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郵便不正事件
民主議員の関係者名乗り圧力
障がい者団体向けの割引郵便制度を悪用した不正事件は、厚生労働省係
長が逮捕され広がりを見せる中、政治家のかかわりも指摘されている。
事件の中心人物の一人が、自称・障がい者団体「白山会」代表のA氏で、
4月16日に逮捕、5月6日に起訴された。27日付朝日新聞によ
れば、A氏は大阪地検特捜部の調べに対して、白山会の前身の団体である
「凛の会」の認可申請の際、民主党の石井一副代表の事務所関係者を名乗
ったと供述している。
割引制度を利用するには障がい者団体の証明書がいる。A氏は2004
年春、厚労省幹部と面会。活動実態のない「凛の会」の証明書の発行を求め
た。そのときA氏は石井事務所関係者であることを告げたという。
加えて、同じく逮捕された「凛の会」元幹部は、逮捕前の朝日新聞の取材
に、A氏について「石井議員の元秘書だったので、役所とのやりとりに
も強いと思った」と証言。特捜部は、こうした依頼が不正な証明書の発行に
つながった可能性もあるとみて調べていると報じた。
実はA氏と石井氏の2人の名前は、マルチ業界団体と民主党との癒着問
題でもセットで報じられた(「週刊文春」4月30日号)。同誌によれば、
A氏こそマルチ業界団体と石井氏の橋渡しをした人物だった。A氏の仲介
後、石井氏は、2003年9月に設立されたマルチ業界支援の議員連盟で
名誉会長に就任。業界と政界を結びつけたと見られている。
A氏が石井氏とマルチ業界を仲介した時期と、証明書の不正取得で石井
事務所関係者を名乗った時期は1年半程度しか離れておらず、今
回の不正事件で「知らないところで名前が使われ、非常に迷惑」(27日
付 朝日新聞)との石井氏側の説明だけでは説得力を欠いていよう。十分
な説明が求められている。
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