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(発行=09.05.22)
「水と乾パン持参で登山せよ」と
大石寺での真夏の大結集は「決死の覚悟」で
仮眠場所もなく駐車場での休憩で熱射病に
大石寺で七月の炎天下に開催する七万五千人大結集総会について「大白法」
五月十六日付に、その概要を掲載し、宗門は参加者に「持ち物リスト」を配布
した。それらを見ると、参加者は決死の覚悟が必要になる。
まず、今月十日の京都・平安寺の御講で高野法雄は「大結集総会は、もう目
前に迫っています。だが、決して楽な登山ではありません」「腹を決めて参加
するように」と厳命。また、運営の副主任になったT氏に辞令を渡しながら
「これからは子供や奥さんには構わないで任務に頑張ってください」と申し渡
していた。
そのあと、高野は本山に仮眠場所もなく、バスの中でも休憩はできない旨、
次のような説明をしていた。
「六万登山の時はバスの中でクーラーをつけて休憩できたが、今回はバスが
止まったらクーラーも止めなければならないから休憩もできません。仮眠場所
もない。駐車場にテントを張るなど対策を練っていますが、寝具を敷く場所は
ない」
桜を伐採して乱造した駐車場(本紙九七一号など参照)が休憩所とは熱射病にな
る人が続出するだろう。死に物狂いの大結集になる。
虫除けスプレー、日焼
け止め、絆創膏、薬も
宗門が配布した「持ち物リスト」を見て「これじゃ、まるで昔の歩兵のよう
だ」と苦笑する人もいる。荷物を入れるバッグの大きさも決められて、四十五
センチ×三十五センチ以内。大き目のバッグは厳禁で、リュックサック(背負
袋)が良い、としている。その背負袋に入れて持参する物としては食料と水の
ほか、虫除けスプレー、日焼け止め、絆創膏、服用中の薬、雨具等とされてい
る。
それも富士宮市内の道路が混雑するから水(ペットボトル)も食べ物も大石
寺周辺では買わずに出発時に用意せよ、とのことである。
食料は少なくとも二食分の用意が必要だが、季節柄、傷みやすいので日持ち
の良い乾パン等を勧めている。
戦時中じゃあるまいし、今は自衛隊でも乾パンを余り食べないそうだ。
坊主は、ご馳走を食べて、冷房の効いた部屋で休む。片や、信徒は水と乾パ
ンで仮眠もできず、休憩もできないとは差別も甚だしい。
雨具も「総本山の傘は足らない。各自で持参」となっている。この雨具につ
いて、本山の関係者が「前は『雨日顕』と言われて雨が降ることが多かったが、
日如さんだから多分、降らないと思う」と説明、雨天の場合の対応策は何もな
い。こんな予感が大結集総会の運営準備の基準になるとは、無責任で能天気な
ものだ。
一方、大石寺では七万五千人の受け入れ準備として、大書院の濡れ縁の水洗
いとワックス掛け、三門周辺の石畳のメジの修理を行なっているそうだ。
まさか、登山者を大書院の濡れ縁や石畳で休憩させるつもりではあるまい。
こんな場所の掃除、修理より優先すべきは登山者の仮眠場所、休憩所、待機場
所などを準備することである。
いずれにしても、法華講に登山せよ、と命令するだけで、その安全や健康の
ことなどは何一つ考えていない。体調を崩して倒れたり、死にたくなかったら、
大石寺へ登山しないに限る。
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