きよもりにゅうどうと、よりともとは、げんぺいの、りょうけ、もとより、くけんと、えんこうとのごとし、しょうにん、しょうふくの、よりともを、あだせしゆへに、しゅくてきたる、にゅうどうの、いちもんほろびしうえ、とがなき、しゅじょうの、さいかいに、しずみたまいしことは、ふびんのことなり。
 これは、きょうしゅしゃくそん、たほう、じゅっぽうの、しょぶつの、おんつかいとして、せけんには、いちぶのとが、なきものを、いっこくの、しょにんに、あだまする、のみならず、りょうどの、るざいに、あてて、にっちゅうに、かまくらの、こうじをわたすこと、ちょうてきのごとし。
 そのほか、しょうあんには、しゃくそんを、ほんぞんとし、いっさいきょうを、あんちしたりし、そのむろを、はねこぼちて、ぶつぞう、きょうかんを、しょにんにふまするのみならず、ふんでいに、ふみいれ、にちれんが、かいちゅうに、ほけきょうを、いれまいらせてそうらいしを、とりいだして、こうべをさんざんに、うちさいなむ、このこと、いかなる、しゅくいもなし、とうざのとがもなし、ただ、ほけきょうをぐつうするばかりの、おおとがなり。
 にちれん、てんにむかって、こえをあげてもうさく、ほけきょうの、、じょぼんを、はいけんし、たてまつれば、ぼんしゃくと、にちがつと、してんと、りゅうおうと、あしゅらとにかいはちばんの、しゅうと、むりょうの、こくどの、しょじんと、しゅうえし、たまいたりしとき。
 い、こん、にとうに、だいいちのせつを、ききしとき、われとも、せっせんどうじの、ごとく、みをくようし、やくおうぼさつのごとくひじをも、やかんと、をもいしに、きょうしゅしゃくそん、たほう、じゅっぽうのしょぶつの、みまえにして、いまぶつぜんに、おいて、みずからせいごんをとけと、かんぎょうし、たまいしかば、さいわいに、じゅんぷうを、えて、せそんのみことのりのごとく、まさにつぶさに、ぶぎょうすべしと、にしょさんえのしゅう、いちどうに、だいおんじょうを、はなちて、ちかいたまいしは、いかんが、あるべき。
p1526
  ただ、ぶつぜんにては、かくのごとく、もうして、たほう、じゅっぽうのしょぶつは、ほんどにかへりたまう、しゃくそんは、ごにゅうめつ、ならせたまいて、ほど、ひさしくなりぬれば、まつだい、へんこくに、ほけきょうの、ぎょうじゃありとも、ぼんしゃく、にちがつなど、おんちかいを、うちわすれて、 しゅごしたまうことなくば、にちれんがためには、いったんの、なげきなり。
 むしいらい、たかのまえのきじ、へびのまえのかへる、ねこのまえの、ねずみ、いぬのまえのさると、ありしときもありき、ゆめの、よなれば、ほとけ、ぼさつ、しょてんに、すかされ、まいらせ、たりけるものにて、こそ、そうらはめ。
 なによりも、なげかしきことは、ぼんと、たいと、にちがつと、してんなどの、なむみょうほうれんげきょうの、ほけきょうの、ぎょうじゃの、だいなんに、あうをすてさせたまいて、げんしんに、てんのかほうも、つきて、はなのおおかぜに、ちるがごとく、あめの、そらよりふるごとく。
 その、ひと、みょうじゅう、にゅうあびごくと、むげんたいじょうに、おちたまはんことこそ、あはれにはをぼへそうらへ。
 たとい、かのひとびとは、さんぜ、じゅっぽうの、しょぶつを、かたうどとして、しらぬよし、のべもうしたまうとも、にちれんは、そのひとびとには、つよきかたきなり。
 もし、ほとけの、へんぱ、をはせずば、ぼんしゃく、にちがつ、してんをば、むげんたいじょうには、かならずつけ、たてまつるべし。
 にちれんが、まなこをそろしくば、いそぎいそぎ、ぶつぜんのちかいをば、はたしたまへ、にちれんが、くち。いか、けつしつ
 また、むぎ、ひとひつ、がもくりょうかん、わかめ、かちめ、みないちぴょう、たまいおわんぬ。ほしい、やきごめ、おのおのいち、かうぶくろ、たまいおわんぬ。
 いちいちの、おんこころざしは、かきつくすべしと、もうせどもほうもん、きょたに、そうらへば、とどめおわんぬ、たもんにきかせたまうなよ、だいじのことども、かきてそうらうなり。
たいごう 、なんじょう、ときみつ。


  • [34]
  • 上野殿 だいびゃく、ごしゃ、しょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月16日(土)01時41分12秒
 
だいびゃく、ごしゃ、しょ
しっぴつ けんじ、さんねん、しわす、17にち。56さい。
      p1543。
 それ、ほけきょう、だいにのまきに、いわく、「この、ほうじょうに、のりただちに、どうじょうに、いたる」と、うんぬん、にちれんは、けんちょう、ごねん、うつき、にじゅうはちにち、はじめて、この、だいびゃくごしゃの、いちじょう、ほっけのそうでんを、もうしあらはせり。
 しかるに、しょしゅうのにんしなど、うんかのごとくよせきたりそうらう、なかにもしんごん、じょうど、ぜんしゅうなど、はちのごとくおこり、せめ、たたかふ、。
 にちれん、だいびゃくごしゃの、うしのつの、さいだいいちなりと、もうしてたたかふ、りょうのつのは、ほんじゃくにもんのごとく、にじょうさぶつ、くおんじつじょうこれなり。
 すでに、こうぼうだいしは、ほっけさいだいいちの、つのを、さいだいさんと、なをし、いちねんさんぜん、くおんじつじょう、そくしんじょうぶつは、ほっけに、かぎれり、これをも、しんごんのきょうに、ありとなをせり。
 かかる、ほうぼうのやからを、せめんとするに、かえって、いよいよ、あだをなしそうらう、えたとば、つのを、なをさんとて、うしをころしたるがごとく、なりぬべく、そうらひしかども、いかで、さは、そうらうべき。
 そもそも、このくるまと、もうすは、ほんじゃくにもんの、わを、みょうほうれんげきょうの、うしにかけ、さんがいのかたくを、しょうじ、しょうじと、ぐるり、ぐるりと、まはりそうらうところの、くるまなり。
 ただ、しんじんの、くさびに、こころざしの、あぶらを、ささせたまいて、りょうぜんじょうどへ、まいりたもうべし、また、しんのうは、うしのごとし、しょうじは、りょうのわのごとし。
 でんきょうだいし、いわく、「しょうじの、にほうは、いっしんの、みょうゆう、うむのにどうは、ほんがくの、しんとくなり」うんぬん、てんだいいわく、「じゅうにょ  はただこれないしこんきょうはこれたい」とうんぬん、この、もんしゃく、よく、よく、あんじたもうべし、なむみょうほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう。
 しわす、17にち、          にちれん、かおう
たいごう 、なんじょう、しちろうじろう、


  • [33]
  • 上野殿、だいびゃく、ごしゃ、ごしょうそく

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月15日(金)02時46分51秒
  • 編集済
 
うえのあま、ごぜん、ごへんじ。
しょうがつ、13にち、 だいびゃく、ごしゃ、ごしょうそく、
    しっぴつ 、こうあん、4ねん。ろくじゅつさい、p1584。

 そもそも、ほけきょうの、だいびゃくごしゃと、もうすは、われも、ひとも、ほけきょうの、ぎょうじゃの、のるべき、くるまにて、そうらうなり、かの、くるまをば、ほけきょう、ひゆほんと、もうすに、ねんごろに、とかせたまいて、そうらう。
 ただし、かのみきょうは、らじゅう、ぞんりゃくの、ゆえに、くわしくは、ときたまはず、てんじくの、ぼんほんには、くるまの、かざりもの、そのほか、もんしん、かいじょう、しんしゃざんの、しっぽうまで、くわしくときたまひて、そうらうを、にちれん、あらあら、ひけんに、および、そうらう。
 まず、このくるまと、もうすは、じゅうこう、ごひゃくゆじゅんの、くるまにして、こがねのわをいれ、しろがねのむなぎをあげ、こがねの、なわをもって、はっぽうへ、つりなわをつけ、さんじゅう、しちじゅうの、きだはしをば、しろがねをもってみがきたて、8まん4せんの、たからのすずを、くるまの、しめんに、かけられたり、360ながれの、くれなひの、にしきのはたを、たまのさほにかけながし、4まん2せんの、らんかんには、してんのうの、ばんをつけ、また、くるまのうちには、6まん9せん、380よたいの、ほとけ、ぼさつ、ほうれんげに、ざしたまへり。
 たいしゃくは、もろもろの、けんぞくをひきつれ、たまひて、せんにひゃくの、おんがくをそうし、ぼんおうは、てんがいを、さしかけ、じじんは、さんが、だいちを、たいらになしたまふ。
 ゆえに、ほっしょうのそらに、じざいにとびゆく、くるまをこそ、だいびゃくごしゃとは、もうすなれ、われよりのちに、きりたまはんひとびとは、このくるまに、めされて、りょうぜんへ、おんいで、あるべくそうらう、にちれんも、おなじくるまにのりて、おんむかいに、まかりむかふべくそうらう、なむみょうほうれんげきょう、なむみょうほうれんげきょう。

たいごう、 なんじょう、ときみつの、はは。           にちれんかおう
たいごう なんじょうときみつ

  • [32]
  • うえの、あまごぜん、すみさけ、ごしょ、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月14日(木)02時24分17秒
 
うえの、あまごぜん、ごへんじ
すみさけ、ごしょ、
  しっぴつ、 こうあん4ねん、むつき、13にち。ろくじゅうさい、p1575。

   すみさけ、ひとつつ、ひさげじゅっか、むしもち、ひゃく、あめ、ひとをけ、にしょうか、こうじ、いっこ、くしがきとうくし、ならびに、おくりそうらい、おわんぬ。
 はるのはじめ、おんよろこび、はなのごとく、ひらけ、つきのごとくみたせたもうべきよし、うけたまわり、おわんぬ。
 そもそも、こ、ごらうどのの、おんことこそ、をもい、いでられてそうらへ、ちりし、はなもさかんとす、かれし、くさもねぐみぬ、こ、ごろうどのも、いかでか、かへらせ、たまはざるべき。
 あわれ、むじょうのはなと、くさとのやうならば、ひとまろに、あらずとも、はなのもとも、はなれじ、いはうる、こまにあらずとも、くさのもとをば、よもさらじ。
 きょうもんには、こをば、かたきと、とかれてそうらう、それも、ゆわれそうらうか、ふくろうと、もうすとりは、ははをくらう、はけいともうす、けだものは、ちちをがいす、あんろくさんと、もうせしひとは、ししめいと、もうすこにころされぬ、よしともと、もうせし、つはものは、ためよしともうすちちをころす。
p1576
  こは、かたきともうすきょうもん、ゆわれてそうらう、また、こは、たからともうすきょうもんあり、みょうしょうごんのうは、いちごののち、むげんじごくと、もうす、じごくへ、おちさせたもうべかりしが、じょうぞうと、もうせし、たいしにすくわれて、だいじごくの、くを、まぬがれさせたもうのみならず、しゃらじゅおうぶつと、もうすほとけとならせたもう。
 しょうだいにょと、もうせし、にょにんは、けんどんのとがによつて、がきどうに、おちてそうらいしが、もくれんと、もうすこに、たすけられて、がきどうを、いでそうらいぬ、されば、こを、たからともうす、きょうもん、たがうことなし。
 こ、ごろうどのは、とし、じゅうろくさい、こころね、みめかたち、ひとに、すぐれてそうらいしうえ、おとこの、のうそなわりて、ばんにんに、ほめられそうらいし、のみならず、をやのこころにしたがうこと、みずの、うつわものに、したがい、かげの、に、したがう がごとし。
 いへにては、はしらとたのみ、みちにては、つへとも、をもいき、はこのたからも、このこのため、つかう、しょじゅうも、これがため、われしなば、になわれて、のぼへ、、ゆきなん、のちの、あと、をもいをくことなしと、ふかくをぼしめしたりしに、いやなく、さきに、たちぬれば、いかんにや、いかんにや、ゆめか、まぼろしか、さめなん、さめなんと、をもへども、さめずして、としも、また、かへりぬ。
 いつと、まつべしとも、をぼへず、ゆきあうべき、ところだにも、もうしをきたらば、はねなくとも、てんへものぼりなん、ふねなくとも、もろこしへも、わたりなん、だいちのそこに、ありときかば、いかでか、ちをも、ほらざるべきと、をぼしめすらむ。
 やすやすと、あわせたもうべきこと、そうらう、しゃかぶつを、おんつかいとして、りやうぜん、じょうどへ、まいりあわせたまへ、にゃくう、もんぽうしゃ、むいち、ふじょうぶつと、もうして、だいちは、ささば、はづるとも、にちがつは、ちに、おちたもうとも、しをは、みちひぬ、よはありとも、はなは、なつに、ならずとも、なむみょうほうれんげきょうと、もうすにょにんの、をもうこに、あわずということなしと、とかれてそうらぞ、いそぎ、いそぎつとめさせたまへ、つとめさせたまへ、きょうきょうきんげん。
 しょうがつ、13にち        にちれん かおう
   うえのあま、ごぜん、ごへんじ。
たいごう、 なんじょう、ときみつの、はは。

  • [31]
  • 「せいめいのせいき」へのこうさつ、さくしゃ らほつし

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月13日(水)02時14分19秒
 
   「せいめいのせいき」へのこうさつ、さくしゃ らほつ
「ぎょうどうふぎょうどう」<じょう>
 ろくどうの「さんがい」をはなれて「しせい」にむかうのか、それとも「さんがい」にしゅうしするのか。
このじゅうようなぶんぎてんにさしかかっているようです。「さんがい」とはむろん、よくかい、しきかい、むしきかいのろくどうりんねです。いきづまります。そうぶってんはおしえます。「しせい」といっても、「いちぶつじょう」です。それが、ほけきょう、なかんづくにちれんだいしょうにんのぶっぽうです。

 こんなおおせがあります。
 「じっかいのしゅじょうのことをとくなりぎょうどうはしせい・ふぎょうどうはろくどうなり、くぎょうどうはしゅらにんてん・ふぎょうどうはさんあくどうなり、しょせんまっぽうにはいつてはほっけのぎょうじゃはぎょうどうなりほうぼうのものはふぎょうどうなり、どうとはほけきょうなり、てんだいく「ぶつどうとはべっしていまのきょうをさす」と、いまにちれんとうのたぐいなむみょうほうれんげきょうととなえたてまつるはぎょうどうなりとなえざるはふぎょうどうなりうんぬん」おんぎくでんP758と。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
$$ ぎょうどうこそぶつどうのほんすじ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ほけきょうじゅりょうほんだい16の「ぎょうどうふぎょうどう」をだいしょうにんのおたちばからのべられたものです。
 ①「ぎょうどうはしせい・ふぎょうどうはろくどうなり」
 ②「ぎょうどうはしゅらじんてん・ふぎょうどうはさんあくどうなり」
 ③「ほっけのぎょうじゃはぎょうどうなりほうぼうのものはふぎょうどうなり、どうとはほけきょうなり」
 ④「なむみょうほうれんげきょうととなえたてまつるはぎょうどうなりとなえざるはふぎょうどうなり」
 とよんだんにたてわけられてのべられていることがわかります。

 「またむずかしいものをひっぱりだしてきて!」なんておっしゃるかもしれませんが、だいじなことなのです。
いまのそうかがっかいのもんだいも、にほんも、せかいもぶちあたっているもんだいをもひもとくだいしょうにんのおおせだとおもうのです。

にばんめに「さんあくどう」ということばがはいっています。そのはんたいが「さんぜんどう」です。「しゅら」は「しあくしゅ」にもはいるのですが、ここでは、「ぎょうどう」にぶるいされています。ぎょうどうですから「ぜんどう」となります。
 「しゅら」からあきらかに「たしゃ」がはいってきます。
「たしゃ」をおいおとそうすれば「しあくしゅ」です。「たしゃ」をしのぐようにじしんをみがけば「さんぜんどう」となります。したがって、「さんぜんどう」の「にんかい」も、なにもしないで、ただ「へいおん」になることではありません。「たしゃ」のしあわせのことをもかんがえるから、じたどもの「へいおん」とみるべきなのでしょう。それがしんの「あんのん」です。ほけきょうのちえにもありました。

「てんかい」もおなじです。じたどもの「よろこび」とするからこそ、しんの「てんかい」といえるのでしょう。さきほどのおんふみにひきつづいて、
 「・よろこぶはてん・ひらかなるはにんなり」どうとおっしゃっておられます。

 ここではしょうさいをはぶきますが、「ぎょうどう・ふぎょうどう」というのは「そうたい」です。「しせい」と「ろくどう」のそうたい、「しゅらにんてん」と「さんあくどう」のそうたい、「ほっけのぎょうじゃ」と「ほうぼうのもの」とのそうたい、そして「なむみょうほうれんげきょうととなえたてまつる」と「となえざる」のそうたいです。
 「しせいとろくどう」のそうたいというのは、ぶつどうをめざすのか、めざさないのかということですから「ないげそうたい」とかんがえられます。「さんぜんどうとさんあくどう」のそうたいは「ぜん・だいぜん」をめざすかめざさないかですから「だいしょう・ごんじつそうたい」ととらえられます。そのうえにたって「ほっけのぎょうじゃとほうぼうのもの」は「ほんしゃくそうたい」とそうていできます。
そして、「なむみょうほうれんげきょうととなえたてまつるととなえざる」は「ほんもんもんてい」と「ほんもんもんじょう」の「しゅだつそうたい」ととらえられます。つまりこれは「ごじゅうのそうたい」です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
$$ せいめいのきどうじくはもちろん「」!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 にんげんのきどうじく、せいめいのきどうじくはもちろん「ほっしょう」です。「みょうほうれんげきょう」というなまえもあります。「ほっしょう」は「ぶっしょう」、「ほとけ」は「せいめい」のことですから、ここのところのとうこうとはそういしてしまいますが、「ほっしょう」はたんじゅんに「せいめいりょく」といっていいのかもしれません。ちゅうごくには「のうげん」ということばがありました。ようはエネルギーたいのことです。
「ほっしょう」はにちじょう、わたしたちがにんしきするのは、そのへんかそうとしてのじっかいです。
それは、みょうほうれんげきょうのへんかそうです。
「せい」あるために、みょうほうれんげきょうがえほう《かんきょう》とのあいだでこしらえたへんそうです。
 そのぜんぼうをてんだいちぎたいしがいちねんさんぜんとしてたいけいかしました。

 でも、どうでしょう、しぜんじょうたいでにんげんは、そのじっかいのなかでも「むさぼり」の「がき」をちゅうしんとしてはいないでしょうか。「よくぼう」といってもいいかもしれません。「よくぼう」はげんだいでは、ごしんの「じこぼうえい」、さいぼういじの「いんしょく」、じこさいせいの「せいしょくせいよく」がさんだいよくぼうといいます。すべて「せいめいいじ」のためです。あののうかがくしゃのなかののぶこさんは、このよになまをうけた「ミッション《しめい》」なんていっています。
 「よくぼう」をさえぎられるから、そのふまんから「ぐち」をもらし、ときおり、ふまんばくはつの「いかり」にてんずることもあります。ふまんをかさねてがくしゅうすることにより、こしたん々たんの「てんごく」となることもあります。もしかすると、「せいめい」といってもこのよでは、この「ほっしょう」と「せい」をいとなむための「よくぼう」だけしかないのかもしれません。

 もちろん、じっかいかっかいにがいとうするほうかいはあるわけで、いちねんさんぜんそのものをひていするものではありません。むしろ、そのいちねんさんぜんのこうぞうというか、くみたてにたちいるものです。

「よくぼう」は「せい」とはきってもきりはなせません。だが、「ほしん」です。「がよく」です。「がよく」はたをききにおいやるばかりか、そのはんてんとしてじしんをもあやうくするしゅくめいをかかえています。
いま、せかいも、にほんも、あらゆるそしき、だんたいがこの「がよく」のわなにおちいっていはしまいか、とみるわけです。

 さんどく・しあくについては、だいしょうにんがめいかくにおっしゃっておられます。
 「いかるはじごく・むさぼるはがき・おろかはちくしょう・てんごくなるはしゅら」にょらいめつごごごひゃくさいはじむかんじんのほんぞんしょうP241と。
 その「むさぼり」の“ちゅうしん”にあるのは「ほっしょう」です。というより、ほっしょうのへんかそうです。
 こんなおおせがあります。
 「がきはごうがをひとみるひとはみずとみるてんにんはかんろとみるみずはひとつなれどもかほうにしたがつてべつべつなり、このきょうのもんじはもうがんのものはこれをみず、にくがんのものはもんじとみるにじようはこくうとみるぼさつはむりょうのほうもんとみる、ほとけはいちいちのもんじをこんじきのしゃくそんとごらんあるべきなりそくじぶつしんとはこれなり」そやにゅうどうどのごへんじP1025。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
$$ がきはごうがをひとみる!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 おなじようなおおせのないようがほかにもあります。
「がきはごうがをひとみる・ひとはみずとみ・てんにんはかんろとみる、みずはひとつなれどもかほうにしたがつてみるところかくべつなり、このほけきょうのもんじはもうもくのものはこれをみずにくがんはくろいろとみるじじょうはこくうとみ・ぼさつはしゅじゅのいろとみ・ふつしゅ・じゆんじゆくせるひとはほとけとみたてまつる」ほうれんしょうP1050。
「がきはごうがをひとみる」と。

 なぜ、「がき」なのでしょう。ちくしょうやしゅらではないのでしょうかこのこうのないようは、いぜんにものべました。
こんなおおせがあります。
 「さいかとはちぼんのうなりぎゆうすいとはとんぼんのうなりじゆうしんとはじんぼんのうなりせつじきとはまんぼんのうなり、このしたにはちしゆのきゆうじこれありこのほかにみようほうれんげきようのでんじゆこれなきなり」おんぎくでんP745。
 こころの「かわき」がごうがの「みず」さえ「ひ」とにんしきさせてしまうのです。

「ぎようどうふぎょうどう」<ちゆう>   とうこうしや:らはつ
   「せいめいのせいき」へのこうさつ
「ぎようどうふぎょうどう」<なか>
 がきの「むさぼり」がみたされないことからくる「かわき」なのではないのでしょうか。くめどもくめども、あくところをしらない「かわき」からくるものが「がき」ではないかということです。そそぎこむものとは、たとえばみずです。
 ほけきようの「はちしゆのきゆうじ」の「とんぼんのう」に「ぎゆうすい」があてられているのは、このいみからともかんがえられます。
 「うえ」は「かわき」となって、「がき」のほうかいをつくります。せんちゆう、せんごがそうでした。

 この「かわき」がおこっているときに、なにをいってもつうじません。いけだせんせいがだいさんだいかいちようにしゆうにんされたときに、「じしんがおきませんように」とともに、「ほうさくでありますように」といのられたというのも、そのゆえんだったのでしょう。

 「がき」の「むさぼり」のじゆうそくは「かわき」のじゆうそくでしょうが、「よろこび」とはいえ、まだ「てんかい」とはいえないのではないでしょうか。「かわき」のとりあえずのほじゆうをなすだけです。ほじゆうがおさまればば、すぐさま「かわき」がさいはつします。「むさぼり」とは、あくなき「かわき」のくりかえしであるやにもしれません。「どんよく」だけのぶんめいが、いつしかいきづまりになることはおおくのひとがにんしきしています。

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$$ かしこきをにんといいはかなきをちくといふ!
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 だいしようにんは「すしゆんてんのうごしよ」で、「かしこきをひとといいはかなきをちくといふ」すしゆんてんのうごしよP1174とおおせです。ひととちくしようのたいおうです。
 ひととちくしようとのちがいは、「かしこい」か、「おろか」かのいつてんだということです。だいしようにんはおなじ「すしゆんてんのうごしよ」で、ふきようぼさつがひとをうやまったことをあげて、たしやとのにんげんかんけいにめざめおろかさをこくふくしたところに、「ひとのふるまい」があるともうされています。
「かしこきをにんといいはかなきをちくといふ」の「はかなき」というのは「はかなき」ともかきます。それは、きちやくてんがない、もと《いのち》づくものがないこといみします。しゆつぱつてんがなく、さいしゆうもくてきがないということでもあります。

 またこんなおおせもあります。
「じんどうとはほうおんきようにいわく『さんきごかいはひとにうまる』もん」じゆうほうかいみよういんがしようP430。
「さんき」とは「ぶつぽうそう」です。「ほとけ」と「ほう」と「そうぎや」にきすことをいいます。「ごかい」とは、ふせつしよう、ふじやいん、ふいんしゆ、ふちゆうとう、ふもうごのことです。このごかいはじゆきようにたいおうすると、じん、ぎ、れい、ち、しんとそうたいします。
 つまりこれは、「じんどう」が「さんきごかい」をたもつところからはじまるということになるということをいみします。

 ほけきようじゆりようほんだいじゆうろくに「ほういつじやくごよく だおあくどうちゆう」ほういつにしてごよくにじやくし、あくどうのちゆうにおちるとあります。
 きりすときようでいえば「げんざい」ということになるでしょうか。
 とくしんをたもつにんげんは、ほうっておけば「ごよく」のなすがままになる、あくどうにおちる、だから、「ごかい」がひつようである、といえるのでしょう。
ひとをころしてはならない、ほういつになってしまってもならない、よこしまなこうどうをしてはならない、ぼんのうにしはいされてしまってはならない、しんらいをそこねてはならない、というのが「ごかい」です。ちくしんの「じぶん」にまけてはならない、ということです。

 「こころのしとはなるともこころをしとせざれとはろくはらみつきようのもんぞかし」そやにゆうどうどのごへんじP1025
 とおなじことです。

 「ありのまま」や、「むささんじん」といっても、ほんらい、せいめいのはつどうせいそのものの「ほっしょう」は、そのままでははつどうすることはありません。そのほっしょうにすでに「いみ」のついた「きゆうかい」や「ごよく」がはつどうするだけです。「むささんじん」とするためには、むしろ「かい」というきせいがふかけつということにならないでしょうか。
 ごくらくじからのしゆつかでかまくらごしよまでしようしつしてしまったりようかぼう《りようかん》をせめたおおせがあります。
 「なはじかいと、きこゆれども、じつにはほういつなるか」しもやまごしようそくP350。
 「かい」のはんたいは「ほういつ」です。

 だが「かい」といっても、ほけきようにいたっては、「じゆじそくじかい」が、そのほんぎです。
 「まつだいにおいて、よんじゆうよねんの、じかいなし、ただほけきようをたもつをじかいとなす」しゆごこつかろんP47。
 「このほけきようのほんもんのかんじん・みようほうれんげきようはさんぜのしよぶつのまんぎようばんぜんのくどくをあつめてごじとなせり、このごじのうちにあにまんかいのくどくをおさめざらんや、ただしこのぐそくのみようかいはいちどもつてのち・ぎようじややぶらんとすれどやぶれずこれをこんごうほうきかいとやもうしけん、なんどたつべし、さんぜのしよぶつはこのかいをたもつてほつしん・ほうしん・おうじんなんどいずれもむしむしゆうのほとけにならせたまふ」きようぎようしようごしよP1282。

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$$ まんしんのどれいとなり、あくのとりこになってしまった!
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 またこんなおおせもあります。
 「それいつさいしゆじようのそんけいすべきものさんありいわゆるしゆししんこれなり、またしゆうがくすべきものさんあり、いわゆるじゆげないこれなり。じゆけにはさんこう・ごてい・さんおう・これらをてんそんとごうすしよしんのとうもく・ばんみんのきようりようなり、さんこういぜんはちちをしらずひとみなきんじゆうにどうずごていいごはふぼをわきまえてこうをいたす」かいもくしようP186。
 「にんかいのじようけん」は、こうようからはじまる、「とく」をまなぶところからはじまるというのです。

 「にんかい」について「ほけきようのちえ」ではこうおおせです。

 「さいとう そこで『にんかい』ですが、さきほどしゆらが『しようたのねん』であるのにたいして、にんかいは『じぶんにかつ』きようがいであるといわれ、パッとひらけるおもいがしました。
 めいよかいちよう せいかくには『じぶんにかつ』きようがいのだいいつぽが『にんかい』です。そのさいこうのだんかいがぼさつかいでありぶつかいです。だいしようにんはぶつてんをひいて『さんきごかいはひとにうまる』ごしよ430とされている。
さんき〈ほとけへのきえ・ほうへのきえ・そうぎやしゆぎようしやのそしきへのきえ〉も、ごかいふせつしようかい、ふじやいんかい、ふいんしゆかい、ふちゆうとうかい、ふもうごかいも、ただしいじんせいの『きどう』をあゆんでいこうとするどりよくです。『きどう』をあゆむことによって、じぶんのせいめいがあんていしてくる。『まん』のしんのように、ゆるがなくなるのです。
 さんきは、ひろげていえばしんこうしんです。しゆらは、じぶんよりもすぐれたものはみとめなかった。こうべをたれなかった。しかし、そうすることによって、けつきよく、まんしんのどれいとなり、あくのとりこになってしまった。
 『にんかい』は、はんたいに、じぶんをこえたおおいなるそんざいをいけいし、ぜんせいめいをあげてそんけいすることによって、かえってじぶんじしんをゆたかにするのです。
 ごかいというのは、せいめいをそとがわからしばるものではなく、ないめんかされたきはんであり、ちかいであり、じんせいのきどうといってよい。ごかいをやぶればくるしみのかほうがあるとしって、ちせいでじぶんでじぶんをコントロールできるのが『にんかい』です」ほけきようのちえ④P155~156。
「にんかい」は、ぶつどうへのじようけんですが、「しせい」と「ぶつかい」は、「にんげん」のじようけんといえるのではないでしょうか。

さらに、「にんかい」のきようがいについてかんじんのほんぞんしようの「たいらかなるはにんなり」ごしよ241をあげられ、その「たいらか」のいみについてげんきゆうされています。

 「えんどう 「たいらかなる…」のところで、いつもおもいうかぶしようせつがあります。よしかわえいじしの『しん・へいけものがたり』のラストシーンです。
げんぺいのせんらんのはんせいきをみつづけてきたしよみん…あべまとりとつま・よもぎのふたりが、よしのやまのさくらをみながらかこをふりかえり、しみじみこうふくをかみしめてかたりあうばめんです。
 『なにがにんげんの、こうふくかといえば、つきつめたところ、まあこのへんが、にんげんのたどりつける、いちばんのこうふくだろうよ』
 『それなのになんで、ひとはみな、いかいやけんりよくとかを、あんなにまで、ちをながしてあらそうのでしょう。』…。
 『ひとおのおのてんぶんと、それのいつしようがせけんではたす、しよくやらしめいのちがいはどうもぜひがない。が、そのしよくになりきっているものは、すべてりつぱだ。なんの、にんげんとしてかわりがあろう』
 せんらんのなかをふしぎにもいきのびてきた、へいぼんなろうふうふのすがた…、これはまさに『にんかい』ではないかとおもいます。
 めいよかいちよう ゆうめいなシーンだね。へいぼんかもしれないが、そこにはにんげんとしてのりつぱなかがやきがある。
 『しゆら』のせいめいは『いかい』や『けんりよく』をもとめてあらそい、ちをながし、きずつけあっている。
 しかし、ふたりは、じぶんじしんにいきた。ひととくらべるのではなく、じぶんらしく、じぶんのみちをまつとうした。その『きどう』がしゆらのせそうのなかでも、にんかいのあんしんをもたらしたといえる。あんしんといい、『たいらか』といっても、けつしてどりよくなくしてえられるのではない。どりよくしなければ、かんきようにそまってしまうものです」ほけきようのちえ④P157~158。

