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(発行=09.05.14)
「能化が死ぬと法主も死ぬ」
宗内に不吉な予感 関心事は葬儀より人事
「妙光寺住職に阿部信彰」の噂に早くも非難
日顕宗内では能化の相次ぐ死について「不吉な予感」だと受け止めている者
もいる。以前から宗内では「能化が死ぬと相前後して法主も死ぬ」というジン
クスがあるからだ。例えば、昭和三十四年、管長代務者を勤めたことのある品
川・妙光寺の中島日彰(僧正)と第六十五世・堀米日淳法主は殆ど同時期の他
界だった。
また、第六十六世・細井日達法主の死去は漆畑日広(昭和五十四年七月に追
叙 僧正)の直後であった。
昨年は日顕の相承詐称の片棒を担いだ平安寺の椎名日澄が死に、今月は大村日
統と尾林日至が立て続けに死亡した。
そこで、宗内には「いよいよ次は御隠尊が……」という予感が広がっている
のである。
同年代の人の葬儀は相当にショックなのが人情だが、まして、日顕にしてみ
れば自分よりも十歳以上も年下の者の死から受けるダメージは大きいに違いな
い。
それはともかく、大村日統の通夜が十三日夜、早瀬日如の導師で行われたが、
参列者の関心事は、大村に続いて尾林の死による住職の後任人事であった。
最も注目されるのが妙光寺住職の後任である。ここは常在寺、常泉寺と並ん
で「能化寺」とも言われ、日顕宗の中では格式も高い。
やがて法主になるかもしれない坊主の出身寺としては申し分ない。そんな理
由から日如は、この寺に本命の土居崎慈成を外して阿部信彰を入れることで日
顕を黙らせ、あとは思い通りの人事を断行するのではないだろうか、との噂も
ある。
それにしても、末寺の平坊主にケガを負わせた信彰は、本来ならば庶務部長を
クビになるべきなのだが、僅か「停職十日間」の処分を受けたと自己申告した
だけで、何の咎(とが)めも受けないばかりか、一等寺院の妙光寺に入るので
はないか、との噂に早くも非難の声が聞かれ、この人事は難航が予想される。
次に関心が高いのが宝浄寺である。宗務院の五部長の一人である秋元広学と
いう案が濃厚と見られている。一部には大村の女房の弟・田島寛応ではないか、
という声もあるが、否定的な見方が強い。梅屋誠岳の線は立ち消えたようだ。
宣徳寺は小川只道か?
興味深いのは宣徳寺で、本山から小川只道が異動になるとの噂が高まってき
た。
日如は小川を本山から追い出したいというのが本心である。理事としては古
株の小川がいなくなれば、佐藤慈暢も主任理事としての仕事がやりやすくなる。
しかも、小川のあとの理境坊に佐藤を入れ、その後の百貫坊には宮野審道を
入れて脇を固めるのが日如の腹づもりと言われている。
この宣徳寺に小川を入れる案に日顕も同意している向きもある。宣徳寺は日
顕が私物化している等々力の豪邸にも近いし、いつ倒れても不思議ではない日
顕に万一のことがあっても、日顕の提灯持ちの小川が直ぐに駆けつけられるか
らだ。
日如は、宗内の注目を妙光寺、宝浄寺、宣徳寺の後任人事に集めておいて、妙
国寺には長男の道寧を入れたいのが狙いである。
こんな日如の思惑通りに人事が運ぶかどうか、日如の手腕に注目したい。
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