 「あんしんといい、『たいらか』といっても、けつしてどりよくなくしてえられるのではない」とのおおせがつよくひびいてきます。

  • [30]
  • 「ぎようどうふぎようどう」<げ> とうこうしや:らほつし

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月13日(水)02時09分54秒
 
「ぎようどうふぎようどう」<げ>   とうこうしや:らほつ
   「せいめいのせいき」へのこうさつ
「ぎようどうふぎようどう」<げ>
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$$ 「さんじよう」といってもほとけのきようちとはてんちうんでいのさがある!
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 すこしこみいったおんふみのてんかいになりますが、こんなおおせがあります。
「だいようらくきようにはもくがのにぞうはしようしんのほとけには・をとれりととけり、もくがのにぞうのほとけのまえにきようをおけば32そうぐそくするなり、ただこころなければ32そうをぐすれどもかならずほとけにあらずにんてんも32そうあるがゆへに、もくえの31そうのまえにごかいきようをおけばこのほとけはりんのうとひとし、じゆうぜんろんというをおけばたいしやくとひとし、しゆつよくろんというをおけばぼんのうとひとしまつたくほとけにあらず、またもくえにぞうのまえにあごんきようをおけばしようもんとひとし、かたとうはんにやのいちじいちえのともはんにやをおけばえんかくとひとし、けごん・ほうとう・はんにやのべつえんをおけばぼさつとひとしまつたくほとけにあららず」もくえにかいげんのごとP468。

せいりしてみます。
ちゆうごくのだいようらくきようには、もくがのにぞうはしようしんのほとけにはおとっているとといている、そのもくがのにぞうのほとけのまえにきようをおけば32そうをぐそくする、ただしこころなければ32そうをぐしてはいるがかならずしもほとけではない、にんてんも32そうがあるからである、と。32そうはほとけやてんりんじようおうがそなえるすぐれたそうで、にんてんにもあります。
このあとです。
31そうのまえに「ごかい」をおけば「りんおう」の「ひと」とひとしい、「じゆうぜん」をおけばてんかいのなかの「たいしやく」とひとしい、「しゆつよく」をおけばおなじくてんかいの「ぼんのう」とひとしい、だが「ほとけ」ではないとおおせです。あえていえば、「じゆうぜん」は「しきかい」に、「しゆつよく」は「むしきかい」になるといえるでしょうか。

 あとにのこるのがしようもん、えんかく、ぼさつのさんじようです。
 もくえにぞうのまえに「あごんきよう」をおけば「しようもん」、「いちじいちえのぐはんにや」をおけば「えんかく」、「けごん・ほうとう・はんにやのべつえん」をおけば「ぼさつ」となる、とあります。
 「あごんきよう」とはしようじようきようです。「ほうき」のいみもあります。「しようもん」となります。「ぐはんにや」はだいぼさつのみがしよじする「ふぐはんにや」のはんたいで、「いちじいちえ」とあるように「あるしゆんかん」のさとりで「えんかく」となります。

 「けごん」は「だいほうこうぶつけごん」のりやくですし、「ほうとう」はほうせい、びようどうなおしえの「だいじようきよう」いみし、「べつえん」は「ぼさつのためにといたおしえ」で、いずれもじかんとくうかんをこえた「ちえ」のりよういきをいみします。しかし、それでもまだ「まつたくほとけにあらず」です。
 「さんじよう」といっても、やはり、ほとけのきようちとはてんちうんでいのさがあるということです。

 またこんなごもんもあります。
 「さんあくならびにむげんだいじようにおちてそのくをつぐのひてにんちゆうてんじようにはうまれたれどもそのつみのよざんありてややもすればしようほうをぼうじちしやをののしりつみつくりやすし、れいせばしんしはあらかんなれどもしんにのけしきあり、ひつりようはけんじをだんぜしかどもまんしんのかたちみゆ、なんだはいんよくをだんじてもによにんにまじわるこころあり、ぼんのうをだんじたれどもよざんありいかにいわんやぼんぷにをいてをや」ぜんむいさんぞうしようP885。
 「しんし」はしやりほつのことでしようもんにあたり、「しんに」がぼたいのじごくのえんちようせんじようにあるし、「ひつりよう」はけんじをだんじたものの「おろか」の、「なんだ」は「むさぼり」のえんちようにあるとみてとれます。
 やはり、ほとけとはおおちがいなのです。

 ろくどうにあって「さんぜんどう」にひらくか、「さんあくどう」にとどまるか、またじつかいにあっては「しせい」をひらくか、それとも「ろくどうりんね」にとどまるかの「かぎ」は、ひとえに、そのかたわらにある「こころのほう」によるということになります。

 「こころこそたいせつにそうろうへ」せんにちあまごぜんごへんじP1316です。

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$$ たしやのじがをものりこえさせるぼさつへのてんかん!
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 みずからのこうふくをねがうことだけのしようもんからたしやのこうふくをもねがうしようもん、みずからのさとりをひらくだけのえんかくからたしやのさとりをもひらくえんかく、じがをのりこえるだけのぼさつからたしやのじがをものりこえさせるぼさつへのてんかん。それこそが「しん」の「ぼさつ」といえるのかもしれません。
 にんげんは、「かい」をたもつことからしゆつぱつし、ないはつてきなものにささえられて、そこにしんの「よろこび」をみいだし、「ほうき」=りつをたどってじつぽうの「ほうとう」をちかくし、「じかんとくうかん」をのりこえて、やがてじんちのこんげんをみることになる、と。

 さて、いまのそうかがつかいしつこうぶも、ぼうとうの「ぎようどう」をはずすろせんをひたはしりつづけているといわざるをえません。しゆだつそうたい、ほんじやくそうたい、ごんじつ・だいしようそうたいどころか、ないげそうたいをもふみはずすげどうろせんです。
 ようするに「ぶつぽういはい」です。だからこそ、ごじゆうのそうたいも、ごじはちきようもすてさろうとしているとふかんできます。
 「ほしん」にはしりはじめだしたからです。「ほしん」は「むさぼり」です。「がき」です。いだいなしどうしやがじんとうしきをとらなくなって、じぶんたちがいかに「ひりきか」をおもいしったにちがいありません。だからこそ、そのうんえいをこともあろうにしじようちようさかいしやにまかせることにしたのです。まかせれば、すくなくともじぶんたちの「けつかせきにん」はとりあえずかいひできます。こういうのを「ひきよう」というのです。

 せかいも、にほんもいま、あらゆるそしき、だんたいで「あんしん」のための「とうごう」のうごきがでています。いつぽうで、「ぶんだん」のうごきもおきています。
「ぶんだんととうごう」は、「かいとごう」のしようじのにほうです。おおきくなっておおきくなって、そのそんざいをきよだいかしていった“きようりゆう”は、わずかなちきゆうかんきようのへんかにもてきおうできずしにたえてしまいました。びさいかもやがて、しようしつのうきめにあうでしょう。だからこそ、たしかなる「ぶつぽうしかん」をもった「ぎようどうのみち」をしめすことがきんきゆうのようせいなのです。

 ざんねんながら、しつこうぶは「ほしん」のみちをえらんでしましました。そのための「かいそくのかいてい」、「かいけんのせつてい」とみざるをえません。とりわけ、いけないのが、いわれなきかいにん、いわれなきじよめい、いわれなきかつどうていしの“ぼうきよ”です。これは、あきらかな「じんけんしんがい」です。このいつてんで、わたしなんかは「ふしん」をけつていてきにしてしまいました。
 「いちわりはのこる」などとうそぶいておられるようですが、だいいちじしゆうもんもんだい、だいにじしゆうもんもんだいのときとおなじとかんがえるのはじだいさくごもはなはだしい。いけだせんせいがじんとうにたたれなくなって、いま、「おかしい、おかしい、おかしい」のこえがひましにつのってきています。“いつしよくそくはつ”のじようたいだとみたほうがいいですよ。

 どなたかが、しつこうぶのめん々めんのすうねんまえのぜいむしよのしんこくしよとくをけいさいされました。「すでにしゆうかんしにのっていたこと」などというとうこうもありました。
ちがうのです。がつかいいんは、しゆうかんしのきじにたいするあるしゆの“じこセーブ”ははたらかせていますが、ぜいむしよのこうひようすうじとなると“きやつかんせい”がかくだんにたかくなります。じじつとうらづけられるからです。だからこそ、わたしは「このとうこうはおおきい」としました。
 メディアがどくじしゆざいや、いちじじようほうにこだわるのもこのためです。
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$$ じんとうしきのじだいは「ほこり」をもだいていた!
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 いまも、がつかいかつどうのかなりのぶぶんに“ボランティア”がうずまいています。しえんかつどうだって、そのほとんどが“ボランティア”ではないですか。その“ボランティア”に、いけだせんせいがじんとうしきのじだいは「ほこり」さえもいだいていたものです。
「いうことをきかない」からと、きって、きって、きって、どれだけのことができるでしょうか。「あたまをひやしなさい」とだれもがかんじることです。
いまのしつこうぶは、「ぎようどう」のみちも、「にんげんのみち」もふみはずしているといわざるをえません。

 ルソーのエミールのこんないつせつがあります。
「にんげんよにんげんてきであれ!
 ばんぶつをつくるもののてをはなれるとき、すべてはよいものであるが、
 にんげんのてにうつると、すべてがわるくなる。
 にんげんはきよういくによって、つくられる。
 =りやく=
 しぜんを、かんさつするがいい。
 そしてしぜんがしめしてくれる、みちをいくがいい。
 しぜんはたえず、こどもにしれんをあたえる。
 あらゆるしれんによって、こどものたいしつをきたえる。
 にんげんよ にんげんてきであれ。それがあなたがたのだいいちのぎむだ。
 あらゆるかいきゆうのひとにたいして、あらゆるねんれいのひとにたいして、
 にんげんにむえんでないものたいして、にんげんてきであれ」。
                《・ややではあります》
みやくらくはありませんが、「そら」をみることは、「ぶつしよう」にちかい。「あおぎみるこころ」に「ほつしよう」や「ぶつしよう」はあるようです。「そら」はけちゆうの「くう」につうじます。「くう」は「ほうしん」です。「はんにや」です。「ちえ」です。「ちえとはなむみようほうれんげきようなり」とのおおせがひびきます。「そら」は「きぼう」ではないでしょうか。「ゆうき」ではないでしょうか。

 ろんりやどうりは、ひとにかたるにはふかけつなものですが、それは、かんじようにまでにたかまるものになっていないと、とてもあくせのげんだいではひとをひっぱれるものとはなりたりえません。いま、うちひしがれているそのときにこそ、いだいなるものはでます。「ぶんしんのおこるところをならうにはじごくをならうなり」おんぎくでんP797とのおおせをひきだし、こんかいのこうさつをとじることにしましょう。
おわり

  • [29]
  • うえのどの おりょう、いりょうのこと、ひらがな

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月12日(火)02時24分32秒
 
うえのあまごぜ、ごへんじ。
おりょう、いりょうのこと、
    しっぴつ 、こうあんさんねん、しもつき15にち。59さい。
こうあんよねん、p1580。

     しらよね、いちだ、よんとさだむ、あらひいも、いっぴょう、おくりたびて、なむみょうほうれんげきょうと、となへまいらせ、そうらいおわんぬ。
 みょうほうれんげきょうと、もうすは、はすにたとえられてそうらう、てんじょうには、まかまんだらけ、にんげんには、さくらのはな、これらは、めでたきはななれども、これらのはなをば、ほけきょうの、たとえには、ほとけとりたもうことなし。
 いっさいの、はなのなかに、とりわけてこのはなを、ほけきょうに、たとへさせたもうことは、そのゆえそうらうなり、あるいは、ぜんか、ごかともうして、はなはさきに、みはあとなり、あるいは、ぜんか、ごかと、もうして、みはさきに、はなはあとなり、あるいは、いっかたか、あるいは、たかいっか、あるいは、むかうかと、しなじなに、そうらへども、れんげともうすはなは、みとはなと、どうじなり。
 いっさいきょうの、くどくは、さきにぜんこんを、なしてのちに、ほとけとはなるととく、かかるゆえにふじょうなり、ほけきょうともうすは、てにとれば、そのてやがて、ほとけになり、くちにとなふれば、そのくちそくほとけなり。
 たとえば、てんげつの、ひがしのやまのはに、いずれば、そのとき、そく、みずに、かげのうかぶがごとく、こえとひびきとの、どうじなるがごとし、ゆえにきょうにいわく、「もしほうをきくことあらんものは、ひとりとして、じょうぶつせざることなし」うんぬん、もんのこころは、このきょうを、たもつひとは、ひゃくにんは、ひゃくにんながら、せんにんは、せんにんながら、ひとりもかけず、ほとけになるともうすもんなり。
 そもそも、ごしょうそくを、みそうらへば、あまごぜんのおんちち、こ、まつのろくろうさえもんにゅうどうどのの、きじつとうんぬん、しそく、おおければ、こうようまちまちなり、しかれどもかならず、ほけきょうにあらざれば、ほうぼうとう、うんぬん、しゃかぶつの、こんくのせつにいわく、「せそんの、ほうはひさしくしてのち、かならずまさに、しんじつをときたもうべし」と。
 たほうの、しょうみょうにいわく、みょうほうれんげきょうは、みなこれ、しんじつなりと、じっぽうのしょぶつの、ちかいにいわく、ぜつそうぼんてんに、いたるうんぬん。
 これより、ひつじさるのほうに、たいかいをわたりて、くにあり、かんどとなずく、かのくにには、あるいは、ほとけをしんじて、かみをもちいぬひともあり、あるいは、かみをしんじて、ほとけをもちいぬひともあり、あるいは、にほんこくも、はじめは、さこそそうらいしか。
 しかるに、かのくにに、おりょうともうすてがきありき、かんど、だいいちの、てなり、れいせば、にほんこくのとうふう、こうぜいらのごとし、 このひと、ぶっぽうをいみて、きょうをかかじともうす、がんをたてたり。 p1581
 このひと、しき、きたりて、じゅうびょうをうけ、りんじゅうにをよんで、こにゆいごんしていわく、なんじは、わがこなり、そのあと、たえずして、また、われよりも、すぐれたるしゅせきなり、たとひ、いかなる、あくえんありとも、ほけきょうを、か くべからずと、うんぬん、しこうしてのち、ごこんより、ちのいずること、いずみのわくが、ごとし、した、やっつにさけ、み、くだけてじっぽうに、わかれぬ、しかれども、いちるいのひとびとも、さんあくどうを、しらざれば、じごくにおつる、せんそうともしらず。
 そのこをば、いりょうともうす、また、かんどだいいちのしゅせきなり、おやのあとをおうて、ほけきょうをかかじという、がんをたてたり、そのとき、だいおう、おはします、しばしと、なずく、ぶっぽうをしんじ、ことにほけきょうを、あふぎたまいしが、おなじくは、わがくにのなかに、しゅせき、だいいちのものに、このきょうを、かかせて、じきょうとせんとて、いりょうをめす、りゅうもうさく、ちちのゆいごんあり、こればかりは、ゆるしたまへとうんぬん。
 だいおう、ちちのゆいごんともうすゆえに、たのしゅせきを、めして、いちきょうをうつしおわんぬ、りしかといへども、みこころにかないたまはざりしかば、また、いりょうを、めしていはく、なんじおやのゆいごんともうせば、われまげ て、きょうをうつさせず。
 ただしはちかんの、だいもくりばかを、ちょくにしたがうべしとうんぬん、かえすがえすじしもうすに、おう、いかりていわく、なんじがちちというも、わがしんなり。
 おやのふこうをおそれてだいもくを、かかずば、いちょくのとがありと、ちょくじょうたびたび、おもかりしかば、ふこうはさることなれども、とうざのせめを、のがれがたかりしかば、ほけきょうの、げだいをかきて、おうへささげ、いえにかえりて、ちちのはかにむかいて、ちのなみだをながしてもうすようは、てんしのせめ、おもきによつて、なきちちのゆいごんをたがへて、すでに、ほけきょうのげだいをかきぬ。
 ふこうのせめ、まぬがれがたしとなげきて、みっかのあいだ、はかをはなれず、じきをたち、すでに、いのちにおよぶ、みっかともうす、とらのときに、すでに、ぜつし、しおわって、ゆめのごとし。
 こくうをみれば、てんにんひとりおはします、たいしゃくを、えにかきたるが、ごとし、むりょうの、けんぞく、てんちに、じゅうまんせり、ここに、りょうとうていわく、いかなるひとぞ。
 こたえていわく、なんじしらずや、われは、これ、ちちのおりょうなり、われ、にんげんにありしとき、げてんを、しゅうし、ぶっぽうをかたきとし、ことに、ほけきょうに、てきを、なしまいらせしゆえに、むげんにおつ。
 ひびに、したをぬかるること、すうひゃくど、あるいはしし、あるいはいき、てんにあおぎぎ、ちにふして、なげけどもかなうことなし。
 にんげんへ、つげんとおもへども、たよりなし、なんじ、わがことして、ゆいごんなりと、もうせしかば、そのことば、ほのおとなって、みをせめ、つるぎとなって、そらよりふりくだる、  p1582
  なんじが、ふこうきわまりなかりしかども、わがゆいごんをたがへざりしゆえに、じごうじとくか、うらみがたかりしところに、こんじきの、ほとけいったい、むげんじごくに、しゅつげんして、けしへん、ほうかい、だんぜん、しょしゅじょう、いちもん、ぽうけきょう、けつじょう、じょうぼだいと、うんぬん。
 このほとけ、むげんじごくに、はいりたまいしかば、たいすいをたいかに、なげたるがごとし、すこしくるしみやみぬるところに、われがっしょうして、ほとけにといたてまつりて、いかなるほとけぞと、もうせば、ほとけこたえて、われは、これ、なんじが、しそくいりょうが、ただいまかくところの、ほけきょうのだいもく、ろくじゅうよじのうちの、みょうのいちじなりという。
 はちかんの、だいもくは、はちはち、ろくじゅうしの、ほとけ、ろくじゅうしの、まんげつとなりたまへば、むげんじごくの、おおやみ、そく、おおあかりとなりしうえ、むげんじごくは、とうい、そくみょう、ふかいほんいともうしてじょうじゃっこうの、みやことなりぬ。
 われおよび、ざいにんとは、みなはちすのうえの、ほとけとなりて、ただいま、とそつのないいんへ、のぼりまいりそうらうが、まず、なんじに、つぐるなりとうんぬん。
 いりょうが、いわく、わがてにてかきけり、いかでか、、きみたすかりたもうべき、しかも、わがこころより、かくにあらず、いかに、いかにともうせば、ちち、こたえていわく、なんじ、はかなしなんじが、ては、わがてなり、なんじがみは、わがみなり、なんじがかきし、じは、わがかきしじなり、なんじ、こころにしんぜざれども、てにかくゆえにすでに、たすかりぬ。
 たとえば、しょうにのひをはなつに、こころにあらざれども、ものをやくがごとし、ほけきょうも、またかくのごとし、ぞんがいにしんをなせば、かならずほとけになる、また、そのぎをしりて、ぼうずることなかれ、ただし、ざいけのことなれば、いひしことことさら、だいざいなれども、ざんげしやすしとうんぬん。
 このことを、だいおうにもうす、だいおうのいわく、わがねがいすでにしるしありとて、いりょう、いよいよちょうおんを、こうむり、くに、また、こぞつて、このみきょうを、あおぎたてまつる。
 しかるに、こ、ごろうどのと、にゅうどうどのとは、あまごぜんの、ちちなり、こなり、あまごぜんは、かのにゅうどうどのの、むすめなり、いまこそ、にゅうどうどのは、とそつのないいんへ、まいりたもうらめ、このよしを、はわきどの、よみ、きかせ、まいらせたもうべし、ことそうそうにて、くはしくもうさずそうらう。
  11がつ、15にち           にちれん、 かおう、
   うえのあま、ごぜんごへんじ、
たいごう 、なんじょうときみつの、はは。

  • [28]
  • 上野殿 梵帝御計事ひらがな

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月11日(月)01時53分59秒
 
うえのどのごへんじ、
ぼんたい、おんはからいのこと、
    しっぴつ、 けんじ、さんねん、さつき15にち、56さい、p1537。

 さつき14にちに、いものかしら、いちだ、わざとをくり、たびてそうらう、とうじの、いもは、ひとのいとまともうし、たまのごとし、くすりのごとし、さては、おほせつかはされて、そうらう、うけことたまわりそうらいぬ。
 いん、きっぽと、もうせしひとは、ただ、ひとり、こあり、はくきと、もうす、をやも、けんなり、こもかしこし、いかなるひとか、このなかをば、もうしたがふべきと、おもひしかども、けいぼより、よりより、うたへしに、もちいざりしほどに、、けいぼすねんがあいだ、やうやうの、たばかりを、なせしなかに、はちともうすむしをわがふところにいれて、いそぎ、いそぎ、はくきにとらせて、しかも、ちちにみせ、われをけさうすると、もうしなして、うしなはんとせしなり。
 びんばさらおうと、、もうせし、おうは、けんのうなるうえ、ほとけのおだんなのなかに、えんぶだいいちなり、しかも、このおうは、まかだこくの、おうなり、ほとけは、またこのくににして、ほけきょうを、とかんとおぼししに、おうとほとけと、いちどうなれば、いちじょう、ほけきょう、とかれなんと、みへて、そうらいしに、だいばだったと、もうせしひと、いかんが、して、このことをやぶらんと、おもひしに、すべて、たよりなかりしかば、とかう、はかりしほどに。
 びんばさらおうの、たいし、あじゃせおうを、としごろ、とかく、かたらひて、やうやく、こころをとり、をやと、ことの、なかをもうしたがへて、あじゃせおうを、すかしちちの、びんばさらおうを、ころさせ、あじゃせおうと、こころをいちにし、だいばと、あじゃせおうと、いちみとなりしかば、ごてんじくの、げどう、あくにん、くも、かすみのごとくあつまり、くにをたび、たからをほどこし、こころを、やわらげすかし、しかば、いっこくの、おうすでに、ほとけの、だいおんてきとなる、よくかい、だいろくてんのまおう、むりょうの、けんぞくを、ぐそくして、うちくだり、まかだこくの、だいば、あじゃせ、ろくだいじんなどの、みにはいり、かはりしかば、かたちは、ひとなれども、ちからは、だいろくてんのちからなり、おおかぜの、そうもくをなびかすよりも、おおかぜの、たいかいのなみを、たつるよりも、おおじしんの、だいちをうごかすよりも、たいかのれんたくを、やくよりも、さはがしく、をぢ、わななきしことなり。 p1538
 されば、はるりおうと、、もうせし、おうは、あじゃせおうにかたらはれ、しゃかぶつの、おんみしたしきにんずうひゃくにん、きりころす、あじゃせおうは、すいぞうをはなちてでしを、むりょうむへん、ふみころさせつ、あるいは、みちに、ふくへいをすへ、あるいはいにふんをいれ、あるいは、にょにんを、かたらひて、そらこといひつけて、ぶつでしをころす、しゃりほつ、もくれんが、ことにあひ、かるだいが、うまのくそにうづまれし、ほとけは、せめられて、ひとなつ、きゅうじゅうにち、うまのむぎを、まいりしこれなり、せけんのひとの、おもはく、あくにんには、ほとけのおんちからも、かなはざりけるにやと、おもひて、しんじたりしひとびとも、こえをのみて、ものもうさず、まなこをとぢてものを、みることなし、ただしたをふり、てを、かきしばかりなり、けっくは、だいばだった、しゃかにょらいの、ようぼ、れんげびくにをうちころし、ほとけの、おんみより、ちをいだせしうえ、だれのひとか、かたうどになるべき。
 かく、やうやうになりてのうえ、いかがしたりけん、ほけきょうをとかせたまいぬ、このほけきょうに、いわく「しかも、このきょうは、にょらいの、げんざいにすら、なおおんしつおおし、いわんや、めつどののちをや」と、うんぬん、もんのこころは、わが、げんざいして、そうらうだにも、このきょうのおんかたき、かくのごとし、いかにいわうや、まつだいに、ほけきょうを、いちじ、いちてんも、とき、しんぜん、ひとをやと、とかれてそうらうなり。
 これをもって、おもひ、そうらへば、ほとけ、ほけきょうを、とかせたまいて、いまにいたるまでは、にせんにひゃくにじゅうよねんに、なりそうらへども、いまだ、ほけきょうをほとけのごとく、よみたるひとは、そうらはぬか。
 だいなんを、もちてこそ、ほけきょうしりたるひととは、すもうべきに、てんだいだいし、でんきょうだいしこそ、ほけきょうのぎょうじゃとは、みへてそうらいしかども、ざいせのごとくの、だいなんなし、ただなんさん、ほくしち、なんと、しちだいじのしょうなんなり。
 いまだ、こくしゅ、かたきとならず、ばんみん、つるぎを、にぎらず、いっこく、あっくをはかず、めつごに、ほけきょうを、しんぜんひとは、ざいせのだいなんよりも、すぐべくそうらうなるに、おなじほどのなんだにも、きたらず、いかにいわんやすぐれたるだいなん、たなんをや。
 とらうそぶけばおおかぜふく、りゅうぎんずれば、くもをこる、のうさぎの、うそぶき、ろばのいはうるに、かぜふかず、くも、をこることなし、ぐしゃが、ほけきょうを、よみけんじゃが、ぎをだんずるときは、くにもさわかず、こともをこらず、しょうにんしゅつげんして、ほとけのごとく、ほけきょうを、だんぜんとき、いっこくも、さわぎ、ざいせにすぎたるだいなんをこるべしと、みえてそうらう。 p1539
いま、にちれんは、けんじんにもあらず、まして、しょうにんは、おもひもよらず、てんかだいいちの、びゃくにんにて、そうらうが、ただ、きょうもんばかりには、あひて、そうらうやうなれば、だいなんきたりそうらへば、ふぼの、いきかへらせたまいてそうらうよりも、にくきもののことに、あふよりも、うれしくそうらうなり、ぐしゃにて、しかも、ほとけに、しょうにんと、おもはれまいらせて、そうらはんことこそ、うれしきことにてそうらへ。
 ちしゃたるうえ、にひゃくごじゅっかい、かたくたもちてばんみんには、しょてんの、たいしゃくを、うやまふよりも、うやまはれて、しゃかぶつ、ほけきょうに、ふしぎなり、だいばがごとしと、おもはれ、まいらせなば、ひとめは、よきやうなれども、、ごしょうは、おそろし、おそろし。
 さるにては、とのは、ほけきょうの、ぎょうじゃに、にさせたまへりと、うけたまはれば、もってのほかに、ひとのしたしきも、うときも、にちれんぼうを、しんじては、よも、まどいなん、かみの、みけしきも、あしかりなんと、かたうどなるようにて、おけうくむそうらいなれば、けんじんまでも、ひとのたばかりは、をそろしきことなれば、いちじょう、ほけきょう、すてたまいなん、なかなか、いろみへで、ありせば、よかりなん、たいまの、つきたるものどもは、ひとりを、けうくんし、をとしつれば、それをひっかけにして、おおくのひとをせめ、をとすなり。
 にちれんが、でしに、せうぼうともうし、のとぼうといゐ、なごえのあまなんど、もうせしものどもは、よくふかく、こころ、をくびやうに、ぐちにして、しかもちしゃとなのりし、やつばら、なりしかば、ことのをこりしとき、たよりをえて、おほくのひとを、おとせしなり。
 とのも、、せめをとされさせたまうならば、するがに、せうせうしんずるやうなるものも、また、しんぜんと、おもふらん、ひとびとも、みなほけきょうを、すつべし、されば、この、かいのくににも、しょうしょうしんぜんともうす、ひとびとそうらへども、おぼろげならでは、いれまいらせそうらはぬにてそうらう。
 なかなかしきひとのしんずるやうにて、なめりて、そうらへば、ひとのしんじんをも、やぶりてそうらうなり。
 ただをかせたまへ、ぼんでん、たいしゃくなどの、おんはからいとして、にほんこく、いちどきに、しんずること、あるべし、そのとき、われも、もとより、しんじたり、しんじたりともうすひとこそ、ををく、をはせずらんめと、おぼえそうらう、ごしんようあつく、をはするならば、ひとために、あらず、わが、こ、ふの、おんため、ひとは、わが、をやの、ごせには、かはるべからず、こなれば、われこそ、ゆえを、おやのごせをば、とぶらふべけれ、ごういちごう、しるならば、はんごうは、ちちのため、はんごうは、さいし、けんぞくを、やしなふべし。 p1540
わがいのちは、こといできたらば、かみに、まいらせそうらうべしと、ひとへにおもひきりて、なにごとにつけても、ことばを、やわらげて、ほけきょうのしんを、うすくなさんずる、やうを、たばかる、ひとしゅったいせば、わがしんじんを、こころむるかと、おぼして、おのおのこれを、おけうくん、あるは、うれしきことなり。 ただし、おんみの、けうくんせさせたまへ、かみの、ごしんようなきことは、これにも、しりて、そうらうを、かみをもつて、おどさせたもうこそ、をかしくそうらへ、りまいて、けうくんもうさんと、おもひ、そうらいつるに、うわて、うたれまいらせて、そうらう、えんまおうに、わがみと、いとをしとおぼす、おめと、ことを、ひっぱられんときは、ときみつに、てをや、すらせたまい、そうらはんずらんと、にくげに、うちいひて、おはすべし。
 にいたどののこと、まことにてや、そうやらん、をきつのこと、きこへて、そうらう、とのも、びんぎそうらはば、そのぎにて、そうらうべし、かまへて、おほきならんひと、もうしいだしたるらんは、あはれ、ほけきょうの、よきかたきよ、うどんげか、もうきの、ふぼくかと、おぼしめして、したたかに、ごへんじあるべし。
 せんちょう、まんちょうしるひとも、わづかのことに、たちまちに、いのちをすて、しょりょうを、めさるるひともあり、こんど、ほけきょうのために、いのちをすつることならば、なにはをしかるべき、やくおうぼさつは、みを、せんにひゃくさいが、あいだ、やきつくしてほとけに、なりたまい、だんのうは、せんさいが、あいだ、みを、ゆかとなして、いまの、しゃかぶつと、いはれさせ、たまうぞかし、されば、ひがごとを、すべきにはあらず、いまは、すてなば、かへりて、ひと、わらはれになるべし、かたうどなる、やうにて、つくりおとして、われも、わらひ、ひとにもわらはせんとするが、きくわいなるに、よくよく、けうくん、せさせて、ひとの、おほく、きかんところにて、ひとを、けうくんせんよりも、わがみを、けうくんあるべしとて、かつぱと、たたせたまへ、いちにち、ふつかがうちに、これへ、きこへそうらうべし、ことおほければ、もうさず、またまたもうすべし、きょうきょうきんげん。
  うえのどのごへんじ、  にちれん かおう
   たいごう なんじょうときみつ。


  • [27]
  • 上野殿、しょろうしょ ひらがな

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月10日(日)02時22分57秒
 
うえのどの、しょろうしょ、
うえのどの、ははあまごぜごへんじ、
    しっぴつ、 こうあん4ねん、60さい、p1583。

 しらよね、いちだ、すみさけつひとつ、20ひさげ、か、かつかう、ひとかう、ぶくろおくりたびそうらい、おわんぬ。
 このところの、やう、せんぜんに、もうしふりそうらいぬ、さては、いぬる、ぶんえい、11ねん、みなつき、17にち、このやまにはいりそうらいて、ことし12がつ、ようかに、いたるまで、このやま、いずることいっぽも、そうらはず、ただしはちねんがあいだ、やせやまいともうし、としともうし、としどしに、み、ゆわく、こころ、をぼれ、そうらいつるほどに、ことしは、はるより、このやまい、をこりて、あきすぎ、ふゆにいたるまで、ひびに、をとろへ、よ、よにまさり、そうらいつるが、このじゅうよにちは、すでに、じきも、ほとをと、とどまりて、そうらううえ、ゆきは、かさなり、かんはせめ、そうらう、みのひゆること、いしのごとし、むねのつめたきこと、こおりのごとし、しかるに、このさけ、はたたかに、さしわかして、かつかうを、はたと、くいきりて、いちどのみてそうらへば、ひをむねに、たくがごとし、ゆにはいるににたり、あせに、あかあらい、しづくに、あしをすすぐ、このおんこころざしは、いかんがせんと、うれしくをもひそうらうところに、りょうのめより、ひとつのなんだを、うかべてそうらう。
 まことや、まことや、こぞの9がついつか、こ、ごろうどののかくれにしは、いかになりけると、むねうちさわぎて、、ゆびを、をり、かずへそうらえへば、すでに、にケかねん、じゅうろくかげつ、よんひゃくよにちに、すぎそうらうが、それには、ははなれば、おんをとづれやそうやらむ、いかに、きかせたまはぬやらむ、ふりしゆきも、またふれり、ちりしはなも、またさきてそうらいき、むじょうばかり、またも、かへりきこへそうらうはざりけるか、あらうらめし、あらうらめし、よそにても、よきくわんざ、かな、よきくわんざ、かな、たまのやうなる、おとこかな、おとこかな、いくせ、をやの、うれしく、をぼすらむと、み、そうらいしに、まんげつに、くものかかれるが、はれずして、やまへはいり、さかんなるはなの、あやなく、かぜのちらせるがごとしと、あさましくこそ、をぼへそうらへ。  p1584
 にちれんは、しょらうのゆへに、ひとびとの、ごもんの、ごへんじも、もうさずそうらいつるが、このことは、あまりになげかしくそうらへば、ふでをとりて、そうらうぞ、これも、よも、ひさしくも、このよにそうらはじ、いちじょう、ごろうどのに、いきあいぬと、をぼへそうらう、ははよりさきに、けさんし、そうらわば、ははのなげきもうしつたへ、そうらはん、ことごと、またまたもうすべし、きょうきょうきんげん。
 12がつ、ようか、          にちれん、 かおう、
   うえのどの、ははごぜごへんじ
たいごう 、なんじょうときみつのはは。

  • [25]
  • 上野殿49日御書ひらがな

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月 9日(土)02時31分0秒
 
うえの、けんじんどの、ごへんじ
 これは、あつわらのことの、ありがたさに、もうすご へんじなり。
うえのどの、ははごぜん、ごへんじ
しじゅうくにちごしょ
  しっぴつ、 こうあんさんねん、10がつ24、59さい。
   p1568。
 なんじょうこしちろうごろうどののしじゅうくにち、みぼだいのために、おくりたもうものの、にっきのこと、がもくりょうゆひ、はくまいいちだ、いもいちだ、すりだうふ、こんにやく、かきひとかご、ゆごじゅう、などうんぬん みぼだいの、おんために、ほけきょういちぶ、じがげすうど、だいもく、ひゃくせんべんとなへ、たてまつりそうらいおわんぬ。
 そもそも、ほけきょうともうす、みきょうは、いちだいしょうきょうには、にるべくもなき、みきょうにて、しかもゆいぶつよぶつと、とかれて、ほとけと、ほとけとのみこそ、しろしめされて、とうかく、いかないし、ぼんぷは、かなはぬことに、そうらへ。
 されば、りゅうじゅぼさつの、だいろんには、ほとけ、いかは、ただしんじて、ほとけになるべしと、みえてそうらう、ほけきょうの、だいよん、ほっしほんに、いわく、「やくおう、いま、なんじにつぐ、わがしょせつの、しょきょうあり、しかも、このきょうの、なかに、おいて、ほっけ、もっともだいいちなり」とう、うんぬん、だいごのまきに、いわく「もんじゅしり、この、ほけきょうは、しょぶつにょらいの、ひみつのぞうなり、しょきょうのうちに、おいて、もっとも、そのうえに、あり」とう、うんぬん。
 だいしちの、まきにいわく、「このほけきょうも、またまた、かくのごとし、しょきょうのなかに、おいて、ももっとそのうえたり」、またいわく、「ももっとも、しょうみょうたり、もっとも、そのそんたり」とううんぬん、これらのきょうもん、わたくしのぎにあらず、ほとけの、じょうげんにて、そうらへば、さだめて、よも、あやまりはそうらはじ、たみがいえに、うまれたるもの、われは、さむらいに、ひとしなんどもうせば、かならず、とが、きたる。
 まして、われ、こくおうにひとし、まして、すぐれたりなんと、もうせば、わがみのとがと、なるのみならず、ふぼともうし、さいしといひ、かならずそんずること、たいかのいえをやき、たいぼくの、たおるるとき、しょうぼくなどの、そんずるが、ごとし。
 ぶっきょうも、またかくのごとく、けごん、あごん、ほうとう、はんにゃ、だいにちきょう、あみだきょうなどによる、ひとびとの、わがわしんじたるままに、しょうれつも、わきまへずして、わがあみだきょうなどは、ほけきょうと、さいとうなり。
 はたまた、れすぐたりなんど、もうせば、そのいちるいのひとびとは、わがきょうを、ほめられ、うれしとおもへども、かえって、とがとなりて、しも、でしも、だんなも、あくどうに、おつること、やをいるがごとし、  p1569
 ただし、ほけきょうの、いっさいきょうに、すぐれりともうしてそうらうは、くるしからず、かえって、だいくどくと、なりそうらう、きょうもんのごとくなるがゆえなり。
 この、ほけきょうの、はじめに、むりょうぎきょうと、もうすきょうおはします、たとえば、だいおうの、みゆきのおんとき、しょうぐん、ぜんじんして、ろうぜきをしづむるが、ごとし、そのむりょうぎきょうに、いわく、「よんじゅうよねんには、いまだ、しんじつを、あらわさず」とう、うんぬん。 これは、しょうぐんが、だいおうに、てきするものを、おおゆみをもって、いはらひ、また、たちを、もってきりすつるがごとし、けごんきょうを、よむ、けごんしゅう、あごんきょうの、りつそうら、かんきょうの、ねんぶつしゃなど、だいにちきょうの、しんごんしなどの、ものどもが、ほけきょうに、したがはぬを、せめなびかす、りけんのちょくせんなり。
 えたとば、さだとうを、よしいえがせめ、きよもりをよりともの、うちうせしがごとし、むりょうぎきょうの、よんじゅうよねんのもんは、ふどうみょうおうの、けんさく、あいぜんみょうおうの、きゅうせんなり。
 こ、なんじょうごろうどのの、しでの、、やま、さんずのかわを、こしたまわんとき、ぼんのうの、さんぞく、ざいごうの、かいぞくを、しずめて、じこなく、りょうぜんじょうどへ、まいらせたまうべき、おんともの、つわものは、むりょうぎきょうの、よんじゅうよねん、みけんしんじつのもんぞかし。
 ほけきょう、だいいちのまき、ほうべんぽんに、いわく、「せそんの、ほうは、ひさしくして、のち、かならずまさにしんじつを、ときたもうべし」。
 またいわく、「しょうじきに、ほうべんをすてて、ただ、むじょうどうをとく」うんぬん、だいごのまきにいわく、「ただ、けいちゅうの、みょうじゅ」また、いわく、「ひとりおうの、ちょうじょうに、このいちじゅあり」またいわく、「かの、ごうりきの、おうの、ひさしくまもれるみょうじゅを、いま、すなわちこれを、あたうるがごとし」とううんぬん。
 もんのこころは、にほんこくに、いっさいきょう、わたれり、ななせん、さんびゃく、きゅうじゅう、きゅうかんなり、それぞれの、きょうきょうは、みなほけきょうの、けんぞくなり。
 れいせば、にほんこくの、なんにょのかず、よんじゅう、きゅうおく、きゅうまん、よんせん、はっぴゃく、にじゅうはちにん、そうらへども、みなひとりのこくおうの、けにんたるが、ごとし。
 いっさいきょうの、こころは、ぐちの、にょにんなんどの、ただいっときに、こころうべきやうは、たとへば、だいとうを、くみそうらうには、まずざいもくより、そとに、あじろともうして、おおくの、しょうぼくを、あつめ、いちじょう、にじょうばかり、ゆひあげそうらうなり、かくゆひあげて、ざいもくをもって、だいとうをくみあげ、そうらいつれば、かえって、あじろを、きりすて、だいとうはそうらうなり、あじろと、もうすは、いっさいきょうなり、だいとうともうすは、ほけきょうなり。
 ほとけ、いっさいきょうを、ときたまいしことは、ほけきょうを、とかせたまはんための、あじろなり、しょうじき、しゃほうべんと、もうして、ほけきょうを、しんずるひとは、あみだきょうなどの、なむあみだぶつ、だいにちきょうなどの、しんごんしゅう、あごんきょうなどの、りっしゅうの、にひゃく、ごじゅっかいなどを、きりすて、なげうちて、のち、ほけきょうをば、たもちそうらうなり。
 だいとうを、くまんがためには、あじろたいせつなれども、だいとうを、くみあげぬれば、あじろを、きりおとすなり、
p1570
  しょうじき、しゃほうべんともうす、もんのこころ、これなり、あじろより、とうは、しゅったいしてそうらへども、とうをすてて、あじろを、をがむひとなし。
 いまのよの、どうしんしゃら、にいっこう、なむあみだぶつととなえて、いっしょうをすごし、なむみょうほうれんげきょうと、いっぺんも、となへぬひとびとは、だいとうを、すてて、あじろを、をがむひとびとなり、せけんに、かしこく、はかなきひとと、もうすはこれなり。
 こ、しちろうごろうどのは、とうせいの、にほんこくのひとびとには、にさせたまはず、をさなき、こころなれども、かしこき、ちちのあとをおひ、おんとしいまだ、はたちにも、およばぬひとが、なむみょうほうれんげきょうと、となえさせたまいて、ほとけにならせたまいぬ、むいちふじょうぶつは、これなり。
 こいねがわくは、ひもわがこを、こいしくおぼしめしたまいなば、なむみょうほうれんげきょうと、となえさせたまいて、こ、なんじょうどの、こ、ごろうどのと、ひとところに、うまれんとねがはせたまへ。
 ひとつたねは、ひとつたね、べつのたねは、べつのたね、おなじみょうほうれんげきょうの、たねを、こころに、はらませたまいなば、おなじみょうほうれんげきょうのくにへ、うまれさせたもうべし、さんにん、おもてをならべさせたまはんとき、おんよろこびいかが、うれしくおぼしめすべきや。
 そもそも、この、ほけきょうを、ひらいて、はいけんつかまつりそうらへば、「にょらい、すなわちために、ころもをもってこれを、おおいたもう。
 また、たほう、げんざいの、しょぶつの、ごねんするところと、ならん」とう、うんぬん、きょうもんの、こころはとうざいなんぼく、はっぽう、ならびに、さんぜん、だいせんせかいの、ほか、よんひゃくまん、のく、なゆたの、こくどに、じゅっぽうの、しょぶつ、ぞくぞくとじゅうまんせさせたもう。
 てんにはほしのごとく、ちには、とうまのやうに、ならびいさせたまひ、ほけきょうの、ぎょうじゃを、しゅごせさせたもふこと、たとえば、だいおうの、たいしを、もろもろのしんかの、しゅごするがごとし、ただ、してんのう、いちるいの、まほりたまはんことの、かたじけなくそうらうに、いっさいのしてんのう、いっさいのせいしゅく、いっさいのにちがつ、たいしゃく、ぼんでんなどの、しゅごせさせたもうにたるべきことなり。
 そのうえ、いっさいのにじょう、いっさいのぼさつ、とそつないいんの、みろくぼさつ、からだせんの、じぞう、ふだらくせんの、かんぜおん、しょうりょうせんの、もんじゅしりぼさつなど。
 おのおの、けんぞくを、ぐそくして、ほけきょうのぎょうじゃを、しゅごせさせたもうに、たるべきことに、そうらいに、また、かたじけなくも、しゃか、たほう、じゅっぽうのしょぶつの、てづから、みづから、きたりたまいて、ちゅうや、じゅうにときに、まもらせたまはんことの、かたじけなさもうすばかりなし。
 かかるめでたき、みきょうを、こ、ごろうどのは、ごしんようありて、ほとけにならせたまいて、きょうは、しじゅうくにちに、ならせたまへば、いっさいの、しょぶつ、りょうぜんじょうどに、あつまらせたまいて、あるいは、てにすへ、あるいは、いただきをなで、あるいはいだき、あるいはよろこび、つきの、はじめていでたるがごとく、はなの、はじめてさけるがごとく、いかに、あいしまいらせ、たもうらん。
p1571
  そもそも、いかなれば、さんぜ、じゅっぽうのしょぶつは、あながちに、この、ほけきょうをば、まもらせたもふと、かんがへてそうらへば、どうりにてそうらいけるぞ、ほけきょうと、もうすは、さんぜじゅっぽうの、しょぶつのふぼなり、めのととなり、あるじにて、ましましけるぞや。
 かえるともうすむしは、ははのこえをじきとす、ははのこえを、きかざれば、せいちょうすることなし、からぐらと、もうすむしは、かぜをじきとす、かぜふかざれば、せいちょうせず、さかなは、みずをたのみ、とりは、きをすみかとす。
 ほとけもまたかくのごとく、ほけきょうを、いのちとし、じきとし、すみかとしたもうなり、さかなはみずにすむ、ほとけはこのきょうにすみうたも、とりはきにすむ、ほとけはこのきょうに、すみたもう。
 つきは、みずにやどる、ほとけは、このきょうに、やどりたもう、この、きょうなきくにには、ほとけましますことなしと、おんこころえあるべくそうらう。
 ふるきむかし、りんだおうともうせし、おうを はしき、なんえんぶだいの、あるじなり、このおうは、なにをか、く ごとしたまいしと、たずぬれば、はくばのいななくをきいて、じきとしたもう。
 このおうは、はくばの、いななけば、としもわかくなり、いろもさかんに、たましいもいさぎよく、ちからもつよく、またまつりごとも、あきらかなり、ゆえに、その、くにには、はくばを、おおくあつめ、かいしなり。
 えたとば、ぎおうと、もうせしおうの、つるをおおくあつめ、とくそうこうていの、ほたるを、せあいしがごとし、はくばの、いななくことは、またはくちょうの、なきしゆえなり、されば、また、はくちょうを、おおくあつめしなり。
 あるとき、いかにしけん、はくちょう、みなうせて、はくば、いななかざりしかば、だいおう、ともたえて、さかんなるはなの、つゆにしほれしがごとく、まんげつの、くもに、おほ はれたるが、ごとし。
 このおう、すでに、かくれさせたまはんと、せしかば、きさき、たいし、だいじん、いっこく、みな、ははにわかれたるこのごとく、みな、いろをうしなひて、なみだを、そでにおびたり、いかにせん、いかにせん。
 そのくにに、げどうおおし、とうじのぜんしゅう、ねんぶつしゃ、しんごんし、りつそうなどのごとし。 また、ほとけのでしもあり、とうじの、ほっけしゅうのひとびとの、ごとし、なかあしきこと、すいかなり、ことえつとに、にたり、だいおう、ちょくせんをくだしていわく、いっさいのげどう、このうまを、いななかせば、ぶっきょうを、うしないて、にいっこうげどうを、しんぜんこと、しょてんの、たいしゃくをうやまうがごとくならん。
 ぶつでし、このうまを、いななかせば、いっさいのげどうの、くびをきり、そのところをうばひとりて、ぶつで しにつくべしとうんぬん。
 げどうも、いろをうしなひ、ぶつでしも、なげきあへり、しかれども、さて、はつべきことならねば、げどうは、さきに、ひちにちをおこなひき、しらとりもきたらず、はくばも、いななかず、のちひちにちを、ぶつでしに、わたして、いのらせしに、めみょうともうすこぞう、ひとりあり。
p1572
  しょぶつの、ごほんぞんとしたもう、ほけきょうをもってひちにち、いのりしかば、はくちょう、だんじょうに、とびきたる、このとり、ひとこえなきしかば、ひとつうま、ひとこえいななく、だいおうは、うまのこえをきいて、やまいのとこより、をきたもう。
 きさきより、はじめてしょにん、めみょうにむかいて、らいはいをなす、しらとり、いち、に、さんないし、じゅう、ひゃく、せん、しゅったいして、くにじゅうに、じゅうまんせり、はくばしきりに、いななき、ひとつうま、ふたつうま、ないし、ひゃく、せんの、はくばいななきしかば、だいおう、このこえを、きこしめし、めんぼうは、さんじゅうばかり、こころは、ひのごとくあきらかに、まつりごとしょうじきなりしかば、てんより、かんろふりくだり、ちょくふう、ばんみんを、なびかして、むりょう、ひゃくさい、よをおさめたまいき。
 ほとけも、またかくのごとく、たほうぶつともうす、ほとけは、このきょうに、あひたまはざれば、ごにゅうめつ、このきょうを、よむ、よには、しゅつげんしたもう。
 しゃかぶつ、じゅっぽうのしょぶつも、またまた、かくのごとし、かかるふしぎのとくまします、きょうなれば、このきょうを、たもつひとをば、いかでか、てんしょうだいじん、はちまんだいぼさつ、ふじせんげんだいぼさつすてさせたもうべきと、たのもしきことなり。
 また、このきょうに、あだをなす、くにをば、いかに、しょうじきに、いのりそうらへども、かならず、そのくにに、しちなんおこりて、たこくにやぶられて、ぼうこくとなりそうらうこと。
 たいかいの、なかの、たいせんの、おおかぜに、あうがごとく、だいかんばつの、そうもくをからすがごとしと、をぼしめせ。
 とうじ、にほんこくの、いかなる、いのりそうらうとも、にちれんが、いちもん、ほけきょうの、ぎょうじゃを、あなづらせたまへば、さまざまの、おんいのり、かなはずして、だいもうここくに、せめられて、すでに、ほろびんとするがごとし。
 いまも、ごらんぜよ、ただかくては、そうらうまじきぞ、これみな、ほけきょうを、あだませたもうゆえと、ごしんようあるべし。
 そもそも、こ、ごろうどの、かくれたまいて、すでに、しじゅうくにちなり、むじょうは、つねのならいなれども、このことうちきくひとすら、なおしのびがたし、いわんや、ははとなり、つまとなるひとをや、こころのなか、をしはかられてそうらう。 ひとのこには、おさなきもあり、おとなしきもあり、みにくきもあり、かたわなるも、あるものをすら、おもいに、なるべかりけるにや、をのこごたるうえ、よろづに、たらひ、なさけあり、こ、うえのどのには、さかんなりしとき、をくれて、なげきあさからざりしに、このこを、かいにんせずば、ひにもはいり、みずにもはいらんとおもいしに、このこ、すでに、へいあんなりしかば、だれに、あつらへてみをも、なぐべきと、おもうて、ここに、こころをなぐさめてこのじゅうしごねんは、すぎぬ、いかに、いかにと、すべき。
p1573
  ふたりの、をのこごにこそ、、になわれめと、たのもしく、おもひそうらいつるに、ことし9がつ5にち、つきをくもにかくされ、はなを、かぜにふかせて、ゆめか、ゆめならざるか、あわれひさしきゆめかなと、なげきをりそうらへば、うつつに、にて、すでに、しじゅうくにちはせすぎぬ、まことならば、いかんがせん。
 さけるはなは、ちらずして、つぼめるはなのかれたる、をいたるははは、とどまりて、わかきこは、さりぬ、なさけ、なかりける、むじょうかな、むじょうかな。
 かかる、なさけなきくにをば、いとい、すてさせたまいて、こ、ごろうどのの、ごしんようありし、ほけきょうに、つかせたまいて、じょうじゅう、ふえの、りやうぜんじょうどへ、とくまいらせたもう、ちちは、りやうぜんにまします、ははは、しゃばにとどまれり、ふたりの、ちゅうげんに、をはします、こ、ごろうどのの、こころこそ、をもひやられて、あはれに、をぼへそうらへ、ことおおしともうせども、とどめ、そうらいおわんぬ、きょうきょうきんげん。
 10がつ24にち          にちれん かおう
  うえのどの、ははあまごぜん、ごへんじ
たいごう、 なんじょう、ときみつの、はは、

  • [24]
  • うえのどのごへんじ、りゅうもんごしょ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月 8日(金)01時27分3秒
 
うえのどのごへんじ、りゅうもんごしょ
  こうあん、2ねん、54さい、おんさく 、P1560

 もろこしに、りゅうもんと、もうすたきあり、たかきこと、じゅうじょうみずの、くだること、がっひゃうが、やを、いをとすよりもはやし、このたきに、ををくの、ふなあつまりて、のぼらむともうす、ふなともうすいをの、のぼりぬれば、りうとなりそうらう、ひゃくにひとつ、せんひとつに、まんひとつに、じゅうねん、にじゅうねんにひとつも、のぼることなし、あるいは、はやきせにかへり、あるいは、はし、たか、とび、ふくろうに、くらわれ、あるいは、じゅっちょうのたきの、さゆうに、りょうにんども、つらなりゐて、あるいは、あみをかけ、あるいは、くみとり、あるいは、いてとるものもあり、いをの、りうとなることかくのごとし。

 にほんこくの、ぶしのなかに、げんぺいにけともうして、もんまもりのいぬ、にひきそうらう、にけともに、おうをまもりたてまつること、やまかつが、はちがつじゅうごやのみねより、いづるを、あいするがごとし、でんじやうの、なんにょの、あそぶをみては、つきと、ほしとの、ひかりを、あわせたるをきのうえにて、さるのあいするがごとし。
 かかるみにてはあれども、いかんがして、われらでんじやうの、まじわりをなさんと、ねがいしほどに、へいしのなかに、さだもりともうせしもの、まさかどを、うちてありしかども、しょうでんをゆるされず。
 そのこ、まさもり、またかなわず、そのこただもりが、とき、はじめてしょうでんを、ゆるさる、そののち、きよもり、しげもりなど、でんじやうに、あそぶのみならず、つきをうみひをいだくみと、なりにき、ほとけになるみち、これに、をとるべからず。
 いをの、りゅうもんをのぼり、じげのものの、でんじやうへ、まいるがごとし。
 しんじと、もうせしひとは、ほとけにならむとて、ろくじゅうこうがあいだ、ぼさつのぎょうを、みてしかども、こらへかねて、にじょうのみちに、いりにき。
 だいつう、けちえんのものは、さんぜんじんてんごう、くおんげしゅのひとの、ごひゃくじんでんごう、しょうじにしづみし、これらは、ほけきょうを、ぜぎょうしほどに、だいろくてんのまおう、こくしゅなどの、みにはいりて、とかうわづらわせしかば、たいしてすてしゆへに、そこばくのこうに、ろくどうには、めぐりしぞかし。
P1561
 かれは、ひとのうえとこそ、みしかども、いまは、われらがみにかかれり、ねがわくは、わがでしら、だいがんを、をこせ、こぞ、おととしの、やくびやうに、しにし、ひとびとの、かずにもいらず、また、とうじ、もうこのせめに、まぬかるべしともみへず、とにかくに、しはいちじょうなり、そのときのなげきは、たうじのごとし、をなじくは、かりにも、ほけきょうのゆへに、いのちをすてよ、つゆを、たいかいにあつらへ、ちりを、だいちに、うづむと、をもへ、ほけきょうの、だいさんにいわく、「ねがわくは、このくどくをもってくあまね、いっさいにおよぼしわれらと、しゅじょうとみなともに、ぶつどうをじょうぜん」うんぬん、きょうきょうきんげん。
                    にちれんかおう

  • [23]
  • せいめいのせいき  とうこうしゃ らほつし

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月 5日(火)02時10分0秒
 
せいめいのせいき! とうこうしゃ、:らほつ  とうこうび、2016ねん 、7がつ みっか
    「せいめいの、せいき」への、こうさつ 「いんが、くじ」

 いんがくじとは、いったい、どういうことなのかということへのこうさつです。
 けつろんから、さきにもうしあげれば、「いん」も「か」も、このいっしゅんに、どうじにそなわって、いるということです。
 だからこそ、しゅくめいてんかんが、かのうとなります。
 「いんがいちねん」ともいいます。
 いんと、かが、じかんてきに、ずれがある、うんめいろんてきな、いんがでは、どうどうめぐりを、くりかえすだけで、てんかんが、ふかのうです。
 げんざいの「か」に、「いん」が、そなわっているからこそ、そのてんかんが、かのうです。
これが、だいしょうにん、ぶっぽうの、すごいところです。
 つうじょうの「いんが」は、「いん」がさきで、「か」があとです。
 せつなの、じかんたりといえども、じかんのさが、あります。
 「いんがいじ」といいます。
 「くじ」の「く」は、「ともに」、「ともにそろって」、のいみがあります。
「ぐそく」の「ぐ」とは、ことなります。「ぐ」は、「つぶさに」、「そなわる」のいみです。

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* このうちゅうは、みょうほうれんげきょうという、だいせいめいたい!
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 じゅんをおいましょう、まず、このうちゅうは、みょうほうれんげきょうという、だいせいめいたいです。
 だいしょうにんが、そうなづけられました。
その、だいせいめいたいから、いろんなせいめいが、しょうじてきています。
 そのひとつひとつが、「みょうほうれんげきょう」です、みょうほうれんげきょうという、せいめいは、そうした、かいそうをなす、そんざいだといえます。
 じっかいの、ことなりがあります、そうぐうするえんによって、しょうじかた、(へんかのしかた)が、ちがうからです。
 しょうぶんも、そうも、そのたいも、ことなります。そのもとで、りきも、さようも、いんも、かも、えんも、かによる、むくいもことなる、そして、そのぜんたいが、じごくならじごく、がきならがき、しゅらなら、しゅらで、くきょうして、いっかんせいが、ある(ひとしい)というのです。
 これがじゅうにょぜです。

 「じっかい」、はみょうほうれんげきょうの、へんかそうです。「とう」、「とうば」や「ぶんしん」と、いうひょうげんも、あります。うまれでる、ぼたいを「ふぼ」とするひょうげんもあります。

 こうおおせです。
 「みょうほうれんげきょうの、けんなれば、じっかいのしゅじょう、さんぜんのぐんるい、みな、じしんのとうばを、みるなり、じっかいの、ふどうなれども、おのれが、みをみるは、さんぜんぐそくの、とうを、みるなり、おのれの、こころを、みるは、さんぜんぐそくの、ほとけをみるなり」、おんぎくでん、P797と。
 「み」と、「こころ」にわけて、そのへんかそうを、「とう」と、「ほとけ」に、たてわけて、おられるところも、きょうみぶかいところです。

 ここから、、「じっかいさんぜん」、がうまれます。いえ、せいめいは、「じっかいさんぜん」で、あるということです。
 このつぎしもに、その、おおせがあります。
「ぶんしんとは、ふぼより、そうぞくする、ぶんしんの、こころなり、まようときは、るてんの、ぶんしんなり、さとるときは、かちゅうの、ぶんしんなり、さて、ぶんしんのおこるところを、ならうには、、じごくをならうなり、かかるほうとうも、みょうほうれんげきょうよるほかは、これれなきなり」(どう)と。
 ぶんしんのおこるところを、ならうのには、じごくをならう、ひつようが、あるというのも、おもしろいところです。
 ろうくが、ふかけつということでしょうか、たたきのめさないと、せいめいは、いいものがでないようです。
「おっくうの、しんろう」がおもい、おこされます。

 さて、「せいめい」は、みょうほうれんげきょうです。にんげんも、みょうほうれんげきょうです。

 みょうほうれんげきょうに、よって、うまれた、あたらしいせいめいも、みょうほうれんげきょうです、さきにあげた、おんふみの、「かかる、ほうとうも、みょうほうれんげきょうよるほかは、これなきなり」の、かしょがそれです。
 つまり、みょうほうれんげきょうという、こんげんのせいめいは、あたらしい、みょうほうれんげきょうの、ぼたいであると、どうじに、あたらしい、みょうほうれんげきょう、そのものの、なまえでもあると、いうことになりなります。

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* しゅっぱつも、みょうほうれんげきょう、とうたつも、みょうほうれんげきょう!
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 その、あたらしい、みょうほうれんげきょうの、しゅっぱつてんとなって、さらに、また、あたらしい、みょうほうれんげきょうを、きずきあげていくさまを、「いんが、くじ」とひょうげん、されたのではないかと、かんがえられるわけです。
しゅっぱつも、みょうほうれんげきょう、とうたつも、みょうほうれんげきょうということになります。
さらに、そのとうたつの、みょうほうれんげきょうも、つぎの、みょうほうれんげきょうのそうぞうへの、しゅっぱつに、なるとのとらえかたです。
 これは、じつに、たくえつした、れんぞくせいのある、「せいめい」の、とらえかたです。
 せいめいは、せいしした、ふれんぞくの、、ものではない、たえずへんかし、そのへんか、がれんぞくして、しかも、とういつせいを、たもっているという、じつに、ドラスティックな、それでいて、、せいみつな、きのう、をもつものだと、いうことが、よくわかります。

 どうじに、これは、せいめいが、さんぜ、にわたる、えいえんせいのある、そんざいで、あることも、しめしています。
 「いん」としての、みょうほうれんげきょうも、「か」のみょうほうれんげきょうであると、いうことですから、かこに、せきさんした、「いん」が、なければなりません。そして、どうじに、げんざいの「いん」が、みらいの、みょうほうれんげきょうに、つながっていく、れんぞくせいが、ひつようだからです。
 このえいえん、れんぞくせいのある、「いんと、か」が、どうじにそんざい、(くじ)、するいみは、「みょうほうれんげきょう」の、「れんげ」のなかに、しめされています。いぜんの、とうこうにしめささせて、いただいたように、みょうほうれんげきょうが、「みょうほう」という、「しょうじ」の、そんざいであるとどうじに、「れんげ」という、「いんが」が、ともにある、そんざいで、あるということに、なります。

 さらに、つきすすめば、その「れんげ」のなかにも、「れん」のいちじに、しめされていることが、じゅうはちえんまんしょうに、しるされています。
 「みなもと、れんのいちじより、おこれるなり」、じゅうはちえんまんしょう、P1362とあります。

 みょうほうれんげきょうが、しゅっぱつの、せいめいであると、どうじに、とうたつの、、せいめいであると、いうことは、「いちねんさんぜん」の、「いちねん」が、「さんぜん」でも、あるということと、どうぎごです。「いちねん」が、「さんぜん」で、あらわされるということと、「さんぜん」は、「いちねん」に、しゅうやく、あるいは、しゅうそくするという、いみでもあります。
 つまり、「いちねん」と、「さんぜん」は、そのこうりゅうが、そうほうこうです。

 しかも、この「れんげ」は、「せいじょう」をも、いみします。
 ここから、みちびきだされる、けつろんは、「せいじょう」は、なにもない「むく」の、せいじょうということではなく、すべてが、あるせいじょう、すべてが、たがいにおぎないあい、ほかんしあいもして、みごとなる、ちょうわをおりなす、「せいじょう」だということになります。
 それが、おそらくは、「じっかいどうじの、じょうぶつ」と、おなじいみになるのでしょう。

 べつの、おおせには、こうもあります。
 「しりは、ななし、しょうにん、りをかんじて、ばんぶつに、なをつくるとき、いんがくじ、ふしぎのいっぽう、これあり、これをなずけて、みょうほうれんげと、なす、このみょうほうれんげの、いっぽうに、じっかいさんぜんの、しょほうを、ぐそくして、けつげんなし、これを、しゅぎょうするものは、ぶついん、ぶっか、どうじに、これをえるなり」、とうたいぎしょう、P513
 ここでは、、「みょうほうれんげ」と、ひょうげんされおられます。「みょうほうれんげ」の、「きょう」なのですから、おなじ、いみと、とらえて、かまわないでしょう。

 みょうほうれんげきょうが、、このうちゅうの、こんげんのほうです。それじたいが「せいめい」であり、ありとあらゆる、「せいめい」をつくりだしていく、「いん」であり、どうじに「か」でもある、そして、そのつくりだされた「か」の、「せいめい」が、つぎなる「せいめい」を、つくりだしていく、「いん」ともなる、その、ひょうげんが、「いんがくじ」ということに、なります。

 こうよむと、よみやすい、いっせつがあります。ほっけしょしん、じょうぶつしょうの、いっせつです。
 「およそ、みょうほうれんげきょうとは、われらしゅじょうの、ぶっしょうと、ぼんのう、たいしゃくらの、ぶっしょうと、しゃりほつ、もくれんらの、ぶっしょうと、もんじゅ、みろくらの、ぶっしょうと、さんぜのしょぶつの、げの、みょうほうと、いったいふになる、りを、みょうほうれんげきょうと、なずけたるなり、ゆえに、いちどみょうほうれんげきょうと、となうれば、いっさいのほとけ、いっさいのほう、いっさいのぼさつ、いっさいのしょうもん、いっさいのぼんのう、たいしゃく、えんま、ほうおう、にちげつ、しゅうせい、てんじん、ちじん、ないし、じごく、がき、ちくしょう、しゅら、にんてん、いっさいしゅじょうの、しんちゅうの、ぶっしょうを、ゆいいつおとに、よびあらわしたてまつる、くどく、むりょうむへんなり、わが、こしんの、みょうほうれんげきょうを、ほんぞんと、あがめたてまつりて、わがこしんちゅうの、ぶっしょう、なむみょうほうれんげきょうと、よびよばれて、あらわれたまうところを、ほとけとは、いうなり」、ほっけ、しょしん、じょうぶつしょう、P557。

 とりわけ、さいごのほうの、
 「わが、こしんの、みょうほうれんげきょうを、ほんぞんと、あがめたてまつりて、わがこしんちゅうの、ぶっしょう、なむみょうほうれんげきょ、うとよびよばれて、あらわれたまうところを、ほとけとはいうなり」
 です。
 「こしんのみょうほうれんげきょうを、ほんぞんと、あがめ、たてまつりて」です。
「ほんぞん」と、おおせです、ぼんぷのこしんが、そのまま「ほんぞん」としては、てんだいほんがくしそうに、なってしまいます。
 「こしんちゅうの、ぶっしょう、なむみょうほうれんげきょう」が、「あらわれたまう」ことが、じゅうようです。
 ここに「いんがくじ」に、ひされた、ポイントが、あるのではないでしょうか。
 それは、「よび、よばれて」です。「よぶ」なにかが、ひつようなのです。
「しょうだいぎょう」です。
 そとなる、「ほんぞん」に、しょうだいして、「わが、こしんちゅうの、ぶっしょう」が「なむみょうほうれんげきょう」と、よび、よばれて、くるのです。その「いん」となるのが、しょうだいぎょうというわけです。

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* わが、いちねんの、てんかんによって、じしんの、えほうも、しょうほうも、しゅんじにしてかわる!
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「れんげの、ほう」に、ついて、いけだせんせいは、「しょうじ、いちだいじ、けちみゃくしょうこうぎ」で、かたって、いただいております。

「えほうにおいても、しょうほうにおいても、また、えほうと、しょうほうのあいだにも、しゅじゅのいんがの、げんしょうが、、おこっている。
 それらは、すべて、みょうほうに、そなわるしょうじの、にほうに、ほかならない、といわれるのです。
 そうであれば、えしょうの、しゅじゅの、いんがのげんしょうも、そのほんしつは、いんがくじの、『れんげのほう』に、のっとって、おこっているのです。

 さて、えほうも、しょうほうも、ともに、、いんがくじの、『れんげのほう』で、あるということは、じっせんてきには、いかなることを、いみするのでしょうか。
 それは、わがいちねんの、てんかんによって、じしんの、えほうもしょうほうも、しゅんじにして、かわるということを、とかれているのです。=ちゅうりゃく=
 わがいちねんによって、しょうほうが、しゅんじに、かわるということは、このみ、そのままで、せいめいが、へんかくされると、いうことです。
そのとき、しょうほうだけでなく、じしんをとりまく、ほうもまた、かならずかわります。
 『れんげのほう』、すなわち、『いんが、ぐじの、みょうほう』は、せいめいが、ほんらいもつ、むげんのせんざいてき、かのうせいをひらき、さんぜにわたって、じゆうじざいの、きょうがいを、えることができるのです」、しょうじ、いちだいじ、けちみゃくしょう、こうぎ、P68と。

 すばらしい、「いんが、いちねん」のほうです。


  • [22]
  • しょうじいちだいじ、けつみゃくしょう

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月 4日(月)16時05分59秒
 
   生死一大事血脈抄、
しょうじいちだいじ、けつみゃくしょう
    しっぴつ ぶんえいくねん。ごじゅういちさい、p1336。
      たいごう さいれんぼうにちじょう。
                                          にちれん、これをしるす、
 ごじょう、いさいひけん、せしめそうらいおわんぬ、 それ、しょうじいちだいじ、けつみゃくとは、いわゆるみょうほうれんげきょうこれなり、そのゆえは、しゃかたほうのにぶつ、ほうとうのなかにして、じょうぎょうぼさつに、ゆずりたまいて、この、みょうほうれんげきょうの、ごじ、かこおんのんごうよりこのかた、すんじも、はなれざる、けちみゃくなり。
  みょうは、し、ほうは、しょうなり、このしょうじのにほうが、じっかいのとうたいなり、またこれを、とうたいれんげとも、いうなり。
 てんだいいわく、「まさにしるべし、えしょうのいんがは、ことごとくこれ、れんげのほうなり」とうんぬん、このしゃくに、えしょうというは、しょうじなり、しょうじこれあれば、いんが、またれんげのほうなること、あきらけし、でんきょうだいしいわく、「しょうじのにほうは、いっしんのみょうゆう、うむのにどうは、ほんかくのしんとく」と、もん。  p1337 、
てんち、おんよう、にちがつ、ごせい、じごく、ないしぶっか、しょうじのにほうにあらずとういことなし、かくのごとくしょうじも、ただみょうほうれんげきょうの、しょうじなり、てんだいのしかんにいわく、「きはこれ、ほっしょうのき、めつはこれほっしょうのめつ」うんぬん。
 しゃかたほうの、にぶつも、しょうじのにほうなり、しかれば、くおんじつじょうの、しゃくそんと、かいじょうぶつどうの、ほけきょうと、われらしゅじょうとの、みっつ、まったく、さべつなしと、さとりて、みょうほうれんげきょうと、となえ、たてまつるところを、しょうじいちだいじの、けつみゃくとはいうなり。
 このこと、ただにちれんが、でしだんなとうの、かんようなり、ほけきょうを、たもつとはこれなり、しょせん、りんじゅう、ただいまにありと、さとりて、しんじんをいたして、なむみょうほうれんげきょうと、となうるひとを、「ぜにんみょうじゅうい、せんぶつじゅしゅ、りょうふ、くふふだらく、あくしゅ」と、とかれてそうろう。
 よろこばしいかな、いちぶつ、にぶつに、あらず、ひゃくぶつ、にひゃくぶつにあらず、せんぶつまでらいごうし、てをとりたまわんこと、かんきの、かんるいおさえがたし、ほっけふしんのものは、「ごにんみょうじゅう、にゅうあびごく」と、とかれたれば、さだめて、ごくそつむかえに、きたって、てをや、とりそうらわんずらん、あさまし、あさまし、じゅうおうはさいだんし、くしょうしんは、かしゃくせんか。
 いま、にちれんが、でしだんななど、なむみょうほうれんげきょうと、となえんほどのものは、せんぶつの、みてをさずけたまわんこと、たとえば、うり、ゆうがおの、てをいだすがごとくとおぼしめせ。
 かこに、ほけきょうの、けつえんごうじょうなるゆえに、げんざいに、このきょうを、じゅじす、みらいに、ぶっかを、じょうじゅせんこと、うたがいあるべからず、かこのしょうじ、げんざいのしょうじ、みらいのしょうじ、さんぜのしょうじに、ほけきょうを、はなれきれざるを、ほっけのけつみゃくそうじょうとは、いうなり。
 ほうぼうふしんのものは、「そくだん、いっさいせけん、ぶっしゅ」とて、ほとけになるべき、しゅしを、だんぜつするがゆえに、しょうじいちだいじの、けつみゃく、これなきなり。
そうじて、にちれんがでし、だんななど、じたひしのこころなく、すいぎょのおもいをなして、いたいどうしんにして、なむみょうほうれんげきょうと、となえ、たてまつるところを、しょうじいちだいじの、けつみゃくとはいうなり。
 しかも、いま、にちれんが、ぐつうするところの、しょせん、これなり、もし、しからばこうせんるふの、だいがんもかのうべきものか、あまつさへ、にちれんがでしのなかに、いたいいしんのもの、これあればれいせばじょうしゃとして、しろをやぶるがごとし。
 にほんこくの、いっさいしゅじょうに、ほけきょうをしんぜしめて、ほとけになるけつみゃくを、つがしめんとするに、かえって、にちれんをしゅじゅのなんにあわせ、けっくこのしままで、るざいす。
 しかるにきへん、にちれんに、ずいじゅんし、また、なんに、あいたまうこと、しんちゅうおもいやられて、いたましくそうろうぞ、こがねは、たいかにもやけず、たいすいにもただよわずくちず、くろがねは、すいかともに、たえず、けんじんはこがねのごとく、ぐにんは、くろがねのごとし。
 きへん、あにしんきんにあらずや、ほけきょうのこがねを、たもつがゆえか、きょうにいわく、「しゅうせんのなかに、しゅみせん、、これ、だいいち、この、ほけきょうも、またまた、かくのごとし」。
p1338
 またいわく、「ひも、やくこと、あたわず、みずもただよわすことあたわず」うんぬん、かこのしゅくえん、おいきたって、こんど、にちれんがでしとなりたもうか、しゃか、たほうこそ、ごぞんじ、そうやらめ。
 「ざいざいしょぶつど 、じょうよ、しぐしょう」よもそらごと、そうらわじ。
  ことに、しょうじいちだいじの、けつみゃくそうじょうの、おんたずね、せんだい、みもんのことなり、とうとしとうとし、このもんに、いしつなり、よく よくこころえ、させたまえ。
 ただ、なむみょうほうれんげきょう、しゃか、たほう、じょうぎょうぼさつ、けつみゃくそうじょうと、しゅぎょうしたまへ。
 ひ、は、やき、てらすを、もって、ぎょうとなし、みずは、くえを、きよむるをもって、ぎょうとなし、かぜは、じんあいを、はらうをもって、ぎょうとなし、またじんちく、そうもくのために、たましいとなるを、もって、ぎょうとなし、だいちは、そうもくを、しょうずるをもって、ぎょうとなし、てんは、、うるおすをもってぎょうとなす。
 みょうほうれんげきょうの、ごじもまた、かくごとし、ほんげ、じゆのりやく、これなり、じょうぎょうぼさつ、まっぽう、いまのとき、このほうもんを、ひろめんがために、ごしゅつげん、これあるべきよし、きょうもんには、みえそうらへども、いかが、そうやらん、じょうぎょうぼさつ、しゅつげん、すとやせん、しゅつげん、せずとやせん、にちれん、まず、ほぼ、ひろめそうろうなり、あいかまえ、あいかまえてごうじょうの、だいしんりきをいたして、なむみょうほうれんげきょう、りんじゅうしょうねんと、きねんしたまえ、しょうじいちだいじの、けつみゃくこれ よりほかに、くまったもとむることなかれ、ぼんのう、そくぼだい、しょうじ、そくねはんとは、これなり、しんじんの、、けつみゃくなくんば、ほけきょうを、たもつとも、むやくなり、いさいのむね、またまたもうすべくそうろう、きょうきょうきんげん。
  ぶんえい、くねん、みずのえさる、きさらぎじゅういちにち    そうもん にちれんかおう
 さいれんぼうしょうにんごへんじ



  • [20]
  • うえのどのごへんじ、 ぼんたい、おんはからいのこと、

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月 2日(土)10時15分31秒
  • 編集済
 
うえのどのごへんじ、
ぼんたい、おんはからいのこと、
    しっぴつ、 けんじ、さんねん、さつき15にち、56さい、p1537。

 さつき14にちに、いものかしら、いちだ、わざとをくり、たびてそうらう、とうじの、いもは、ひとのいとまともうし、たまのごとし、くすりのごとし、さては、おほせつかはされて、そうらう、うけことたまわりそうらいぬ。
 いん、きっぽと、もうせしひとは、ただ、ひとり、こあり、はくきと、もうす、をやも、けんなり、こもかしこし、いかなるひとか、このなかをば、もうしたがふべきと、おもひしかども、けいぼより、よりより、うたへしに、もちいざりしほどに、、けいぼすねんがあいだ、やうやうの、たばかりを、なせしなかに、はちともうすむしをわがふところにいれて、いそぎ、いそぎ、はくきにとらせて、しかも、ちちにみせ、われをけさうすると、もうしなして、うしなはんとせしなり。
 びんばさらおうと、、もうせし、おうは、けんのうなるうえ、ほとけのおだんなのなかに、えんぶだいいちなり、しかも、このおうは、まかだこくの、おうなり、ほとけは、またこのくににして、ほけきょうを、とかんとおぼししに、おうとほとけと、いちどうなれば、いちじょう、ほけきょう、とかれなんと、みへて、そうらいしに、だいばだったと、もうせしひと、いかんが、して、このことをやぶらんと、おもひしに、すべて、たよりなかりしかば、とかう、はかりしほどに。
 びんばさらおうの、たいし、あじゃせおうを、としごろ、とかく、かたらひて、やうやく、こころをとり、をやと、ことの、なかをもうしたがへて、あじゃせおうを、すかしちちの、びんばさらおうを、ころさせ、あじゃせおうと、こころをいちにし、だいばと、あじゃせおうと、いちみとなりしかば、ごてんじくの、げどう、あくにん、くも、かすみのごとくあつまり、くにをたび、たからをほどこし、こころを、やわらげすかし、しかば、いっこくの、おうすでに、ほとけの、だいおんてきとなる、よくかい、だいろくてんのまおう、むりょうの、けんぞくを、ぐそくして、うちくだり、まかだこくの、だいば、あじゃせ、ろくだいじんなどの、みにはいり、かはりしかば、かたちは、ひとなれども、ちからは、だいろくてんのちからなり、おおかぜの、そうもくをなびかすよりも、おおかぜの、たいかいのなみを、たつるよりも、おおじしんの、だいちをうごかすよりも、たいかのれんたくを、やくよりも、さはがしく、をぢ、わななきしことなり。 p1538
 されば、はるりおうと、、もうせし、おうは、あじゃせおうにかたらはれ、しゃかぶつの、おんみしたしきにんずうひゃくにん、きりころす、あじゃせおうは、すいぞうをはなちてでしを、むりょうむへん、ふみころさせつ、あるいは、みちに、ふくへいをすへ、あるいはいにふんをいれ、あるいは、にょにんを、かたらひて、そらこといひつけて、ぶつでしをころす、しゃりほつ、もくれんが、ことにあひ、かるだいが、うまのくそにうづまれし、ほとけは、せめられて、ひとなつ、きゅうじゅうにち、うまのむぎを、まいりしこれなり、せけんのひとの、おもはく、あくにんには、ほとけのおんちからも、かなはざりけるにやと、おもひて、しんじたりしひとびとも、こえをのみて、ものもうさず、まなこをとぢてものを、みることなし、ただしたをふり、てを、かきしばかりなり、けっくは、だいばだった、しゃかにょらいの、ようぼ、れんげびくにをうちころし、ほとけの、おんみより、ちをいだせしうえ、だれのひとか、かたうどになるべき。
 かく、やうやうになりてのうえ、いかがしたりけん、ほけきょうをとかせたまいぬ、このほけきょうに、いわく「しかも、このきょうは、にょらいの、げんざいにすら、なおおんしつおおし、いわんや、めつどののちをや」と、うんぬん、もんのこころは、わが、げんざいして、そうらうだにも、このきょうのおんかたき、かくのごとし、いかにいわうや、まつだいに、ほけきょうを、いちじ、いちてんも、とき、しんぜん、ひとをやと、とかれてそうらうなり。
 これをもって、おもひ、そうらへば、ほとけ、ほけきょうを、とかせたまいて、いまにいたるまでは、にせんにひゃくにじゅうよねんに、なりそうらへども、いまだ、ほけきょうをほとけのごとく、よみたるひとは、そうらはぬか。
 だいなんを、もちてこそ、ほけきょうしりたるひととは、すもうべきに、てんだいだいし、でんきょうだいしこそ、ほけきょうのぎょうじゃとは、みへてそうらいしかども、ざいせのごとくの、だいなんなし、ただなんさん、ほくしち、なんと、しちだいじのしょうなんなり。
 いまだ、こくしゅ、かたきとならず、ばんみん、つるぎを、にぎらず、いっこく、あっくをはかず、めつごに、ほけきょうを、しんぜんひとは、ざいせのだいなんよりも、すぐべくそうらうなるに、おなじほどのなんだにも、きたらず、いかにいわんやすぐれたるだいなん、たなんをや。
 とらうそぶけばおおかぜふく、りゅうぎんずれば、くもをこる、のうさぎの、うそぶき、ろばのいはうるに、かぜふかず、くも、をこることなし、ぐしゃが、ほけきょうを、よみけんじゃが、ぎをだんずるときは、くにもさわかず、こともをこらず、しょうにんしゅつげんして、ほとけのごとく、ほけきょうを、だんぜんとき、いっこくも、さわぎ、ざいせにすぎたるだいなんをこるべしと、みえてそうらう。 p1539
いま、にちれんは、けんじんにもあらず、まして、しょうにんは、おもひもよらず、てんかだいいちの、びゃくにんにて、そうらうが、ただ、きょうもんばかりには、あひて、そうらうやうなれば、だいなんきたりそうらへば、ふぼの、いきかへらせたまいてそうらうよりも、にくきもののことに、あふよりも、うれしくそうらうなり、ぐしゃにて、しかも、ほとけに、しょうにんと、おもはれまいらせて、そうらはんことこそ、うれしきことにてそうらへ。
 ちしゃたるうえ、にひゃくごじゅっかい、かたくたもちてばんみんには、しょてんの、たいしゃくを、うやまふよりも、うやまはれて、しゃかぶつ、ほけきょうに、ふしぎなり、だいばがごとしと、おもはれ、まいらせなば、ひとめは、よきやうなれども、、ごしょうは、おそろし、おそろし。
 さるにては、とのは、ほけきょうの、ぎょうじゃに、にさせたまへりと、うけたまはれば、もってのほかに、ひとのしたしきも、うときも、にちれんぼうを、しんじては、よも、まどいなん、かみの、みけしきも、あしかりなんと、かたうどなるようにて、おけうくむそうらいなれば、けんじんまでも、ひとのたばかりは、をそろしきことなれば、いちじょう、ほけきょう、すてたまいなん、なかなか、いろみへで、ありせば、よかりなん、たいまの、つきたるものどもは、ひとりを、けうくんし、をとしつれば、それをひっかけにして、おおくのひとをせめ、をとすなり。
 にちれんが、でしに、せうぼうともうし、のとぼうといゐ、なごえのあまなんど、もうせしものどもは、よくふかく、こころ、をくびやうに、ぐちにして、しかもちしゃとなのりし、やつばら、なりしかば、ことのをこりしとき、たよりをえて、おほくのひとを、おとせしなり。
 とのも、、せめをとされさせたまうならば、するがに、せうせうしんずるやうなるものも、また、しんぜんと、おもふらん、ひとびとも、みなほけきょうを、すつべし、されば、この、かいのくににも、しょうしょうしんぜんともうす、ひとびとそうらへども、おぼろげならでは、いれまいらせそうらはぬにてそうらう。
 なかなかしきひとのしんずるやうにて、なめりて、そうらへば、ひとのしんじんをも、やぶりてそうらうなり。
 ただをかせたまへ、ぼんでん、たいしゃくなどの、おんはからいとして、にほんこく、いちどきに、しんずること、あるべし、そのとき、われも、もとより、しんじたり、しんじたりともうすひとこそ、ををく、をはせずらんめと、おぼえそうらう、ごしんようあつく、をはするならば、ひとために、あらず、わが、こ、ふの、おんため、ひとは、わが、をやの、ごせには、かはるべからず、こなれば、われこそ、ゆえを、おやのごせをば、とぶらふべけれ、ごういちごう、しるならば、はんごうは、ちちのため、はんごうは、さいし、けんぞくを、やしなふべし。 p1540
わがいのちは、こといできたらば、かみに、まいらせそうらうべしと、ひとへにおもひきりて、なにごとにつけても、ことばを、やわらげて、ほけきょうのしんを、うすくなさんずる、やうを、たばかる、ひとしゅったいせば、わがしんじんを、こころむるかと、おぼして、おのおのこれを、おけうくん、あるは、うれしきことなり。 ただし、おんみの、けうくんせさせたまへ、かみの、ごしんようなきことは、これにも、しりて、そうらうを、かみをもつて、おどさせたもうこそ、をかしくそうらへ、りまいて、けうくんもうさんと、おもひ、そうらいつるに、うわて、うたれまいらせて、そうらう、えんまおうに、わがみと、いとをしとおぼす、おめと、ことを、ひっぱられんときは、ときみつに、てをや、すらせたまい、そうらはんずらんと、にくげに、うちいひて、おはすべし。
 にいたどののこと、まことにてや、そうやらん、をきつのこと、きこへて、そうらう、とのも、びんぎそうらはば、そのぎにて、そうらうべし、かまへて、おほきならんひと、もうしいだしたるらんは、あはれ、ほけきょうの、よきかたきよ、うどんげか、もうきの、ふぼくかと、おぼしめして、したたかに、ごへんじあるべし。
 せんちょう、まんちょうしるひとも、わづかのことに、たちまちに、いのちをすて、しょりょうを、めさるるひともあり、こんど、ほけきょうのために、いのちをすつることならば、なにはをしかるべき、やくおうぼさつは、みを、せんにひゃくさいが、あいだ、やきつくしてほとけに、なりたまい、だんのうは、せんさいが、あいだ、みを、ゆかとなして、いまの、しゃかぶつと、いはれさせ、たまうぞかし、されば、ひがごとを、すべきにはあらず、いまは、すてなば、かへりて、ひと、わらはれになるべし、かたうどなる、やうにて、つくりおとして、われも、わらひ、ひとにもわらはせんとするが、きくわいなるに、よくよく、けうくん、せさせて、ひとの、おほく、きかんところにて、ひとを、けうくんせんよりも、わがみを、けうくんあるべしとて、かつぱと、たたせたまへ、いちにち、ふつかがうちに、これへ、きこへそうらうべし、ことおほければ、もうさず、またまたもうすべし、きょうきょうきんげん。
  うえのどのごへんじ、  にちれん かおう
   たいごう なんじょうときみつ。



  • [19]
  • しじょうきんごどのごへんじ世雄御書(せおうごしょ)

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 7月 2日(土)10時11分0秒
 
  四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)
世雄御書(せおうごしょ)
    執筆(しっぴつ)建治三年 (けんじさんねん)。ごじゅうろくさい。 p1165
   ごもん、あらあらうけたまわりて、ながきよの、あけ、とおきみちを、かえりたるがごとし、それ、ぶっぽうともうすは、しょうぶをさきとし、おうほうともうすは、しょうばつをもととせり、 ゆえに、ほとけをば、せおうとごうし、おうをば じざいとなずけたり、なかにも、てんじくをば、がっしという、 わがくにをば、にほんともうす、いちえんぶだい、はちまんのくにのなかに、だいなるくには、てんじく、しょうなるくには、にほんなり、なの、めでたきは、いんど、だいに、ふそう、だいいちなり、ぶっぽうは つきのくにより、はじめて、ひのくにに、とどまるべし、つきは、にしよりいで、ひがしにむかい、ひはひがしより、にしへいくこと、てんねんのことわり、じしゃくと、てつとかみなりと、ぞうげとのごとし、だれか、このことはりを、やぶらん。――――
 この、くにに、ぶっぽうわたりし、ゆらいをたづぬれば、てんじんしちだい、ちじんごだいすぎて にんのうのだいとなりて だいいち じんむてんのう、ないしだいさんじゅうだい、きんめいてんのうと、もうせし、おう、おわしき、くらいにつかせ、たまいて、さんじゅうにねん、よをおさめ、たましに、だいじゅうさんねん、みずのえさる、かんなづき、じゅうさんにち、かのととりに、このくにより、にしに、くだらこくと、もうす、しゅうあり、にほんこくの、だいおうの、おちぎょうのくになり。
 そのくにの、だいおう、せいめいおうと、もうせし、こくおうあり、ねんぐを、にほんこくに、まいらせし、ついでに、こんどうの、しゃかぶつ、ならびに、いっさいきょう、ほっし、あまなどをわたし、たりしかば、てんのう、おおいによろこびて、ぐんしんにおおせて、せいばんの、ほとけをあがめ、たてまつるべしや、いなや、そがのおとど、いなめのしゅくねと、もうせし、ひとのいわく、 せいばんのしょこく、みなこれをらいす、とよあきやまと、あに、ひとり、そむかんやともうす。――――
 もののべの、おおむらじ、おこし、なかとみのかまこなど、そうしていわく、わがこっか、てんかに、きみたるひとは、つねにてんちしゃそく、ももやそかみを、しゅんか、しゅうとうに、さいはいするを、こととす、しかるを、いまさらあらためて、せいばんのかみをはいせば、おそらくは、わがくにのかみ、いかりをなさん、とうんぬん。
 そのときに、てんのう、わかちがたくして、ちょくせんす、このことを、ただこころみに、そがのおとどにつけて、ひとりにあがめさすべし、たにん、もちいることなかれ、そがのおとど、うけとりて、おおいによろこび、たまいて、このしゃかぶつを、わが、きょじゅうの、おはたともうす、ところに、いれまいらせて、あんちせり。
p1166
 もののべのおおむらじ、ふしぎなりとて、いきどをりしほどに、にほんこくにだいえきびょうおこりて、しせるもの、たいはんにおよぶ、すでに、こくみんつきぬべかりしかば、もののべのおおむらじ、すきをえて、このほとけをうしなうべきよし、もうせしかば ちょくせんなる、はやく、たこくのぶっぽうをすつべし、うんぬん、もののべのおおむらじ、おんつかいとして、ほとけをばとりて、すみをもっておこし、つちをもってうちくだき、ぶつでんをば ひをかけて、やきはらひ そうにをば、むちをくわう。
 そのとき、てんにくもなくして、おおかぜふき、あめふり、だいり、てんぴにやけあがって、だいおう、ならびにもののべの、おおむらじ、そがのおみ、さんにんともに、えきびょうあり、きるがごとく、やくがごとし、おおむらじは、ついにいのちたえぬ、そがと、おうとは、からくして、そせいす、しかれども、ぶっぽうを、もちゆることなくして、じゅうくねんすぎぬ。――――
 だいさんじゅういちだいの、びだつてんのうは、きんめい、だいにのたいし、おさむ じゅうよねんなり、さうのりょうしんは、ひとりは、もののべのおおむらじが、こにて、ゆげのもりや、ちちのあとをついで、おおむらじに、にんず、そがのすくねのこは、そがの、うまことうんぬん、このおうの、みよに、しょうとくたいし、うまれたまへり、ようめいの、みこ、びだつのおいなり、おんとしにさいの、にがつ、ひがしにむかって、むめいのゆびをひらいて、なむぶつと、となへたまへば、おんしゃり、みてにあり、これ、にほんこくの、しゃかねんぶつの、はじめなり、たいし、はちさいなりしに、はちさいのたいしいわく「さいごくのしょうにん、しゃかむにぶつの、いぞうまっせに、これをたっとめばすなわち、わざわいをけし、ふくをこうむる、これをあなどれば、すなわち、わざわいをまねき、いのちをちぢむ」とううんぬん。
 おおむらじ、もののべの、ゆげ、すくねのもりやなどいかりて、いわく「そがは、ちょくせんをそむきて、たこくのかみを、らいす」とううんぬん、。また、えきびょう、いまだやまず、じんみんすでにたえぬべし、ゆげもりや、また、これをかんそうす、うんぬん、ちょくせんにいわく「そがのうまこ、ぶっぽうをこうぎょうす、よろしくぶっぽうを、 しりぞくべし」とううんぬん。
 これに、もりや、なかとみのおみかつみ、おおむらじなど、りょうしんと、てらに、 むかって、どうとうを、きりたおし、ぶつぞうをやきやぶり、てらには、ひをはなち、そうにの、けさをはぎ、むちをもってせむ、また、てんのうならびに、もりやうまこなど えきびょうす、そのことばにいわく「やくがごとし、きるがごとし」また、かさおこる、ほうそうという、うまこ、なげいていわく「なお、さんぽうをあおがん」と、ちょくせんにいわく「なんじ、ひとりおこなえ、ただ、しょにんを、たてよ」とううんぬん、うまこ きんえつし、しょうじゃをつくりて、さんぼうを、あがめぬ。――――
 てんのうはついに、はちがつじゅうごにち、ほうぎょ、うんぬん、このとしは、たいしは、じゅうしなり、だいさんじゅうにだい、ようめいてんのうのおさめ、にねん、きんめいのたいし、しょうとくたいしの、ちちなり。
  p1167
おさめ、にねん、ひのとひつじ、うつきに、てんのうえきびょうあり、みかどちょくしていわく「さんぼうに、きせんとほっす」うんぬん、そがのおおおみ、みことのりにしたがうべしとて、ついに、ほっしを、ひいてだいりにはいる、ほうこくのほっし、これなり、もののべのもりや、おおむらじなど、。おおいにいかり、よこしまに、にらんでいわく、てんのうを、えんみすと、ついに、みかど、かくれさせたもう、さつきに、もののべのもりやがいちぞく、しぶかわのいえに、ひきこもり、たぜいを、あつめぬ。
 たいしと、うまこと、おしよせて、たたかう、さつき、みなつき、ふみつきのあいだに、よんかど、かっせんす、みたびは、たいしまけたもう、だいよんどめにたいし、がんを、たてていわく「しゃかにょらいの、おんしゃりの、とうをたて、してんのうじをこんりゅうせん」と、うまこ、ねがいていわく「くだらよりわたすところの、しゃかぶつをてらをたてて、すうちょうすべし」とうんぬん、ゆげ、なのっていわく、わが、はなつやにはあらず、わがせんぞ、すうちょうの、ふつのだいみょうじんの、はなちたもうやなり」と、このやはるかにとんで、たいしのよろいにあたる、たいしなのる「これはわがはなつ やにはあらず、してんのうの、はなちたもうやなり」とて、とみのいちいともうす、とねりに、いさせたまへば、やはるかにとんで、もりやがむねにあたりぬ、はだのかはかつ おちあいて、くびをとる、このかっせんは、ようめいほうぎょ、すしゅん、いまだくらいにつきたまわざる、そのちゅうげんなり。――――
 だいさんじゅうさん、すしゅんてんのう、くらいにつきたもう、たいしはしてんのうじをこんりゅうす、これ、しゃかにょらいのおんしゃりなり、うまこは、がんごじともうすてらを、こんりゅうして、くだらこくより、わたりてそうらいし、きょうしゅしゃくそんをすうちょうす、いまのよに、せけん、だいいちのふしぎは、ぜんこうじのあみだにょらいという、おうわくこれなり、また、しゃかぶつにあだを、なせしゆへに、さんだいの、てんのう、。ならびに、もののべの、いちぞく、むなしくなりしなり、またたいし、きょうしゅしゃくそんのぞう、いったい、つくらせたまいて、がんごじに、こせしむ、 いまのたちばなでらの、ごほんぞんこれなり、これこそ、にほんこくにしゃかぶつ、つくりしはじめなれ。――――
 かんどには、ごかんの、だいにのめいてい、えいへい、しちねんに、こんじんのゆめをみて、はかせさいいん、おうじゅんなどの、じゅうはちにんを、がっしにつかわして、 ぶっぽうを、たずねさせたまいしかば、ちゅうてんじくの、しょうにん、まとうか、じくほうらんともうせし、ふたりのしょうにんを、どう、えいへいじゅうねん、ひのと、うのとしむかへとりて、すうちょうありしかば、かんどにて、もとより、すめらぎの、おんいのりせし、じゅけ、どうけのひとびと、すうせんにん、このことをそねみて、うったえしかば、どう、えいへい、じゅうよねん、むつき、じゅうごにちに、めしあわせられしかば かんどのどうし、よろこびをなして、もろこしのかみ、ひゃくりょうを、ほんぞんとしてありき。
  p1168
ふたりの、しょうにんは、ほとけのおんしゃりと、しゃかぶつの、がぞうと、ごぶのきょうを、ほんぞんと、たのみたもう、どうしはもとより、おうのみまえにして、ならいたりしせんきょう、さんふん、ごてん、にしょう、さんおうのしょをたきぎに、つみこめて、やきしかば、いにしえは、やけざりしが、はいとなりぬ、さきには、みずにうかびしが、みずにしずみぬ、きじんをよびしも、きたらず、。あまりの、はづかしさに、ちょぜんしん、ひしゅくさいなんど、もうせしどうしなどは、おもいじに、ししぬ。
 ふたりのしょうにんの、せっぽうありしかば、しゃりは、てんにのぼりて、ひかりをはなちて、にちりん、みゆることなし、がぞうのしゃかぶつは、みけんよりひかりを、はなちたもう、ろ、けいつうなどの、ろっぴゃくよにんの、どうしは、きぶくしてしゅっけす、さんじゅうにちが、あいだに、じゅっかじ、たちぬ、されば、しゃかぶつは、しょうばつただしき、ほとけなり、かみにあぐる、さんだいの、みかど、ならびに、ふたりのしんか、しゃかにょらいの、かたきとならせたまいて、こんじょうはむなしく、ごしょうはあくどうにおちぬ。――――
 いまのよも、またこれに、かはるべからず、かんどのどうし、しんぴなど、にほんのもりやは、かんど、にほんのだいしょうの、じんぎを、しんようして、きょうしゅしゃくそんの、おんてきとなりしかば、かみは、ほとけに、したがいたてまつる、ぎょうじゃはみなほろびぬ、いまのよも、かくの、ごとくかみに、 あぐるところの、くだらこくのほとけは、きょうしゅしゃくそんなり、なを、あみだぶつといって、にほんこくをたぼらかして、しゃくそんを、たぶつにかえたり。
 かみとほとけと、ほとけとほとけとの、さべつこそ、あれども、しゃくそんをすつる こころは、ただひとつなり、されば、いまのよの、めっせんこと、またうたがいなかるべし、これはいまだ、もうさざる、ほうもんなり、ひすべし、ひすべし。
 また、わが、いちもんのひとびとのなかにも、しんじんも、うすく、にちれんがもうすことをそむき、たまわば、そががごとくなるべし、その、ゆえは、ぶっぽうにほんに、たちしことは、そがのすくねと、うまことの、ふし、ふたりのゆえぞかし、しゃかにょらいの、しゅっせのときの、ぼんのう、たいしゃくのごとくにてこそ、あらまじなれども、もののべと、もりやとをうしないしゆえに、ただいちもんになりて、くらいもあがり、くにをもちぎょうし、 いちもんも、はんじょうせしゆえに、たかあがりをなして、すしゅんてんのうを、うしないたてまつり、おうじをおおくころし、けっくは、たいしのみこ、にじゅうさんにんを、うまこがまご、いるかのしんか、うしないまいらせし、 ゆえに、こうぎょくてんのう、なかとみのかまこが、はからいとして、きょうしゅしゃくそんを、つくりたてまつりて、あながちにもうせ、しかば、いるかのおみ、ならびに、ちちなどのいちぞく、いちどきにほろびぬ。――――
 これをもつて、ごすいさつあるべし、またわが、このいちもんのなかにも、もうしとおらせ、たまわざらん、ひとびとは、かへりて、とがあるべし、にちれんを、うらみさせたもうな、しょううぼう、のとぼうなどをごらんあるべし、かまえて、かまえて、 このあいだは、よのことなりとも、ごきしょうかかせたもうべからず、
p1169
 ひは、おびただしきようなれども、しばらくあれば、しめる、みずは、のろきようなれども、さゆうなく、うしないがたし、ごへんは、はらあしきひとなれば、ひの、もゆるがごとし、いちじょう、ひとにすかされなん、また、あるじのうらうらと、ことばやわらかに、すかさせたもうならば、ひにみずをかけたるように、おん、わたりありぬと、おぼゆ。
 きたわぬ、かねは、さかんなる、ひにいるれば、とくとけそうらう、こおりをゆにいるるがごとし、つるぎ、なんどは、たいかにいるれども、しばらくはとけず、これきたへる ゆえなり、まえにこうもうすは、きたうなるべし、ぶっぽうともうすは、どうりなり、 どうりともうすは、あるじにかつものなり、いかに、いとおし、はなれじとおもうめなれども、。ししぬれば、かひなし、いかに、しょりょうを、おししと、おぼすとも、ししてはたにんのもの、すでに、さかへてとしひさし、すこしも、おしむことなかれ、また、さきざきもうすがごとく、さきざきよりも、ひゃくせんまんおくばい、ごようじんあるべし。
 ――――
 にちれんは、わかきより、こんじょうのいのりなし、ただ、ほとけにならんとおもうばかりなり、されども、とののおんことをば、ひまなく、ほけきょう、しゃかぶつ、にってんにもうすなり、その、ゆえは、ほけきょうの、いのちをつぐ、ひとなればとおもうなり、あなかしこ、あなかしこ、あらかるべからず、わが いえにあらずんば ひとによりあうことなかれ、また、よまわりのとのばらは、ひとりもたのもしき、ことはなけれども、ほけきょうのゆえに、やしきをとられたる、ひとびとなり、つねは、むつばせたもうべし、また、よるの、ようじんのためともうし、かたがた、とののまもりとなるべし、わがかたのひとびとをば、しょうしょうのことおば、みず、きかずあるべし。
 さてまた、ほうもんなんどを、きかばやとおおせそうらわんに、よろこんで、まみえたもうべからず、いかんがそうらわんずらん、おでしどもにもうしてこそ、みそうらわめと、やわやわとあるべし、いかにも、うれしさに、いろにあらわれなんと、おぼえきかんとおもうこころだにも、つかせたもうならば、 ひをつけて、もすがごとく、てんよりあめのふるがごとく、ばんじを、すてられんずるなり。
 また、こんどいかなるたよりも、しゅったいせば、したためそうらいし、ちんじょうをあげらるべし、だいじのもんなれば、ひとさはぎは、かならずあるべし、あなかしこ、あなかしこ。
    にちれん かおう   しじょうきんごどの



  • [18]
  • ぐりぐりさんの舎利弗と修利槃特の共通点と成仏の門 1

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月29日(水)02時31分53秒
 
舎利弗と修利槃特の共通点と成仏の門
しゃりほつと、すりばんどくの、きょうつうてんと、じょうぶつのもん
とうこうしゃ:だいぶつのグリグリのとこ  :2016ねん 6がつ27にち。

にちれんぶっぽうをしんこうし、にちれんきょうがくを、しんけんにまなんでいこうと、こころざすひとには、
だいなりしょうなり、そこにいたる、どうていと、どうきが、あるものです。

あるひ、もっともそんけいするせんぱいから、じしんのたいけんを、とおして、そのどうていと、どうきをおしえていただいたことがありました。

せんぱいはいいます。
「わがやはおやのだいからがっかいいんで、じぶんもじんせいのくなんになんどもあったが、
すべてしんじんをふるいおこしてちょうせんし、のりこえてきた。そんなやさきにたいぼうのこどもがしょうがいしゃとしてうまれた。

このにちいらい、にちれんぶっぽうをしんけんにまなび、じんせいをかけてこどものこうふくじょうぶつをしさくしてきた。
そしてこたえがみつかった。いまならはっきりわかる。けっきょく、きょうがくはじんせいのくなんのなかでしかふかまらない」と。

せんぱいのたいけんをきいたときに、ほんとうにこのせんぱいはきょうがくをまなびおえ、それをじっせんにうつしているいだいなひとだなとかんどうしたものです。

というのは、グリグリのみうちにもじゅうどのしょうがいしゃがいたからです。
ひとくちにしょうがいしゃといっても、いろんなひとがいます。

めがみえないもうもくのひと、みみがきこえず、はっきりことばとしてはなせないひと、
せのひくいひとからあしのふじゆうなひと、そしてせぼねがきゅうじょうにもりあがりわんきょくしたひととう・・・。

しょうさいはかけませんが、みうちのしょうがいしゃはめとみみとのうはせいじょうなのですが、あとはすべてダメなのです。
しんたいをじぶんでじゆうにうごかすことができず、つねにオシメをちゃくようし、しょくじもひとりでしょくすことがふかのうなので、
しんたいをよこにしてだれかがスプンでくちにはこぶしかたべるほうほうがない。

そしてとうぜん、しゃべることができないのでもじばんをゆびでおさえてじぶんのいしをつたえます。
けんじょうしゃならば、じゅうびょうでひとにつたえられることもみうちのしょうがいしゃはごふんじゅっぶんかかります。

てをじゆうにうごかせないながらもひっしでもじばんをおさえていしをつたえるほうも、
それをかくにんしながらひっしでりかいしようとするほうもともにこんきのいるさぎょうです。

グリグリがきょうがくをきわめようとけついしたきっかけのひとつは、そんなしょうがいしゃがみうちにいたからかもしれません。

そのみうちもがっかいいんで、おやはじゅうどしょうがいじのこをちいさいころからきびしくそだてていました。
せいかくになむみょうほうれんげきょうとはつおんできないこどもをごほんぞんのまえにすわらせ

「いいかい、こどもよ、おまえはくちとしんたいはダメだが、めとみみはせいじょうだ。
だからくちでだいもくをとなえなくてもいいから、しっかりそのめでごほんぞんをみて、こころでだいもくをとなえなさい。
そして、もしもきょうがくのはなしをしてくれるひとがあらわれたら、しっかりそのみみでききなさい」・・・こういいきかせていました。

そんなこどももせいじんし、いまではでんきしきくるまイスでしょうがいしゃがあつまるさぎょうしょにかよいしごとをしています。
おやはなくなるまえのまくらもとでグリグリにこういいました。

「こどもにぶっぽうのいだいさをはなしてやってくれ、たのむ・・・・」と。

まもなくおやはりょうぜんにたびだちました。せんぱいのたいけんをきいて、そんなことをおもいだしたのです。

  • [17]
  • ぐりぐりさんの舎利弗と修利槃特の共通点と成仏の門 2

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月29日(水)02時29分26秒
 
・・・・・・・・・・・・・・・2
さて、とおいむかしのインドでなにふじゆうなくくらしていたいっこくのおうじしゃくそんが、
おうきゅうのもんのそとでろうじんやびょうにん、またしにんやしゅぎょうしゃにであい、じんせいのしょうろうびょうしをまのあたりにして
「じんせいのくのう」にめをひらき、しゅっけをけついしたというこじがあります。しもんしゅつゆう。

しゃくそんはにんげんのくのうのかいけつのために、しゅぎょうにはげみ、
わがみのふるまいをとおしてしょうろうびょうしのかいけつほうをしめしきり、とうといしょうがいをおえました。
そしてそのしゃくそんの「こころ」をでしたちがほけきょうにまとめてこうせいにつたえのこしました。

まっぽうにしゅつげんしたにちれんだいしょうにんはそのほけきょうをさらにしょうかさせたかたちで
「なむみょうほうれんげきょうごほんぞん」とひょうげんをかえ〝ばんにんじょうぶつ〟のほうとをしめしたのです。

これらのことから、すべてのせいめいにつらぬかれているものがほけきょうだとすれば、
あとはなにによって、そのもんにはいるかというもんだいがのこります。

これをみなさんといっしょにかんがえていきたいとおもいます。

そのまえに、ちえだいいちといわれた「しゃりほつ」とぐどんのだいひょうかくである「すりはんどく」の
きょうつうてんはなにであったのかをみていきたいとおもいます・・・・と、

ここまでかきおえたときに、つまからはんろんがありました。

「ちょっとまってよ、しゃりほつとすりはんどくにきょうつうしているのはじょうぶつしたことだけじゃない。
それいがいにきょうつうしたところなんてなにがあるの。あとはぜんぶ、せいはんたいじゃないの」と。

つまのいったことをまとめると、

①しゃりほつはちえだいひとつ、すりはんどくはぐどんだいひとつ
②しゃりほつにたいしてししょうはきびしいたいどだった、すりはんどくにたいしてししょうはやさしいたいどだった。
③しゃりほつはたのでしからもにんきがあった、すりはんどくはたのでしからはバカにされた。

たしかにつまのいうとおり、じょうぶつしたいがいはせいはんたいだったかもしれません。

しかし、けつろんをいそがず、もうすこしじっくりかんがえていきたいとおもいます。


   ほけきょう「ほうべんひんだいに」のはしゃりほつですが、
たしかにししょうはしゃりほつにたいしてきびしいたいどでせっしています。

そのないようをようやくすると

「しゃりほつよ、よくきけ。ほとけのちえはじんじんむりょうでいまだかつてきいたことのないむりょうむへんのみぞうのほうである。
ほとけのちえをりかいするのはなんかいで、ちえのもんにはいるのはむずかしい。いっさいのにじょうしょうもん・えんかくがしることのできないものである」と、

ほとけのきょうがいをさんざんさんたんしたのち、にじょうのだいひょうであるしゃりほつをてっていてきにしかりとばしています。

これまでもしゃくそんは、さんじょうしょうもん・えんかく・ぼさつのひとはみな、もろもろのしゅうちゃくをはなれて、
もうよのなかはこれでいいのだとおもいこんでいる。さんじょうのきょうがいのままでいいのだとまんぞくしている。

しかし、ちがうのだ。

あらゆるほとけがしゅつげんするのは、きみたちさんじょうやばんにんがもともともっているふつちけんをひらいてやろう、
さとらしてやろう、そしてそれをしめしてほとけのきょうがいにはいらしてやろうかいじごにゅうとしてうまれてきたのだ。

だからまずほとけのちえをさんたんし、それからきみたちをみちびくのだ。
きみたちみたいなものがなんおくにんあつまってもほとけのちえはわからない・・・。

そして「やめよ、しゃりほつよ。もうほうはとかない。なぜならほとけがじょうじゅしたのは
けうにしてなんかいなだいひとつのほうであり、ただほとけとほとけだけが『しょほうのじっそう』をきわめつくしているからである」

とときます。

これをきいてしゃりほつはやっとりかいできたのです。
しゃりほつは「ししょうよ、やっとわかりました。そんなにいだいなほうがあるのですから、わたしはそのいだいなほうをしんじます」と。

これをいしんとくにゅう、〝しんをもってはいることをえたり〟といいます。

しゃりほつとすりはんどくのさいだいのきょうつうてんは「しんじん」です。
しんずるこころをもっていたがゆえに、じょうぶつすることができたのです。

そしてそれは〝しんずるこころ〟をもってはいらなければ、
ほけきょうのこころをえとくすることはぜったいにできないということでもあるのです。


   では、ほとけとほとけだけがしる「しょほうじっそう」とはなにでしょうか。

けつろんからいえば、しょほうじっそうとはじゅうにょぜのことです。
つまり「いわゆるしょほうのにょぜしょう、にょぜしょう、にょぜたい、にょぜりき、にょぜさ、にょぜいん、にょぜえん、にょぜか、にょぜほう、にょぜぼんまつくきょうとうなり」です。

このじゅうにょぜのもんは、ちょっとむずかしいことばですが「りゃくかいさんけんいち」といいます。
これはさんじょうしょうもん・えんかく・ぼさつをしゃくして、いちぶつじょうをあらわすといういみです。

もっとわかりやすくいえば、じんせいのもくてきはこうふくになるためにあるのですが、

それはかねもちになることである、しゃかいてきめいせいをえることである、せかいいちしゅうりょこうにいくことである、
けっこんしてかていをもつことである、びじんになることである、けんこうになることであるとう々とういろいろありますが、

それはちいさなもくてきかんにたったさんじょうをもとめるしゅじょうのすがたなのだとししょうはいいます。

そうではなく、ほんとうのじんせいのもくてきは、ごほんぞんさまをしんじ、なむみょうほうれんげきょうをしんじなさい。
そうすれば、ぜったいにくずれないこうふくなじぶんになれる。これがじんせいのきゅうきょくのもくてきです・・・りゃくかいさんけんいちとは、こういういみです。

こんなこといわれてもだれだってわかりませんし、りかいできません。

しかし、ししょうがそうといたとき、しゃりほつだけがししょうのことばをりかいしたのです。
いや、りかいしたというよりもそのことばを〝しんじた〟というべきかもしれません。

とだせんせいはこのことをとおして、こうふくには「そうたいてきこうふくきょうがい」と「ぜったいてきこうふくきょうがい」のふたつがあるとひょうげんしました。

なにがあろうが、なにがおころうが、なにものにもおかされず、わがみのこころにしあわせをかんじ、
いきていることじたいがしあわせである・・・そういいきれるじぶんになるためには、ごほんぞんさまをしんじ、
ぎょうじていくところにじんせいのもくてきがあり、ほんとうのこうふくをかちとるげんせんがあるのです。

   はなしをもどします。

  • [16]
  • ぐりぐりさんの舎利弗と修利槃特の共通点と成仏の門 3

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月29日(水)02時27分46秒
 
・・・・・・・・・・3

ほとけとほとけだけがしるしょほうじっそうじゅうにょぜをかんたんにせつめいすると、

はじめのさんにょぜそう・しょう・たいは、せいめいのじったいそのものをしめしており、
あとのななにょぜりき・さ・いん・えん・か・ほう・ほんまつくきょうとうは、
せいめいのじったいそう・しょう・たいがどのようなうんどうをするかをしめしたものといえます。

つまり「りき・さ」はせいめいの〝はつどうやひろがり〟をしめし
「いん・えん・・ほう」はせいめいの〝ながれ〟をするどくとらえているとかいしゃくすることもかのうです。

そして「ほんまつくきょうとう」はそのせいめいのほうそくをそうかつしている〝たえなるほう〟ともいえます。

ようするに、このじゅうにょぜというじっそうなくしてせいめいというものはなく、
せいめいのじったいそう・しょう・たいがめいかくでなければかんねんろんです。

ぶっぽうはじっそうにそくしたせいめいろんであり、にちれんぶっぽうはそのせいめいをかいめいして、
ばんにんがじょうぶつするほうとをもののみごとにときあかしただいせいめいてつがくなのです。

では、ほとけとほとけだけがしるしょほうじっそうじゅうにょぜをとおして、ぼうとうにあげた
なむみょうほうれんげきょうをせいかくにはつおんできないじゅうどしょうがいしゃはどうやってじょうぶつするのか、

こんどはそれをかんがえていきたいとおもいます。

おなじにんげんとしてうまれても、ひとにはさまざまなしんたいてきさべつがあります。

だいしょうにんは「にんげんにうまれる〝いん〟はわかったが、おなじようにごかいをもってにんげんにうまれながら、
どうしてめのみえないひと、みみのきこえないひと、くちのきけないひと、せのひくいひと、あしのふじゆうなひと、

せぼねがこうほうにもりあがり、きゅうじょうにわいきょくしたりするびょうきにかかるひと、
びんぼうなひと、たびょうのひとなどのさべつがあるのかしゅい」ごしょ〇ぺーじ

という〝とい〟をせっていし、それに〝こたえる〟かたちできょうもんろんしゃくをとおしてそのいんがをあかしました。

   そしてたいよう、つぎのようにこたえています。

「りゅうじゅのかいただいちどろんにはこうある。

『もししゅじょうのまなこをやぶり、えぐったり、しょうほうをもってしんじつをみるまなこをひぼうしてやぶっても
つみにならないひとは、しんでじごくにおち、つみをおえてひととうまれてもうもくとなる。
またぶっとうのなかのかじゅおよびとうみょうをぬすむなどのぜんせのごういんによってじしんのまなこのこうみょうをうしなう』とある。

また、みみのきこえないひとのぜんせは、ししょうやちちのきょうくんをうけようとせず、きいてもじっせんしないで、
かえっておこりうらむ。このつみによってみみがきこえないひととなる。

また、ぜんせにたにんのしたをきり、あるいはそのくちをふさぎ、どくをあたえてくちをきけないようにしたり、
あるいはししょうのおしえ、ふぼのせっきょうをきいてとちゅうでさえぎる。

これはよにうまれてひととなるが、おしになってものをいうことができないしゅい」どうぺーじ~

とりゅうじゅのせつをしょうかいし、また

「ぜんせにたにんのざぜんをさまたげたり、ざぜんのどうじょうをやぶったり、じゅじゅつでひとをいのり、
おこらせたりあらそわせたりいんよくをおこさせたものは、こんぜにはたくさんのなやみがあり、

それはふかくあつく、ちょうどバラモンがたはたざいさんをうしない、
つまがしんでそくじにはっきょうし、らたいではしりだしたようなものである。

ぜんせでほとけ・あらかん・ひゃくしぶつのしょくもつやふぼしんぞくのしょくもつをうばったばあいは、
たとえほとけのざいせにうまれあうことができたとしても、うえやかわきのくるしみをうける、
それはつみがおもいためである。

ぜんせにこのんでムチやぼうでひとをうち、ごうもんし、
こうそくしたりしてしゅ々じゅになやませたために、こんせにびょうくとなるのである。

ぜんせにたにんのみをきずつけ、こうべをきり、てあしをきり、しゅ々じゅにしんたいをきずつけ、
あるいはぶつぞうをこわし、ぶつぞうのはなやけんじんしょうにんのぞうやふぼのしょうぞうをこわしたものは、

そのつみによってしょうがいのあるみとなるのである。
またあくほうをしゅぎょうしたむくいとして、みにくいしんたいにうまれるしゅい」ごしょ431ぺーじとあります。

   さらに「ほけきょうひゆほんには

『もしひとがほけきょうをしんじないできぼうするならば、ひととうまれることがあっても、
がん・に・び・ぜつ・しんのごこんはかんぜんではなく、めのみえないひと、みみのきこえないひと、しょうがいのあるみとうまれるだろう。

くちのいきはつねにくさく、びんぼうでいやしいみとなってひとにつかわれ、たびょうでしんたいはやせほそり、たよるところもない。
ひとからそむかれ、きょうはくされ、ぬすまれるだろう・・・このようなつみのためにふりょのさいなんにあうであろうしゅい』とある。

またほけきょうかんぱつほんには

『ほけきょうをじゅじするものをみて、そのかこのあやまちをいいだすものは、たとえそれがじじつであっても、
じじつでなくても、そのひとはげんせでハンセンびょうをえるであろう。

もしこれをけいべつするものは、いつのよでもげっしはすいてかけ、みにくいくちびる、ひらたいはな、てあしはもつれてまがり、
めはすがめかたほうのめがふじゆう、どくがんとなり、しんたいはくさくきたなく、わるいできものにうみやちがたまり、
はらにはみずがたまり、たんきである、などのわるいじゅうびょうにかかるしゅい』とあるつうげ」どうぺーじ

ことをしょうかいしました。これがほとけのちけんしたせいめいのじっそうじゅうにょぜです。

しんじる、しんじないにかかわらず、これがぶっぽうのきびしきいんがです。ほとけはもろ々もろのせいめいのじっそうを
ありのままにみて、せいめいはじっかいをごぐしてえいえんにつづくものだととらえていました。

それはなまのせいめい、しのせいめいのくべつこそあれ
〝せいめいはうまれかわる〟というものではなく、へんかしつつもそのままつづくということです。

だいしょうにんはごっかんのち、さどで〝かいもくしょう〟をあらわし、そのなかできょうてんしんちかんきょうにある

「かこの〝いん〟をしらんとほっせば、そのげんざいの〝〟をみよ。
みらいの〝〟をしらんとほっせば、そのげんざいの〝いん〟をみよ」ごしょ231ぺーじのぶんをとおして、

はくがいのほんしつをかたり、どんなにふぐうなじんせいであっても、
みらいをこうふくなじんせいにかえるのは、いまげんざいの「いちねん」のなかにあることをおしえました。

だいじなのはこのげんじつのじんせいをどういきるかであり、
このじんせいをいきるせいめいそれじたいのもんだいをかいめいしきることだとおもいます。

それをばんにんにつたえるために、いけだせんせいはしょだい・にだいのいしをつぎ、
あらゆるしょうまのぼうはていとなって、がっかいいんをいくせいしてきたのだとかんがえます。

それをむしして

「がっかいからうちだされたたたかいはすべてしんじんでうけとめろ」
「こころのもちかたひとつでこうふくをかんじられるじぶんになる」

などという、いわゆる〝こころのもちかたろん〟てきなしそうやきょうくんは、アヘンまやくであり、じゃぎです。

   にちれんぶっぽうはひとりのにんげんにおけるただしいじんせいのもくてきをおしえ、
ひと々びとをめざめさせて、ぜったいてきこうふくきょうがいへのみちをときあかしたせいめいてつがくであり、
それをせかいにつたえているのがいけだせんせいをちゅうしんとするそうかがっかいです。

それはまた、くのじんせいかららくのじんせいへのみちであり、きょうきのじんせいからしょうきのじんせいへのてんかんでもあるのです。

  • [15]
  • ぐりぐりさんの舎利弗と修利槃特の共通点と成仏の門 4

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月29日(水)02時26分21秒
 
さて、はなしはかわりますが、

だいしょうにんからゆいいつ〝すりはんどく〟のあだなをつけられたとのきじょうにんごしょぺーじは、
ははのさんかいきついぜんほうようのために、みのぶにいるだいしょうにんにくようのしなをとどけたことがありました。

そのくようのしな々じなのへんれいとして、とのきじょうにんはだいしょうにんからおてがみごしょ982ぺーじをいただいています。

そのてがみのないようをかんたんにせつめいすると、

ほけきょうでとかれる〝そうたいしゅのじょうぶつ〟と〝じゅるいしゅのじょうぶつ〟のにしゅるいのじょうぶつについて
もんどうけいしきでせつめいされながら、とくに〝そうたいしゅのじょうぶつ〟をとおして、まつだいぼんぷのそくしんじょうぶつのほうもんをおしえられました。

そして、そうたいしゅのじょうぶつのほうもんをきいてはじめて、しんのいみでほけきょうをきいたことになる。

なぜなら、ほけきょうはばんにんじょうぶつのきょうてんであり、ほとけのしゅっせのほんかいは「いちぶつじょうそくしんじょうぶつ」をとくことにあったからだ。

だからぼんぷのそくしんじょうぶつをかのうにする〝そうたいしゅのじょうぶつ〟のほうもんをきかないかぎり、
そのたのほけきょうのほうもんをきいても、ほけきょうをきいたことにはならない・・・というものです。

いったい〝そうたいしゅのじょうぶつ〟とはなにでしょう。

むずかしいはなしはなるべくさけてはなしをつづけます。


   だいしょうにんはほけきょうやくそうゆほんだいごの「しゅ・そう・たい・しょうのよんじ」のぶんをとおして、
まつだいのぼんぷがほけきょうをしゅぎょうするほうほうがふたつあり、ひとつは〝じゅるいしゅのかいかい〟と、
もうひとつは〝そうたいしゅのかいかい〟があるとのべました。

〝かいかい〟とは、かんたんにいうと「じょうぶつ」といういみです。

また「しゅ・そう・たい・しょうのよんじ」の〝しゅ〟はほとけのしゅし、つまりふつしゅのこと。
〝そう・たい・しょう〟はじゅうにょぜそう・たい・しょうのことで、しゅじょうのすがた、にんげんのせいめいということです。

まず〝じゅるいしゅじょうぶつのしゅぎょうほう〟は
どうるいしゅともひょうげんし、げんいんぶつしょうとけっかぶっかがおなじものでなければならないという
ぜんていにたって、じしんのぶつしょうをかいはつするしゅぎょうでぼんのうをはいし、まよいをのぞいて、

ひたすらせいじょうなぶつしょうをひらいてぶっかにいたるためにせいめいほんらいのちからをだしていくことです。

つまり、ぶっぽうのいんがでいう〝ぜんいん〟をつんで〝ぜんか〟である「ぶっか」をじょうじゅするということです。

それにたいして

〝そうたいしゅじょうぶつのしゅぎょうほう〟は
ぼんのうむみょう・ごうあくごう・くしょうじの〝さんどう〟が、
そのままほっしんぶつしょう・はんにゃちえ・げだつじざいの〝さんとくさんしんにょらい〟にてんずることです。

つまり、あくごうがてんじてこうふくへの〝いん〟となることであり、
ぼんぷのまよいとくるしみのせいめいじたいが、そのままふつしゅ、ぶつしょうをかいはつするきっかけとなって

ぶっかをじょうじゅするといういみです・・・どういうことなのか、じっくりみていきましょう。
   だいしょうにんはどんなきょうぐうのひとであれ、まつだいのぼんぷは
かならず〝そくしんじょうぶつ〟できるげんりをもんどうけいしきでわかりやすくおしえました。

そしてまず、ぎなんをなげかけてこういいます。

「いままでのはなしをきいて、ちょっとぎもんにおもうことがある。
そもそもひからみずはでないし、いしからくさはしょうじない。

あくいんがあるからあっかをかんじ、ぜんいんはぜんぽうをしょうずるのはぶっぽうのじょうしきであり、
さだまったいんがのりほうであるしゅい」ごしょ983ぺーじと。・・・しもんぶつじょうぎ

このぎなんはわたしたちにとってもひじょうになっとくできます。

たとえば、じゅうどしょうがいしゃであるグリグリのみうちはいきることじたいがくるしみであり、
くるしみのげんいんになっているしょうがいのみは、そのこんげんをさぐれば、かこせのほうぼうゆえであり、

どん・じん・ちのさんどくよりしょうじたものです。

しかもこのぼんのうであるさんどくとくかのにどうによって、くるしみのせかいにしばりつけています。

それなのにどうしてこのさんどうぼんのう・ごう・くが
「じつはさんどうが、ほかならぬさんとくほっしん・はんにゃ・げだつなのだ」といえるのですか。

そんなこといわれてもとうてい、なっとくできるものではない・・・となります。

だいしょうにんはこのぎなんをもうけて、なんとこたえたかというと

「あなたのうたがいはもっともなことです。わたしはこのことをこころえていない。ただし・・・・・」どうぺーじとかたり、

りゅうじゅとてんだいのげんせつをいんようして「そくしんじょうぶつ」のほうもんをあきらかにし、こうのべます。

「りゅうじゅはみょうほうの〝みょう〟のいちじをかいしゃくして
『たとえば、だいめいいがよくどくをもってくすりとするようなものである』といわれている。
〝どく〟とはなにかというとわれらのぼんのう・ごう・くのさんどうのことであり〝くすり〟とはなにかというと、
ほっしん・はんにゃ・げだつの〝さんとく〟である。

『よくどくをもってくすりとする』とはどういうことかというと、さんどうをへんじてさんとくとすることである。

またてんだいは『みょうはふかしぎとなづける』といい
『いっしんにじゅうほうかいをぐしている。あるいはまたふかしぎきょうという。こころはここにある』といわれている。

そくしんじょうぶつのほうもんとはこのことであるしゅい」ごしょ984ぺーじと。・・・しもんぶつじょうぎ

ここまできいても、やっぱりぶっぽうのいんがからいえば、あくいんがあっかをうみ、ぜんいんがぜんかをうむのであって、
あくいんがそのままふついんになるという「そうたいしゅのじょうぶつ」はりかいできません。

   しかし、りゅうじゅはみょうほうの〝みょう〟のいちじを、めいいの「へんいやく」にたとえました。

つまり、めいいはびょうしゃのやまいをなおすために、どくをちょうごうしてくすりとしますが、
もんだいはどくをいかにしてやまいにきくくすりとするかにあります。

そのばあい、めいいのちょうごうしたどくを、かんじゃじしんのせいめいりょくで「やまいをなおすくすり」にてんじているのであって、
めいいはかんじゃじしんのやまいのじょうきょうやせいめいりょくをよくしったうえでくすりをつくるものです。

めいいはほとけであり、かんじゃはぼんぷであるわたしたちです。やまいはまよいです。

ほとけはしゅじょうのまよいというやまいをなおすために、やまいのみなもとであるさんどうそのものをぎゃくにりようし、
それをつかってやんでいるしゅじょうのせいめいのなかでさんとくのくすりとなるようにしむけているのです。

また、てんだいが〝みょう〟のいちじを「ふかしぎ」となづけたのは

〝じゅるいしゅのじょうぶつ〟は、ぜんいんをつんでぜんかであるぶっかをじょうじゅするしゅぎょうほうだから、
ぼんぷのわたしたちにもりかいしやすいので「しぎぎろんしやすいしゅ」としたのにたいして

〝そうたいしゅのじょうぶつ〟は、すでにぶっぽうのいんがはこえていてりかいできないことだから
「ふかしぎぎろんがふかのうしゅ」とたてわけて、そういったのです。

といはさらにつづきます。

  • [14]
  • ぐりぐりさんの舎利弗と修利槃特の共通点と成仏の門 5

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月29日(水)02時24分36秒
 
ぼんぷの・われわれにも、このひほうそうたいしゅの、じょうぶつのこころをりかいすることができるだろうか」どうぺーじと。

だいしょうにんは

「しけんによる〝こたえ〟はむえきでありいみがない。りゅうじゅもだいちどろんのなかで
『いま、ぼんのうをだんじつくしたさんじょうしょうもん・えんかく・ぼさつは、ほとけになれないときまっているのに、
かえってじょうぶつするというのは、ただほとけのみがよくしっていることである。

ろんぎとはただしくそのことをろんずべきであるが、はかりしることはできない。
だからむえきなろんぎをしてはならない。

もしほとけになることができたときは、よくりかいしなっとくすることができる。
それいがいのひとは、ただ〝しんずべき〟であって、いまだりかいしなっとくすることはできない』とのべているしゅい」どうぺーじ

とりゅうじゅのげんせつをしょうかいしてこたえます。

そして「ほけきょうほうべんぽんだいにの『ゆいぶつよぶつ・ないのうくじんただほとけとほとけとのみがよくきわめつくしている』とは、

ほけきょうにおいてぼんのう・ごう・くのさんどうがそのまま
ほっしん・はんにゃ・げだつのさんとくとなるとといて、じじょうしゃりほつはじょうぶつしたしゅい」どうぺーじとのべました。

つまり、りゅうじゅの〝しんじるしかない〟ということばは、だれにむけられていったのかというと、

べつきょう・えんきょうのぼさつや、ふげんぼさつ・もんじゅしりぼさつのだいぼさつにたいしてであり、
ましてやじじょう・まつだいのぼんぷがほけきょうのみょうほうのちからをしり、りかいできるはずもなく、

   ぶっかいのきょうがいをゆげんするための〝いんねん〟をあかしたじゅうほうかいみょういんがしょうには

「ぶっかいとは、ぼさつのくらいにおいて〝しぐせいがん〟をはっすることをもってかいとなすつうげ」
ごしょ434ぺーじとあります。

しぐせいがんとは、

①いっさいしゅじょうをさとりのみちにはいらせ、いっさいしゅじょうをすくうことをちかう。
②いっさいのぼんのうをたとうとちかう。
③ほとけのおしえをすべてまなびとろうとちかう。
④ぶつどうしゅぎょうにおいてむじょうのさとりにいたろうとちかう、ことです。

これはにぜんきょうで〝しぐせいがん〟というぼさつかいをもったけっかとしてぶっかがしめされたもんですが、

ほけきょうではいちだいじいんねんをあかし「かいじごにゅう」をといて、しゅじょうの〝こころ〟にほんらい、ぶっかいがそなわっていることをしめし、
じぶんじしんのぶつしょうをさとることによって〝そくしんじょうぶつ〟することをめいかくにしているのです。

つまり、

めがみえないひとはみえないままほとけになり、
みみのきこえないひとはきこえないままほとけになり、
くちでしゃべれないひとはしゃべれないままほとけになるということです。

そして、どんなじゅうどのしょうがいをもつしんたいであったとしても、
あらゆるけいしきをちょうえつして「ほけきょうをしんずるつよきこころ」によってじょうぶつできるのです。

だいしょうにんは
「いちねんにおっこうのしんろうをつくせば、ほんらいむさのさんじんねんねんにおこるなり。いわゆる、なむみょうほうれんげきょうはしょうぎょうなり」
〇ぺーじとうったえています。

  • [13]
  • ぐりぐりさんの舎利弗と修利槃特の共通点と成仏の門 6

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月29日(水)02時22分39秒
 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・6

このおんふみは、いまげんざいのこころがこうせんるふしぐせいがんのために、どりょくしぬき、
くろうしぬいていけば、ほんらい、わがみにそなわるぶっかいがかならずゆげんする。

こうせんるふのためにじんりょくすることじたいがなむみょうほうれんげきょうそのものなのだ・・・ととらえたい。

いいかえれば、

こうせんるふはしぐせいがんをちかったほとけとほとけでしかなしえないだいいぎょうであり、
ほとけとほとけのみがよくりかいし、とくことができるだいせいめいてつがくなのだとおもいます。

しょうがいしゃであれ、けんじょうしゃであれ、なみだもでないほどくるしくて、くるしくて、
もがきくるしむひ々びのれんぞくであったとしても、ただいま・げんざい「いきている」ということは、

こころのどこかでぶっぽうをもとめ「しあわせになりたい」とねがっているのではないでしょうか。

そのくるしむひとをかたにせおい、ささえはげまし、そせいさせ、かおをあげてまえをみろと
おしえてくれたのは、いけだせんせいであり、がっかいどうしです。

いけだせんせいのこころはじしんなきあとのことをかんがえて〝そくしんじょうぶつのほうもん〟をげんだいにじゅうおうむじんにてんかいし、
まつだいのしゅじょうにじょうぶつへのほうとをときしめし、かきのこしているのだとおもいます。

こうかんがえれば、かつてつまがいった

「わたしにとっていけだせんせいのしどうは『ごしょ』なのよ。そんなのわたしのじょうしき」

ということばもほんしつをとらえているとおもう。

   そうたいしゅのじょう・・・つまりそくしんじょうぶつのほうもんは「ゆいぶつよぶつ・ないのうくじん
ただぼとけとぼとけとのみがよくきわめつくしている」のひみつのほうもんであり、
ぼんぷのしぎしがたきほうもんなのです。

だいしょうにんは「そのようなひみつのほうもんをきいて、いかなるりえきがあるのかつうげ」ごしょ984ぺーじ・・・しもんぶつじょうぎ

とのしつもんにたいして

「はじめてほけきょうをきくということである。・・・・そしてまつだいのぼんぷが
このほうもんをきくならば、ただじぶんひとりだけがじょうぶつするばかりではなく、
ふぼもまたそくしんじょうぶつするのです。これがだいいちのこうようであるしゅい」どうぺーじ

とこたえました。

いうまでもなく〝きく〟とは〝しんじる〟こととどうぎだとおもいます。

なにものによってもこわされず、えいきゅうにくずれることのないぜったいてきなこうふく
・・・これはじんるいのえいえんのねがいであり、ばんにんきょうつうのりそうだとおもいます。

そのねがいとりそうをぜんせかいにるふするために、
ししょうはいまはなにもかたらず、でしをきびしくきたえているのだとかんがえます。

さいごに、しょうわ31ねんの「だいびゃくれんげ」にけいさいされたしていふにのざだんかいをしるしておわります。

いけだ
「しゃくぶくをするということが、そくじぶんじしんをしゃくぶくしているんだということにつうずるでしょうか」

とだ
「それではおしえよう。さいごのいちもんをおしえます。じぶんじしんがなむみょうほうれんげきょうでいきているということです。
それいがいにしゃくぶくはないのです。おぼえましたか。てれんてくだもほうほうもなにもありません。

ただただ、おれはなむみょうほうれんげきょういがいになにもない! ときめることをまっぽうのしゃくぶくというのです。

それいがいにないでしょう。

どういうふうにやったらなむみょうほうれんげきょうがひろまるか、
どのようにやったらなむみょうほうれんげきょうがよくなるか、
ひとによくおしえられるか、そんなほうほうろんはかんけいありません。

われみずからがなむみょうほうれんげきょうだ!なむみょうほうれんげきょういがいになにもない! ときめきって、きめきるのです。

おれはそれいがいにない、わるければ、ころしてもしんでもなんでもしょうがないと、
じぶんはなむみょうほうれんげきょうだときめるのが、さいごのしゃくぶくです」

いけだ
「はぁ、それはかんたんです。・・・・・・わらい」

とだ
「そう、かんたんなのです。どうにでもいおうとおもえばむげんにいえるけれども、しかし、しんぎはそれしかない」

とだじょうせいぜんしゅうだいにかん466ぺーじ

おわり

  • [10]
  • 「命濁」への、一考察、 「上」 螺髪さん

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月23日(木)02時31分53秒
 
「みょうじょく」への、いちこうさつ「じょう」
  とうこうしゃ、らほつ    とうこうび、2016ねん 、6がつ、13にち、げつ ようび
  だいぶつの、グリグリのとこさん、【にょせつしゅぎょうと、ふきょうぼさつのじっせん】じっくりと、よませていただきました。

いんようです
>ほけきょうぜんたいをみて、じゆうのぼさつに、たいして、ふぞくが、とかれた「じんりきほん」の、、ちょくぜんに、
ふきょうほんが、おかれているのは、ふきょうぼさつも、じゆうのぼさつであり、まっぽうに、みょうほうを、ぐつうする、じゆうのぼさつのじっせん、
ぶつどうしゅぎょうの、ありかたを、ふきょうぼさつという、ぐたいてきなじんかくをとおして、ときしめしたのが、ふきょうほんなのだとおもいます。
こうかんがえれば、だいしょうにんの
「いちだいのかんじんは、ほけきょう、ほけきょうのしゅぎょうの、かんじんはふきょうほんにて、そうろうなり」ごしょ1174ぺーじということばが、せんめいに、りかいできるし、
だいしょうにんが、けんぶつみらいきで、ひょうめいしている
「いおんのうぶつの、ぞうぼうのとき、ふきょうぼさつ、『がじんきょう』とうの、24じをもって、かのどに、こうせんるふし、
いっこくの、じょうもくとうの、だいなんをまねきしがごとし。

かの24じと、このごじと、そのご、ことなりといえども、そのこころ、これおなじ。
かのぞうぼうのすえと、これのまっぽうのはじめと、まったくおなじ。
かのふきょうぼさつは、しょずいきのひと、にちれんは、みょうじのぼんぷなり」
ごしょ507ぺーじ
ということばも、めいかくになります。いんようおわり。<

 すばらしいですね。とても、われわれには、まねのできないろんこうです。
 しかし、さびしいですよね。なんのはんのうがないっていうのも。
みんな、えんりょしているのです。グリグリさんやジョーカーさんは、わたしたちとちがうひと、なんてね。これも「ざんき」でしょうか。
せっかく、きょうきんをひらいて、とうこうしてくださっているのに。そんけいのおもいなのですが、やはり、はんのうはあったほうが、いいにきまっています。

 そこで、わたしめのぐこうをひとつ。
 だいして「みょうじょく」へのいちこうさつ。

 コンプレックスは、れっとうかんと、やくされることがおおい。
 だがせいかくには、「れっとうかん」inferiority complexと「ゆうえつかん」superiority complexのふたつがあり、このうちの「れっとうかん」が、ひろくつかわられているということのようです。
 ちゅうがくせいだったか、こうこうせいせいだったか、えいごのせんせいがそれをじゅぎょうちゅうにかたってくれて、いたくかんしんしたものです。「えいごにもこんなてつがくせいがあるんだな」ってね、いまは、せいしんいがくのほうで、つかわれることのほうが、おおいようです。

 「Complex」は、ラテンごの「com」ともに「plectere」あむ、おるが、あわさったことばだといいます。
おりこむのいみだそうです。ふくごうかんじょうとか、ふくごうかんねんともとらえられ、じょうちょてきに、つよくいろづけされた、ひょうしょうが、ふくごうしたしんりとも、されます。
あるいは、よくあつ、されながら、むいしきのうちに、そんざいし、げんじつの、こうどうに、えいきょうりょくを、もつものともされています。
 なんのことはない。せきさんされた、「ぞうしき」のことではないかと、おもったものです。りょういきのちがいこそあれ、あの、くしきろんで、とく、だい8ばんめの「あらやしき」「ぞうしき」ではないか、と。このときぐらいからですかね、わたしの、てつがくてきしこうのくせが、はじまってしまったのは・・・。

 だれのなかにも、こころのなかに、せきさんされた、ふくごうかんねんがあり、これが、ひていてきないみでも、ぎゃくに、こうていてきないみでも、そのひとのひょうそうのいしきに、あらわれるということなのでしょう。
ふくごうかんねんは、「3000」とも、しゅうちゃくのいみの「じゃく」とも、とらえられます。
 ひていてきな「れっとうかん」は、ひかくてき、よういです。「た」とくらべて「おとる」とみるから、ひけめをかんじるのでしょう、くらべなければ、ひけめはしょうじません。

 こうていてきな、ふくごうかんねん、つまり「ゆうえつかん」というのが、すこしわかりずらい。でも、にんげんのすじょうは、むかしも、いまもあまりかわりませんから、ことわざや、ばあいによって、せんりゅうにもとうじょうしてきます。

 「たにんのふこうは、みつのあじ」
 「となりのびんぼうは、かものあじ」
  なんかはそうでしょうか。
 たのひとにたいして、「みくらべ」のかんじょうをだいているとき、そしてそれをみぬいたとき、よりつよく「よろこび」としてかんじます。
つまり、ここでも「た」がはいってきます。
 じぶんが、そのくるしみをしっているからこそ、それをうわまわっていることに、「よろこび」をかんじます。あまりかんしんできる、かんじょうでないことはあきらかです。

 パソコンふきゅう、とうしょにも、そのようなじたいがありましたね。
しょしんしゃは、すべてのぎじゅつをしってさんかするひとはまずまれで、おしえるがわはそのひとつひとつを、おしえるのはとてもめんどうですから、どちらかといえば、さけます。「まずそうさするのがいちばん」と、そのひとにやらせ、「おお、そこまできたか」などと、うしろでほくそえんでいたひとも、いたのでないでしょうか。その「ろうく」がわかるからです。これも、ひとつの「ゆうえつかん」ですね。

 このあたりは、ラカニエンヌさんが、せんもんも、せんもん、プロフェッショナルです。まちがいがあれば、ごしてきください。ただし、われわれしょみんにも、わかりやすくおねがいします。「そんなこといってないで、べんきょうしなさい」とおしかりをうけるかもしれませんが・・・。

 いまはよまなくなりましたが、ほけきょう、じゅりょうほんだい16の、ちょうぎょうに「ぎょうおしょうぼう とくはつくじゅうしゃ」しょうほうを、ねがえる、とくはつくじゅうのものと、あります。つまり、とくがうすく、あかのかさなる、しゅじょうはどうしても、しょうほうをもとめてしまう、というのです。やはり、どこまでいっても「こしんのほう」です。
 でも、このすぐのちに 「いぜにんせつ がしょうしゅっけ とくあのくたらさんみゃくさんぼだい」とあります。「こののために われほとけは、わかくしてしゅっけし あのくたらさんみゃくさんぼだい《さとり》をえたり」といういみです。
つまり、このかしょを、つうどくすれば、ほとけは、しょうほうをねがう、とくはつくじゅうのものを、すくわんがために、わかくしてしゅっけし、あのくたらさんみゃくさんぼだいを、えたというのです。
グリグリさんの、こうぎによれば、それは32そう80しゅこうではなく、ぼんぷのすがたをした、「ぼさつ、ほとけ」です。

 さて、その「とくはつくじゅうもの」です。
 「とくはつ」と、「くじゅう」に「わけましょう。
 「とくはつ」は、「とく」が「うすい」とよんでいいのでしょう。
こちらは、ひかくてきよういです。
 「とく」、「さんとく」は、「さんたい」や、「さんしん」と、おなじものです。

 こうおおせです。
 「ほうもん、おおしといえども、たださんたいなり、このさんたいを、さんじんにょらいとも、さんとくくきょうとも、もうすなり、はじめのさんにょぜは、ほんがくのにょらいなり、おわりのななにょぜと、いったいにして、むにむべつなれば、ほんまつくきょうとうとはもうすなり」、いちねん3000、ほうもん、P413、
 さんとくの、、はんにゃ、さんたいの、くうたい、さんじんの、ほうしんでよめば「ほとけのちえ」です。

 そのちえは、
 「ちえとは、なむみょうほうれんげきょうなり」、おんぎくでん、P725
 とおおせです。きゅうきょくてきには、しょうだいしかないということです。

 さてさて、もうひとつの「くじゅう」です。


  • [9]
  • 「濁」への、一考察、 「下」 螺髪さん

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月23日(木)02時29分29秒
 
「じょく」への、いちこうさつ、 「げ」
とうこうしゃ、らほつ    とうこうび、2016ねん 6がつ13にち。


    「くじゅうくじゅう」は、「あか」がおもい、もしくは「かさなる」とよめます。

 「じんこうちのう・AI」のせかいがいま、もてはやされています。AIがしょうぎの、あるいは、いごのめいしゅにかった、というあのAIです。
 ちょっといぜんに、、「じんこうちのう」のSFえいがで、そのAIが、かんじょうをもちだすはじまりが、この「あか」だったというか、せつがありました。
 つうじょうなら、スムースにながれるはずの、じょうほうが、いつしか「あか」のような「くすみ」ができて、やがて、ほんらいのじょうほうでんたつとはちがう、「かんじょう」をもってしまい、やがて、にんげんをこうげきしだすというのが、そのえいがのストーリーです。
だいざいはちがっても、ほかにも、なんぼんかありますね。

 このじんこうちのうを、だいきぎょうを、ちゅうしんに「じんじさてい」に、とりいれようとする、うごきがでてきているというから、せちがらいよのなかに、なったものです。こうきゅうかんりょう、いわゆるキャリアぐみは、すでにじったいとして、そういうしくみの、なかにありありました。
 ざいにんなかに、じぶんのせきにんでなくても“じけん”がおきると、そのあとの、しゅっせにひびきます。
 「みのふとくの、いたすところでございます」っていうのがそれです。
まさか、がっかいほんぶも、そうなっていないでしょうね。
みんな、「ほしん」に、はしってしまいます。

 むしろ、ここからが、こんかいのほんだいでしょうか。
 にんげんのこころにも、「あか」がしょうじます。
 いわゆるごじょくの、「みょうじょく」というものです。
それが、こころのせきさんされた、ふくごうかんねん、つまり「コンプレックス」ではないのか、ということです。「ぞうしき」は、せんじょうのにほうを、ふくみます。
 ふくごうかんねんも、ゆうえつと、れっとうの、そうほうをふくみます。
 ごじょくとは、こうじょく、ぼんのうじょく、しゅじょうじょく、けんじょく、みょうじょくです。

 ごじょくの、その「からだ」、「じったい」が、「ごどんし」、「むさぼり、いかり、おろか、まんしん、うたがい」の、ぼんのうじょく、「ごりし」「しんけん、へんけん、じゃけん、けんしゅけん、かいしゅけん」の、けんじょくからおこることは、なんかいも、おしえられてきました。
 こうじょくは、ときのにごり、しゅじょうじょくは、けんまんかほうからおこり、その「たい」は、ないとおおせです。しかし、「みょうじょく」は、あまりかたられてはきませんでした。

 「もんぐの、しにいわく、こうじょくは、べつのたいなし、こうは、これちょうじ、せつなは、これ、たんじなり、しゅじょうじょくは、べつのたいなし、けんまんかほうをとる、ぼんのうじょくは、ごどんしをさして、たいとなし、けんじょくは、ごりしをさして、たいとなし、みょうじょくは、れんじしきしんを、さしてたいとなす」、おんぎくでん、P717。

 「みょうじょくは、れんじしきしんを、さしてたいとなす」とおおせです。
その「たい」は、「れんじしきしん」です。
 「しん」と「しん」の、「しきしん」を、ながく、たもっていると、「みょうじょく」、つまり「あか」が、しょうじてくるとの、おおせとはいせます。
 いま、おこっている、さまざまなげんしょうも、この「みょうじょく」から、しょうじてきているとも、いえるでしょうか。だからこそ、そうかがっかいの、じだいは、つねに「せいねん」に、たくさなければなりません。

 ところで、この「あか」も、けんりょくしゃのてにはいると、よをおさめる、「カード」として、りようされかねません。
 ひとがその、「ちい」から、ひきずりおろされるのは、「せけんのことに、よせて」です。
そのほうが、いっぱんうけして、わかりやすいからです。
いけだせんせいが、おっしゃられる「さけ、おんな、「いせい」、かね」です。

 いせいしゃは、それを、そのばであきらかにせずに、じっとたくわえているのです。そして、「このとき」とばかりに、おおやけにする。
 こんなことは、せけんではよくあることです。
 かねでひとをみちびき、さけで、しょうきをうしなうなんてことは、せけんでは、ざらです。
2ごうさん、3ごうさんがいる、じぎょうけいえいしゃなんて、けっしてすくなくありません。
だが、そうかがっかいには、ないとずっとおもってきました。

 これは、せけんいっぱんのはなしです。その「カード」をもって、おおやけにもせず、せっしょくをつづけて、いったらどうなるでしょう。
 あんもくの、つめたい、きんちょうかんけいが、できます。いせいもんだいであれば、「○○ちゃん、さいきんげんき?」なんて、たまにいえば、「そのじじつを、しっているよ」とおどかすことが、できます。これが、「かね」「さけ」あるいは、また「いせい」のもんだいが、そのそしきの、なんにんにもおよべば、「あか」のかたまりのような、そしきたいに、なってしまう。
あくまでも、これは、せけんいっぱんのはなしですよ。
 もうこれでは、りそうにもえた、せいじょうな、にんげんかんけいと、そしきづくりはできっこありません。

 くりかえしになりますが、「ひと」も、「そしき」も、「ある」だけで、このむとこのまざるにかかわらずに、「あか」ができます。
 にごります。だからこそ、たえずあたらしい、「いぶき」をそそぎこみこむ、ひつようがあります。
こじんにあっては、ぶっかいの、「せいじょう」のゆげんです。そしきにあっては、せいねんの「せいしん」な、いぶきです。

  • [7]
  • ぐりぐりさんの法華経の解釈 ひらがな

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月22日(水)02時01分49秒
 
ほけきょうの、かいしゃく。
ほけきょうはいつ、どこでへんしゅうされ、かんせいしたのかを、さぐってみると、
ほけきょうほんぶんの、ないようからかんがえられることは、ぶつぞうのぞうりゅうと、こうみょうのそうごん、また、あみだぶつがとかれているので、 おそらく、こうみょうしそうの、えいきょうが、けんちょになった、きげんいちせいき、こうはんいこうで、しかも、あみだきょうの せいりつが、きげん140ねんごろ「じょうど、さんぶきょう、げ」いわなみぶんこ、とされているので、 ほけきょうせいりつは、にせいきこうはん、いごだとかんがえられます。

きげんぜんごの、ぶっきょうかいの、ようそうは、だいじょうぶっきょうが、しょうじょうぶっきょうを、ひはんし、しょうじょうぶっきょうの、にないてである、しゅっけのでしを、じょうぶつできない、そんざいとしてはいせきし、だいじょうぶっきょうは、ぼさつのいきかたを、きょうちょうしていました。

しかし、しょうもん、えんがくをはいじょし、ぼさつどうを、きょうちょうするだけでは ぎゃくに、しょうもん、えんがくを、さべつすることになり、「ばんにんがぼさつとなって、じょうぶつをめざすべきである」とする、だいじょうぶっきょうの、りそうとせいしんは、じつげんできないことになります。

そこで「しょうもん、えんがく、ぼさつ」のさんじょうを、ほうせつし、ばんにんがぶつじょうを、めざすべきであるとして、 いっさいしゅじょうに、びょうどうのじょうぶつのみちを、といたのがほけきょうなのです。

つまり、ほけきょうは、しょうじょうと、だいじょうの「たいりつ」を、こくふくすることを、いとして、へんさんされた、きょうてんではないかと、かんがえます。
――1

ほけきょうを、とくにあたり、さいしょに、とかれたのが、「じょぼんだいいち」ですが、ここに、えがかれるないようは、せっぽうのぶたい、りょうじゅせんと、そのえざにあつまる、たいしゅう、きゅうかいのしゅじょうと、かいぶつのたぐいらが、しょうかいされ、 しゃくそんが、あらわしたずいそうが、かたられています。

そして、そのずいそうをみた、みろくの「ぎもん」を、もんじゅしりにしつもんし、 もんじゅしりが、みろくのしつもん、にこたえるというこうせいになっています。

しゃくそんは、たいしゅうのまえで、だいじょうきょうを「むりょうぎ」となづけ、ほとけが、まもり、ねんじてきた、おしえをときます。
そのご、しゃくそんは、むりょうぎしょざんまいに、はいると、てんからまんだらけがふり、せかいが、ろくしゅにしんどうしたと、のべられます。

さらに、ひとびとの、じもくをおどろかす、だいずいそうが、そのごにおこります。

そこには、しゃくそんのみけんの、びゃくごうから、ひかりをはなち、とうほうのいちまんはっせんの、せかいをてらしだし、 それぞれの、せかいには、ほうをとくほとけをはじめ、じごくから、ぼさつまでの、きゅうかいのしゅじょう、がうつしだされていることが、えがかれています。

また、ほとけのにゅうめつごには、ほとけのいこつをくようするために、しっぽうのほうとうを、たてているすがたも、きさいされています。

これらの、ずいそうには、さまざまな、いぎがひめられていると、おもうのですが、 みろくぼさつも、このずいそうのいみを、もんじゅしりぼさつにしつもんしています。

このじょぼんだいいちの、ポイントは「もんじゅと、みろくのたいわ」にあるとかんがえます。

まえおきがながくなりましたが、 じょぼんだいいちに、とかれている、もんじゅとみろくの、たいわから
「そうかしそうの、えいえんせいと、ぐうぞうか」について、かんがえて、いきたいとおもいます。
――2

まず、じょぼんだいいちのなかで、みろくぼさつは、しゃくそんの、あらわしたずいそうをみて、 「いま、ししょうは、じんずうへんげの、すがたをあらわした。
いったいどのような、いんねんによって、このずいそうがあるのだろうか。
そしていま、ししょうは、さんまいにはいられた。
これは、ふかしぎで、けうのことである。
このことの、いみをだれにきけばいいのか。
だれが、このぎもんに、こたえられるだろう」、

そしてまた 「もんじゅしりぼさつは、これまで、かこのむりょうの、しょぶつにくようしてきたのだから、 きっと、この、けうのようそうを、みたであろう。
まさにかれに、とうべきだ」といって、 みろくは、えざに、つどう、たいしゅうのぎもんもふくめ、だいひょうして、もんじゅしりに、しつもんします。

「もんじゅしりよ、どのようないんねんがあって、ほとけは、ずいそうである、じんずうのそうを、あらわされたのか。
ししょうが、いだいなこうみょう、みけんの、びゃくごうのひかりを、はなってとうほうの、いちまんはっせんの、こくどをてらし、 すべての、ほとけのこくどが、そうごんであることが、みえたというのは、。どういういみなのでしょうか」と。

みろくに、こうといかけられた、もんじゅしりは、なんとこたえたのでしょうか。

それは 「わたしがおもうには、いまこそ、ほとけは、たいほうをとき、たいほうのいぎをとくでしょう。というのは、 わたしが、かこのしょぶつにおいて、このような、ずいそうをみたとき、しょぶつは、このひかりをはなちおわってから、たいほうをとかれました。

だからいま、しゃくそんが、ひかりをあらわされたのも、かこのしょぶつと、どうように、いっさいせけんが、しんじがたい、ほうをしゅじょうにきかせ、しらせたいと、おもうからこそ、この、ずいそうを、あらわされたのです」とこたえます。

そしてもんじゅしりは、かこの、しょぶつ、かこぶつの、れいとして、にちげつとうみょうにょらいぶつの、そんざいをしめしました。

もんじゅしりが、かたった、「にちげつとうみょうぶつ」の、はなしをせいりすると、

①、にちげつとうみょうぶつは、「しょうもん、えんかく、ぼさつ」を、もとめるものには、それぞれの、きこんにおうじて、 したい、じゅうにいんねん、ろくはらみつの、おしえをといた。

②、にちげつとうみょうぶつという、おなじなまえのほとけが、にまん、そんざいした。

③、さいごの、にちげつとうみょうぶつに、はちにんのおうじがいて、ちちが、しゅっけして、ほとけのさとりをえたのをきいて、 かれらも、しゅっけし、ぶつどうしゅぎょうにはげんだ。

④、にちげつとうみょうぶつは、だいじょうきょうを、「むりょうぎ」となづけ、ほとけが、まもりねんじてきた、おしえをとき、 そのご、むりょうぎしょ、ざんまいに、はいった。

⑤、そのとき、てんから、まんじゅしゃげなどが、ふって、だいちがろくしゅに、しんどうした。
   また、ほとけが、みけんのびゃくごうから、ひかりをはなって、とうほうのいちまんはっせんを、あまねく、てらしだした。
   それぞれの、ぶつどでは、そうごんなすがたをした、しょぶつがほうをとき、ぼさつやしょうもんが、しゅぎょうにはげんでいた。

⑥、にちげつとうみょうぶつは、でしである、みょうこうぼさつにたいして、だいじょうきょうを、「みょうほうれんげ」となづけ、 ほとけが、まもりねんじてきた、おしえ、ほけきょうを、ろくじゅうしょうこうのあいだ、といた。

⑦、にちげつとうみょうぶつは、そのせっぽうのあと、たいしゅうにむかって、「わたしは、あなたたちのしょほうじっそうの、ぎをといた」と かたり、そのひのやはんに、ねはんに、はいるとのべた。

⑧、にちげつとうみょうぶつは、とくぞうぼさつに、じょうぶつの、きべつをあたえたあと、やはんに、にゅうめつした。

⑨、みょうこうぼさつは、にちげつとうみょうぶつの、めつご、みょうほうれんげきょうを、じゅじして、はちじゅうしょうこうのあいだ、ほけきょうを、といた。

⑩、にちげつとうみょうぶつの、はちにんのおうじたちは、みょうこうぼさつを、ししょうとして、しゅぎょうし、じょうぶつした。
   さいごに、じょうぶつしたものを、ねんとうぶつという。

⑪、みょうこうぼさつの、でしの、ぐみょうぼさつは、りがいに、しゅうちゃくして、きょうてんのないようも、りかいできなかったが、
   かこせに、ぜんこんをうえた、いんねんのゆえに、しょぶつにあい、しょぶつをくようして、いま、しゃくそんにであった。

⑫、そのぐみょうぼさつは、こんにちのみろくぼさつであり、みょうこうぼさつは、こんにちの、もんじゅしりぼさつである。
――3

 この、もんじゅしりぼさつが、かたるにちげつとうみょうぶつの、はなしは、じょぼんだいいちの、「さんぶんと、げじゅ」で、ほぼおなじないようですが、げじゅのほうが、よりしょうさいで、ふみこんだないように、なっています。

この、げじゅのないようを、みていくと、ほうべんぽんいこうの、ほけきょうぜんたいの、ないようと、みっせつにかんれんしていることが、わかります。

ここで、かたられていることは、 まず、にちげつとうみょうにょらいという、おなじなまえをもつ、ほとけがにまんいたという、ひょうげんは、いいかえれば、ほとけとおなじきょうがい、 ほとけと、どうかくしゃが、たすうそんざいするともとれるし、しゅうだんぜんたいを、ひとつのほとけとして、ひょうげんしているともとれます。

これは、うちゅうにおいて、ほとけはふへんてきに、そんざいするという、だいじょうぶっきょうの、ぶっだかんをしめしているのだと、おもいます。

また にちげつとうみょうにょらいは、「しょうもん、えんかく、ぼさつ」のきょうちをもとめるものの、ために、 それぞれの、きこんにおうじて、したい、じゅうにいんねん、ろくはらみつの、おしえをといたと、されていますが、 これも、ほうべんぽんで、しゃくそんが、さんじょうをけどうするために、それぞれきこんに、おうじておしえをといてきたことに、ふごうします。

つまり、きこんにおうじて、さまざまなほうべんの、おしえをとくという、けどうほうしきは、 にちげつとうみょうにょらいも、しゃくそんも、おなじであるということです。

さらに、 はちにんの、おうじが、みょうこうぼさつの、きょうけによって、じょうぶつし、そのあと、かれらが ひとびとの、ぶっぽう、しどうしゃと、なって、しゅじょうをきゅうさいしていくと、されていることは、 ぶつでしが、すくわれる、そんざいからすくう、そんざいへと、へんかしていくことを、しめしています。

でしが、ほとけとおなじこころで、ほとけが、といたほうと、おなじほうをといていく・・・まさに、にょぜがもんです。

しょきょうの、おうと、うたわれたほけきょうは、ぼうとうから「してい、ふに」のありかたを、きょうちょうしている、きょうてんなのです。
――4

 いけだせんせいは、

「『にょぜがもん』のこころとは、『していふに』のこころです。それが、ぶっぽうでんじの、ごくいです。
いっさいしゅじょうを、すくおうとするほとけの、いちねんと、その、おしえをたいとくし、ひろめようとする、でしのいちねんが、
ひびきあう『していふに』のドラマ・・・それが、『にょぜがもん』の、いっくに、けっしょうしている」
ほけきょうのちえ、いちかん89ぺーじ、

と、のべられています。

このように、ほけきょう、じょぼんだいいちを、みていくと、じょぼんの、ポイントは、かこのほとけである、にちげつとうみょうにょらいが、びゃくごうの、ひかりで、せかいをてらす、ずいそうをしめしたあとに、ほけきょうをといたことから、 おなじ、ずいそうをしめした、しゃくそんも、せんぶつ、にちげつとうみょうにょらいと、どうようにほけきょうを、とくであろうと、よげんしたことにあります。

つまり、ほけきょうは、しゃかぶつだけが、とくものではなく、おおくのほとけが、とくふへんてきな、おしえであるとするみかたです。

じっさいに、にちげつとうみょうにょらいだけでなく、だいつうちしょうぶつ、いおんのうぶつ、ふきょうぼさつなども、ほけきょうを、といたとされているし、 とだせんせいは、しょうほう、ぞうぼう、まっぽうという、さんじにおいても、それぞれのほけきょう、しゃくそん、てんだい、にちれんが、あるとのべられています。

わたしたちに、おきかえていえば、ししょうのこころを、わがこころとし、まっぽうのきょうてんごしょと、そうかさんだいのしどうを、にょぜがもんして、とくひとは、 だいしょうにんと、おなじく、そうかさんだいの、ししょうとおなじく、ほけきょうのぎょうじゃであり、ぶっぽうしどうしゃに、なりうるそんざいであると、いうことです。

かんぶだから、しどうできるというのではなく、ししょうのこころを、こころとしているか、いなかです。

このどうりが、わからないひとが、ほとけをぐうぞうかしていくのだと、おもいます。
――5

だいしょうにんは

「ぶっきょうを、ならはんもの、ふぼ、ししょう、こくおんを、わするべしや、このだいおんを、ほうぜんには
かならず、ぶっぽうをならひきはめ、ちしゃとならで、かなうべきか」ごしょ、293ぺーじ

と、うったえました。

ぶっぽうを、ならいきわめようとしない、にんげんが、 どうして、おやのおん、ししょうのおん、くにのおんを、ほうずることが、できるのでしょうか。

ちしゃと、ならないで、どうしてみんしゅうを、しあわせのきどうに、のせていくことができるでしょうか。

しんじんのきほんは、「しん、ぎょう、がく」です。
この、みっつのかもくを、きわめようとしないにんげんが、どうして、せんせいなきあと 、「やまもとしんいち」のじかくにたって、こうせんるふを、していくの、でしょうか。

いけだせんせいが、かいいん、ひとりひとりをたいせつにするのは、やくしょくに、かんけいなく、だれもが、「しん、ぎょう、がく」に、てっすれば、 みらいのぶっぽうしどうしゃに、なりえる、そんきなそんざいと、みているからであるし、 かんぶに、きびしいたいどをしめすのは、しどうしゃとして、ぶっぽうをならいきわめようとしない、 あまったれた、しせい、いちねんがあるからだとおもいます。

かこの、ほとけも、いまのほとけも、みらいのほとけも、ぶっぽうをならいきわめて、「しん、ぎょう、がく」に、てっしぬくからこそ、ほとけの、えいえんせいが、りっしょうされるのだと、おもいます。

このせんぶつと、こんぶつを、つなぐのが、もんじゅしりと、みろくなのです。

しかも、どちらかいっぽうだけを、とうじょうさせるのではなく、にぼさつ「もんじゅとみろく」を、ならべ しつもんしゃと、とうべんしゃの、やくわりをさせているところに、つねにきゃっかんせいを、じゅうしする、ほけきょうさくせいしゃの、たいどがうかがえます。

また、めいよや、りえきにしゅうちゃくしていた、「ぐみょう」を、みろくのぜんしんとし、ぐみょうの、しである、「みょうこう」を、もんじゅしりにあてはめ、 みろくをもんじゅしりに、たいする、しつもんしゃに、していることは、 ほけきょうが、みろくしんこうをあえて、おとしめるたちばであることを、ものがたっています。

ぜんかいのろんこう【じゆうのぼさつと、どうしゅうしょうぎ】でも、ふれましたが、 ほけきょうは、とかれるぼうとうから、てっていして、「ししょう、こんぽん、していふに」のきょうてんなのです。

そうか、さんだいのぐうぞうかを、とめるには、でしがもういちど、
しんじんの、きほんである「しん、ぎょう、がく」に、てっしぬくしかありません。

ほんらい、ほけきょうは、にょぜがもんして、だれもがとけるほうもんです。

わたしたちでいえば、かいちょうだけが、じょうい、やくしょくしゃだけが、いけだせんせいの、しどうのしんいを、とくそんざいではないのです。

がっかいいんの、だれもが、「しん、ぎょう、がく」に、てっしぬいていけば、
ししょうのこころを、しどうのしんいを、ばんにんに、といていける、そんきなそんざいなのです。

また、そうなるために、きょうがくという、ぶきがあるのだとおもいます。
わたしたちが、たたかうぶきをもてるのは、きょうがくだけです。

きょうがくをきわめ、まなびぬけば、かならずこたえは、みつかります。

そしきしんこうに、しばられず、かんぶすうはい、しんこうにしばられず、じぶんのちからで、かんがえぬく、しんこうしゃに、なれるのです。

もういちど、わたしたちが、「やまもとしんいち」の、じかくにたって、けんごうのごとき、きょうがくの、がくぎょうをなしおえ、 それぞれの、ちいきで、「よわいものを、まもる、たて」となって、りっぱに、しめいをはたして、いきたいとおもいます。

そして、いかなるけんい、けんりょくにも、そのちえであらがい、みちをきりひらく、そんざいで、ありたいとけついします。

またそれが、いけだせんせいの、のぞまれている、ほんもんのでし、ぐんぞうだとかくしんします。
もはや、これを、でしがじっこうする、いがいに、ほとけのえいえんせいは、そんざいしないとかんがえます。

いけだせんせいは、「たいせつなのは『ちえ』である。ちえをたいとくすることです。
・・・21せいきを、こうふくにするには、『ちえのせいき』とするいがいにない。

そして、ちしきはでんたつできても、ちえは、でんたつできない。じぶんがたいとくするしかないのです。
じつはそこに、ほけきょうが、『してい』という、ぜんじんかくてき、かんけいをきょうちょうする、ひとつの、りゆうもあるのです」
ほけきょうの、ちえ、いちかん、24ぺーじ

と、うったえました。

このししょうの、しどうにたいして、でしが、けついをひょうめいする、ばめんが、「ほけきょうのちえ」に、きさいされています。

それを、さいごにしるして、おわります。

・・・わたしどもも、これをとおして、ほけきょうにかんして、さまざまなかくどから、べんきょうをしていきたい。

また、べんきょうしていかねばならない。これが、21せいきにむかう、わかきしどうしゃたちの、しんずいの、てつがくである、

こう、いえるよう、がんばって、まいります。
ほけきょうの、いちかん、27ぺーじ・・・ おわり――。


  • [5]
  • ぐりぐりさんの如説修行と不軽菩薩の実践 平仮名

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月21日(火)04時36分23秒
 
にょせつしゅぎょうと、ふきょうぼさつのじっせん

   とうこうしゃ:だいぶつのグリグリのとこ 。
とうこうび:2016ねん 6がつ13にち

   しゅぎょうという、ことばは「ほとけのといた、ごとくしゅぎょうする」といういみですが、 にちれんだいしょうにんは、ほけきょうに、とかれるさまざまなことがらや、じゅなんを、わがみでたいけんし 「いちだいのかんじんは、ほけきょう、ほけきょうのしゅぎょうのかんじんは、ふきょうほんにて、そうろうなり」ごしょ1174ぺーじと、うったえます。

そして、ぶつどうしゅぎょうのようを「かんじほんと、ふきょうほん」において、みんしゅうの、こうふくのために、すべてのたたかいに、しょうりし、とうといしょうがいをおえました。

かんじほんには、しゃくぶく、ぐきょうのじっせんと「さんるいのごうてきとの、とうそう」が、えがかれ、ふきょうほんには〝ふきょうぼさつ〟という 、ぐたいてきな、じんかくの、こうどうをとおして、「ぞうじょうまんとの、とうそう」が、えがかれています。

だいしょうにんにおける、しゃくぶくぐきょうの、じっせんとさんるいのごうてきとの、とうそうは、みなさんよくごぞんじだと、おもうので、 ほけきょう「じょうふきょうぼさつほん、だい20、※つぎからふきょうほん」にえがかれている、ふきょうほんのふるまいをとおして、 まっぽうの、ぶつどうしゅぎょうを、かんがえていきたいとおもいます。

ふきょうほんのせっていは、さいしょの、いおんのうぶつ、(どうめいのほとけが2まんおく、あらわれた)が、めつどし、しょうほうじだいが、おわったあとの、ぞうぼうじだいで、 ぞうじょうまんの、びくたちがおおきなせいりょくをもっていた、ときにふきょうぼさつが、あらわれたととかれています。

ぞうぼうという、じだいようそうは、ほとけのおしえが、けいがいかし、ちからをうしないつつあるときで、しかもぞうじょうまんの、びくたちがせいりょくをほこっている、よのなかです。

このようなよ、(ぞうぼう)では、まっぽうほどの、あくせではないにせよ、
かならず、きせいのぶっきょうせいりょく、ぞうじょうまんがほけきょうを、じっせんしている、ひとびとをはくがいする、こうずがそんざいするものです。

ふきょうぼさつの、さいだいのとくちょうは、きょうてんの、どくじゅという、でんとうてきな、しゅぎょうはもちいず、

「わたしは、ふかくあなたがたをうやまい、けっして、かろんじません。なぜかといえば、 あなたがたは、みな、ぼさつどうをぎょうじて、じょうぶつできるからです」とのことばをかたりながら、 ひたすら、ひとびとをれいはいし、さんたんして、いったことにあります。

つまり、ふきょうぼさつはばんにんがじょうぶつできることをせんげんし、
いかなるじょうきょうであっても、けっして、たしゃをけいべつしないことを、ちかったぼさつなのです。

かれの、かたったことばは、
かんぶんで、24もじ、(がじんぎょうにょとう、ふかんきょうまん。しょいしゃが、にょとうかいぎょうぼさつどう、とうとくさぶつ)であらわされることから、

「24もじのほけきょう」とも「りゃくほけきょう」ともよばれています。

――2

ふきょうぼさつが、でんとうてきな、しゅぎょうほうである、きょうてん、どくじゅをもちいず、らいはいぎょうに、てっしぬいたということは、
きょうてんの、ひょうめんてきないみに、とらわれることなく、きょうてんの、しんずいをちょくせつ、あいてにしめすという、かくしんてきな、しゅほうともいえます。

また、ひとをらいはいするというこういは、〝ばんにんのせいめいに、ぶっしょうがないざいする〟ほうりを、 かんねんてき・ちゅうしょうてきに、かたるのではなく、げんじつのこうどうによって、じっせんしているといえます。

しかし、ぞうじょうまんのびく、びくに、またざいけのだんじょは、このふきょうぼさつのことばをうけいれず、
はんぱつして「じょうもくがしゃく、にくたいてきぼうりょく・あっくめり、げんろんのぼうりょく」という、はくがいをくわえました。
ふきょうほんの、こうはん・げじゅでは、このはくがいを、くわえたひとびとについて

「かれらはそれまでに、けいせいされてきた、けいしきてきなきょうぎや、ことばにしゅうちゃくし、とらわれていた」としるされています。

それにたいして、きせいかんねんに、とらわれない、ふきょうぼさつは、ばんにんに、ぶっしょうが、ないざいすることを 「らいはい・さんたん」というぐたいてきな、こうどうによって、あいてにりかいさせようとしたのです。

いったい、ほけきょうさくせいしゃは、ふきょうぼさつの、こうどうをとおして、みらいのでしに、なにをつたえようとしたのでしょうか。

かんがえてみれば、ほとけのおしえがけいがいかし、しかもぞうじょうまんが、せいりょくをほこっている、ぞうぼうじだいに、
ふきょうぼさつの、かんねんにとらわれない、しゅぎょうほうをもちいれば、きょうてんのけんいに、しゅうちゃくするせいりょくからは、
きょうれつな、はんぱつやはくがいがあるのは、むしろとうぜんといえます。

しかし、ふきょうぼさつは、あらゆる、はくがいをたえしのび、なんをうけるという、「ぎゃくえん」のほうほうによって、
ひとびとを、さいしゅうてきに、きゅうさいしていったのです。

これは、じゅうらいの、でんとうてきな、きゅうさいほうとは、たいきょくにあるものです。

そもそも、ほけきょうにおける、きほんてきなきゅうさいほうほうは、〝ぎゃくえん〟ではなく、〝じゅんえん〟です。

つまり、あいての、きこん、のうりょくや、しこうせいに、おうじてほうをとき、はくがいをまねくことを、きょくりょく、かいひするものです。
しゃくそんも、おおくのはくがいに、あいましたが、そのきょうけほうほうの、きほんは、あいてのきこんにおうじてなされていました。

しかし、ふきょうぼさつが、じっせんしたほうほうは、あいてのきこんや、しこうせいを、はいりょせず、はくがいをおそれず、
むしろ、はくがいをとおして、あいてに、「ぶつえんをむすばせる」という、ぎゃくえんのしゅほうを、もちいたのです。

ふきょうほんには「ふきょうぼさつは、しゃくそんのかこせにおける、すがたである」としるされていますが、
やはり、ふきょうぼさつのこうどうは、しゃくそんの、けどうほうとは、たいきょくにあるものです。

これらのことから、ふきょうぼさつで、とかれている、ぶつどうしゅぎょうは、ほけきょうぜんたいの、なかでは、きわめて、いしつなものといえます。

――3

てんだいたいしも、このふきょうぼさつと、しゃくそんのたいひに、ちゃくもくし

「もとすでに、ぜんあるは、しゃか、しょうをもってこれを、しょうごし、もといまだ、ぜんあらざるは、ふきょう、だいをもって、これをごうどくす」
こくやく、いっさいきょう461ぺーじ

とほっけもんぐのなかでのべています。

つまり、しゃくそんのけどうは、もとからぜんこんをもっている、(ほんいうぜん)、きこんの、たかいしゅじょうを、すくうために、
かくじんの、ぜんこんを、ようごしながら、しょうほうをとくのにたいし、

ふきょうのけどうは、なんら、ぜんこんをもたない、(ほんみうぜん)、おとったしゅじょうをきゅうさいするために、
ひとびとの、はんぱつにかかわることなく、たいほうをといていくといういみです。

そして、てんだいは、ふきょうがとく、ほうが、しゃくそんの、とくほうよりも、いだいなきょうほうで、あるとけつろんしています。

この〝しゃかぶっぽうの、げんかいをこえた、たいほうを、ふきょうぼさつが、とき、ぐつうする〟という、てんだいのりかいと、けんしきは、
みらいへの、じゅうだいなよけんを、しめしているとおもいます。

だいしょうにんも、、「しゃくそん、わが、いんいのしょぎょうを、ひきのせて、まっぽうのはじめを、かんれいしたもう。
ふきょうぼさつ、すでに、ほけきょうのために、じょうもくをこうむりて・・・」ごしょ1371ぺーじとのべられています。

これらを、かんがえあわせれば、しゃくそんの、かこせの、じっせんというかたちを、もちいながら、
じつは、みらいにしゅつげんすべき、ほけきょうのぎょうじゃの、じっせんをしめすところに、
ほけきょう、さくせいしゃ、ふきょうほんの、しんいがあるのではないかとおもいます。

なぜかというと、ふきょうほんは、ほけきょうさくせいしゃが、みずからじっせんしたものではなく、
みらいの、まっぽうに、とうじょうするじゆうのぼさつの、しゅぎょうのありかたをさししめしたものであると、かんがえられるからです。

ほけきょうぜんたいをみて、じゆうのぼさつにたいして、ふぞくがとかれた「じんりきほん」のちょくぜんに、
ふきょうほんが、おかれているのは、ふきょうぼさつも、じゆうのぼさつであり、まっぽうに、みょうほうをぐつうする、じゆうのぼさつのじっせん、
ぶつどうしゅぎょうのありかたを、ふきょうぼさつという、ぐたいてきなじんかくをとおして、ときしめしたのが、ふきょうほんなのだとおもいます。

こうかんがえれば、だいしょうにんの

「いちだいのかんじんは、ほけきょう、ほけきょうのしゅぎょうの、かんじんはふきょうほんにて、そうろうなり」ごしょ1174ぺーじということばが、せんめいに、りかいできるし、
だいしょうにんが、けんぶつみらいきでひょうめいしている

「いおんのうぶつの、ぞうぼうのとき、ふきょうぼさつ、『がじんきょう』とうの、24じをもって、かのどに、こうせんるふし、
いっこくの、じょうもくとうの、だいなんをまねきしがごとし。

かの24じと、このごじと、そのご、ことなりといえども、そのい、これおなじ。
かのぞうぼうのすえと、これのまっぽうのはじめと、まったくおなじ。
かのふきょうぼさつは、しょずいきのひと、にちれんは、みょうじのぼんぷなり」ごしょ507ぺーじ
ということばも、めいかくになります。

つまり、こんげんのほうである、なむみょうほうれんげきょうを、ばんにんにときしめした、だいしょうにんは、
じしんの、じっせんと、ふきょうぼさつのじっせんが、がっちしていることを、じょうきもん、(けんぶつみらいき)で、ひょうめいしたということです。

――4

まず、ふきょうぼさつのといた「24もじの、ほけきょう」と、だいしょうにんがぐつうした、「みょうほうごじ、なむみょうほうれんげきょう」とは、
そのひょうげんは、ことなれども、いっさいしゅじょうの、じょうぶつをじつげんしようとする、こころに、おいてはおなじです。

またふきょうの「ぞうぼうのすえ」と、だいしょうにんの「まっぽうのはじめ」というじだいは、ともに、はくがいがふきあれる、あくせにおいても、おなじです。

さらにふきょうは「しょずいきのひと」、だいしょうにんは「みょうじのぼんぷ」として、ともにひくいくらいの、そんざいのために、ひとびとにけいべつされ、
めりされながら、はくがいをたえしのんで、ばんにんのじょうぶつの、みちをきりひらいていく、じっせんしゃであるというのもおなじです。

これらみっつのふごうしたじじつから、

ふきょうほんは、そのひと、じっせんしゃこそが、しんじつの、ほけきょうのぎょうじゃであることを、しめしたものだとかんがえます。

いけだせんせいも、ふきょうほんをとおして

「そうかがっかいも、そうです。みんしゅうべっしの、にほんのしゃかいから、いつもバカにされてきた。
『びんぼうにんと、びょうにんのあつまり』とけいべつする、にんげんもおおかった。

しかし、とだせんせいは、『びんぼうにんと、びょうにんをすくうのが、ほんとうのしゅうきょうである』と、ししくされた。
かねもうけのしゅうきょうは、かねもちだけをたいせつにする。びんぼうにんなんかあいてにしません。いわんやびょうにんをあつめて、なにになりますか。
びょういんを、ひらくわけではなし・・・。

しんじつの、ぶっぽうは、くるしんでいるひとの、ためにあるのです。
いちばん、くるしんでいるひとを、いちばんこうふくにするための、ぶっぽうなのです。そうではないだろうか。

この、すうこうな、こころのわからない、にんげんからは、われわれは『つねに、けいべつされて』きました。
それでも、あいてがだれであれ、われわれは、なやめるひとがいれば、とんでいって、めんどうをみてきた。

だきかかえながら、『あなたのなかの、ぶっかいをひらけば、かならずこうふくになれるのだ』とおしえ、はげまして、みょうほうに、めざめさせていったのです。
『ひとりのひと』を、みをこにして、そだて、せわしてきた。

まさに『つねにひとを、かろんじなかった、ぼさつ』です」ほけきょうの、ちえごかん105ぺーじ

と、そうそうきの「がっかいだましい」を、うったえています。

――5
さて、ふきょうぼさつを、れいしょうし

「じょうもくがしゃく、(にくたいてきぼうりょく)」と「あっくめり、(げんろんのぼうりょく)」のはくがいを、くわえた、ぞうじょうまんは、どうなったのでしょうか。

こんどは、それをてみていきたいと、おもいます。

ふきょうぼさつは、てっていして、ひぼうりょくの、とうそうをてんかいし、ただ24もじの、ほけきょうを、ばんにんに、とく、げんろんせんを、てんかいしました。

しかし、そんな、ふきょうのじっせんをみて、ぞうじょうまんは、あっくめりするのはもちろんのこと、
つえや、ぼうでうったり、かわらのかけらや、いしをなげつけて、はくがいするにんげんもいました。

たとえば、ごしょや、いけだせんせいのしどうどおりに、じっせんして、がっかいかんぶ・そしきから、はくがいされたかいいんに、おきかえれば、

じょうもくがしゃく、にくたいてきぼうりょくは、
やくしょくを、かいにんされたり、かつどうをていしされたり、かいいんと、せっしょくきんしとか、かいかんりでいりきんしなど、
じんけんしんがいとも、いえる、がいてきぼうりょくだと、とらえることもかのうです。

また、あっくめり、(げんろんのぼうりょく)は、
そのひとを、こりつさせるために、うそのつくりばなしや、いかにそのひとが、あくとう、ぶつてきであるかという、
いんしょうそうさのための、ばりばとうという、げんろんのぼうりょくに、おきかえることもできます。

いずれにしても、このような、ふきょうのにんたいは、なんねんもつづきます。

しかし、どんなに、わるくちをいわれようと、
たたかれようと、ふきょうぼさつは、24もじのほけきょうを、げしゅしてあるいたのです。

いけだせんせいは
「『にんにく』のしゅぎょうだ。ほとけのことを、『のうにん、よくしのぶ』というが、にんたい、しきれるかどうかできまる」
ほけきょうのちえ、かん112ぺーじと、ぶつどうしゅぎょうの、こころがまえをおしえています。

そんな、ふきょうぼさつを、かろんじ、はくがいした、ぞうじょうまんは、そのつみによって、200おくこうのあいだ、ぶっぽうを、きくこともできず、
さらに、せんこうものあいだ、あびじごくの、くのうをうけることに、なったと、ふきょうほんには、とかれています。

――6

はなしは、すこしそれますが、ほけきょうのえざに、さんしゅうしたようそうを、じょぼんからみていくと、

さんしゅうしたのは、なにも、にんげんだけではなく、しょてんを、だいひょうする、たいしゃくてんや、ぼんてん、
とうそうを、てんかいするきじんや、ちょうるいのおう、またくうちゅうをひこうするきじんや、もりのかみなど、

まるで、しんらばんしょうを、たいしょうとしているかのような、ようそうです。

いいかえれば、
ちきゅうの、あらゆるせいめいたいや、そのはたらきが、えざのぶたいであったととらえることも、かのうです。

そのた、たしゅ、たような、せいめいたいのかたまりである、ちきゅうじょうで
「ぶっぽうを、きくことができない」じょうたいのせいめいたいを、そうぞうすると、

どんないきものが、うかびあがってくるでしょうか。

たとえば、

しんかいにすむ、かいようせいぶつなどは、ぜったいに、ぶっぽうをきくことは、できないし、 アフリカのサバンナにすむ、どうしょくぶつもぜったいに、ぶっぽうをきくことはできません。

しかも、それらのせいめいたいは、じゃくにくきょうしょくの、せかいにいき、いつおそわれて、たべられるかもしれないと、
きょうふにおびえ、つねにきけんに、さらされて、いきているといえます。

また、ゴキブリやネズミなどは、ほとんどのにんげんから、いみきらわれるそんざいで、
たとえ、ぶっぽうのはなしをする、いえにすみついていても、そこにすむ、にんげんにみつかればそく、ころされる、うんめいにあるせいめいたいです。

もし、そんなせいめいたいで、しょうじょうよよ、じぶんがうまれてくると、そうぞうしただけで、もうぜっくし、きょうふにさいなまれます。

さらに、そんなじょうたいが、200おくこうのあいだ、つづくとなると、もうたちなおれません。ぜつぼうです・・・。

さらに、これでおわりではなく、つぎにせんこうものあいだ、あびじごくの、くのうをうけるのです。

ただこれは、あくまでも「たとえ」のはなしです。

ようするに、ふきょうぼさつを、はくがいしたぞうじょうまんは、それくらい、ひさんな「くるしみ」を、うけるということです。

だいしょうにんは「ふきょうぼさつをののしり、うったひとは、はじめこそそうだったが、
のちに、しんぷく、ずいじゅうして、ふきょうぼさつを、あおぎとうとぶことは、しょてんが、たいしゃくてんをうやまい、われらが、にってん、がってんを、いふするのとどうようであった。

しかし、はじめ、ひぼうした、だいじゅうざいがきえず、せんこうのあいだ、だいあびじごくには、はいってくるしみ、
200おくこうのあいだ、ぶっぽうそうの、さんぽうのなをきくこともできなかった。しゅい」ごしょ1125ページ

とのべています。

ましてや、こころをあらためない、ぞうじょうまんほうぼうしゃのつみは、そうぞうもできません。

――7

では、そのぞうじょうまんは、もうじょうぶつできないのか・・・。

ふきょうほんによれば、ふきょうぼさつを、はくがいしたつみによって、いったんは、じごくのくるしみにおちますが、
そのつみがおわったあと、ふたたび、ふきょうぼさつに、であい、きょうけをじょうじゅし、ほとけのさとりを、えることができたととかれています。

ふきょうぼさつを、かろんじた、ぞうじょうまんたちは、

ふきょうぼさつの、くどくである、いだいなじんつうりき、えんぜつのちから、ぜんじょうのちからを、まのあたりにし、とくないようをきいて、
ふきょうぼさつの、じょうじゅした、いだいなせいめいへんかくの、じじつとしそうのたくえつさにふれました。

そして、かれらはじしんのふとくをじかくし、くいあらため、ふきょうぼさつに、しんふし、ずいじゅうしたのです。

ふきょうほんに、とかれているのは、はくがいしたものは、そのつみによって、くるしみの「むくい」をうけますが、
それをうけおわれば、ぶっぽうにえんしたことにより、さいしゅうてきには、きゅうさいされるという「ぎゃくえん」の、きゅうさいげんりがしめされているのです。

いけだせんせいは、ぞうじょうまんのほんしつと、じぶんじしんが、ぞうじょうまんにならないための、けいこくとして、
つぎのように、かたっています。

「かれら、ぞうじょうまんは、はぶりがよかった。おおきなせいりょくを、もっていた。
その『ちから』や『ちい』を、たのんで、いよいよ、ぞうじょうまんになって、いたのでしょう。

けんい、けんりょく、けいざいりょく、わんりょく、ちいりょく、めいせい、さいのう、ちしき・・・・にんげん、なにかの『ちから』を、たのんでいるうちは、なかなかけんきょになれない。

すべてをうしなってから、はじめて『きくみみ』をもつことが、あまりにもおおい。
にんげんのひげきです。
ほとんどの、にんげんが、じぶんじしんの、まんしんでほろびていく。

そうなるまえに、はだかの『にんげんとして』じぶんに、なにがあるのか・・・それをといかけることが、だいじなのです。

いっさいの、きょしょくを、かなぐりすてて」、ほけきょうのちえ、ごかん112ぺーじと。

そしてまた

「ふきょうぼさつは、じょうずな、はなしもしなかった。えらそうな、ようすをみせることもなかった。
ただ、ぐちょくなまでに『げしゅ』を、してあるきまわった。

その、こうどうにこそ、さんぜにわたって『ほけきょう』が、みゃくどうしているのです。

ようするに、がっかいいんです。
さいぜんせんの、がっかいのどうしこそが、ふきょうぼさつなのです。

みなから、そんけいされて、じぶんがえらいとおもっているのは、『ぞうじょうまんのししゅう』です。
かんぶにしても、だれにしても、『そうかがっかい』という、ふしぎな、ぶつちょくのだんたいに、ちからがあるからこそ、
かつやくもできるし、ものごともすすむ。

それを、じぶんのちからのように、さっかくするところに、てんらくがはじまり、だらくがはじまる。・・・・なかぬき、
じぶんじしんが、ふきょうぼさつなんだ、なむみょうほうれんげきょうの、とうたいなんだときめて、『ふきょう』のしゅぎょうを、していくことです」

――8

ほけきょうのぎょうじゃの、じっせんをといたふきょうほんは、ほけきょうのせいしんを、めいかくに、しめしているとともに、
そのせいしんは、「いっさいしゅじょうを、けっしてかろんじない」という、ふきょうほんのちかいに、よくあらわれています。

そのじっせんを、つらぬきとおした、ふきょうぼさつのさいだいの、とくちょうは、「ろっこん、しょうじょうと、ざいしょうしょうめつ」という、くどくです。

ふきょうほんの、なかで「ふきょうぼさつの、つみがおわり、(ございひっち)、いのちがおわろうとするとき、
かれは、このきょうを、きいて、ろっこんしょうじょうとなった」と、とかれています。

つまり、はくがいをうけることによって、じしんのざいしょうを、めっすることができたというのです。

しかし、このかいしゃくは、もとになるサンスクリットぼんには、きさいされておらず、あとから、くまらじゅうが、つけくわえたものです。

サンスクリットぼんでは、ふきょうぼさつが、なぜはくがいをうけたのかという
ふきょうじしんに、そくした、ないざいてきな、いぎはあきらかにされていませんでした。

そこで、くまらじゅうは、ふきょうじしんの、ざいごうとむすびつけ、はくがいのほんしつを、よりめいかくにしようと、かんがえたのだとおもいます。

つまり、ふきょうぼさつが、なん、はくがいを、うけたのは、かれじしんの、かこせのゆえであり、
ほけきょうぐつうの、ゆえに、なん、はくがいを、うけたことによって、じしんのざいごうを、しょうめつさせた・・・。

この、くまらじゅうの、かいしゃくによって、はじめて、「なん、はくがいによる、めつざい」という、しゅうきょうてき、いぎがめいじされたのです。

だいしょうにんは、この「ほうなんによる、ざいしょうしょうめつ」の、げんりをさいじゅうし、しました。

じじつ、だいしょうにんが、さどるざいきに、あって「にちれんの、るざい、はくがいは、じしんのざいごうのゆえ、(さどごしょ)」であるとし、
この、ほうなんによって、ざいしょうを、めっすることが、できるとのべています。

にちれんぶっぽうには、じしんのしゅくごうを、ちょくしし、そのごうの、てんかんやこくふくを、とくしそうがありますが、
その、ぜんていには、ふきょうほんに、とかれる、ざいしょうしょうめつの、しそうがあったのです。

――9

だいしょうにんは「たつのくちの、くびのざ」という、だいなんをのりこえ、はいるのちである、さどへ、むかわれるとちゅう、
さどへ、わたるみなとまちとして、さかえていた、てらどまりに、とうちゃくします。

そして、てらどまりから、ときじょうにんに、おくったてがみのなかで、
だいしょうにんが、なんにあうのは、しゅじょうのきこんもしらずに、しゃくぶくしたためである、などなど、さまざま、ひなんするものたちに、たいして、
しゃくぶく、ぐきょうによって、なんにあうことは、ほけきょうのきょうもんどおりであると、うったえ、それらのぎなんを、はしゃくされたうえで

「ほけきょうは、さんぜのしょぶつの、せっぽうのぎしきである。
かこの、いおんのうぶつのときの、ふきょうぼさつのしゅぎょうを、あかしたふきょうほんは、
いまのかんじほんであり、いまのかんじほんは、かこのふきょうほんである。

いまの、かんじほんは、みらいには、かこのふきょうほんとなって、しゅぎょうのもはんとなるであろう。
そのとき、かんじほんを、しんどくした、にちれんは、かこのふきょうぼさつとして、しゃくぶくのもはんとなるであろう、(つうげ)」
ごしょ、953ページと、うったえました。

・・・いま、かんじほんに、とかれる、さんるいのごうてきを、よびおこしたのは、わたし、にちれんである。
それは、かこに、ふきょうぼさつが、たたかった、たたかいを、いま、このみで、じっせんしているのであり、みらいからみるならば、
いまの、わたし、にちれんのたたかいは、ふきょうぼさつと、おなじであるとわかるであろう・・・とは、だいしょうにんのだいかくしんです。

いけだせんせいは

「ぼやっとして、『ほけきょう』を、かみにかいた、28ほんのことと、おもってはならない。
ぶっぽうは、『いま』、『ここの』、ぼんぷの、『げんじつ』のなかに、しかないのです。

この、『いま』のおうていを、『くおん』といい、このおうていを、ひらくことをじょうぶつという。それを、おしえたのが、ほけきょうなのです。・・・・なかぬき、

だいしょうにんは、『ふきょうぼさつは、じつはしゃくそんであった。いま、だいなんにあっている、わたしも、じつはしゃくそんなのだ。ぼとけなのだ』とおしえてくださっているのです。
それがわからないと、ほけきょうを、まなんだことにならないよ」、ほけきょうのちえ、5かん、117ぺーじと、しどうしました。

わたしたちはこのししょうのしどうを、いまこそふかくしさくすべきだとおもいます。

さいごに、ごしょのいっせつを、しるしておわります。

・・・ざいせは、いまにあり、いまは、ざいせなり・・・ ごしょ、916ぺーじ

この、ごきんげんは、わたしたち、いけだもんかせいにとって、えいえんふめつのげんりなのです。
 おわり  どう118ぺーじと。

  • [3]
  • ぐりぐりさんの修利槃特と提婆達多の相対ひらがな

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月20日(月)10時50分12秒
 
修利槃特と提婆達多の相対
すりはんどくと、だいばだったのそうたい
   ずいぶんと、まえのはなしですが「ぶんしょうをかく」というくんれんを、うけていたときに、
あるせんぱいから、きょうれつにばりばとうされながら、しこまれたことがあります。

「おまえのぶんしょうはよわい。よみてには、なにひとつこころにささるものがない」
「おまえのぶんしょうは、ぼくとうのぶんでしんけんのぶんではない」
「こんななんじゃくなぶんで、どうしてあくをきることが、できるんだッ」
「ダラダラかくな、この1ぺーじA4ぜんぶんを、4ぎょうにまとめなさい」とう々とう――。

それはそれは、きびしいくんれんでした。
べつに「ぶんをかく」プロをめざしていたわけではなく、くわしいことはかけませんが、

あるひ、あるとき、いけだせんせいが、しつむしつで、つかっていたまんねんひつを、いただいたのがきっかけで
「よし、げんろんペンの、とうしになろう」とはらをきめ、けついしたのがそのはじまりです。

せんぱいはいいます。

「せいめいのじっそうをといた、ごほんぞんのまえにたんざし、
なむみょうほうれんげきょうと、となえるだけでせいめいを、よいほうこうへてんかんすることができる。
なぜそこまでだいしょうにんのぶっぽうが、わかりやすいか、わかるか。そうしないとまっぽうのしゅじょうはりかいできないからだ」と。

かんがえてみれば、そのとおりかもしれません。

かんたんなことを、かんたんにひょうげんすることは、かんたんです。
むずかしいことを、むずかしくひょうげんするのも、かんたんといえばかんたんです。
かんたんなことを、むずかしくひょうげんするのは、ひねくれものです。
むずかしいことをかんたんにひょうげんできて、はじめていだいなのだとおもいます。

いっさいきょうというぼうだいなきょうてんをけんさんし、きょくたんすぎるほどわかりやすくかいせつし、
だれにでもじっせんできるほうほうをしゅじょうにおしえたのが、ほとけ「にちれん」のちえです。

まっぽうにしゅつげんした、ほとけのさいだいのじひで、だれにでもかわりやすく、といてくれたのですから、 まっぽうのよにいきるひと々びとは、すなおにそれを「しんじて」、じっせんするしかないのではないでしょうか。

にちれんぶっぽうは、じっせんじゅうしのてつがくなのですから――。


さて、まきぐちせんせいは、みんしゅうがもれなくこうふくになるためには
「だいしょうにんの、ぶっぽうをしんこうするしかない」とうったえ、

がっかいいんが、じっせんすべきしんじんのきほんは「しん・ぎょう・がく」にあるとのべました、まきぐちつねさぶろうぜんしゅうはちかん。

このまきぐちせんせいのおしえは、だいしょうにんの

「いちえんぶだいの、ごほんぞんをしんじさせたまへ、あひかまへて、あひかまへて、
しんじんつよくそうらいて、さんぶつのしゅごをかうむらせたまうべし。

ぎょうがくのにどうを、はげみべしそうろうべし、ぎょうがくたへなば、ぶっぽうはあるべからず、われもいたし、ひとをもきょうけそうらへ、
ぎょうがくは、しんじんより、をこるべくそうろう、ちからあらば、いちもん、いっくなりとも、かたらせたまうべし」ごしょ1361ぺーじ

のおんふみが、きほんになっているといわれます。

ごしょをちゅういぶかく、よんでいくと、ふぼのおん、ししょうのおん、くにのおんをほうずるためには、

ぶっぽうをならい、きわめる「きょうがくけんさん、(がく)」のじゅうようせいがかたられ、
ふきょうぼさつのじっせんをとおして「ぶつどうしゅぎょう、(ぎょう)」のもはんをしめし、
きょうてんの、こじをいんようして「しんこうのありかた、(しん)」をだいしょうにんは、おしえています。

ごしょをちゅういぶかく、よんでいくと、ふぼのおん、ししょうのおん、くにのおんをほうずるためには、

ぶっぽうをならい、きわめる「きょうがくけんさん、(がく)」のじゅうようせいがかたられ、
ふきょうぼさつのじっせんをとおして「ぶつどうしゅぎょう、(ぎょう)」のもはんをしめし、
きょうてんの、こじをいんようして「しんこうのありかた、(しん)」をだいしょうにんは、おしえています。

ぜんかいのろんこう「そうかしそうのえいえんせいとぐうぞうか」、「にょせつぎょうとふきょうぼさつのじっせん」にひきつづき、
こんかいはしんこうのありかた、(しん)について、かんがえていきたいとおもいます。

なお、じょうきふたつの、ろんこうと、こんかいのろんこうは「しん・ぎょう・がく」を、テーマにした、さんぶさくになっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
すりはんどくと、だいばだったのそうたい 2
しょきにさくせいされた、げんしぶってんのひとつに、
しゃくそんの、ししんてき、ようその、ごろくをあつめた「ほっくひゆきょう」というきょうてんがあります。

このほっくひゆきょうのなかには、しゃくそんのでしである〝すりはんどく〟のこじがしるされています。

だいしょうにんは、みのぶにごくようの、しなじなをもって、おとずれたでし、にしやまどのたちに、このしゅりはんどくのこじをとおして、

「あなたがたは、どのような、かこせのぜんこんで、にちれんをたずねられるのであろうか。
よくよくかこをおたずねになれば、なにはともあれ、このたびは、しょうじのまよいをはなれることが、できるであろう」。

すりはんどくは、さんねんかんに14じすら、あんしょうできなかったけれども、ほとけになった。
だいばだったは、ろくまんぞうを、あんしょうしたけれども、むげんじごくにおちた。

このことは、ひとえにまつだいの、いまのよのことを、あらわしているのである。
けっして、たにんごととおもってはならない。
もうしあげたいことは、おおくあるがここでとめておく (つうげ)

(ごしょ1472ぺーじ)としどうしました。

このおんふみのじゅうようなポイントは「でしどうしのそうたい」です。

つまり、しゃくそんのふたりのでしである
しゅりはんどくは「さんねんかんに14じすら、あんしょうできなかったけれども、ほとけになった」のにたいして、
  だいばだったは「6まんぞうを、あんしょうしたけれども、むげんじごくにおちた」という、すりはんどくと だいばだったのそうたいです。

これをきいたみなさんは、

「ああ~、じぶんはバカでよかった。これでじぶんも、じょうぶつできるぞォ~」とあんしんしてはいけません。

もんだいは、なぜしゅりはんどくがほとけになれたのか、
なぜしゅりはんどくは、さいしゅうてきに、14もじをおぼえることができたのかということです。

ほっくひゆきょうによれば、しゃくそんが、しゃえこくにいたとき、すりはんどくがあらたな、しゃくそんのでしになりました。
しかしかれは、はんだんりょくがなく、りかいりょくがなく、あたまがわるく、のろまで・・・・とうとう、ぐどんなせいしつで、

たのあらかんが、さんねんにわたって、ひび「いちげ」をすりはんどくに、おしえたが、
ただのいちげも、あんしょうすることが、できなかったとといています。

そして、くにじゅうのひとびとに、すりはんどくのぐどんが、しれひろまったとあります。

ししょうであるしゃくそんは、このことをあわれんで、かれをまえによび、
なにをおしえても、どうおしえても、おぼえられないしゅりはんどくに、14もじだけをおしえました。

その14もじとは

「しゅくしゅうい、しんまくぼん(くちをまもり、こころをおさめ、しん、ひをおかすことなかれ)」
「にょぜぎょうじゃ、とくどせ (かくのごとくぎょうぜば、よをどすることを、える)」です。

つまり「しん・く・い」で、あくごうをつまないようにしなさい。
そして、いわれるままに、しゅぎょうしていけば、じょうぶつすることができますよとおしえたのです。

そのけっか、かれはししょうのいうとうり、すなおにじっせんして、
のちにとかれたほけきょう(500でしじゅきほん、だいはち)で、すりはんどくはじょうぶつし〝ふみょうにょらい〟の、きべつをうけています。

いっぽう、 だいばだったは、6まんぞうをあんしょうできるほどの、きおくりょくのもちぬしでした。

それは、ちえだいいちといわれた、しゃりほつとかたをならべるほどの、ずのうめいせきで、ゆうしゅうなでしだったのかもしれません。

しかもしゃくそんのいとこです。
まわりのでしたちからは、いちもくおかれてとうぜんの、そんざいだったでしょう。

もしかしたら、ししょうのしゃくそんよりも、だいばだったのほうが、うえなのではないかと、おもうでしもいたかもしれません。

しゃくそんが、せっぽうをすれば、そくざにりかいし、
それをそくざにじぶんのことばとして、かたれるだけのものをもっていたとおもいます。

しかしそれは、すなおにししょうのことばをしんじ、つたえるのではなく、ししょうであるはずの、しゃくそんでさえも、 じぶんのかざりに、りようしてしまう、ごうまんなこころと、ずのうと、けいさんがあったとしても、ふしぎではないでしょう。

  だいばだったにとって、そののうりょくが〝あだ〟となり、ぞうじょうまんにおちいって、ししょうにはんぎゃくし、
けっきょくは、いきながらにしてむげんじごくに、おちてしまったのです。

しゅりはんどくのようなでしは、いまのよではむしろまれです。もんだいなのは だいばだったです。

なぜ だいばだったは、ろくまんぞうをあんしょうできるほどの、ゆうしゅうなのうりょくをもちながら、
むげんじごくに、おちなければならなかったのでしょうか。

そのこたえは、しゃくそんがしゅりはんどくにおしえた、じゅうよんもじのなかに、あるのではないかとかんがえます。

ほうくひゆきょうには、しゃくそんから、じゅうよんもじをおしえられた、しゅりはんどくは
「ほとけのじおんをかんじてげをじゅしてくちにあがらせた」ととかれています。

しゅりはんどくはそのぐどんさゆえに、ししょうのことばをうたがわず、ひっしになってまもったとおもう。

「わるいことはしない「しん」。まちがったことはいわない「く」。がけんをもたない「い」」――。

ただそれだけが、ししょうのじおんにこたえることだとしんじてうたがわなかったのだとおもいます。

ししょうをしんじ、ししょうのだいじひにむくいんとするほうおんのいちねんが、
ぐどんのしゅりはんどくにしてやっと「いちげをくちにあがらせた(おぼえた)」のだとおもいます。

・・・・・・・・・・・・
すりはんどくと、だいばだったのそうたい 3

さらに ほっくひゆきょうには

「それをみたほとけは、つぎのようにつげて、ほうをときはじめめた『なんじはいま、としおいて、まさにいちげをえることができた。
いま、なんじのために、そのぎをかいせつするから、いっしんにきくように』と」のべ、

ほとけは〝みさん、くちよん、いさん〟のぜんあくぎょうをとき、そのおこりとしょうめつ、 さんがい、ごどうの、りんてん、しょうてんと、だじごくのりゆうをかたり、ねはんをえるみちをとききりました。

そのとき「しゅりはんどくの、こころがひらけて、あらかんのみちをえた」としるされています。

そのご、しゃくそんがしゅりはんどくを、ともって、こくおう(はしのく)のもとに、おとずれたとき、

おうがしゃくそんに「しゅりはんどくは、ほんしょうぐどんであるときいている。
それなのに、なにによっていちげをしり、みちをえることができたのか」としつもんしました。

しゃくそんはおうにこたえます。

「がくは、かならずおおくはひつようとしない。まなんだことを、じっこうするをじょうとなすのである」とおしえ、
さらに、げをといて「いちほっくをげするも、ぎょうぜばみちをうべし」と、といたとしるされています。

しゅりはんどくと だいばだった。

このたいきょくにあった、ふたりのことを、だいしょうにんは
「このことは、、ひとえにまつだいのいまのよのことを、あらわしているのである。けっして、たにんごととおもってはならない」

とでしたちに、けいこくをこめてうったえました。

  だいばだったにしても、さいしょは、みずからのさいちをじかくし、そのちにおぼれないように、ようじんしていたとおもうのです。
しかし、じぶんはししょうのいとこだという、うぬぼれから、みずからをかえりみることができなかったのでしょう。

このてんは、しゃくそんにしっせきされ、それいこう、かげのたたかいに、てっしぬいた、みつぎょうだいいちの「ラゴラ(しゃくそんのむすこ)」とたいしょうてきです。

そしてもうひとつ、 だいばだったには、どうしてもしゃくそんをゆるせない「おとこのしっと」ともいえる、できごとがありました。

だいしょうにんは

「ほとけは、じょうぼんおうのたいしであり、 だいばだったは、こくぼんおうのこである。
きょうだいのしそくであるから、ほとけにとってはいとこであったが、いまもむかしも、せいじんもぼんぷも、 ひとのなかをたがえるのは、にょにんのことからおこるのが、だいいちのあだとなるのである。

しゃかにょらいが、しったたいしのとき、 だいばだったもおなじたいしであった。
ヤシュだいじんにむすめがあり、ヤシュダラといった。
ぜんインドだいいちの、びじょでそのなは、しかいにきこえたてんにょである。

しったたいしと だいばだったは、ともにきさきにしようとしてあらそったので、、なかがわるくなったのである(つうげ)」
(ごしょ1040ぺーじ)と だいばだったのエピソードをしょうかいしています。

つまり、ヤシュダラはしゃくそんがたいしだったときのつまです。
そのできごとが、ヤシュダラへのよこれんぼだったとしても、 だいばだったには、どうしてもゆずれないこと、だったのだとおもいます。

ちなみに、かつてしゃくそんのつまであったヤシュダラは、のちにしゅっけししゃくそんのでしになりました。
そしてほけきょうかんじほんでじょうぶつのじゅきをうけ、にょにんじょうぶつのあかしとされています。

いずれにしても、 だいばだったは、じぶんのよくぼうにしはいされ、
がけんとまんしんから、はんぎゃくのかぎりをつくし、じごくへおちてしまったのです。

むさぼり、いかり、おろかのせいめいにしはいされ、どこまでもがけんを、ひだいかさせた だいばだったのすがたは、
げんだいにおいて、だれもがおちてしまう、わな、なのかもしれません。

しかし、ぞうじょうまんに、おちいっているひとは、けつしてじぶんがそうなっているとはおもいません。

おおくのどうしが、ちゅうこくしているにもかかわらず、われこそは、ほんもののでしだとして、そんだいにふるまい、
すりよってくるものだけを、だいじにしているような、ぶつでしがいたならば、
まちがいなくそのひとは、 だいばだったのけんぞくであるとかくしんします。

ぜったいに、じぶんがそうならないために、どんなにぐどんでもよい、じぶんに、じしんがもてなくてもよい、なげくひつようもない。

ししょうへの、ほうおんをちかう、でしならば、げんだいのすりはんどくとなって、ししょうのことばをしんじ、
ししょうのことばに、がけんをくわえず、すなおにしんじゅし、じっせんすればいいのです。

じょうぶつのみちは、ほとけをしんじ、たとえ、いっくでもそれをじっせんし、そのいっくをひとにかたっていくことが、じゅうようなのです。

なぜなら「ちからがあれば、いちもんいっくでもかたっていけ」とは、だいしょうにんのげんめいであるし、
「ぎょうがくは、しんじんよりおこる」1361ぺーじとは、だいしょうにんの、ししくだからです。

なにもむずかしくはありません。

ともあれ、すりはんどくは、しゃくそんをしんじてうたがわず、
しゃくそんの、ことばどおりにじっせんし、ついにほけきょうでほとけになることができました。

しゅりはんどくの、こじをとおして、だいしょうにんはでしたちに「しんこうのありかた」をおしえてくれているのだとおもいます。


さいごにいけだせんせいのしどうをしるしておわります。

 どんな、きべんや、すりかえにも、めをくもらされてはならない。じじつをせいかくにみることだ。
いかなるりゆうをつけようとも、むりょくなしょみんを、けんいでいじめ、くるしめることは、あくである。
いわんや、ぶっぽうをならうものとして、そうしたこういがあれば、そのにんげんは、キリストきょうのうちでも もっとも、しゅうあくなせいしょくしゃに、そっくりということになる。いわゆるげどうのなかのげどうである――

きぼうのあすへ、(へいせいさんねん、いちがつ、16にち )

  • [2]
  • 日興遺誡置文 にっこうゆいかいおきふみ

  • 投稿者:赤胴鈴之助
  • 投稿日:2016年 6月20日(月)10時42分32秒
 
にっこうゆいかいおきふみ
それおもんみれば、まっぽうぐつうのえにちは、ごくあくほうぼうのやみをてらし、くおんじゅりょうのみょうふうは、かやしじょうのごんもんをふきはらう、ああ、ぶっぽうにあうことまれにして、たとえを、どんげのはなしべにかり、たぐいをふぼくのあなにひせん、なお、もってたらざるものか、ここに、われら、しゅくえんじんこうなるによつて、さいわいにこのきょうにあいたてまつることをえ、したがつて、こうがくのために、じょうもくをひったんにそむること、ひとえに、こうせんるふのきんげんを、あおがんがためなり。

 さてよくかんがえてみると、まっぽうに、ぐつうされるたいようのごとき、ぶっぽうは、ごくあくの、ほうぼうのやみをてらし、くおんじゅりょうの、なむみょうほうれんげきょうという、たえなるかぜは、かやじょうのちかくにおいて、はじめてさとりをじょうじたという、ごんきょうをふきはらった。
この、ぶっぽうにめぐりあうことは、まれなことであり、うどんげのはなのさくことに、たとえられ、また、いちげんのかめが、ふぼくのあなにあうことに、たとえられる。
それでもたりないくらいである。
 ここにわれらは、しゅくえんが、ふかくあついことから、さいわいにも、このきょうにめぐりあうことができた。したがってこうだいのために、かじょうがきにして、ひとつひとつのこうもくを、かきのこしたのは、ひとえにこうせんるふせよとの、にちれんだいしょうにんの、おことばをあおぐためである。

 ひとつ、ふじのりゅうぎ、いささかもせんしの、ごぐつうにいせざること。
にっこうもんりゅうの、たてているきょうぎは、いささかもせんし、にちれんだいしょうにんにそういしていないこと。

 ひとつ、ごにんのりゅうぎ、いちいちにせんしのごぐつうに、いすること。
 ごにんのたてたきょうぎは、ひとつひとつせんし、にちれんだいしょうにんのごけどうに、そういしていること。

 ひとつ、ごしょ、れいずもぎしょにぎし、とうもんりゅうをきぼうせんもの、これあるべし、もし、かようのあくりょしゅつたいせば、しんごんすべからざること。

にちれんだいしょうにんのごしょを、いずれもぎしょであるとして、にっこうもんりゅうをひぼうするものがあるであろう。
もしそのようなあくりょがしゅつげんしたら、したしみちかづいてはならない。

 ひとつ、ぎしょをつくつてごしょとごうし、ほんしゃくいっちのしゅぎょうを、いたすものは、しししんちゅうのむしとこころうべきこと。

 ぎしょをつくって、ごしょとしょうし、ほんもん、しゃくもんは、いっちであると、しゅぎょうするものは、しししんちゅうの、むしであると、こころえるべきである。

 ひとつ、ほうぼうをかしゃくせずして、ゆげのけぎぞうだんのけぎ、ならびにげしょかどうを、このむべからざること。

ほうぼうをせめることもなく、あそびたわむれ、ざつだんとうのふるまいに、あけくれたり、げどうのしょもつや、かどうをこのんではいけない。

 ひとつ、だんなのしゃさん、ものもうでをきんずべし、いかにいわんや、そのうつわにして、いっけんとしょうして、ほうぼうをいたせる、あっきらんにゅうのじしゃに、もうずべけんや、かえすがえすも、くちおしきしだいなり、これまったく、こぎにあらず、きょうもん、ごしょうとうにまかす、うんぬん。

しんとのじんじゃ、ぶっかくへの、さんけいをきんずるべきである。
まして、そうりょでありながら、いっけんとしょうして、ほうぼうをおかし、あっきが、らんにゅうしている、てらやじんじゃにいって、よいはずがない。そのようなそうりょがいることは、かえすがえすも、ざんねんなことである。

にっこうゆいかいおきぶみ だいにしょう もんかに、ぎょうがくにどうへの、しょうじんをうながす
ひとつ、きようのでしにおいては、ししょうのしょじをゆるしさしおき、ごしょういかの、しょしょうぎょうを、きょうがくすべきこと。

 さいのうのあるでしにおいては、ししょうにつかえるための、もろもろのようじをしなくてもよいようにし、ごしょをはじめとして、ぶっぽうの、さまざまなおしえを、まなばせるべきである。

 ひとつ、がくもんみれんにして、みょうもんみょうりの、たいしゅうは、よがまつりゅうにかなうべからざること。

ぶっぽうのがくもんが、まだかんせいしていないのに、みょうもんやみょうりをかんがえる、そうりょは、にっこうしょうにんのでしではない。

 ひとつ、よが、こうだいの、としゅうとう、ごんじつを、わきまえざるあいだは、ふぼししょうの、おんをふりすて、しゅつりしょうどうの、ために、ほんじにもうで、がくもんすべきこと。

にっこうしょうにんの、こうだいのでしたちは、ぶっぽうの、ごんきょうとじっきょうのしょうれつを、しらないあいだは、ふぼや、ししょうのおんをふりすてて、しょうじのくるしみからいでて、ぶっぽうをするためにがくもんをすべきである。

 ひとつ、ぎどうのらっこなくして、てんだいのがくもんすべからざること。
 だいしょうにんのしょうほうを、えとくせずして、てんだいのほうもんを、まなんではならない。

 ひとつ、とうもんりゅうにおいては、ごしょをしんかんにそめ、ごくりをしでんして、もしひまあらば、だいけをきくべきこと。

 にっこうもんりゅうにおいては、ごしょをかんじんにそめ、ごくりを、しからうけつたえて、そのうえで、もし、いとまがあるならば、てんだいのほうもんをまなぶべきである。

 ひとつ、ろんぎこうせつとうをこのみ、じよをまじゆべからざること。
 ぶっぽうについてのろんぎや、しょうほうのこうぎ、せっぽうをこのむべきであり、それいがいのものは、つつしまなければならない。

 ひとつ、いまだこうせんるふせざるあいだは、しんみょうをすて、ずいりきぐつうをいたすべきこと。

 こうせんるふが、じょうじゅしないあいだは、しんみょうをすてて、おのおののちからにしたがって、みょうほうぐつうにはげむべきである。

にっこうゆいかいおきぶみ だいさんしょう ぶっぽうごじのこんぽんせいしんをしめす

 ひとつ、しんきょうほうじゅうのぎょうじゃにおいては、げれつのほっしなりといえども、とうにょきょうぶつのどうりにまかせて、しんぎょうをいたすべきこと。

 わがみはかるく、ほうはおもしとして、ぶっぽうじっせんにはげんでいるものにたいしては、たとえ、げれつのほうしであっても「まさに、ほとけをうやまうごとく、すべきである」とのどうりにのっとつて、そのひとをしんじうやまうべきである。

 ひとつ、ぐつうのほうしにおいては、げはいなりといえども、ろうそうのおもいをなすべきこと。

 みょうほうをひろめるほうしは、たとえみぶんのひくいものであっても、しゅぎょうをつんだろうそうのごとくおもってうやまうべきである。

 ひとつ、げれつのものなりといえども、われよりちすぐれたるものをば、あおいでししょうとすべきこと。
 たとえくらいのひくいものであっても、じぶんよりちえがすぐれているひとを、ししょうとあおいで、ぶっぽうをまなぶべきである。

 ひとつ、ときのかんじゅなりといえども、ぶっぽうにそういして、こぎをかまえば、これをもちうべからざること。
 たとえ、ときのかんじゅであっても、ぶっぽうのせいぎにそむいて、かってなじせつをたてたばあいには、これをもちいてはならない。

 ひとつ、しゅうぎなりといえども、ぶっぽうにそういあらば、かんじゅこれをくだくべきこと。

 たとえしゅうないの、たすうでぎけつしたことであっても、だいしょうにんのぶっぽうと、そういがあるならば、かんじゅはこれを、うちくだくべきである。

にっこうゆいかいおきぶみ だいよんしょう にっこうもんりゅうのけぎをしめす

 ひとつ、ころものすみ・くろくすべからざること。

 ころものいろをくろくしてはならない。

 ひとつ、じきとつをちゃくすべからざること。

 じきとつをきてはならない。

 ひとつ、ほうぼうとどうざすべからず、よどうざいをおそるべきこと。
 ほうぼうとどうざしてはならない。

 ひとつ、ほうぼうのくようをしょうくべからざること。

 ほうぼうのものから、くようをうけてはならない。

 ひとつ、とうじょうとうにおいては、ぶっぽうしゅごのためにこれをゆるす。
   ただししゅっしのじせつは、たいすべからざるか、もし、それたいしゅうとうにおいては、これをゆるすべきかのこと。

 かたなやつえとうのぶきをもつことは、ぶっぽうをまもるためであればゆるされる。
 ただし、ぶつぜんにでるときには、みにおびるべきではない。ただし、そのときでも、いっぱんのしゅうそうとうのばあいは、じえいのためゆるしてもよいのではないか。

 ひとつ、じゃくはいたりといえども、こういのだんなより、まつざにいるべからざること。

 たとえわかいそうりょであっても、くらいのたかいだんなより、したにいてはならない。

 ひとつ、せんしのごとく、よがけぎもせいそうなるべし、ただし、ときのかんじゅあるいは、しゅうがくのじんにおいては たとい、いったんヨウはんありといえども、しゅうとにさしおくべきこと。

せんし、にちれんだいしょうにんのように、にっこうもんかのふるまいも、せいそうであるべきである。ただししょうらいにおいて、ときのかんじゅ、あるいはしゅうがくちゅうのそうなどが、いちじてきに、にょほんをしたとしても、はもんせずに、びょうどうにして、とどめおくべきである。

 ひとつ、ぎょうおなんもんどうのぎょうじゃにおいては、せんしのごとくしょうがんすべきこと。
 なんもんどうに、たくみなぶつどうしゅぎょうしゃにたいしては、せんし、だいしょうにんがなされたように、ほめたたえるべきである。

にっこうゆいかいおきぶみ だいごしょう かじょうをゆいかいす
 みぎのじょうもくたいりゃくかくのごとし、まんねんくごのためにかじょうをおくこうだいのがくりょあえてぎわくをしょうずることなかれ、このうちいちかじょうにおいても、おかすものは、にっこうがまつりゅうにあるべからず、よつて、さだむむるところのじょうじょうくだんのごとし。
 げんこうさんねんきゆうしょうがつじゅうさんにち                 にっ こう はん

 みぎのこうもくは、たいりゃくいじょうのようであるが、みらいえいごうにわたり、いっさいしゅじょうをまもるために、かじょうをさだめおくのである。
 こうだいのそうりょはあえてぎわくをしょうずることがあってはならない。このうちいちヵじょうでもおかすものは、にっこうがもんりゅうではない。よってさだめるところのじょうもくはいじょうのとおりである。
       げんこうさんねんきゆうしょうがつじゅうさんにち                にっ こう はん






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